ホーム » エッセイ » 【 アメリカ政府は10月7日、福島第一原発の周囲に近づかないよう、自国民に再び厳重に警告 】
「日本当局からの『追加情報に基づき』、あらゆる種類の『避難区域』から直ちに退去するよう強く求める」
米国CNNニュース 10月8日(日本時間9日)
日本の福島第一原発で始まった原子力事故後7ヶ月後の10月7日(日本時間8日)、米国政府は被災した原子炉近くの地域には近づかないよう、再びアメリカ国民に警告しました。
アメリカ国務省は、3ヶ月前に一度警告を行いましたが、米国政府の科学者による徹底した検証を可能にする日本当局からの『追加情報に基づき』旅行警告を発しました。
警告はアメリカ市民に対し、福島第一原発から20kmのあらゆる場所からの避難を促しています。
警告は同時に福島第一原発の北西部、日本が「計画的避難区域」としているエリア、飯舘村、川俣町の山木屋地区、葛尾村、浪江町、南相馬市の一部にも近づかないよう警告しています。
国務省の警告はさらに日本政府の避難区域に関する勧告に従うよう促し、アメリカ国民に対してあらゆる種類の『避難区域』からすみやかに退去するよう、強く求めています。
国務省の警告は福島第一原発から比較的離れた場所 - 20キロから80キロと定義していますが - については別の勧告を行っています。
すなわち、1年に1回程度の『一時的な滞在』であれば、『健康と安全性に対するリスクは低く、被爆の危険性は著しく高いものではない』としています。
これらの区域に『数次にわたる警告に従わず』一年以上居住しているアメリカ国民に対しては、在日大使館などの指導に従うことを強く求めています。
アメリカ政府の警告によれば、妊娠中の女性、子どもたち、そして高齢者は福島第一原発の30キロ圏内に留まらないよう求められています。
本州の東海岸、東京の北150マイル(約240km)の距離にあり、マグニチュード9.0の地震とそれに続く巨大津波により破壊された福島第一原発の事故以来、原子力発電所と政府の職員は数週間この危機を収束させるため緊急態勢をとってきました。
稼働中の原子炉のうち3基がメルトダウンを引き起こし、大気中、および海に大量の放射性物質をまき散らし、1986年のチェルノブイリ事故以来、最悪の原発事故となりました。
事故が起きた際の処置については妥当性を欠いていた上、海外からの申し出も含めた外部からの援助を正しく利用しなかった、という批判があります。
地震と津波による死者が15,000人を超得たのとは対照的に、放射能による死亡例については誰もそれを確認していませんが、
事故は広範囲に及ぶ避難につながりました。
福島第一原発を運営する東京電力の社長は、復旧作業が前倒しで実行されていることを9月CNNに語っています。
東京電力の西澤社長は『冷態停止』は期限とされている来年1月までに達成『可能』と語りました。
冷温停止とは現在制御不能の原子炉内の温度が、摂氏100度(華氏212度)以下になることを意味しています。
「それが最も重要なことです - 福島の事故が安定し、収束に近づいていることを人々に証明するために。これは私たちの責任です。」
http://edition.cnn.com/2011/10/07/world/asia/japan-us-travel-alert/index.html?iref=allsearch
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日本政府が9月30日に一部避難区域の指定解除を行った際、3基の原子炉のメルトダウンが続いている状況下、解除は絶対おかしい、と思っていました。
それを裏づける報道を探していたのですが、それがこの記事です。
アメリカ政府はアメリカ国民に対し、福島県内の「いかなる避難区域内であっても、直ちに立ち退くよう」urged(しきりに勧める、追い立てる) - 強く求めています。しかも、日本当局からの『追加情報に基づき』、アメリカの専門家が徹底分析した結果だと報じられています。
この情報を念のためGoogleで検索しましたが、日本国内には流通していないようです。
今度はいったい何を、私たちには伝えていないのでしょうか?
私が住むのは福島第一原発から約90kmの仙台市内。
80km圏内が「年に1回程度の『一時的な滞在』であれば、『健康と安全性に対するリスクは低く、被爆の危険性は著しく高いものではない』」のなら、その10km先はいったいどうなのでしょう。
我家にはこれから結婚する(だろう・はずの)娘と息子がいますが、結婚して生まれて来るはずの未来の子どもたちのことがとても心配です。
まさに99パーセントの我々は、これ以上1パーセントの貪欲さの犠牲になるべきではありません。
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公開【 3年間連続撮影の火星の映像 】
アメリカNBCニュース 10月
これはこれまでに作られた中でも最も驚くべき映画のひとつです、これは火星からの映像なのです。
この画像は実は309枚のスチール写真をつなぎ合わせて、3分間の動画にしたものです。
これは小型の火星探査車が送って来ました。
火星探査車は3年かかって13マイル(約21キロ)の距離を移動し、全ての行程を記録しました。
この映像の中の火星の砂漠は、まるで我々NBCの放送内容(無味乾燥)みたいですって?!
そんな悪態はやめて、ジャージー海岸の美しい光景でも思い浮かべてください。
ともあれ、これは驚くべき科学的な探査です。
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