ゴルフをしている人は、「自分はひとかどのゴルフ・スウィングをしている」と思っている人がほとんど、とプロゴルファーの芹沢信雄氏。
確かに私自身もそう自惚れていた一人でした。
しかし、今度の大震災に見舞われ、それまで月に3回以上はラウンドしていたのに、ここのところ予定を立てることもままなりません。というのも、ホームコースは「地震でコース、クラブハウスともに大きな損害を受け、現在復旧の見通しが立たない」ためです。加えてここよりひどい被災地の人々の姿が、ゴルフフバッグを車に放り込んで、いざ....という気持ちにはさせてくれません。そこで、この機会に自分のスウィングの欠点を徹底修正することにしました。
ゴルフに興味の無い方に念のためご説明しますと、ゴルフは
1. 止まっているボールを打つ
2. ボールが小さくて硬い
3. 距離に応じて14本のゴルフクラブを使い分ける
ところから、常に合理的なフォームでゴルフクラブをスウィングすることを求められます。
私はゴルフの習いはじめからレッスン・プロにつくことができたので、人には「ゴルフスウィングがきれい」と言われることがあります。ところが今回、改めて自分でチェックしてみて、まったくそんなことはないことが解りました。
きれいなスウィングとは、プレッシャーの無い場面でそこそこのスウィングができることなのでしょうか ?
ゴルフコースはテレビなどで見ているとほとんど平らに見えますが、実は微妙に凹む・出っ張る・傾くなどしており、これにボールが小さいことが加わり、ゴルファーにとっては大きなプレッシャーとなります。
結果、このような場面に遭遇した私たち素人のフォームは、「穴掘り」「どじようすくい」状態に陥り、格好も結果も実にみっともないものになってしまうのです。
一方、プロはこんなとき、どんな状況にあるかきちんと確かめ、きれいなスウィングのままでボールを打てる体勢を作ります。そして、スウィング。ボールは思い通りの軌跡を描きながら飛んで行きます。
要は型を覚えた上で、それを実戦で使えるかどうか、ということなのだと思います。
なんでだかは解りませんが、日常生活の中でもうろたえることの多い私は、ゴルフコースのあちこちでうろたえてミスショットを量産、今日も後悔のゴルフをして不得要領のまま家路につくのでアリマス。
あーあ、つらいなァー...