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【 ビタミンEの服用は前立腺ガンに悪影響 】
アメリカNBCニュース 11月11日
ブライアン・ウィリアムズ :
一昨日のニュース( http://kobajun.biz/?p=1120 )から続く、健康の問題についてお伝えします。
今まで健康に良い、とされていた見解が、最新の研究結果によりくつがえってしまいました。
昨夜、ありとあらゆる種類のビタミン剤やサプリメントのうち、何種類かのものは中年以降の女性にとって、有害である、という新しい研究結果についてお知らせしました。
今日、結局のところ前立腺がん用血液検査が、命を救うことにはならないかもしれない、ということを告げられました。
前立腺がんに関する新しい研究結果についての報告は、ほとんどの人が体に良い、と信じて摂取しているビタミンEが、実は有害な結果につながる可能性がある、というニュースをお伝えします。
ビル・ロスは、がん家系の疑いがあるため、かかりつけの医師の助言で20年以上前から定期的にビタミンEを摂り始めました。
私の父は前立腺癌を患っています。彼は約20年間の前立腺がんと闘っています。
記者:しかし、ビタミンEは、いわゆるセレクト試験の結果によると、実際に17%前立腺癌のリスクを高める可能性があります。このセレクト試験は35,000人の被験者に、片方、または両方のビタミン剤、または偽薬を与えられて実施されました。
こうした研究の実施方法は最もスタンダードなものとされています。
クリーブランド・クリニック / エリック・クライン博士
「私はこの研究結果に驚きました。実際、2000年代初頭に始められた研究からは、ビタミンEやセレンは、前立腺癌の予防効果があることを示唆する、相当量の研究結果が得られていたのです。」
記者:新鮮な果物や野菜は、ビタミンや抗酸化物質を豊富に含んでいます。
それを錠剤の形で摂取すれば、より多くの効果が得られるはずでした。
しかし、ビタミン剤の摂取による前立腺がんに対する明快な効果は確認できず、2008年にこの研究は中止されました。
研究者はその後も被験者を監視し続け、ビタミンEを服用している人々に前立腺がんの増加を発見したのです。
一部のビタミンやサプリメントは医薬品に含まれず、厳格な規制を受けていないため、一部のビタミンEの製品は、前立腺の健康を促進する宣伝を行っています(米国内)。
クリーブランド・クリニック / エリック・クライン博士
「消費者は製品やメーカーに関する情報については、慎重でなければなりません。」
記者:この結果、ビル・ロスさんはビタミンEの服用をやめました。
いまや医師もその他の人々も、慎重さを求められることになりました。
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