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星の金貨 東日本大震災や音楽、語学、ゴルフについて語るブログです。

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いまだに沈み続ける街

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所要時間 約 6分

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このところ仙台市内で追突事故が増えている、という話です。前を走っている車が突然減速、後続の車がブレーキを踏むタイミングが遅れて追突するケースが多いようです。
原因は道路の段差。
3月11日と4月8日の地震で仙台市内は、ちょっと上から見れば油で揚げたせんべいの様にひびだらけになってしまいました。

オランダ伝統の建物 1975年発行

オランダ伝統の建物 1975年発行

一番ひどいのは川の周辺で、特に高さがそのままの橋と陥没してしまった道路の継ぎ目には大きな段差ができています。知らずにスピードを出したまま突っ込んでしまうと車は大きくバウンドし、場合によってはこわれてしまう場合も。
さすがに震災から2ヶ月が過ぎ、あちこち補修はしてあるものの、アスファルトで隙間を埋める程度の応急対応のため、どの道路もスピードは出せません。しかし、着実に回復には向かっているようです。
ところが、仙台市内のある場所は、どう考えても「沈み続けて」いるようなのです。

今回の2度の地震で最も被害の大きかったのが、仙台駅東口から仙台港までを含む仙台市宮城野区ですが、この沈み続けていると思われる『小鶴新田(こづるしんでん)』地区はそのちょうど真ん中あたりにあります。
この辺りは、15年前は一望の水田でした。
しかも......
大雨が降ると『必ず』水没する地区だったのです。
このあたりはしばらくの間、私の通勤路になっていました。
けれども一帯の水田の中央にあった大きな十字路は大雨が降るたびにその真ん中が水没し、他の経路を捜して迂回しなければならないのが常でした。
ところが、15年程前から工事が始まり、一帯の整地を始めたので、
「ああ、また団地の造成か....」
と思ったものです。
ところがこの整地事業、予定より大幅に遅れたようです。
原因は『陥没』。
土盛りし、整地が終えたと思うと、どこかが沈み始める、という話でした。
遅れに遅れた整地事業のようでしたが、平成15年頃から住宅などが建ち始めました。
そして今回の震災。
古い文書で確認すると仙台港からこのあたりまでは一面の湿地帯で、野鳥の宝庫であったようです。そこを徐々に埋め立て、主に水田にしてきました。
実は私が勤めている会社の社屋は以前はこの地区にありました。
地盤沈下が日常的に起き、一度地盤を強化するために『強化パイル』という大きな鉛筆型のコンクリートを地盤に埋め込むことになりました。
鉛筆を地面に突き刺すようにして、ボーリング機械で上からたたき、徐々に埋め込んで行く作業を行います。
ところが、パイルは一度たたいただけで数十センチも「ズブズブズブッ」とめり込んで行きました。
それをきっかけに会社は真剣に移転を検討し、少し離れた『元湿地帯』以外の場所に移転しました。

そして3月11日の震災。
ガソリン枯渇騒ぎのため、私はしばらく自転車通勤。
その行き帰りに小鶴新田を通りましたが、私が住んでいる宮城野区鶴ヶ谷という丘の上と比べ、被害がひどいのに驚きました。
一番驚いたのはオール電化住宅などに設置される『エコ給湯器』が、あちこちにゴロンゴロン転がっていたこと。
我が家にも同じものがありますが、確か一台80万円以上したはずです。
この倒れた高額の給湯器、一週間以上そのままでした。
そして道路の損傷と浮き上がったマンホール。道路は沈み込んでいるのに対し、マンホールは地震で地盤が液状化した場合には「浮き上がって」しまうようですが、ひどい所は50センチ以上浮き上がっています。
褐色のレンガを埋め込んだ瀟酒な歩道は、平面のはずが高い低いの2ウェイになり、道沿いには基礎が大きく「浮き上がった」新築マンションも。

ここに住む多くの住民の方は、この地の以前の姿をご存じなかったのでしょうが、それにしても不運としか言いようがありません。
今回の震災の住宅の被害は、仙台市郊外に「造成された」団地で多かったようです。
人間のなし得る業の限界と自然の破壊力のすさまじさ。

一方、古くから人が住み続けた仙台市の旧市街は、瓦屋根の類いは大きく損傷したものの、あまり大きな被害はなかったようです。
旧市街でも仙台駅東口の再開発などが進んでいますが、まだまだ無人の古いビルなどが林立する地域もあり、土地利用はうまく行ってはいないようです。
しかし、今回の震災はやみくもな土地造成がうまく行かない事を証明してみせました。
人間の手ワザによって土地はどうにでもできる、と思い込んでいた私たち。
地球は今度の震災によって、それが大きな間違いである事を教えたのかもしれません。
震災後に私たちが考えなければならない事のひとつに、自然と共生する『先人の知恵』を加えてもよさそうです。

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わかってしまおう、英語ニュース〈2〉

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所要時間 約 5分

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英語を聴いていて、わからなくなるきっかけというのは、実は簡単な単語の意味の取り違いによるものが多いのです。

 セオドア・ルーズベルト(1901年 – 1909年) 第26代アメリカ合衆国大統領 現在はその思想について賛否両論があるものの、 国家の運営について常に明快なビジョンを持ち続けた。 政治屋的な動きなどとは無縁の statesman であった。

セオドア・ルーズベルト(1901年 – 1909年) 第26代アメリカ合衆国大統領 現在はその思想について賛否両論があるものの、 国家の運営について常に明快なビジョンを持ち続けた。 政治屋的な動きなどとは無縁の statesman であった。

特に日本語の一部になったりしている単語などは、往々にしてアメリカ英語では違う意味で使われる事が多かったりします。
そうした使い方に慣れておかないと、そこで引っかかったのがきっかけで、その後の文章が頭に入らなくなったりする場合があります。
今回はそうした単語を取り上げてみましょう。

1. address (アッドれス --- ひらがなを強く)
コンピユータをやってれば、頻出する単語であるばかりでなく、住所という意味の日本語の一部になってしまっています。
そしてニュース英語として使われるときの意味が、これほど違う単語も珍しいかもしれません。
辞書をひくと、address の意味として最初に出てくるのは
(人に)話しかける、という意味です。
そしてニュースなどでは
President Obama addressed at Congress
または President Obama made(gave)an address at Congress
の形で使われ、
オバマ大統領がアメリカ議会で演説した
という意味になります。
住所やメール・アドレスとはまったく違う意味で使われており、
「オバマ大統領の住所は会議に...、え?!」
まったく意味が通じなくなってしまいます。

そしてこの文でついでにチェックしていただきたいのは、congress(議会、会議)という単語が文中にも関わらず大文字で始まっている、という点です。聞き取りでは大文字、小文字の別などわかりませんが、congress の前にあるべき、冠詞 - a または the が無い、という事に注目してください。冠詞がつかず、大文字で始まる Congress は『アメリカ議会』という意味なのです。

というわけで、address と congress がセットで出て来たら
「誰かがアメリカ議会で演説したんだな。」
と、思えば良いワケです。

2. state
これも要注意単語です。
聞き分ける時、一番気を使わなければならないのは state の前に the がついたかどうかです。
the がついて states と複数形なら『合衆国』つまりアメリカ合衆国の事、単に state なら『状態』のことなのです。
では『州』、つまりカリフォルニア州やテキサス州なら、どうなりますか?
答えは the State of California になります。
ただし、州立大学なら
a state university
になります。
でもそう言えば、『状態』という意味では status という言葉もありましたよね。state との違いはわかりますか?
とりあえず state は人の状態、status は社会状況と覚えましょう。
怒ったり、泣いたり、興奮したりの方は state。
a state of mind で、『精神状態』
economic status なら『経済情勢』。
さらに stated と受動態になったら『定まった、決められた』という意味。
at a stated time なら、『所定の時間に』。
では最後に
There are many politicians, but few statesmen.
政治屋は多いが政治家は少ない.
公共事業や公共工事、国の給付金などを一生懸命自分の選挙区に持ってくる政治屋、これが politician。
国民全体の幸福と長期にわたる国家の安定のため働く政治家、これが statesman。
わたしたちの周囲、『屋』ばっかりじゃありませんか?

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アフリカの部族長会議と日本の国会議事堂

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案の定、と言うべきか、果然と言うべきなのか、5月10日朝、NHKが伝えた『自民党執行部、震災復興会議への参加を拒否』というニュースは、岩手・宮城・福島3県の被災者をおおいに失望させたに違いありません。

『カカオの収穫』1948年イギリス領ゴールドコースト発行

『カカオの収穫』1948年イギリス領ゴールドコースト発行

いわく
「震災復興会議は菅首相の個人的な諮問機関だから」
「それより国会で菅首相の責任追及をする」
というもので、被災地の現状、そして被災者の人々の事がその視界のどこにあるのか?と尋ねたくなります。
震災復興会議が形式上「個人的な諮問機関」であるにせよ、総理大臣の諮問機関である以上は国政に反映される確率はかなり高いはず。
それに参加したくない、という背景に
「どうせ良い意見を出した所で、みんな現政府の得点になり、俺たちが評価される訳じゃない。」
という本音が透けて見えます。
『国会議員』として国から報酬を支給されている以上、評価されようがされまいが、
がれきだらけの被災地の復興の道筋を作り、
家族や家を失ってしまった人々の救済を一刻も行うことは、
選択の問題ではなく義務なのではありませんか。
私は別に管氏の支持者ではありませんが、「国会議員」は国から議員報酬を何のため受け取っているのですか?
あさましい限り、そんな言葉しか思い浮かびません。

かつてアフリカのある国の部族長会議、というのをテレビで見た事があります。
議題は国連からの援助金の使い道についてでしたが、会議の始まりから終わりまで、部族長たちは
「俺に金をよこせ!俺が分配してやる。」
「何を言ってるんだ、俺によこせ。」
「いや違う、俺だ。俺に金をよこせばいいんだ」
しか言いません。延々とこれが繰り返されたあげく、会議は結局物別れ。私は半分口を開けて、あきれて見ていました。
部族長たちの会話の「金」の部分、「政権」に変えてみてください。
どっかの国の国会議事堂の中って、こんなんじゃありませんか?

でも、我が国の「部族長」を選んでいるのは、私たち国民、私たち日本人なのです。
そろそろ、政治家に対する「甘い選択」、見直さないと私たち自身が「救われない」ことになってしまいます。

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Power to the Old People  and They can give power to the World!

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所要時間 約 4分

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『倒れて後已(のちや)む』
という言葉があります。死ぬ瞬間まで、何ごとか志している事を続ける、という意味です。

プロヴァンス地方の人形 1977年発行 フランス赤十字切手

プロヴァンス地方の人形 1977年発行 フランス赤十字切手

今回の大震災では、多くの高齢者の方が亡くなられましたが、中でも車椅子の方や普段から救命装置などをお使いの方の致死率が高いものになりました。
私自身、震災前から憂いていたのが、介護を必要とされる高齢の方の多さ、痴呆とされる高齢の方の多さです。
私がまだ子供だった頃は、このような状態の高齢者の方は今程多くなかったように思います。
「日本人の寿命が延びたのだから仕方が無い。」
確かにそうかもしれません。私の生まれた1950年代には61歳だった日本人の平均寿命は2000年には81歳になっていますので、実に20年も伸びています。
61歳はという年齢は、今なら仕事でもゴルフでも問題なく何でもこなせる年齢ですから、今では寿命という観念はありません。
では翻って、81歳なら歩けなくなっても、痴呆になっても、仕方が無いのでしょうか。
私は要介護も痴呆も、ある程度現代社会によって『作られている』という面が否定できないと思います。

例えば多くの高齢者の方が服用する『高血圧の薬』、すなわち降圧剤。
年齢が上がると人間の体は、全身によりいっそう多くの血液を送り込もうとする結果、血圧が上がって行きます。
これは病気でしょうか?
これは病気ではなく、人間が自分の体を守ろうとする生理現象です。
高脂血症や糖尿病の方の場合は血管に障害が起きやすく、高血圧によって過大な圧力がかかった場合血管が破れて、脳溢血などを起こすリスクが高くなります。
これらの状態に陥ってはじめて病気と言うべきでしょう。
では血管に問題が無い方が降圧剤をのめばどうなるでしょう。
体内の各所に送り込まれる血液の量が減少する結果、脳は軽い虚血状態に陥り、痴呆や脳梗塞の症状が進行するリスクが発生します。そして十分な血液が送られなくなった手足は疲れやすくなり、運動する意欲が減退して行きます。

そして、
「おじいさんは、そんな事しなくていいですから。」
「おばあさんがやると遅くなりますから、あちらで休んでてください。」
という待遇。
社会を動かす、という役割から追い出されてはいないでしょうか。
手も頭も働かす機会を奪われ、その結果痴呆が進行して行く、そんな図式が出来上がっているような気がしてなりません。

いずれも高齢だから「なってしまう」のではなく、高齢を理由に「そうされてしまっている」のではありませんか?

私は、どんな高齢の方でも、志せば、私たちの社会がこの震災を乗り越えるための作業に参加していただけると思っています。
そしてその方が、車椅子に座らせたまま傍観者でいてもらうより、ご本人たちにとってもずっと幸せであると思います。
長い風雪に耐えてこられたご高齢の方々は、震災から立ち上がらなければならない今こそ、『倒れて後已(や)む』ことを望んでおられるような気がします。

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アメリカ外交のウラワザめっけ – アメリカのニュース深読み〈1〉-

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5月2日以降、7日になってもアメリカのニャース番組のトップは相変わらず『ウサマ・ビン・ラディン』殺害です。6日のニュースでは日本のニュースでは絶対やらない、SEALS(アメリカ海軍特殊部隊)がビン・ラディンの隠れ家( 英語で hideout - hide の意味は〈隠れる〉ですから解りますが、じゃなぜoutなのでしょう? 答えは out of the eyes of people、人々の目線の外、つまり〈人の目に触れない〉という意味の out なんですね。)に突入後、殺害するまでの一部始終をCGで再現したものを放送していました(NBC nightly news 11/5/5)。

アメリカ海軍 1945年発行

アメリカ海軍 1945年発行

この中でSEALSは建物の外と階段で、それぞれ男を計2人殺害するのですが、注目すべきは彼らをニュースでは何と呼んでいるか⁈
日本のニュースでは『身の回りの世話をする男性』となっている2人、アメリカのニュースではABCもNBCもCNNも、彼らを『Stranger』、つまり『身元のはっきりしないのヤツら』と言っているのです。
アルカイダの『テロリスト』とも言ってないし、『ボディガード』とも言わない訳です。
アメリカの各局が共通してそう言っているという事は、海軍の発表がそうであった、という事で、国務省(アメリカには外務省は無く、外交は国務省の管轄です)と打ち合わせた上での呼び方だと思います。
実はこれ、パキスタン政府への脅しだと思うのです。
今回、ビンラディン容疑者が殺害されたとされる場所は、首都イスラマバード北方のアボッダバード近郊。人口数十万人のこの都市は、植民地時代の大英帝国軍が大規模訓練基地を置き、独立後はパキスタン軍がそのまま受け継いだ「軍城下町」として知られていたそうです。
当然ながらパキスタン軍関係者が『ビン・ラディンをかくまっていた疑い』が浮上する訳です。
そして『Stranger』2人。
ビン・ラディンの直接の関係者が妻や子であれば、隠れ家の外に出て各種の連絡に任じたり、用事をするのは『身の回りの世話をする男性』の役目になるはず。しかし、アメリカ当局に身元が割れているようなアルカイダのテロリストが出たり入ったりすれば、それだけでアウトっ!
そこで考えられるのが、アルカイダとの関係が疑われているパキスタン軍特殊機関の人間になるわけです。
パキスタン軍特殊機関の人間なら「軍城下町」のどこをうろつこうが、目立つはずがありません。
アメリカはパキスタン政府に対し
「この男2人はパキスタン軍の関係者じゃないのか?! そうだろ、そうなんだろ?! .......今後の態度次第では......わかってるね?! 」
というメッセージを『Stranger』というたった一言に込めているのではないでしょうか?
そのたった一言を、ABCもNBCもCNNも一斉に発する。
すると、パキスタン政府は震え上る......「やばっ...」
こういうのは日本のニュースを聞いていたって、さっぱり解りません。

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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