星の金貨 new

星の金貨 東日本大震災や音楽、語学、ゴルフについて語るブログです。

ホーム » エッセイ » 安倍首相の『桜を見る会』、政治的情実主義・饗応の舞台と化した挙句、開催取りやめ

安倍首相の『桜を見る会』、政治的情実主義・饗応の舞台と化した挙句、開催取りやめ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

所要時間 約 5分

広告
広告

                   


国の金庫にあった約5,500万円の公的資金を流用し、850人の自分の支持者を接待
汚されてしまった社会に尽くした人々の誇り、そして日本の伝統美の象徴

                

                

アルジャジーラ 2019年11月13日

               

国家予算から費用が提供されている『桜を見る会』は、本来国の発展などに功績のあった人々をねぎらう目的で1952年から毎年東京都内の公園で開催されてきました。

                

しかしその『桜を見る会』に、安倍首相が目に余るほど多勢の自分自身の支持者を招待していたという事実が明らかにされ批判が集中、日本政府は毎年恒例のこの行事を来年は開催しないという方針を明らかにしました。

               

国の予算から費用が『桜を見る会』は1952年から毎年東京の公園で開催され、政治的に功績のあった人々に加え社会の発展などに尽くした人々が、世界的に有名になった満開の桜の樹の下で賑やかに交歓する場として使われてきました。

              

しかし野党側の主張によれば安倍首相は自分の地元の選挙区から850人の支持者を『桜を見る会』に招待し、国の金庫にあった約5,500万円の公的資金を流用したとして、安倍首相に批判の矛先を向けました。

               

                 

11月13日菅義秀内閣官房長官は突如記者会限の場で記者団に対し、日本政府として「さまざまな意見を聞いて」検討を重ねた結果、次年度の『桜を見る会』の開催を見合わせることにしたと発表しました。
さらに菅官房長官は「政府として、招待基準の明確化や、招待プロセスの透明化を検討したい。」と付け加えました。

                   

安倍政権になってから『桜を見る会』の参加者数は増え続け、それに合わせて費やされた公的資金の金額はほぼ倍にまで増えました。
共同通信によると安倍首相の就任以前は、年間7,000人から10,000人だった『桜を見る会』の参加者の数は、昨年は約18,000人にまで増加しました。
昨年開催に費やした5,500万円という金額は、2014年の予算の2倍近くに達しました。

               

日本の桜の季節、花見のシーズンは日本人はもちろん、訪れる観光客も心待ちにしています。
日本では昔から季節になると桜の名所は樹の下で花見や宴会を楽しむ人々でごった返します。

                

桜の開花は早ければ3月にまず九州で始まり、最北端の北海道では遅くとも5月に花を楽しむことができます。

                

https://www.aljazeera.com/news/2019/11/japan-scraps-cherry-blossom-party-pm-abe-cronyism-criticism-191113100832609.html

  + - + - + - + - + - + - + - +

                  

まさに何が「日本を取り戻す!」なのか?!

何が「美しき日本」なのか?!

私たちは今、厚顔無恥、卑劣卑怯の典型例を自分たちの首相の中に見ているという極めて不幸で危険な時代に生きています。

しかし大手メディアの世論調査を見るが切り、何と国民の半数はその事実に気づいていません。

その原因は一にも二にも大手メディアを中心にする情報操作があるわけですが、彼らもまた『恥を知れ!」という言葉を突きつけられなければなりません。

広告
広告

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事に関連する記事一覧

このサイトについて
ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
最近の投稿
@idonochawanツィート
アーカイブ
広告
広告
カテゴリー
メタ情報