ホーム » エッセイ » 【 携帯電話並みの手軽さに?電気自動車のこれから 】
ピーター・ガーデット / アメリカAOLエナジー 12月20日
IBMは近年は特に、データプラットフォームを活用してのエネルギー利用の転換を可能にするため、さらには利用状況の監視について、その専門技術を提供してきました。
そして現在、同社は活躍の場をヨーロッパにも広げ、『エネルギー企業、自動車メーカー、そして給油所ならぬ給電所のオーナーが統一され、誰もが利用可能な一般的ITプラットフォーム』を完成させるべく、取り組みを続けています。
IBMはこの事業について、携帯電話の普及基盤整備に共通するものがある、と語っています。
車のドライバーはEUの域内のどこでも、手軽に車の充電を行い、料金を支払うことが出来ます。
再生可能エネルギーによる発電とその製品の生産と普及拡大を目指し、この実験的取り組みは今週、アイルランド、スペイン、ドイツ、デンマークを含むヨーロッパ各国、そしてB2Bと呼ばれる市場で始まりました。
これまでのIBMの取り組み同様、B2B市場(EUが立ち上げた『グリーン・エコモーション』という名の再生可能エネルギー普及プロジェクトの一環)は、同社の技術を核心に据え、数多くの企業や金融機関などが参画して、壮大な規模で展開されることになります。
『グリーン・エコモーション』事業への参画企業は43社にのぼり、2015年までにEU域内での電気自動車普及のための基盤整備を行います。
アメリカ国内の取り組みはまだ地方ごとのものですが、野心的である点、引けを取ってはいません。
NRGエナジー社は給電ステーション建設への融資を行うと同時に、ガソリンスタンドがどこの場所にもあるのと同様、給電スタンドが必要とされる場所には必ず存在する、電気自動車が普及するための基盤整備のための研究を進めています。
一方で各電力企業は、電気自動車が実用化された当初から、それぞれの思惑を抱いてきました。
これまでには無かった新たな分野における、潜在的な需要に着目する一方で、まだ安定してはいない需要、そしてこれまで経験したことの無い分野で信頼性を求められる事の企業責任などへの検証を行っています。
さらに別の構想がアイルランドで実現されようとしています。
再生可能エネルギーをフル活用する、ESBネットワーク・スマート充電システムと名づけられた社会基盤整備の取り組みは、自由に情報の共有することが出来、『電気自動車の革命的普及を可能にするものである』と世界的な技術・情報処理企業であるIBMが語っています。
(写真)ドイツで現在発売中のオペル製電気自動車
http://energy.aol.com/2012/12/20/how-your-electric-car-will-soon-be-like-your-mobile-phone
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【 打倒!圧政者!ただし、おまつり 】
アメリカNBCニュース 12月28日
(写真をクリックして、大きな画像をご覧ください)
スペインの住民は毎年、小麦粉、卵、そして爆竹を使って「戦い」、エルス・アンフアリナッツ祭りを祝います。
住民が二手に分かれ、一方はエルス・アンフアリナッツと呼ばれる妻帯者の一団が一日限り町を支配することをゆるされ、馬鹿げた法律を公布し、それに違反する者から容赦なく罰金を取り立てます。
これに対しラ・オポジシオと呼ばれる別の一団が立ち上がり、戦いを挑みます。
祭り後、取り立てられた『罰金』はすべて村の慈善事業に寄付されることになります。
この祭りは200年来の伝統行事として、1981年に復活しました。