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【 原子力発電に立ち向かう母たちの戦い 】〈後編〉

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所要時間 約 7分

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「危険な原子力発電の存続を望まない、普通の人々の決意を象徴」

国際報道サービス(IPS)2011年12月22日


長い間経済的繁栄と勤勉さに価値を見出し、出世と成功に重きを置く日本社会にあって、未だ成熟が見られない社会運動の分野で、このたびの女性たちの戦いは記念碑的な意味を持つ、と専門家は分析しています。

「進行中の抗議活動は、危険な原子力発電の存続を望まない普通の人々の決意を象徴しています。我々一般市民はもはや政府を信頼していないという、大きなメッセージもこめられています」と、松戸市で市民ネットワーク運動の責任者を務める小林たかのぶさんはこう語りました。

放射能漏れによって、地元住民の健康に著しい危険をもたらした福島第一原発のメルトダウンが、すぐには市民に知らされなかったという事実から人々の疑念は生じました。

福島第一原発の安全性を主張する東京電力と日本政府に対し、インターネット・サイトで 人々から突きつけられた不信のコメントは、何十万という数を記録しました。

国はすでに大規模な原子力発電推進計画に乗りだしており、国民の支持を獲得するための取り組みを数十年にわたって続けてきましたが、福島第一原発の事故が原子力発電の安全神話を台無しにしてしまいました。
国民の怒りに直面し、政府と東京電力は事故処理の誤りを認め、大幅な見直しを約束することになりました。

中央大学の社会学者、中沢英雄教授は現在行われている抗議行動は、原子力発電の実施と同時に、政府に対する憤りを象徴している、と分析します。
「抗議活動は日本の原子力問題を市民運動の最前線に押しやり、都市の中にも浸透していきました。」
中沢教授がIPSに語りました。
今回の反原発運動には政党色が希薄であり、この点、強い左翼傾向があった以前の反核運動と対照的である、と教授が付け加えました。

女性が指揮する市民運動も前例がありません。
母親たちがこの抗議活動を引っ張ってきましたが、子供たちを放射の危険性にさらすのを防ぐための運動に共感と支持を獲得するため、女性たちの多くがこのような活動を初めて体験することになりました。
中沢教授はさらにこのように説明しました。
「日本の市民運動は社会の中で冷たくあしらわれ、そのためほとんどだめになりかかっていましたが、今やこうした限界は取り払われました。」

日本の主要な女性政治家の1人であり、反原発抗議活動にも積極的に参加している国会議員の福島瑞穂は、原子力に対する抗議は鎮静化しそうにも無い、とIPSに話しました。
「原発廃止を実現できる可能性は、非常に大きくなっています。」
2003年以来、社民党の党首を務める福島氏はこう語りました。

http://ipsnews.net/news.asp?idnews=106282

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【 子供たちの心に、伝えるべきこと 】

アメリカNBCニュー ス[メイキング・ア・ディフエレンス]12月7日

ブライアンウィリアムズ:
今夜の[メイキング・ア・ディフエレンス]は青年たちのグループが、かつて生まれ育った街に戻り、ちょっと想像がつかない方法で、その街の子供たちの心のケアを行っている様子をご紹介します。
ボルティモアからNBCのレヒーマ・エリスがお伝えします。

レポーター(レヒーマ・エリス):彼らが初めに依頼されたのはサッカーのコーチでした。でもアリとアートマンのスミスの兄弟と一緒に訪れたアンデイ・ゴンザレスには、別のアイディアがあったのです。

アリ・スミス(ホリスティック・ライフ財団共同創設者)「さあ、思いっきり息を吐いて。」

レポーター : ...ヨガは『心の平安』という事について知識を持たないボルティモアの子供たちに、特別な体験をさせてくれます。

アリ・スミス「私はこの地区ではたった1週間で4度の発砲事件が起きたこともある、と記憶しています。」
レポーター : 発砲事件が起きたのはスミス兄弟が育った地区のすぐそば、その後で兄弟はヨガを父親から教わりました。

アリ・スミス(ホリスティック・ライフ財団共同創設者)「私たちはこの地区を捨てて出て行ったわけではないのです。私たちは大学に進学するため、この地区を一時的に離れただけなのです。だからこの場所に戻ってきたとき、私たちはその必要性を感じたのです。ご覧になった通りです。」

レポーター : 9年前、彼らは非営利組織のホリスティックライフ財団を設立、無料のヨガ教室を開催、子供たちに参加を呼びかけました。

アリ・スミス「この地区の子供たちは日常の行動、怒りコントロールすること、そして感情の面で、様々な問題を抱えていました。」

レポーター : 教室は15人から始まりました。現在では教室に通う子供たちの数は1,000人を超えました。

アートマン「1フィートは何インチかな?」
レポーター : ヨガ・マットを離れても、彼らは家庭教師であり、個人教授です。
彼らは一度可能性を失ってしまった子供たちを、立ち直らせようとこの場所での指導を行っています。
彼らはヨガのトレーニングが、ボルティモアのような都市部の子供たちに、特に内面にどのような影響を与えるか、必ずしも豊富な経験を持っているわけではありません。
しかしこうした鍛錬が子供たちのストレス解消に役立っていることが、早くも証明されているのです。

ジャネイサ・ブラウン(9歳)「だれかとケンカになりそうになると、そのときは… そのとき私は大きく深呼吸するの。そうすると気持ちがすーっと落ち着くのよ。」
レポーター : ボ ランティアの一人、ダリウス・ダグラスは10年前にここでヨガを始めるまでは、毎日喧嘩ばかりしていたと言います。
ダリウス・ダグラス「もし僕がアリとアートマン、そしてアンデイと知り合うことができなかったら、未だに路上で誰かに喧嘩をふっかけているような、恥ずかしい人間になっていただろうね。」、

アリ・スミス「この子たちが成長して、おさまるべきところにちゃんとおさまっていることを見ることができれば、その時はきっと自分たちも役に立ったんだ、そう思えることでしょう。」

レポーター : 体をほぐし、そして一番大切なことを伝える若者たち…

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【 原子力発電に立ち向かう母たちの戦い 】〈前編〉

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「このたびの女性たちの戦いは記念碑的な意味を持つ」

国際報道サービス(IPS)2011年12月22日

かつて一度原子力発電への反対の声を無視した日本の原子力産業界ですが、3月11日に襲った巨大地震と巨大津波によって破壊された、福島第一原発からの放射能汚染の実態を明らかにしようとしない政府や自治体に対する怒りを燃え上がらせる母親たちによって、その存在が脅かされています。
「さまざまな草の根運動を行うグループから集まった母親たちは、2012年以降日本のすべての原子力発電所の操業を止めさせるために、ともに最前線に立ち、戦いを行っています。」
再生可能エネルギーの普及活動を進める非-政府組織(NGO)『緑の活動』の代表を務めるアイリーン・ミヨコ・スミスさんがIPSに語りました。

100人以上の反原発デモ参加者は、そのほとんどが女性ですが、今週原子力安全保安院の担当者に会い、事故調査の透明性を保つこと、そして国内すべての原子力発電所の永久停止の要求書を手渡しました。
現在、福島事故が日本の原子力業界の重大な安全管理違反を暴露した後、日本の56基の原子炉のうち6基が停止しており、再稼働のためストレステストを受けることになっています。
福島第一原発の周囲で暮らしていた100,000人以上の人々が、今自宅に戻れずにいます。
今や放射能が原発周辺の農地を中心に、コメや野菜の汚染が拡大していることが明らかとなり、スーパーマーケットの棚に並ぶ乳児用食品までもが汚染されていることがわかりました。

日本政府は昨週、破壊された福島第一原発が冷温停止状態に到達したと発表しました。
「恐ろしい事故をコントロールための最初の段階は、成し遂げられました。引き続き政府は30年から40年をかけて再び福島を安全な場所に戻すための明確なロードマップを作成します。」
と、細野豪志原子力問題担当大臣は語りました。
細野大臣は報道機関に対し、現在福島第一原発では放射能漏れにつながる核反応は起きていない、と説明しました。

電力会社と政府機関は、安全規則を厳格に運用し、透明性を保つ公約をしました。
スミスさんは、この最新の発表を彼らが原発再稼働を目論んでいるという警告ととらえています。
「原子力発電は安全であるという既成概念を作ろうと必死の政府と電力業界に対し、原子力発電所を再開できないようにするため、私たちは活動をさらに進化させていきます。」と、スミスさんが話しました。

実際に女性のグループは、経済産業省前での新しい座り込みキャンペーンに備え、寒い冬の到来をものともせず、 先週からテントの設置を始めました。
女性たちは、日本で伝統的に女性の妊娠期間とされている『十月十日(とつきとうか)』の間、彼女たちの抗議行動を続けると誓いました。
「わたしたちの抗議行動は、日本の社会の再生を成し遂げることが目的なのです。」
こう語るのは福島からやって来た参加者で、祖母でもある篠ちえこさんです。
「国民の命を守るより、経済成長の方を優先するこの国の為政者の在り方を、変えて行く必要があります。」

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冬の訪れも本格化し、寒さに縮み上がる日も増えてきました。
そんな中、記事にあるように女性たちがくじけずに戦いを続けています。
それにしてもこの女性たちに対する、日本のマスコミの徹底した無視は何なのでしょうか?!

女性たちにも生活があり、家族があり、そして仕事もあるかもしれません。
女性たちはそうしたものをすべて犠牲にして、寒空の下、なぜ経産省前で抗議行動を続けなければならないのでしょう?
その思いを丹念に取材し、国民に伝えるメディアは無いのでしょうか。

赤絨毯の上、黒塗りの車で送り迎えされながら、被災地で凍える人々の苦しみなどどこへやら、愚劣などうでも良い確執を繰り返す永田町。
そしてその周りに群れて、マイクをぶら下げ、言われたままを記事にする大手マスコミ。

せめて私から女性たちに、[サモトラケのニケ]をその象徴として捧げます。

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【 退役後も支え合う兵士たち 】

[この世界をかえていく![ メイキング・ア・ディフェレンス ]アメリカNBCニュース 11月11日

オバマ大統領は兵士の墓に花輪をささげた後、すべてのアメリカ人に向かって彼らの雇用に努めるよう訴えました。

今夜の[メイキング・ア・ディフエレンス]は退役した兵士たちが、国に戻って別の道を歩む際に、新たな援助を 提供する内容です。
皆さんは「バイ・アメリカン(アメリカ製品を購入しよう)」という言葉はお聞きになったことがあると思います が、今日は「バイ・ヴェテラン(退役した兵士がかかわるビジネスを利用しよう)」という取り組みについて、NBCのミゲル・アルマゲールがお伝えします。

「やあ、シャロンさん!」
リポーター: ジム・ワスコは軍隊当時と同じ熱心さそのままに、カニ料理の店を経営しています。
「おいでいただいて、光栄です。」
リポーター:ワスコの家族は海軍勤務経験がありますが、彼は現在他の職業についている家族が、家業をついてくれることを望んでいます。
ジム・ワスコ「部隊勤務は、規律、働くことの意義、そして自己管理の仕方を教え込んでくれます。それは、一般社会で働くことになっても、非常に役に立ちます。」
リポーター:ワスコのカニ料理の店は、年商300万ドルを達成する退役兵士経営企業の一つです。
ほとんどの人は食事をするためここを訪れますが、この店のドアに掲げられた小さな表示を目的に訪れる人々もいます。

「ビジネスを軌道にのせなければならない、もう一つの理由がここにあります。」

リポーター:ワスコはバイ・ヴェテラン.comのメンバーです。この組織は2人の退役兵士によって、部隊勤務経験を生かした会社作りを目的に設立されました。

バイ・ヴェテラン.comのサイトを見てみると、郵便番号を入力すればその地方の退役兵士企業のオーナーが表示されるようになっています。

リポーター:むしろ多くのアメリカ人は、退役兵士の企業を利用することに積極的なようです。市場調査によると、3分の2の人々が退役した兵士が経営する店や企業から、物やサービスを購入したい、と考えているようです。
大企業も利用を検討しています。
156業種1,000社が退役軍人の企業を仕入れ先に組み込む事か、取引する事を重視しています。
そうするのは、彼ら自身の最終利益に貢献するからなのです。

フランチャイズ・チェーンのオーナーでイラク戦線を退役したドン・ジョンストンの場合は…
「一度店の前を通り過ぎた人でも、この小さな表示が目に入ると戻ってくるんです、たとえその時サンドイッチを食べたい訳ではなくとも。みんな退役した兵士を応援したいんです。」

リポーター: クリス・カレンゴッシの場合は、より小さなビジネスであるコンサルティング会社をまず立ち上げました。
「バイ・ヴェテラン(退役した兵士がかかわるビジネスを利用しよう)」の取り組みは成果をあげ始めています。

「こうした結果は私たち退役した兵士にとって、大切な事なのです。私がどんな形であれ、それを支えることができるならば、私はそうします。」
リポーター:国のために尽くして来た誇り高き兵士たちが、今度は彼ら自身のコミュニティに貢献しています。

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【 いちばんむずかしい願いをかなえてくれたサンタクロース 】

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アメリカCBSニュー ス 12月23日

往々にしてこの世で最高のプレゼントには値札などついていませんし、動かすのに電池も必要ではありません。
CBSの特派員ステイーヴ・ハートマンは、出張先でまさにその通りの出来事を体験したようです。

サンタクロースがノース・キャロライナ州ラレイのそばにある、ター・リバー小学校を訪れたとき、彼は2年生の子供たち全員があらかじめサンタ宛の手紙で伝えていた、その通りのおもちゃをたずさえてやって来ました。
でも彼が持参したものは、それだけではなかったのです。

「みんな、頼んだ通りのものを受け取ったかい?」
サンタが子供たちに尋ねました。

「ありがとう!」と、子供たちが答えました。
確かに子供たち全員が望んだ通りのプレゼントを受け取りました。
たったひとり、ベサニー・アーノルドを除いて……
彼女が望んだのは、おもちゃではありませんでした。

サンタ宛の手紙に、ベサニーはこう書きました。
「サンタさん、私のおとうさんはイラクにいます。クリスマスになったらおとうさんを家に連れてきてもらえますか?」

「君はずいぶんと難しいお願いをした、ってわかっているかい?」
ハートマンは、ベサニーに尋ねました。
「わかってる。」と、彼女が答えました。
「一晩のうちに地球を半分回って来る、なんてできないことは知っているの…で もほかに欲しい物なんて、何もないから。」

ベサニーのおとうさん、ウィンダル・アーノルドが契約した仕事はイラクにありました。
彼はイラクで緊急に必要とされる、電気関連のインフラの整備に取り組んできました。
「私もお父さんがそこにいて、たくさんの人を助けなければならないことはわかってるわ。でも、やっぱりお父さんがいないのは、ものすごくさびしいの……」
ベサニーが言いました。

この2年間、ベサニーが父親と一緒に過ごすことができた時間は、2週間にも満たないものでした。
ベサニーと父親が最近、ドイツで一緒に休暇を過ごしたとき、2人はハート形のキーホルダーを交換しました。
父親はベサニーのキーホルダーを、ベサニーはお父さんのキーホルダーを身に着けることにしたのです。
「私はベサニーにこう言いました、『次に会った時、このキーホルダーを返してあげるからね。』と。」
ウィンダル・アーノルドが語りました。

残念なことにクリスマスを一緒に過ごしたいという親子の願いは、いつも合衆国政府の都合が優先されたため、かなえられることはありませんでした。
そこで今年はベサニーはもっと偉い人、そう、サンタクロースにお願いすることにしたのです。

彼女は学校でも、サンタクロース宛の手紙にこう書きました。
「サンタクロース様、クリスマスの日に、私はおとうさんに帰って来て欲しいのです」

さあ、そしてこれがベサニーの願いがかない始めた瞬間の映像です。

サンタはハート型のキーホルダーを取り出し、ベサニーに手渡しました。
そして、私たちにクリスマスの本当の意味を教えてくれたのです。

「おとうさん!」

やって来たサンタクロースが大好きなおとうさん、ウィンダル・アーノルドであることがわかると、ベサニーはサンタに抱きつきました。
受け取ったものがおもちゃであったなら、ベサニーもこれほど喜ぶことはできなかったでしょう。

「ほんとうに他に欲しいものは無いのかい?」
ウィンダルは、ベサニーに尋ねました。
「お父さんといっしょだから、もう充分にしあわせよ!」
彼女が答えました。

この大きな喜びを包むのに、サンタが持参した袋はちょっと小さすぎたかもしれません。

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この原稿を訳していた時、私は休日出勤した自分の席にいたのですが、3行訳すごとに目薬をささなければなりませんでした。
「ずいぶんと目がお疲れなんですね?」
という問いに
「ええ、まあ」
と答えながら、今度は鼻をかむ……
クリスマスイヴに、職場でパソコンをいじりながら涙を流している五十男。
これほどクリスマスに似つかわしくない光景も無いでしょう。

でもお読みいただいたみなさん、これほどクリスマスにふさわしいお話もない、そうお思いになりませんか?

みなさんにも、メリー・クリスマス!

【 ほんとうに現れたクリスマスの天使 】

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アメリカABCニュー ス 12月15日

このニュースをお読みいただく前に、『レイアウェイ』というアメリカ独自の買い物システムについてご理解いただく必要があります。
「すぐには現金を用意できないが、欲しい商品がある」という顧客のために、手付金を支払言えば、残金を支払うまで一定期間商品の取り置きに応じる制度。商品予約購入法とも言います。
アメリカは月給制ではなく週給制のため、労働者などはとりあえず頭金を支払い、残金の清算は翌週の給料を受け取った後で、とする場合があります。
短いお話ですが、長ければ良いというものでもありませんね。

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たくさんの幸運なKマートの顧客が、13日の火曜日に「天使」の魔法の恵みを受けました。
ABC系列会社ステーションWRTV-テレビ6によれば、匿名の女性がインディアナポリスにあるスーパーKマートに魔法の旅を行い、目にとまったたくさんの顧客の取り置き商品の残金をすべて清算していきました。

Kマートの事務所の面々は、すぐには返事ができない程驚きました。
未亡人の中年女性の「レイアウェイの天使」は、ワシントン州西部にあるスーパーKマートに、人々に幸せなクリスマス休暇をプレゼントするためにやってきたのです。
「彼女はお金はある、と言いました。そして、人々のクリスマスを素敵なものにしたいのだ、と話したのです。彼女は本当に天から舞い降りてきた天使のような女性でした。」
店長のエドナ・ディップはABCニュー ス系列のWRTV-テレビ6に話しました。

ひょっとしたら彼女は映画から抜け出してきて、34番街に現れ、この世で奇跡が起きることを教えてくれたのかもしれません。

WRTV-テレビ6によれば彼女は買い物客のリストをチェックすると、中には残金が800ドル(64,000円)も残っているような買い物も含め、残金をすべて支払っていきました。

アンジー・トレスと彼女の幼い娘は、レイアウェイのカウンターで驚くことになりました。
「私は最低限支払わなければならない金額を清算するつもりで、クレジットカードを取り出しました。すると彼女がこう言ったのです。『その支払いはちょっと待ってくださる?あなたへの贈り物として私が支払いますから。』と。そして全額を支払ってくれたのです。」
トレスさんはWRTV-テレビ6に話しました。

彼女の気前の良い恵みを受けたのは、レイアウェイを申し込んだ客だけではありませんでした。
レイアウェイのカウンターで精算を済ませると、彼女は店内を歩き回り、買い物客たちのために50ドルずつの寄付をして回ったのです。中には400ドル以上するおもちゃもありました。

名前を尋ねられると、彼女は亡くなった夫の名前を告げました。

3時間ほど店内にいて、数万ドル(数百万円)に上る支払いを済ませ、彼女は店を後にしました。

「はっきりしていることは…」
店長のディップさんが言いました。

「昨日まちがいなくこの場所に、天使が降り立ったという事です。」

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[冷温停止、ドイツ国際放送はどう伝えたか?]

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「冷温停止、そして廃炉などという言葉は、現在予想される福島第一原発の状況を表現するための言葉ではない」
【 福島は冷温停止状態に到達 : 日本の首相が宣言 】

ドイチェ・べレ(ドイツ国際放送)12月16日

チェルノブイリ以来最悪となった福島第一原発の事故発生から8カ月余り、日本の野田首相は事故対策委員会の席上、「事故そのものは収束した」と宣言しました。
「万一、何らかのトラブルが生じても敷地内の放射線量が十分低く保たれるといった点が技術的に確認されました。」

東京の北東240キロにある福島第一原発は、3月11日に発生した地震と津波により破壊されました。災害は原子炉冷却システムを壊滅させ、3基の原子炉で燃料のメルトダウン、そして深刻な放射能漏れが発生しました。

▽ 放射能汚染の除去と原子炉の安定
福島第一原発の事故は100,000人近い人々に避難と移住を余儀なくしました。
冷温停止という事になれば、政府はこの中の人々の一部に帰宅を許可するかどうか検討することになります。
しかし原子炉の周辺半径20kmに関しては、少なくとも数年間は帰宅困難だと思われます。

▽ 消えぬ疑い

原子力発電に反対する持続可能エネルギー協会の責任者、飯田哲也さんのような専門家はこう語ります。
「冷温停止、そして廃炉などという言葉は、現在予想される福島第一原発の状況を表現するための言葉ではないのです。」
「私はこうした言葉が独り歩きして、人々に今やすべてがうまくいっている、という印象を与えてしまうことを恐れています。」

「廃炉という言葉は通常、核燃利用を除去し、施設を解体することを意味します。」
飯田氏はこのように指摘します。そして
「なのに日本政府は事故を隠ぺいする意味で、この言葉を使っているのです。」
「廃炉までには40年前後、かかることになるでしょう。」

「もう一度大地震や津波が襲ってくれば、これまでの労苦はすべて水の泡になる。」
原子力政策推進の立場の学者・技術者の集まりである日本原子力学会の澤田隆副会長は、このように警告します。

実際のところ日本政府は、福島第一原発は冷温停止「状態」に達した、と表現しています。
冷温停止というのは通常圧力容器内の空気圧が大気圧に等しくなり、原子炉内の温度が摂氏100度以下に保たれ、核崩壊の連鎖反応が起きない状況のことを言います。

福島第一原発を運営する東京電力は、原子炉内の温度計は圧力容器内の温度が摂氏70度であることを示している、と話します。
そして日本政府は福島第一原発の周囲に漏れ出している放射線の量は、年間1ミリシーベルトを下回っており、この値は一般市民が一年間に浴びてもよいとされる量に等しい、と語っています。

http://www.dw-world.de/dw/article/0,,6681833,00.html

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冷温停止についての世界各国の報道のご紹介、今日のドイチェ・べレ(ドイツ国際放送)の記事で最後になります。
ニューヨークタイムズから始まり、計6本掲載しました。
英国BBC放送の記事のようにむしろ日本の報道よりおとなしい物もありましたが、複数並べてみて、私たちがこれまで気づかなかった問題点も見えてきました。
それは『冷温停止を実現した』冷却システムが、『間に合わせ』のものであり、今日の記事にもあるようにもう一度地震・津波が襲えば、すべてが台無しになる恐れがある、というものです。

このブログのサイトマップを見ると、ずいぶんとたくさんの福島第一原発事故関連の記事を訳したものだと自分でも驚きます。
しかし、自分でもどこに何があるか解らなくなっている、というのが正直なところで、今後の資料性に問題が出そうです。
一度機会を見つけて整理しないと、思いつつ年が暮れ、年が明けそうな気配です。

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【 ガラスの天井とガラスの壁 】
[女性たちが支え合い、経済社会を変えていく]

アメリカNBCニュース[この世界を変えていく[メイキング・ア・ディフエレン ス]11月10日

ブライアン・ウィリアムズ :
そして今夜最後の話題となる[メイキング・ア・ディフエレンス]レポート、この厳しい経済情勢の中、自ら事業を立ち上げ素晴らしい実績を上げている一人の女性をご紹介します。その事業が新たな雇用機会を生み、社会に貢献していることはあまり知られていません。
NBCのアン・トンプソンがお伝えします。

アン・トンプソン(レポーター): リーア・ブラウンは、シングル・マザーとして2人の息子を育てながら、年商3000万ドルの健康調査会社を築いたエネルギッシュな女性です。現在、彼女は女性オーナーの企業がアメリカ経済を再び盛り上げていくよう望んでいます。

リーア・ブラウン「女性にもそれができる、というレベルの話ではなく、女性こそが経済低迷打開のカギだと言いたいのです。私たち女性の企業は今や、この国の経済の発展分野です。」

レポーター : 今日、ブラウンのような女性経営者は、1993年に『あなたのお嬢さんにも仕事をさせてあげて!』という組織を立ち上げたネル・マーリノがリーダーを務める『私たちに任せて!』という名の組織の援助を受けています。
彼女は今、年商数百万ドルに達する女性たちが経営する企業を成功させ、雇用を創出したい、と願っています。

ネル・マーリノ「ほとんどの女性は年商100万ドルを超える企業の女性経営者には、会ったことがないと思います。」

レポーター : 国中でマーリノさんは『アメリカン・アイドル』タイプのコンテストを開催しています。
サイモン・カウェルさんが熱弁をふるっています…
マーリノ「何をなさりたいのか、説明をお願いします。」
レポーター : 彼女たちが自分のアイディアを披露します。
マーリノ「そして彼女たちは精いっぱいの励ましを受けるのです。そしてまた望むだけ大きく、偉大になるための援助を確約されることになるのです。」

トンプソン: レア・ブラウンは、ちょうど4年前に認められました。
今や彼女は従業員250名の企業を率いる経営者です。
「あなたが2007年にこのコンテストに参加した時、どれほどの援助を受け取ったのですか?」
ブラウン「マーリノさんに聞いてみてください。」

レポーター : ブラウンさんは一連の融資、戦略的アドバイスそして事業展開に必要な保証を得ることができました。
この国では1,500万人の女性がビジネスを展開していますが、年商が100万ドルを超える事業は2%に届きません。

問題は『ガラスの天井(職場における少数派 - 特に女性の出世[昇進]の行き止まりを表現する言葉)』ではありません。
女性がもう一歩踏み出せずにいる理由について、専門家は『ガラスの壁』と名づけています。すなわち、
すべて自分だけでやり遂げようとすること
戦略的互恵関係を築けないこと
そしてどうしても小さくまとめてしまおうとすること。
性差別が理由ではないと語ります。

リーシャ・ミッチェル(カウフマン財団): まさにこの瞬間から、我々は女性問題としてこの問題を取り上げることをやめ、経済上の課題として話し合いを始めなければなりません。

レポーター :コミュニティと信頼の助けを借りて、昇ってゆく力。
アン・トンプソン、NBC

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このサイトについて
ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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