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アメリカのメディアが今大会初めて「真のスポーツマンシップ(true sportsmanship)」という表現を使い、なでしこの『人としての素晴らしさ』を賞賛!&[医師とは、患者に寄り添うべき存在]

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アメリカのメディアが今大会初めて「真のスポーツマンシップ(true sportsmanship)」という表現を使い、なでしこの『人としての素晴らしさ』を賞賛!
【 勝者が心から敗者をいたわる、真のスポーツマンシップが発揮された瞬間 】

ナターリャ・ヒメネス / アメリカNBCニュース 8月7日
(写真はすべて、クリックすれば大きな画像を見ることができます)

女子サッカー準決勝、日本に2対1で敗れたフランスのカミーユ・アビリーが日本のキャプテン・宮間に慰められている


試合終了後、勝者が戦った相手に歩み寄り、互いに心から相手をいたわる、などと言う場面は、たとえオリンピックといえどめったに見られるものではありません。
見慣れているのは、笑顔で握手を交わし、互いに背中をたたき合う、そんなシーンに限られています。

女子サッカー準決勝で日本がフランスに2対1で勝利した後、日本チームのキャプテン、宮間あやがフランスのカミーユ・アビリーを慰めているこの写真は、今回のオリンピックの勝利シーンを撮った数ある写真の中で、出色のものであるかもしれません。
もとよりこの2人の間でどのような会話が交わされていたのか(そして日本語とフランス語の言葉の壁をどうしたのか)、私たちは知る由もありませんが、この2人の様子は何よりも雄弁にその内容を物語っています。
ここにある数点の写真には、宮間が敗北に取り乱しているアビリーを時間をかけて慰め、やがてアビリーが宮間に対し心を開いていく様子がはっきりと映し出されています。

激しい戦いの中、鍛え抜かれた選手たちがアドレナリンを放出しながら、いやが上にも戦意を高めていく、それがオリンピックだという事を私たちは知っています。
それと同時にオリンピックは、見事なスポーツマンシップを証明する場でもあることを、ここにある写真が改めて伝えてくれました。

勝利を喜び合う日本チームと、倒れ込み宙を見つめるフランスのカミーユ・アビリー。ロンドン、ウェンブリー・スタジアム。


カミーユ・アビリーを慰める日本の岩清水 梓


アビリーの腕に手を置き、会話を交わす日本の宮間あや。

http://photoblog.nbcnews.com/_news/2012/08/06/13148046-a-moment-of-true-sportsmanship-as-japan-consoles-a-defeated-france?lite&__utma=238145375.520676263.1342579093.1344298449.1344298465.24&__utmb=238145375.1.10.1344298465&__utmc=238145375&__utmx=-&__utmz=238145375.1342579093.1.1.utmcsr=%28direct%29|utmccn=%28direct%29|utmcmd=%28none%29|utmcct=/slideshow/news/the-week-in-pictures-july-12-19-48245951/&__utmv=238145375.|8=Earned%20By=msnbc|news|picture%20stories=1^12=Landing%20Content=Original=1^13=Landing%20Hostname=slideshow.msnbc.msn.com=1^30=Visit%20Type%20to%20Content=Internal%20to%20Original=1&__utmk=98708957
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本当の医療とは、患者を薬漬けにする事では無く、その人の自然治癒力を上手に引き出すこと

アメリカNBCニュース [メイキング・ア・ディフエレンス / この世界を変えて行く!]6月15日

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[メイキング・ア・ディフエレンス]の時間です。
医師は患者の枕元に寄り添うことにより、さらに良い医療を実現できる、という方法を多くの医師に伝えている医師をご紹介します。
今夜はNBCの医療問題の専門家、ドクター・ナンシー・スナイダーマンが、患者の話をしっかりと聞くことが、大切の治療の一つであると信じる医師が、それを普及していくためどのような取り組みを行っているか、ご紹介します。

レポーター : この医師は、これまでの医師としての在り方を変えようと努力しています。

「20年前、若い医師たちの治療行為が患者に対し冷笑的で、敵対的であり、事務的で、患者を不快にし、挙句は医療に対し不信感を持たせている。そのように報告・告発する大量の本が出版されました。予想もしていなかったこうした現実を目の当たりにし、私は何かできることは無いだろうか、と考えたのです

リポーター:レメン医師は医学部の1年生、2年生向けに、ひとつの教育課程を考えだしましたが、そこではテキストブックは使いませんでした。
彼女は自分が作ったこの課程を『治療を行う者の心得』と名付け、最良の治療とは患者に寄り添い、治療を行う前にまず患者の話をじっくりと聴くことを要求しました。
レイチェル・レメン「治療とはその人が持っている自然治癒力、すなわち病気を克服する力を、その人の体の中から引き出してあげることなのです。私はこれから医師になる人々に、まずそのことを理解して欲しいのです。」

リポーター:彼女が20年前にカリフォルニア大学サンフランシスコ校に開設した講座は、今ではアメリカ中の大学の医学部の約半分程に開設されています。
彼女が直接教えている生徒のほとんどは、ここにいるシャルロッテ・カールソンのような若い女性医師です。
リポーター「あなたは毎日どんなことを、レイチェル・レメン医師から学んでいるのですか?」
シャルロッテ・カールソン「彼女が教えてくれるのは、どうしたら患者の心を開き、正しい情報を引き出すことができるか、そのやり方だと思います。
彼女の講義を聴いていると、その患者がどんな人であるか想像できるようになりますし、その苦痛について理解を深め、どうすれば快方に向かわせることができるか、考えを組み立てられるようになるのです。」

リポーター:彼女のこうしたやり方は信頼すべき医学雑誌の最新の研究によって裏づけられており、そのため彼女の講義を受けた若い医師たちは、より優れた医師となって医療に貢献しています。
レイチェル・レメン医師「一人の医師として薬の用い方を改善したい、という私の願いが徐々に広まっただけでなく、私自身の生き方をも変えることになりました。」

リポーター:治療の基本、それは人間の自然治癒力。

レイチェル・レメン医師「薬を使うことを第一に考えるのではなく、どうすればその薬の効果を最大限に生かすことができるのかを、考えなければならないのです。」

リポーター:最先端の技術と人間の心とのバランスを取ることこそが、医師たる者の務めです。
ナンシー・スナイダーマン、NBCニュース、サンフランシスコ

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【人間の祭典、ロンドン・オリンピック】
アメリカNBCニュース 8月7日

アレックス・モーガンとミーガン・ラピンス、アメリカ女子サッカーチーム、カナダ戦勝利


アメリカのアレックス・モーガンが決勝ゴールを決めたボールをにらみつける、カナダのゴールキーパー、エリン・マックロード。女子サッカー準決勝。


『13番』のユニフォームがアメリカ国内で爆発的売れ行き、アレックス・モーガン選手。


女子サッカー準決勝、日本対フランス戦、日本の応援チーム。

【 核兵器製造のため、原子力発電の継続を!】[ABC]

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姿を現した、日本の原子力・核武装タカ派の強硬意見

アメリカABCニュース(AP通信) 7月31日


原子力発電をどうするか。という議論が続いている日本で、もう一つの原子力 - 核の問題が闇の中から浮かび上がってきました。
日本はいつでも核兵器を、製造できるようにしておかなければならない、原子力発電の副産物として…

世界唯一の被爆国で、しかももすぐ広島で67回目の、その3日後には長崎で原爆投下記念日を迎える中、このような議論を行う人間がいるという事は、世界から見れば驚くべき事かもしれません。
日本政府は公式に核兵器の所有を禁止しており、国民の大多数も核兵器に反対しています。

しかし日本で今後原子力発電をどうするか、という議論が続く中、一方では、一部の大物政治家、そして政治評論家などが、日本は少なくとも核兵器製造能力を持ち続ける必要がある、と一層声高に主張するようになってきました。

イランが原子力発電技術の開発推進を行いながら影では核兵器開発プログラムを密かに進行させている、その核開発問題で明らかになったように、原子力発電所は原子力技術を進化させ得る一方、核兵器開発に必要な核物質を生み出し、原子力発電と核兵器開発は不即不離の関係にあります。


「原子力発電所を保有する、という事は日本はいつでも核兵器を製造できる、という事を意味しています。」
野党自民党の石破茂元防衛大臣は、AP通信にこう語りました。

石破氏はもとより日本に積極的に核兵器開発を行おうという意思はないが、北朝鮮のような核兵器開発に動いている国が近くにある以上、日本が核兵器製造能力を持たなければならない、ということに選択の余地は無い、と語ります。
こうした発言は、核兵器・原子力発電に反対する人々の懸念深めています。

「こうしたグループによる核兵器製造のため原子力発電所は必要である、との強い主張は、これまでは密かに語られ、水面下にあって目立たない物でした。」
幾人もの脱原発・反核兵器の立場をとる専門家によって編まれた著作『フクシマ・プロジェクト』はこう指摘しています。
これらの人々の懸念を裏書きするように、6月には1955年に制定された『原子力基本法』の改定が行われ、国民の健康と財産を守り、「我が国の安全保障に資する」ため、原子力技術を活用する、という項目を追加したのです。

「原子力発電、そして核兵器。両方の核問題に一定の結論を出さなけれならない、という機運が日本では高まっています。」
九州大学の科学技術史、原子力政策が専門の、九州大学副学長吉岡 斉(ひとし)教授がこう指摘しました。
「両者の相関関係は、ますます明らかになってきました。」


昨年3月11日津波が引き金となって発生した福島第一原発の事故に関する、政府の調査委員会に吉岡教授は委員として参加しました。事故が引き起こした3基の原子炉のメルトダウンは、この国の原子力発電の今後に重大な懸念をもたらすと同時に、一方では核兵器所有を主張してきた人々を動揺させることにもなりました。
核兵器擁護論者は、少なくとも公的な立場ではその主張を明らかにはしません。
むしろ彼らは抑止力として、そして外交上の発言力を強化するため、核武装すべきだ、と主張します。

この問題の起源は1960年代にまでさかのぼります。
政府はこれまで何度も否定してきましたが、ここ2年間に公開された政府の内部文書が、ひそかに日本の核武装について議論が行われていたことを証拠立てています。

これらの文書は2010年NHKが初めて入手しましたが、文書開示要求により、AP通信もこれを最近になって手に入れました。

かつては機密扱いであった1966年の文書では、中国の核開発の脅威に対してどう対応するかという日本政府の対応を検討する中で、核武装が検討されましたが、その当時は米国の核の傘の下にあれば、日本の核武装は必要ない、という結論に達しました。


1964年、1966年、そして1967年に、日本の政府官僚は核不拡散条約に加盟することにより、日本がどのような制約を受けるかについて話し合いを行いましたが、これは日本が核武装する可能性を残そうとしたことを意味しています。
結局、日本は1970年、この条約に調印しました。

2004年には中曽根元首相が回顧録の中で、防衛大臣を務めていた1970年、日本の核武装の能力について極秘に研究を行うよう、命令したことを明らかにしたにもかかわらず、日本政府による否定は続きました。
この時の研究結果は、日本が核兵器を開発するためには5年の時間が必要である、と結論を出しました。しかし中曽根氏は米国の核抑止力の存在により、日本の核武装は必要ない、と結論付けたと語りました。

2010年、政権交代を果たした民主党は、半世紀に渡り日本の政権を握り続けてきた自民党の影響力が後退したことを背景に、これまでの見解を覆し、日本国内で密かに核武装の議論が行われていたことを認めました。

すべてを秘密の内に進めてきた経緯から、6月の原子力基本法の改定における「我が国の安全保障に資する」という文言に、元外交官の遠藤 哲也氏は疑念を持っています。
今回の改定を支持した人々は、改定が原子力発電所をテロリストの攻撃から守るためのものだと語っています。
しかしこの改定に反対している人々は、それならばなぜ「原子力発電の安全」という表現を使わず、「我が国の安全保障」という表現を用いたのか?と疑問を呈しています。


日本は現在、多量の長崎型原爆を製造するのに充分な量の、45トンに上る分離プルトニウムを保有しています。
全部合わせれば150トンという日本のプルトニウム保有量は、アメリカ合衆国、ロシア、英国と比較すればだいぶ少ないものの、世界的に見れば最大規模のものです。

自らを保守派と明言してはばからない石原慎太郎東京知事は、日本が外交的な立場を強化するため、核兵器製造能力を世界に向け誇示しなければならないと、繰り返し発言しています。
これに比べれは抑えた表現を用いてはいますが、安倍晋三元首相も、同じ考えを明らかにしています。

日本で最大の発行部数を持つ読売新聞は昨年、日本のメディアとしては珍しい例ですが、原子力発電と核兵器開発について言及し、プルトニウムの保有は「外交上有利に働く」と論評しました。

こうした一連の発言は、原子力委員会の委員長代理を務める鈴木達治郎氏のような人々の、懸念を深めさせています。
鈴木氏は、核兵器保有への野望は、一部政治家や官僚による時代遅れの考え方だとして、核兵器の拡散に反対しています。


「これ以上彼らが、核兵器保有を声高に言い続ければ、日本の国際的立場が悪化していくだけです。」
「賢明なことではありません。物理的にはあり得るかもしれませんが、国際社会に対しては、非常に悪い印象を植えつけていくことになります。」

http://abcnews.go.com/International/wireStory/japan-pro-bomb-voices-grow-louder-amid-nuke-16892353?page=2#.UB4k-0SCiM8
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「核兵器保有をめざせ」、この手の議論の無責任さには辟易します。
ご紹介したことはありませんが、現在アメリカでは、保有する膨大な数の核兵器の保管が問題化しています。
きっかけは、昨年アメリカ南部を襲った大火災が、有数の核兵器貯蔵施設であるロス・アラモス研究所の間近に迫ったことでした。
火災による誘爆を防ぐため、アメリカは昨年対策を取るのに大変な思いをしました。
いまアメリカでは、国のあちこちにある「使いもしない核兵器」を、どうやって安全に保管し続けるか、大きな問題になってきました。

日本はまだ商業用原子炉の廃炉について、まだ一度も経験が無い、との指摘があります。
そして福島第一原発は現在廃炉どころの騒ぎではなく、2次災害発生を防ぐためいっぱいいっぱいであることは、各国の研究機関やメディアが指摘するところです。

そして広瀬隆氏の著作が指摘する、東海地震による浜岡原発の巨大なリスクのような問題。
さらには海外のメディアが伝える「世界の巨大地震の2割が集中する国土で、原子力発電を行う危険性」。
50基の原発群がこの国にとってどれほどの脅威であるかを、福島第一原発の事故によって、多くの人々が知るところとなりました。

この上危険な核兵器を、この狭く天災の多い国土に抱え込むことになれば、その危険、そして費用が膨大な額に上ることは、まさに火を見るより明らかです。

第一ここに掲載した写真がその一部分を伝えているように、広島、長崎で被爆されてしまい、その後長く苦しんでこられた被爆者の方々、そして福島第一原発の事故による事故で、理不尽にもある日突然、家の無い難民にされたしまった方々を前にして、
「核武装のため、日本は原子力発電を継続させなければならないのだ!」
と言えるものなのでしょうか?

この国を守る?そんなことを言う資格が、彼らにあるのでしょうか?!

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【人間の祭典、ロンドン・オリンピック】
アメリカNBCニュース 8月6日

陸上男子3000メートル、エゼキエル・キンボイ(ケニア)金メダル、マヒーディン・メヒシ・ベナバッド(フランス)銀メダル


ハンドボール女子 - リュドミラ・ボドニエーヴァ(ロシア)ベンチに下がった後、対モンテネグロ戦の試合の行方を見守る


陸上女子100メートル - シェリー・アン・フレイザー・プライス(ジャマイカ)金メダル


陸上男子400メートル・ハードル準決勝 - ジャック・グリーン(イギリス)


陸上女子3000メートル - バレンティナ・ホピニッキ・ジュディナ(ウクライナ)完走の後、暑熱に耐えかねて

【 原発再稼働で利益確保を!東京電力、『この方針の撤回はない』】[WSJ]

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それでも東京電力は、2013年度の黒字を目指す
検察庁は東京電力の刑事告発を行うか?!

ミツル・オベ / ウォールストリート・ジャーナル 8月1日


「我々は、この再建計画を修正するつもりはありません。」
5月に公開された東京電力の収支報告に関する記者会見で、同社の広瀬直美社長がこう語りました。
広瀬社長は電気料金の値上げ、そして原子炉の再稼働無くして、同社の業績回復はありえない、と強調しました。

原子炉の再稼働無しには、月の会計年度において東京電力が利益を確保することは不可能である、と広瀬社長は語ります。
東京電力の原子炉はすべて定期点検のため次々と休止し、最後の原子炉は3月に停止しました。
これらの原子炉の再稼働については、日本政府の強い後押しを受けていますが、再稼働の目途は立っていません。

東京電力は国から約1兆円の公的資金注入を受けた翌日、実質的に国有化されました。
同社は7月末、原子力発電停止中の化石燃料の輸入コストの増大により資本減少が続いていることを理由に、電気料金の値上げについて政府の承認を取り付けました。

政府が認可したのは最高でも8.46%の値上げでしたが、東京電力側は10.28%の値上げを申請していました。政府はさらに値上げ時期を7月から9月に変更させました。
東京電力はこの政府側の措置により、890億円収入が減少することになる、と語っています。

4月~6月の第1会計四半期、東京電力は一昨年の5,717億6,000万円よりは少ないがく金額ですが、6(四半)期連続となる2,883億9,000万円の純損失を報告しました。
損失額の合計は1兆3,100億円となり、16%増加しました。

東京検察庁は同じ日、多数の市民団体から提出された、福島第一原発の事故に関する東京電力の刑事責任を追及せよ、との要求について、検討に入ることを決定しました。
退出された要求の中の一つは、有名なノンフィクション作家である広瀬隆氏と明石正二郎氏が昨年7月に提出したものです。
別の一つは1,300人の福島県民の住民グループが提出したものです。

こうした検察の動きは、7月に公表された国会事故調査委員会、そして政府事故調査委員会による報告書の内容に沿うものです。
東京電力も自社の調査報告書を6月にまとめ、公表していました。
それぞれの報告書の中身には、合矛盾する点が多く、そうしたことからも検察が果たして東京電力とその役員に対する刑事告発を行うかどうかは、全く分かりません。

「検察を動かすのは容易なことではありませんでした。」
明石氏がこう述懐しました。彼が提出した要請を受理させるまでには、一年以上の年月を必要としたのです。

http://online.wsj.com/article/SB10000872396390443687504577562553488747344.html
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「魔の7分間を乗り越えた!」
火星探査車両[キュリオシティ]火星着陸成功!

アメリカCNNニュース 8月6日

詳しくは http://kobajun.biz/?p=3626 をご参照ください

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【人間の祭典、ロンドン・オリンピック】
アメリカNBCニュース 8月6日

ウサイン・ボルト(ジャマイカ)陸上男子100m、金メダルの瞬間


アンディ・マレー(イギリス)男子テニス・シングル、決勝でスイス・ロジャー・フェデラーを破った瞬間


日本フェンシングチーム、対ドイツ戦勝利の瞬間


女子水中ポロ競技・アメリカチーム敗北の瞬間


女子ヨット競技・スウェーデンチーム優勝の瞬間

脱原発候補、『保守王国』での戦い

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結果がどうであろうと、一般の人々が立ち上がり、行動を始めたことに、大きな意義がある

ヒロコ・タブチ / ニューヨークタイムズ 7月27日


山口県 - フグとミカンの産地として知られ、日本の本州の西の端にあるこの県の知事選挙が、全国紙が取り上げるべき大きな話題になることは、普段なら考えられません。

しかし福島第一原発の事故からもうすぐ1年半になる今、今回の選挙は日本の将来のエネルギー政策に関し、一種の国民投票的な性格を帯びることとなりました。
天然資源に乏しい日本ですが、経済が低迷する中、石油と天然ガスの増え続ける輸入代金がかさみ続けています。

発展を始めた日本の反原発運動の象徴とも言うべき立場で、脱原発を訴えて立候補した飯田哲也氏ですが、これまでずっと保守的な風土を保ち続けた山口県では、今回の知事選挙でも元官僚出身である保守系候補者の勝利は確実と思われていました。

しかし投票結果は、日本の旧来の保守的体制を象徴する山田繁太郎候補(63歳)に対し、飯田氏が猛追を見せる結果となりました。

国土交通省出身の元官僚である山本氏は、3年前に国政の政権を失うまで、戦後の日本を長く統治し続けてきた自由民主党の支持を受けています。

自由民主党こそ、日本における原子力産業の建設者です。

日本国内に54基の原子炉を建設するため、多額の補助金を交付し続け、福島第一原発の事故直前にはこの国の電力需要の30%を賄う能力を有するまでに、日本の原子力産業を育て上げました。
山本氏は前任の二井関成知事(69歳)からの支持も得ています。二井知事も自由民主党の支持を受け、16年間けんせいのかじとりをおこなってきました。
一方の飯田氏(53歳)は、山口県内に新たな原子力発電所を建設する、という計画の廃棄と、日本国内の原子力発電所の廃炉を進めることを公約として掲げ、選挙運動を行いました。
こうした公約は東京やその他の都市で拡大を続ける反原発抗議行動に参加する人々の大きな共感を得ましたが、保守的傾向の強い地方にあっては、その訴えが浸透するまでには至らなかったようです。


国政を預かる民主党の野田政権は、少なくとも当面、原子力発電の継続を支持していますが、東京をはじめとした都市部で、日本ではあまり見られない大規模な抗議行動に直面しています。
これに対し野田首相は、これほどの抗議行動であっても、原子力発電を止めることによって日本経済が打撃を受けることを心配する国民の、声なき声の方が多数派であると強弁し、首都圏にあっても抗議行動を行っている人々は、多数派を代表している訳ではない、としています。

しかし、評論家は山口県知事選挙において、飯田氏が一定以上の支持を集めることになれば、まして勝利することでもあれば、野田首相の考えは的を得たものでは無い、と指摘します。
「野田政権は、反原発抗議行動が、いずれは尻すぼみになるものと考えていましたが、実際にはそうなりませんでした。」
東京高千穂大学の准教授で、市民運動の専門家である五野井郁夫氏がこう語りました。
「飯田氏が善戦すれば、今回の抗議行動は一転して政治的発言力も持つことになるでしょう。他の政治家はこの抗議活動の上に乗ることにより、一定の支持が得られる、ということに気がつくでしょう。多くの政治家が脱原発陣営に加わる、という事になる可能性もあります。」

飯田氏の選挙運動が可能になった背景には、1,000人のボランティアが集まり、飯田氏の主張を伝えるため、電話をかけ、眠ったままの市町村を行脚して、問題の存在を気づかせたことがあります。

飯田氏は、環境研究所の創設者です。
彼は福島第一原発の事故以前はほとんど無名の存在でしたが、彼のメディアに対する造詣の深さが、世界史上2番目の大惨事となった福島第一原発の事故が、環境面に与える影響についての解説者として、彼をして脚光を浴びさせることになりました。

飯田氏は、太陽光パネルを取り付けた小さなワゴン車で山口県内を回っていますが、下関市の集会では、クリーンエネルギーを産業化する子ことにより、地元に雇用を創出するつもりである、と語りました。

「もしここでも、原子力発電所事故が起きたらどうなりますか?」
緑色の腕章をつけた支持者たちが、彼のグリーンエネルギー政策について述べたパンフレットを手渡している脇で、飯田氏がこう尋ねました。
「私たちの未来は、原子力発電とは共生できないのです。」


飯田氏の選挙運動にボランティアとして参加しているハンドバッグ・デザイナーの阿部みちるさんも、この意見に賛成です。
彼女は日本政府の今回の災害への対処について、怒りを感じる、と語りました。
始めに福島第一原発の危険性について過少報告を行い、その次には食品の安全性をないがしろにしている、と。
彼女が懸念しているのは、原子力発電の安全性そのものに留まりません。
原子力発電を取り扱う日本政府の管理能力、そして政治家、政府官僚と原子力産業界の癒着によるもたれあいについて、多くの人々がその現実を見せつけられました。
「それは、自分たちにとってのみ居心地の良いムラなのです。いつもそうです。」
投票日が近づいた日の午前中、37度を超える猛暑の中、阿部さんはパンフレットを配り終えた後で、こう語りました。
「飯田さんのように、そんなムラには属さない人でなければ、改革などできません。」

決して多くは無いボランティア軍団と共に、飯田氏は楽ではない戦いを続けています。

2009年に民主党との戦いに歴史的敗北を喫した時でさえ、山口県民は自由民主党へ投票しました。
それ程に自民党は、この県には強固な地盤を持っています。
今回の知事選には民主党からも前国会議員が候補者として立候補していますが、野田首相がこの知事選に関わらないようにしてるのと軌を一にするように、その支持率は低迷しています。
湧き上がる脱原発のうねりの前に、自民党が支持する山口氏は、現在計画中の山口県内への原子力発電所の建設計画を、当面の間凍結する(中止ではなく)と表明することにより、かつては原発推進の立場にあったという印象を薄めようとしています。

いったいどれだけの日本人が、国家が原子力発電に関する取扱いをより慎重にするべきだとだけ考えるにとどまらず、原子力発電に完全に背を向けているのかは明らかではありません。
日本政府は原子力発電所の安全管理について、完全に近い対策を施した、そう広く国民に信じ込ませようと努力してきました。しかし、現時点で稼働している原子炉はわずかに2基だけです。

79歳の野村としすけさんは農協に努めていましたが、原子力発電の安全性に疑問を持つ一方、経済が不安定になることも望んでいません。山口県内に原子力発電所を新設することには反対です。

演説会で保守系候補の山本氏が「いっぺんに何もかも変えてしまうのは危険です。」と主張しましたが、野村さんも飯田氏が県政に未経験であることを懸念しています。
「私は全体的に、より慎重な候補者を支持します。」


一方、たとえ日本の経済が立仕様不安定となったとしても、そのことが現状改革の障害になってはならない、と語る人々もいます。
61歳の宮川えつこさんは、飯田候補の選挙演説に足を止め、自分自身で物事を考えようとしない態度は改めるべきだ、と語りました。
「何の変化も起きなかったこの地に変化をもたらす、という彼の公約に心が動きました。」
主婦である宮川さんは、飯田候補に投票するつもりであることを明かし、友人たちにもそれを進めるつもりだと語りました。
「結果がどうであろうと、一般の人々が立ち上がり、行動を始めたことに、私は大きな意義があると考えています。」


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【人間の祭典、ロンドン・オリンピック】
アメリカNBCニュース 8月5日

日本チーム - 女子サッカー対ブラジル戦


フランスチーム - 女子サッカー対スウェーデン戦


スウェーデン・チーム - ヨット競技


一位、二位独占のイギリス・チーム - 二人乗りカヌー競技


アメリカ・チーム - 女子競艇

【『声を挙げる勇気を持った人々』暑熱をものともせず! 】&【 菅前首相、反原発運動の推進を宣言 】

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「子供であっても、原子力発電について正しい選択をする権利はある」

エリノア・ワーノック / ウォール・ストリート・ジャーナル[フクシマ・ウォッチ] 7月30日


うちわや扇子を打ち振り、照りつける太陽の下、水をガブガブと飲みながら、東京でこの週末、また新たな脱原発を訴える大規模な抗議行動が盛り上がりました。

3月以来、すでに毎週金曜日には数万という規模の人々が首相官邸前に集まり、抗議の声を挙げていますが、28日日曜日には人々が国会議事堂を取り囲む、という初めての抗議行動が行われました。
これほど大規模なデモは、1959年と1960年の日米安保闘争以来のものです。

大人も、そして子供たちも『再稼働反対!』『国民の声を聴け!』などと書かれたプラカードを掲げ、人々は日中に東京都心にある日比谷公園に参集し、倍近くまで膨らんだ参加者たちは、その後夕刻に国会議事堂に向けデモ行進を行いました。
4時間以上に渡り人々は、飽くことなく『反原発』のスローガンを叫び続けました。
中には白い放射能防護服を着てガスマスクをして、大きな黄色い核廃物用のキャニスター(ドラム缶)を叩く人々もいました。


参加者数の発表には大きなばらつきが出ました。主催者側発表では参加者数は200,000でしたが、日本のテレビ局などは警察側が発表した12,000という参加者数を報じていました。

夜になると人々は日本の政党指導者たちの演説を聴くために、国会議事堂前に集まりました。演説者の中には、日本の大物政治家で、最近新たに結成された政党『国民の生活が第一』の代表、小沢一郎氏の姿もありました。
人々は火を灯したろうそくを掲げ、別の人々は携帯電話で撮影したり、フラッシュを点滅させたりしていました。
「皆さん、地元を代表する立場人の下へ行き、あなたの考えを伝えてください。」
長年脱原発運動に取り組んできた、自民党の河野太郎氏が群衆に向かって呼びかけました。
「年内にもう一度、国政選挙があるでしょう。その時こそ、私はみなさんの意見の代弁者になるつもりです。」

居並ぶ政治家の中に、ひとりの中学2年生の姿がありました。
この生徒の話は、政治家以上に大きな反響が寄せられました。
「原子力発電はわたしたちの世代、そして将来に大きな禍根を残すことになります。たとえ子供であっても、原子力発電について正しい選択をする権利があるはずです。」
この中学生の言葉です。

「これからも原子力発電所が稼働することになれば、わたしはもう一度福島のような事故を、経験させられることになるでしょう。たとえ事故が起きなかったとしても、大量の核廃棄物が、未来に押し付けられることになってしまうのです。」

http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2012/07/30/crowds-brave-tokyo-heat-for-another-anti-nuclear-protest/
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【 菅前首相、反原発運動の推進を宣言 】

エリノア・ワーノック / ウォール・ストリート・ジャーナル[フクシマ・ウォッチ] 8月1日


3.11の巨大地震と巨大津波が東日本に壊滅的被害を与えた当時、日本の内閣を率いていた菅前首相が、反原発運動の活動家として取り組みを行うことを7月31日火曜日、記者会見で明らかにし、改めて日本における原子力発電の廃棄を訴えました。
「はっきり申し上げて、昨年3月11日以降、原子力発電に対する私の考え方は180度変わりました。」
彼は記者団に向かい、こう切り出しました。

「この国がかつてない危機的状況に陥っているのを見て、私はこう考えざるを得ませんでした、『安全な原子力発電所などと言うものは、あり得るのだろうか?!』と。」
「原子力発電に頼らない社会こそが、安全な社会である。これが私の結論です。」
65歳になったかつての日本の総理大臣はこう語りました。

菅前首相は昨年8月、就任して1年、3月11日に巨大地震と巨大津波が福島第一原発の原子炉のメルトダウンを引き起こしてから約5か月後に首相を辞任しました。
彼の政権は地震、津波、原発事故の日本の三重災害への対応のまずさを、国内の幅広い層から批判されていました。


菅前首相の公式の記者会見は辞任後初のものですが、半袖シャツにノーネクタイ姿の前首相は、終始厳しい表情を続けていました。笑顔になることはほとんど無く、発言の合間には考え込むようなしぐさを見せていました。
しかし7月に西日本にある大飯原発の原子炉の再稼働を決めた、彼の後任の野田首相を批判することには、ためらいを見せていました。大飯原発の再稼働は福島第一原発の事故後、初めての原子炉再稼働です。

菅前首相の最終目標は、彼と意見を同じくする議員によって提案された、原子力発電を徐々に廃止し、再生可能エネルギーによる発電割合を現在の10%から2025年までに38%にする法案の、議会通過である、と語りました。

菅前首相の提案は、現在の政府が検討している3つのエネルギー政策案の上を行くものです。
現在検討されている政府案は、以下の通りです。
2030年までに原子力発電を全廃する
2030年時点の原子力発電所への依存率を15%まで削減する
2030年時点の原子力発電所への依存率を20-25%とする

しかし菅前首相は、この法案を通すため、所属している与党民主党を離脱し、新たな政党を立ち上げる考えは示しませんでした。
「今の私の役割は、民主党を進むべき方向に導くことです、原子力発電を廃棄する、という方向に。」
「今回の福島第一原発の事故に正しく対処するには、政党間の枠組みを超えた取り組みが必要なのです。」

脱原発の抗議行動を行っている人々との会合で、菅前首相は群衆に向け、その日の午前中、野田首相に電話をしたことを伝えました。
「私は野田首相に対し、抗議活動を行っている皆さんが、首相と会って話をしたい、と考えているに違いない、と伝えました。首相も進んで皆さんと会って話をしたい、と答えました。」

「抗議者人々の声は野田首相の耳に届いています。」
菅前首相がこう語りました。

http://blogs.wsj.com/japanrealtime/2012/08/01/fukushima-watch-former-pm-kan-sets-out-vision-for-nuclear-free-japan/?mod=WSJBlog&mod=WSJ_Japan_JapanRealTime
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【人間の祭典、ロンドン・オリンピック】
アメリカNBCニュース 8月3日

[ウクライナ・チーム]4人乗スカル・ボート競技


バルトロス・ピアセッキ(ノルウェー)フェンシング男子個人


男子自転車競技タイムトライアル競技、イギリス代表ブラッドレー・ウィギンス勝利の瞬間

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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