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星の金貨 東日本大震災や音楽、語学、ゴルフについて語るブログです。

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【 もう一人のレイチェル – 12歳で27軒の家を建設 】

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所要時間 約 5分

彼女とは関係のない世界の子供たちのことを、レイチェルは心配し続けています」

2011年11月14日 アメリカNBCニュース

ブライアン・ウィリアムズ :
『メイキング・ア・ディフェレンス』の時間です。
今日お伝えするのは、何かを成し遂げようとするのに年齢が若すぎる、などということは無いというお話です。
大災害となった大地震からちょうど2年が過ぎたハイチの取材を行った際、固い決意とともに立ち上がったフロリダの一人の少女に出会いました。
いまだに助けを求めている人々のために、彼女の努力がどれほど力になったか?
NBCの医療部門の執筆責任者、ナンシー・スナイダーマン博士がお伝えします。

ナンシー・スナイダーマン博士「レイチェル・ホイーラーは見た目はごく普通の少女です。友だちとくすくす笑い合い、学校へ行ってダンスを楽しんでいます。」

レイチェル・ホイーラー「私、いまだにショックが続いているんです。」

スナイダーマン博士「しかし彼女は、12歳の少女のほとんどがしていないことに取り組んでいます。数百マイルも離れた場所にあり、彼女とは関係のない世界の子供たちのことを、レイチェルは心配し続けています。
ロビン・マフードは『貧困層に食料援助を』という名の、フロリダで最大規模の慈善事業を行っています。彼はまたその日食べるものにも事欠き、とても家とは呼べないようなところで暮らしている、ハイチの子供たちのためのチャリティーを呼びかけました。
レイチェルはハイチの子供たちが置かれている状況は、どう見ても間違っていると確信し、ハイチの子供たちがちゃんとした家に住めるよう、ロビンに協力することを誓ったのです。
彼女はパンの販売から始めました…..」

男性客「レイチェル、ここだよ」

スナイダーマン博士「彼女は地元開催の試合で缶を手に持ちながら、寄付を集めて回っています。」
女性の篤志家「今夜はレイチェルに2,600ドル(20万円)寄付することにしましょう。」
男性「いいことしてるね。」

スナイダーマン博士「小さな善意が積み重なり、寄付金の額は今や25万ドル(2,000万円)を突破しました。

スナイダーマン博士「レイチェルが手ぶらでハイチに行くことはありません。」
ハイチの男の子「どうもありがとう。」
スナイダーマン博士「2010年の地震で学校と同級生5人を失った困窮している子供たちに、援助のパッケージを手渡しています。」

スナイダーマン博士「ハイチの小さな漁村、ここでも彼女は英雄です。」
「ここの歓迎ぶりには圧倒されるわね。」
レイチェル「ええ。」

スナイダーマン博士「よくお聞きください。レイチェルが集めたお金で、すでに27戸の家が建てられているのです。
大人であってもそのほとんどの人間は、ご覧になっているような貧困がハイチに蔓延していることを、想像することすらできません。
いったい何が、こんな若い少女に生活の一部を、こうした行為に捧げさせているのでしょうか?」
レイチェル「人生の大切さはどの場所だろうと同じです。口で言うだけでは何も実現できないと思います。『そうとも、私がハイチを世界で最高の場所にしてみせるよ!』そう言って指をパチンと鳴らしても、何も起きません。実際に働いて、そうすることで、めざすことを実現させていかなければなりません。」

スナイダーマン博士「『貧困層に食料援助を』の人々は、一軒一軒の新しい家がハイチの最も弱い立場の人々に、やり直す機会を提供すると考えています。
ロビン・マフード氏「私たちは子供たちと母親たちの安全を守り、きちんとした生活ができるように、テント生活から連れ出して、カギのかかるドアの付いた家の中に導いているのです。」

スナイダーマン博士「非常に完成されたコンセプトのもと、家を建設し、人々の人生を建て直していく。
まだ少女のレイチェル・ホイーラーですが、すべての人々の心に感動を与えていきます。」
ナンシー・スナイダーマン、NBCニュース、レオーネ、ハイチ。

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【 市民の姿を伝えるため – アメリカの大手メディアはここまでやる 】

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所要時間 約 11分

『ウォール街を占拠せよ!』ニューヨークその日の詳細行動記録
- そして見えて来た『答え』
一方、日本では大手メディアが『経産省前』を無視し続ける

アメリカABCニュース 11月17日

午後8時14分(東部時間・ 以下同じ)
ニューヨーク市長広報室は、逮捕された26名の記者のうち、ニューヨーク市警発行の正式の記者証を所持していたのはわずか5名のみであったと発表しました。

午後7時43分 – ABCニュース / アーロン・カタースキー
数名が交通妨害のかどで逮捕されましたが、デモ行進そのものは整然と行われました。
数千名が
「これが民主主義の姿か?!」
「これが今のアメリカの姿だ!」
というスロー ガンを唱えながらブルックリン・ブリッジを行進しています。
彼らは橋歩行者専用レーンを半分ほどやって来ました。この時点で逮捕者はいませんが、行進は整然としており平静を保っています。
このグループはマンハッタンの繁華街のベライゾン・ビルにプロジェクターを使って『99%』のロゴを映し出しています。
ロゴが『占拠せよ!』行動が展開されている、世界中の都市のリストに切り替わりました。

午後5時48分 - アーロン・カタースキー
フォーリー・スクエアからブルックリン橋への行進は、午後6時開始予定。参加者は99人 ― 象徴的な数字、活動家、組合の代表と政治家が市民たちの抵抗運動を支援するために志願しました。
彼らはセンター通りに面した橋の入口に座って、交通を妨害する予定ですが、そのことにより逮捕される見込みです。
この行動は、午後6時30分 ごろになるでしょう。参加者全員が『99パーセント』のTシャツを着ています。

午後5時30分 – アーロン・カタースキー
組合と活動家のグループの支援を受け、代表によるブルックリン橋を通るデモ行進の後に続き、数千人がデモ行進を行うためにフォーリー・スクエアに集まりました。
今日集まったうちのほとんどは、これまでのデモには加わっていなかった人々です。
運動が2か月目を迎えましたが、規模は膨らみ続けています。

〈 ストップ!経済奴隷制度 〉

午後5時23分
ブルームバーグ市長の記者会見からの抜粋:
「『ウォール街を占拠せよ!』はそのウェブサイト上で、今日の抗議行動への参加者は数万にに上る予定だとあるが、はるかに少ない参加者しか得ていない。そしてこれまで確かに彼らが行いえたことは、このニューヨークに少しばかりの損害を与えたことだけである。」
「ほとんどの抗議する人々は、公平に見て責任ある行動をとってきた。」
「ニューヨークに留まり抗議行動を続けたいのであれば、それは可能である。この街は自由の伝統の上に築かれ、人々がここにやって来るのは、言いたいことが言える場所だからだ。しかしそのことと、他人の正当な権利を取り上げることは、同義ではない。」
「憲法修正第1条はそのような行動を、保証してはいない。同条項の理念は全く正反対であり、ビジネスマンの通勤を妨害したりせず、それぞれ がそれぞれの立場で自由に働くことを保証している。それを妨害することは、大目に見られるべきではないと考える。」

午後4時28分 アメリカABCニュース / リチャード・エスポージト
ニュー ヨーク市当局の発表によれば、数名の抗議する人々が軽傷を負いました。多くは擦過傷だということです。全員が手当てを受け、現在はすでに釈放されているか、あるいは釈放の手続きを行っている最中だということです。

頭部が血まみれになっていた青年の、けがの程度は不明です。この男性は映像では、頭皮、額、鼻の部分が血まみれになっていましたが、警官たちによってプラスチック・バンドの手錠がかけられ、引き立てられていました。
彼は警官の帽子を弾き飛ばした後、警官に殴られた、と報告されています。

午後4時22分 – アーロン・カタースキー
更新された数 ― 逮捕者数177名、負傷警官8名、負傷する10人の抗議者の負傷は10名。

午後4時01分 – アーロン・カタースキー
抗議者側の予測より「はるかに少ない」参加者しか得られていない、とニューヨーク市長が会見。
都市生活に引き起こされるのは「少々の混乱」だけと。

午後3時47分 - リチャード・エスポージト
引退したレイモンド・ルイス元フィラデルフィア警察署長は、抗議行動の最中、大礼服を着たまま逮捕されました。 ルイス氏(2004年に引退)のいでたちは大体において正しかったものの、いくつかの勲章の位置が間違っていました。
加えて『フロンティスピース』と呼ばれる制帽の正面のバッジが、フィラデルフィア警察の正規のものと違っていました。正規のものは引退の際、返却されていました。
腰の低いかつての警察の要人は、手錠をかけられても、手入れされた立派な口ひげを生やし、堂々とした態度でいました。
フィラデルフィアの警察署内では、「彼はウォール街の投資で損をさせられたんだ。」というジョークまがいのうわさが飛び交っていました。

午後3時42分 - リチャード・エスポージト、アーロン・カタースキー
現場から報告を受けたマイケル・ブルームバーグ・ニューヨーク市長室の談話
警官隊が一部のデモ参加者に、糞尿や火がついたままのたばこの吸い殻を投げつけられましたが、我慢しました。
ニューヨーク市警が付け加えました。
「我々は、いろんなものを投げつけられた。」

〈 おもいやり!〉

午後3時42分 - ABCニュース / ダン・ハリス
ニューヨークで始まった『ウォール街を占拠せよ!』の運動も、統一された目標がある訳ではありません。
一人がまずは公園を取り戻すことだ、と言っている間にも、別の参加者は目標は『言論の自由』だと語り、その他、戦争の終結、ガソリン価格の引き下げ、そして思いやりまできりがありません。
しかし、人々が共通して持つ、ひとつの答えが見え始めています。
それは『政治家に対する企業の影響力を小さくすること』のようです。
〈以下省略〉

午前8時48分 - ダン・ハリス
ナッソーストリートとパイン・ストリートの角で。
数百名のデモ隊がニューヨーク証券取引所から1ブロック程のところで、交差点を占拠しました。
警官隊が道路から立ち去るよう、警告を発したところです。
今にも逮捕が始まりそうな気配です。

http://abcnews.go.com/blogs/headlines/2011/11/occupy-wall-streets-day-of-disruption-wn-live-updates/
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一度書いたように、日本では経産省前のデモ隊は大手メディアに無視され続けています。
しかしアメリカでは、[ウォール街を占拠せよ!]運動に関してメディアが伝えない日は無く、今回のように警官隊の『横暴』な態度が確認されれば、 直ちに全国配信されることになります。

まずは前半のABCニュース、午前8時48分から午後8時14分まで、まさに『分単位』でデモ隊と警察の一挙一投足が、全国民に向け克明に報告されます(あまりに長いため、午前8時から午後3時過ぎまでの14本を割愛させていただきました)。
ここまでされれば、いかに権力と言え無法な振る舞いに及ぶことは不可能です。

一方のNBCニュースは短いものの、警官隊の横暴な振る舞いを端的に捉えています。
私もブライアン・ウィリアムズ氏の顔を見ない日がなくなってしまいましたが、 今回のニュースで彼の表情と口調は明らかにこう言っています。
「警官側は、ここまでやる必要があったのか?!」と。

経産省前の女性たちのデモも、彼女たちがどこから来たどんな人たちで、どんな思いで連日がんばっているのか、寄り添うように伝える日本の大手メディアがあっても良い、と思うのですが、無視を決め込んだままです。
かわりにどうでも良い国会の政争については、取り上げない日がありません。

市井に暮らす国民ではなく、政治家や企業家がこの国の『主人公』であるがごとく扱う日本のメディア。
その姿勢が一般国民の『良識』といかに相容れないものであるか、アメリカABC、NBCの今回のニュースを見ていると痛感するのですが......

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【 警官隊、84歳の女性の顔面にとうがらしスプレー 】

アメリカNBCニュース 11月16日

ブライアン・ウィリアムズ :
国内各都市のキャンプ地から追い立てられた[ウォール街を占拠せよ!]の人々は、今日はグループの再編成を行っています。
シアトルでは昨夜、デモ行進から抗議する人々と警官隊の間でにらみ合いとなりました。
そして唐辛子スプレーが使われました。
聖職者も含め、数十人の人々がスプレーを浴びせかけられました。
一人の女性が顔中にスプレーを浴びせられた写真が、シアトルのウェブサイトにアップされました。
抗議を行っている人々は、彼女は84歳のドーリー・レイネーであることを確認しています。

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【福島J-ヴィレッジ潜入記 : 使い捨てられる人々】〈第1回〉

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所要時間 約 10分

「福島第一原発の作業員は家族のために、放射線被ばくの危険を冒す」

Cordula Meyer / デア・シュピーゲル(ドイツ)2011年9月21日

福島第一原発の事故発生以来、管理者である東京電力は原子炉を制御下に置くための作業を、臨時作業員に頼っています。
作業員については毎日、被ばく線量を計測していますが、彼らのうちの多くは日本のために働いているわけではなく、金のために働いている、と語ります。
シュピーゲルは厳しく立ち入りが禁止されているJ-ヴィレッジに潜入し、隠れたヒーローたちに会ってきました。

[ 第1部 : バリケードの向こう側で ]
〈重労働と暑熱で消耗しきって〉

『231』 の道路標識は、ここが道路の終点であることを示しています。バリケードが交通を遮断し、破壊された福島第一原子力発電所につながる常磐自動車道を、それ以上北上することを阻んでいます。
制服姿の警官が『止まれ』の旗を打ち振っています。
夕方の黄昏の中、赤いネオンサインが「立入禁止…災害特別法」の文字を浮かび上がらせます。
赤い警棒を抱え込んだ警官は、道に迷ったあらゆるドライバーを締め出しています。
3人の警官が右方向へ通り抜けを阻んでいます。
歩いて近づいてくる人々は、大声で注意されることになります。

日夜、合計20名の警官がこの場所に詰めています。封鎖されている右方向へ進むと、そこにJビレッジがあります。
ここはかつてサッカー日本代表チームのトレーニングセンターでした。
しかし3月11日以来、日本でもっとも大きなサッカー複合施設は日本の隠れたヒーローたち、制御不能に陥っている福島第一原子力発電所を機能させるために働く、緊急作業員のベースキャンプに姿を変えています。

来る日も来る日も1,000人を超える作業員がこの場所で交代に備え、待機しています。
福島第一原子力発電所を運営する東京電力は、数年前にこの施設建設のスポンサーになりました。
しかし、この施設が福島第一原発の復旧工事のための中継所になって以来、東京電力はあらゆるメディア、そして一般市民からこの場所を隔離しました。

フロントガラスに東京電力の許可証を掲示した、バスとバンだけが検問所の通過を許されます。
これらの車両は作業員を乗せ、福島第一原発とJビレッジの間を往復しています。窓越しに疲れ切った様子の作業員の頭が見えますが、ほとんどの人が30分間の帰路、居眠りしているのがわかります。
一台のバスがJビレッジに向かう坂を上ろうとしていますが、その中に白い防護服を身に着けた51歳 の佐々木ヒトシさんの姿があります。建設作業員としてここに来て3週間になります。彼の仕事は破壊された原子炉への道を舗装することです。
その仕事には原子炉を覆うプラスチックカバーを設置するために使われる600トンクレーンの通行を可能にするため、鋼材の支柱を敷いていくことも含まれています。

▽ 放射線チェックの列に並んで〈みんな無言で〉

佐々木さんがJビレッジに着いてまずすることは、体育館の右側にある建物に向かうことです。
その建物に向かって白い防護服、防護マスクをつけた人々の長い列ができています。
ジムの入口には箱が並んでいます。
佐々木さんは彼の靴からビニールの覆いを取りはずして、最初の箱の中に入れます。
次にマスク、合成紙でできている白い防護服、手袋、それぞれ別の箱の中に入れていきます。
たくさんの作業員が重い足取りで体育館に向かって歩いていきます。口をきく人はほとんどいません。
何人かが靴からプラスチックカバーを取り外す際、つまづいています。
別の人々は暑苦しくて汗まみれになった防護服を一刻も早く脱ごうとして、両手を使い、むしりとるように脱ぎ捨てています。
その後、彼らは放射線チェックを受けるため、列を作って並ぶのです。

ほとんどの作業員が防護服の下に、長袖の濃紺の下着だけをつけています。
長時間暑苦しく湿度も高い環境で働かなければならない作業員は、防護服の下に青い色のベストをつけることを許されます。このベストには暑熱によって体力が奪われないよう、冷却剤が装着されています。
何人もの作業員が倒れました。
8月だけで13人の作業員が、原子炉5号基、6号基の前に建てられた緊急処置室に入ることを認められました。

5月、60歳の労働者が一人死亡しました。
心臓発作だったということです。

にわか仕込みで訓練された作業員の一団が、作業員一人一人の被ばく線量をチェックします。
これらの担当者も防護服を着込み、青い帽子と紙製のマスクを着けています。
体育館の隅にあるバスケットボールのゴールの下、折り畳みテーブルの上に4台のガイガーカウンターが用意され、その隣には3台の線量計がしっかりと固定されています。

検査担当者は大きな器具を抱え、ガイガーカウンターに見入っています。
彼らはセンターをまず頭部にあて、次に左右の腕をなぞっていきます。そして胸、胴体、そして両脚をチェックします。
検査を受ける間、作業員は放射性物質を吸着するよう作られたマットの上に立たされています。
多くの男性が20代前半のように見受けられますが、何人かの年老いて疲れ切った様子の男性も混じっています。

〈つづく〉
出典 : http://www.spiegel.de/international/world/0,1518,786650,00.html
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今日から新しいシリーズを始めさせていただきます。

このシリーズもこれまでご紹介した、
◆ フランスのル・モンドの【まだまだ続く『がんばろう!』】( http://kobajun.biz/?p=1297、 http://kobajun.biz/?p=1303 )、
◆ アメリカCBSニュースの【津波のあとの姉妹都市】( http://kobajun.biz/?p=1217 ほか)、
◆ アルジャジーラの【放射能の無い日本への戦い】( http://kobajun.biz/?p=1155 ほか)
と並んで、静かな語り口で淡々と叙述される文章を読み進むうちに、いつしか感動すら覚える内容を持っています。
タイトルにある「使い捨てられる人々」の意味は、第3回で明らかになります。

日本の東日本大震災の新聞報道等は、読む人にある特定の画一化された感想を求めているように感じることがあります。
登場する人々も、少し美化され過ぎているように思える時があります。

今回のJ-ヴィレッジの登場人物は、美化されている人など一人もいません。
しかしその代わり、一人一人の登場人物にしっかりした存在感のあることに驚かされます。
個人的には、記録文学の受賞に値するクオリティを持っていると思うのですが、皆さんのご感想はいかがでしょうか?

後半はABCニュースの記事として、一度ご紹介したことがあります( http://kobajun.biz/?p=1098 )。
NBCの[ メイキング・ア・ディフェレンス ]は、様々な人々が、様々な場所でアメリカを良くしようとしている姿を伝えるシリーズです。
可能な限り数多く、ご紹介していきたいと考えています。

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【 2人の若者の大陸横断ごみゼロ作戦 】

アメリカNBCニュース 11月17日

NBC国際放送の緑の週間に合わせ、ナイトリーニュースが大きな夢と丈夫な足を持った二人の青年をご紹介します。
ジェフ・チェンとデイヴィー・ログナーの2人が運営する非営利組織[ピックアップ・アメリカ]は、大陸横断をしながらごみを拾い集め、ごみゼロのメッセージを普及させています。
2010年3月から、チェンとレグナーは、ほぼ2,000マイルを走破しながら140,000ポンド(6.3トン)以上のゴミを集めました。

しかし、彼らは二人きりではありません。
彼らは進みながら、たくさんのボランティアと協力し合いました。ある人は一日付き合い、一カ月間行動を共にした人もいました。
チェンとログナーの2人は[ピックアップ・アメリカ]の取り組みによって、この国の一人一人がこれまでの振る舞いを改める気になり、そうした変 化が長続きするよう願っています。
「僕は、人間が地球に対し、こうした敬意を持つようになるよう、願っています。そして、こうした取り組みは私たちのような、若い世代が率先してやるべきだと思っています。」
チェンはこのように語りました。

[ピック・アップ・アメリカ]は予定通りに、その旅程の半分を完了しました。
彼ら二人は現在デンバー郊外に居り、メリーランド州でゴミ拾いを行い、その後サンフランシスコを目指すことになります。
彼らの旅は一年以内にサンフランシスコで終了します。
しかし二人は彼らのメッセージが長く人々の心に残ることを願っています。

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【 放射能のない日本への戦い 】第8回(最終回)

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所要時間 約 10分

[ 苦難の道を歩む東北地方のコミュニティ ]

アルジャジーラ 2011年9月

地震活動が活発なこの国において、他の原子力発電所での事故に対処しなければならなくなる潜在的危険性は、かなりのものです。
現時点では国内に54基の原子炉がありますが、少なくとも1ダース以上の原子炉が、浪江町を含め、国中に建設が予定されています。
このうち41基の原子炉は現在、検査のため閉鎖されています。

[地図 : 地震発生区域に立地する世界の原発]

[地図 : 地震発生区域に立地する世界の原発]


選択する機会を与えられ、できるだけ風力や太陽光発電への切り替えを望んでいる反原子力発電の活動家は、永久に原子力発電所が閉鎖されることを願っています。
福島第一原子力発電所近くに風力発電所の建設計画が発表されていますが、日本のエネルギー需要を満たすためにはさらに大規模な設備が必要です。

津波によって壊滅的被害を受けた海岸沿いの女川の町会議員、高野さんは彼自身の町の原子力発電所について心配しています。
女川原子力発電所は彼によると、『福島第一同様古い』原子力発電所です。
彼の長い間の戦いは特に際立っています、すでに30年間もの時間をこの問題に費やしてきたのです。

高野さんが原子力発電に反対するようになったのは、ある大学教授に以下の話を聞いた時でした。
「収納容器に使われている金属は、何かのきっかけで亀裂を生じることになるが、それは単に時間の問題です。」
「『亀裂が生じてしまうと、次に起きるのはメルトダウンです。』教授はこう語ったのです。」
地震後半年たった今も、まだ避難所暮らしを続ける68歳の高野さんはこう語りました

高野さんは同じ選挙区内から選ばれた2人の議員のうちの一人ですが、この数十年間、原子力発電の危険性を訴えてきた、この国の数少ない議員の一人でもあります。
彼はたった一度であっても事故が発生することを懸念し、この数年間、女川の原子力発電所を閉鎖するための取り組みを続けています。

福島第一原子力発電所の事故は彼の年来の主張に信憑性を与えることになり、これまで議会で彼と対立していた、一部の反対者の意見を変えさせるかもしれません。

「いいえ、単に彼らは次にこの国の首相がどう言うか、様子を見ているだけだと思います。それからでなければ、 彼らは同意なんかしませんよ。」と高野さんは自嘲気味に話しました。
そして彼の同僚たちは皆優柔不断なのだ、とつけ加えました。

しかし高野さんは国内の原子力発電所を停止するという彼のキャンペーンに対し、国から十分な支援が得られなくても、一般の人々にもっと実情を訴えていこうと思っています。
そして今こそ、そのチャンスだと思っています。
町を超え、東北地方を超え、草の根レベルで輪を広げていこうと思っています。

「私はもう、引退するつもりでした。でも、やっぱり戦いを続けなければならないようです。」
高野さんは語ります。

「今、やめるわけにはいきません。」

《 完 》

http://www.aljazeera.com/indepth/features/2011/09/2011916104957796597.html

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この原稿の翻訳は少し苦労しました。
長い、ということもありましたが、登場する人々の苦しみ、怒り、そして切なさがひしひしと伝わってきて、しばし呆然としなければならない時間が度々あったためです。
この長い原稿の主題は、第8回の冒頭に集約されていると思います。

「地震活動が活発なこの国において、他の原子力発電所での事故に対処しなければならなくなる潜在的危険性は、かなりのものです。」

全くその通りでしょう。
添付した地図をご覧いただければ、この国に次々原子力発電所を建設していくことがいかに危険なことか、一目瞭然にご理解いただけると思います。

加えて『再びマグニチュード9の地震が発生する可能性があります』[ http://nanako.sci.hokudai.ac.jp/~moriya/M99.htm ]といった情報もあります。

私たち一人一人が、放射能汚染の無い日本の実現のため、努力を積み重ねていく必要がありそうです。
68歳になっても戦い抜こうとする、私と同じ宮城県の女川町の高野さんが最後に登場しましたが、その姿に心から感動しました。
こういう方が人々を守っているんだな、と。大手マスコミでもなければ、国会議員でもない。

福島は、大地も(昨日掲載の日本全国の放射能汚染マップ)、海も( http://kobajun.biz/?p=1268 )汚染されてしまいました。
特に地図に表された東日本の汚染実態は、そこで暮らす我々にとって本当にショッキングなものでした。
これからしなければならないことは、これ以上の日本の汚染を何としても防ぐことではないのでしょうか。

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【 ニューヨークの抗議する人々に不利な裁決 】

アメリカCBSニュース / ニューヨーク 2011年11月15日

ニューヨークの裁判官が、[ウォール街を占拠せよ!]のキャンプを撤去するというニューヨーク市の決定を認める決定を行いました。
占拠を行っている人々に当初認められていた、広場でキャンプする権利を無期限には認められない、としています。

火曜日の夜明け前、まだ暗いうちに、暴動鎮圧用の装備に身を固めた数百名の警官が、ニューヨーク市内の『ウォール街を占拠せよ!』のキャンプ地に突入しました。
警官隊は法の名の下に数百名の人々を追い立て、企業の貪欲さと社会的不公平への抗議活動の拠点となっていたテント村を破壊しました。
警官隊は午前一時ごろに行動を開始し、ズコッティ公園内の拠点にいた抗議者たちを、何時間もの間棒や樹脂製の楯を使って突いたり押したりしました。
市警本部長レイ・ケリーは、公園で腕を組み合って排除に抵抗しようとした人々も含め、約200人を逮捕したと発表しました。
一人の市会議員が、抗議者とともにいて、公園内を清掃中に逮捕されました。

午前4時30分には9月17日以来その場所に設置されていたテントは跡形もなくなり、公園内は空っぽになりました。
テントと寝袋はごみ捨て場に搬送されて行きました。
その後、作業員が電動の清掃機で公園内を清掃して回りました。

火曜日午後遅くなって、最高裁判所司法省マイケル・ストールマンは、抗議をする人々の言論の自由に関する権利は、彼らの広場での無期限のキャンプを保証するものではない、と語り、市当局がキャンプ地を一掃することに承認を与えました。
裁判官のストールマンは、デモ隊の人々が再びテントや寝袋を、公園内に持ち込むことの許可を得ようとする動きに対し、これを拒否しました。

「テント、構造物、各種発電機、その他の設備を持ち込んでズコッティ公園に留まることによって、公園所有者の正当な権利の行使を妨害すること、あるいは他の人々が安全に公園を利用する権利を排除していることについて、それが米国憲法修正第一項に基づく権利によるものであることを、抗議をする人々は立証していません。」
とストールマンは書いています。

アメリカCBSニュースの法関係のアナリスト、アンドリュー・コーエンは、抗議する人々が訴えているような演説等に対する『時間、場所、方法』の制限については、アメリカの法制度は長い歴史を持っており、それは少なくとも1960年代までさかのぼることができる、と報告しています。
いったんこのことが持ち出されれば、抗議を行う人々の主張が事態を覆すことは、まず不可能になるでしょう。

広場は金融街の近くにあり、市民に公開されていますが、私有物です。
マイケル・ブルームバーグ・ニューヨーク市長は、常に混雑してているプラザにおける衛生・安全上の問題と、「耐えがたくなっている」状況を見て一掃を命じた、と語りました。

http://www.cbsnews.com/8301-201_162-57325395/judge-rules-against-nyc-occupy-encampment/?tag=cbsContent;cbsCarousel

【日本全域の放射能汚染マップ】初めて明らかに〈米国研究機関が発表〉

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所要時間 約 13分

[東日本の食料生産が「深刻な打撃を受ける」可能性]

イギリスBBC放送 11月14日

新たな調査研究により、東北地方の一部の放射線量が農業生産にとって安全なレベルを超えている、と見られることが明らかとなりました。

[ 日本の土壌の汚染状況 : セシウム137 ]

[ 日本の土壌の汚染状況 : セシウム137 ]


この調査は2011年に発生した原子力発電所事故による日本全域における汚染について、初めてその結果を提供することになります。
研究機関は食料生産への影響は避けられそうにない、と示唆します。

この調査結果は、米国科学アカデミー(PNAS)ジャーナルの会報で報告されます。
福島第一原発の事故の発生により、放射性物質は日本の全土とその近海に降り注ぎました。
農地への汚染の懸念は、日本の農作物と肉類が食用に適するかどうかの調査を促すことになりました。
これまでの調査研究では、収穫された農産物の汚染は、食用に関して問題ないレベルにとどまっている、というものでした。

▽ 汚染された収穫

今回、研究者の国際的チームは、これまでの判断が見直されるべきである、と示唆します。
アメリカ合衆国メリーランド州にある大学連合空間調査協会( Universities Space Research Association )のテッペイ・ヤスナリ氏と彼の同僚は、土壌と草に含まれる放射性物質のセシウム137について47都道府県から一県だけを除外し調査した結果に、メルトダウン以降の気象の変化のシュミレーションを組み合わせ、汚染レベルの推定値を算出しました。

セシウム137は数十年の間環境に留まり続けますが、原子炉の冷却システムが機能しなくなり、その結果発生した水蒸気爆発によりまき散らされた、セシウム以外の放射性物質についてはより一層大きな懸念があります。
研究チームは福島県東部の耕作地では、放射性物質の量が政府の安全基準を上回っていることを突き止めました。

▽ ベクレルとシーベルト

*1ベクレル(Bq)(フランスの物理学者アンリ・ベクレルの名をとって名づけられた)は、放射能の測定基準です。
*1個の原子核が崩壊過程で1秒間に放射する放射性物質の量が1ベクレルです。1,000ベクレルは1,000個の原子核が1秒間に放出する放射性物質量です。

*シーベルト(Sv)は、人によって吸収される、スウェーデンの医学的な物理学者ルドルフ・シーベルトの名をとって名づけられた、放射線量の単位です。

日本の食品衛生法の下では、1キログラムあたり5,000ベクレルの放射性物質量が、土壌に含まれるセシウムの安全限度とされています(セシウム137は放出されるセシウムの中の約半分を占めています)。

研究機関は、近隣の地区の放射性物質の値が安全基準におさまっていても、福島第一原発近くの土壌には安全とされる制限値の8倍の放射性物質が含まれていた、と見積もっています。
調査結果は日本のほとんどの地区で、平均1キログラムあたり25ベクレルと、安全とされる制限値を下回っていることを明らかにしました。
論文の執筆者は、西日本各地は放射性物質の排出に対し、高峻な山脈が防護壁の役割を果たし、汚染を免れたと説明できる、としています 。

研究は、最も汚染がひどい地区では食料生産が「深刻な打撃を受ける」可能性がある、としています。
そして福島県に隣接する、岩手、宮城、山形、新潟、栃木、茨城、千葉は影響を免れないだろう、としています。

米国科学アカデミーの席上、研究機関は「隣接するいくつかの県については、場所によっては我々の調査と測定値が食い違う場合があります。それぞれの地方ごとのセシウム137の蓄積量の測定はについては、場所による大きなばらつきが発生している可能性があります。」と説明しました。

研究機関は日本政府に対し、これから行う除染計画をたてる前に、日本全土にわたって徹底な汚染状況の調査を行うよう、強く求めています。

2度目の調査では(米国科学アカデミーの同じ会報で発表される)福島第一原発の半径70km以内から100を超えるサンプルを収集し、福島全県とその近隣から高い濃度のセシウム137を検出しています。

ランカスターにある環境・水理学センターの放射線生態学者ニック・ベレズフォードは、セシウムがいったん土壌の中に取り込まれると、土の中のミネラル類と混じり合い、植物に取り込まれることになる、と説明します。
しかしながら、そのプロセスは土の質によって左右されます。
「セシウムは有機土壌には、長く留まることになります。イングランドとウェールズの高地地域で未だに、チェルノブイリの影響による作付け制限などが行われているのは、このためなのです。」
ベレズフォードはこのようにBBCに語りました。
「良く耕し、適度に肥料を与えることで、農民は作物が危険な放射性物質を取り込む量を、減らすことができます。そして、家畜のえさに(放射性物質を)吸着する薬剤を入れれば、動物が腸管から放射性物質を取り込むことを、阻害することができます。」
最後に彼がこう付け加えました。

記事原文 : http://www.bbc.co.uk/news/science-environment-15691571

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今日は【 放射能のない日本への戦い - 苦難の道を歩む東北地方のコミュニティ 】の最終回を掲載するつもりで、すべてをセットアップし終えて「今日も無事終了」と何気なく、いつも通り世界の各局のチェックを始めました。
そこで目に飛び込んで来たのが、この地図だったのです。
「この地図こそ、自分も見たかったものだ!」と全面差し替えを決めて、大急ぎで記事を翻訳しました。

「研究機関は日本政府に対し、これから行う除染計画をたてる前に、日本全土にわたって徹底な汚染状況の調査を行うよう、強く求めています。」
ここのところ、もののすごく大事だと思うのですが。

尚、英文ですが福島県から関東北部の汚染状況について、イラストマップを掲載し詳述している、論文の原文の一部が閲覧・印刷可能です。
http://www.pnas.org/content/early/2011/11/09/1111724108.full.pdf+html
をご参照ください。

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【 小児がんの問題に挑む7歳のレーサー 】〈続編〉

アメリカNBCニュー ス 10月31日

ブライアン・ウィリアムズ :
さて今夜最後にお送りするのは、24日にお送りした【 小 児がんの問題に挑む7歳のレーサー 】 の続編です。
たくさんの方からこの少年の挑戦に関する反響をいただきました。
彼の取り組みは小児がんの子供たちのために寄付を続けるという、本当の意味での挑戦というべきものです。
その彼のヒーローもまた、その挑戦を知り、戦列に加わることにしました。
アン・トンプソンがさらに広がるMaking a Differenceをお送りします。

レポーター : アン・トンプソン
7歳の『ミニ』ティレル、彼はできるだけ早く彼自身が思い描く理想に到達しようと走り続けています。
ここはヴァージニア州マーティンズビルにある、全米自動車レース協会の競技場の修理コーナーです。
『ミニ』ティレルはジェフ・ゴードンの招待を受けることになりました。

ジェフ・ゴードン「君がミニだね、そうだろう?」
『ミニ』ティレル「そうです、ゴードンさん。」

レポーター : すべては『ミニ』ティレルの小児がん患者のための寄付が始まりでした。
ジェフ・ゴードン「君がやっていることは、つまり…..」
『ミニ』ティレル「はい?」
ジェフ・ゴードン「今まで僕が聞いたことがある中で、一番素晴らしいことだよ」
『ミニ』ティレル「ありがとうございます、ゴードンさん。」

レポーター : ゴー ドン氏は先週の『ミニ』ティレルを取り上げたMaking a Differenceを見て、感動したのです。

番組『……事態は深刻であり、それを乗り越え、そして解決に向かうためには危険を冒し続ける必要がありました。』
レポーター : 『ミニ』がなぜ友だちのエラを助けたいのか、というストーリー。
ティレル「僕がそこから取り出してゴミ箱の中に放り込みたいのは、悪性のがんなんだ。」

ゴードンはすでに何百万ドルも、小児がん患者のための寄付を行いました。でもその必要を教えてくれたのは『ミニ』ティレルだったのです。
ゴードン「私には4歳になる娘と1歳の息子がいます。そして、子供たちについては……子供たちに伝えたいことは、『ミニ』のようになって欲しい、ということです。」

レポーター : ミニに触発され、ゴードン氏はミニが寄付をした7,000ドルに見合う行為について考えました。
ゴードン「全米自動車レース協会所属のレーサーで、一番好きなのは誰かな?ここにいるからって、僕に遠慮することは無いよ。」
『ミニ』ティレル「はい?好きなのはデニー・ハムリン、もちろんあなたのことも。」

レポーター : 彼らはレースの記念品を交換しました。
ゴードン「誰かを助けるためにタイヤをすり減らしているのかい?」
『ミニ』ティレル「そう、そして面白いから。フェイスブックの僕のページに書いたので、見てもらえますか。」
ゴードン「よし、君のページを見てみるよ。」

レポーター : ミニの取り組みがよくわかります。
ゴードン「僕に言えることはひとつ、君がとっても早い、ってことだよ。」
『ミニ』ティレル「ありがとう!」

レポーター : ミ ニがレーサー姿で現れました。ゴードンの車に乗った姿もなかなかのものです。
ゴードン「もう少し身長が必要かもしれないね。でも、かっこいいぞ。」

レポーター : 2人のドライバーが勝つために必要な情報を交換しています。
彼らの勝利が偉大なのは、勝つことすなわち与えることだからです。
「どう、ゴードンのことを友だちだって思うことができる?彼はいったいどんな人だと思う?」
『ミニ』ティレル「そう、えーと、僕たち最高の友達だと思うよ。」

レポーター : 人生という競争の中で、最高のことができるように啓発し合う二人。

ゴードン「まったく、君はかっこいいよ。ミニ、ありがとう。」

ヴァージニア州マーティンズビルから、NBCニュースのアン・トンプソンがお伝えしました。

ブライアン・ウィリアムズ :
いかがでしたか?
参加されたい方は、私たちのウェブサイト[ http://nbcnightlynews.com ]で詳しい情報をご覧ください。

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【 放射能のない日本への戦い 】〈第7回〉

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所要時間 約 8分

[ 苦難の道を歩む東北地方のコミュニティ ]

アルジャジーラ 2011年9月

⑥ 長く遠い道のり

核のない日本という目標に向かい、彼らが信頼するに足るとする情報を集める作業は、長い過程の途上にあります。
そして、活動を続ける人々は長い闘いの道のりを、自らの足で進んでいかなければなりません。

「この種のことは、今日や明日のためだけではないのです。これから来る20年間のために行われなければなりません。」
こうした活動家の一人である宗像さんはアルジャジーラに語りました。
テレジャパン社の社長である宗像さんは、4月以来放射線濃度が高い地点の数値を確認している、セイフキャストのボランティアもしています。

宗像さんは、県内各地を何日もかけて車で回っています。
セイフキャストから借りた放射線測定装置を積んだ車で田舎道を走り、高速道路を驀進し、人影のない避難区域の街中をめまぐるしく走り回っています。
彼は県内すべてのポイントに、自動放射線検出装置が整備されることを望んでいます。

彼は1999年式フォルクスワーゲン・ゴルフに放射線モニターをぶら下げ、毎週200キロを走破しているため、放射線に対する恐怖で身を固くする暇もありません。
放射線モニターは車内のノートPCに接続され、大気中の放射線レベルを5秒ごとに記録しています。

助手席にノート型パソコンを置き、膝の上には地図を表示させたiPadを置いて走り回る宗像さんは、福島製ガイガーカウンターを製造するベンチャー企業にも従事しています。
本来であれば東京電力や政府が行うべき、放射線量と換算状況に関する迅速で正しい情報提供が行われないため、自ら行動しているのです。

結局のところ、原子力発電所から20 km以内の『警戒区域』の中の一部では、区域外よりも低い放射線レベルが計測されました。

「ここにある一群の空き家を見ていると悲しくなってしまいます、住んでいた人々はたぶんもう決して戻ることはできない、って解ってますから。」
宗像さんは浪江町内の捨てられた家々の群れのわきを通りすぎながら、こう語りました。

彼は日本政府と東京電力が発表している内容については懐疑的です。

「だから私はこうする必要があるのです。(放射能は目には見えないため)私は何が起こっているか、他に確かめようがないのです。」
福島第一原子力発電所から60キロの、郡山市の住民でもある彼は語りました。

〈つづく〉

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しばらく掲載できなかった【 放射能のない日本への戦い 】です。残すところ、あと一回で完結となります。

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【 小児がんに挑む7歳のレーサー 】
アメリカNBCニュース 10月24日

ブライアン・ウィリアムズ
今夜のMaking a Differenceの時間です。
今回は一人のお母さんが私たちに知らせてくれた話です。
彼の息子さんが友だちがガンと診断されてしまったことを知り、そして行動を始めました。
このお話の場合、少なくとも事態は深刻であり、それを乗り越え、そして解決に向かうためには危険を冒し続ける必要がありました。
アン・トンプソンとともに、お送りします。

レポーター : アン・トンプソン
一人のプロのレーサーが一連の問題を解決するため、レースに臨みます。
勝利を目指して、カーブをこなし、疾走していきます。
しかし、ティミー・ティレル・ジュニアと同じ目的でレースに臨むドライバーはまずいないでしょう。

ティミー・ティレル・ジュニア「僕は誰も病気になってほしくないから、だって病気になると人は死んでしまうでしょ。ぼくは誰にも死んでほしくなんかないんだ。」

レポーター :『ミニ』という愛称の彼は、とりわけ友達のエラ・デイのことを心配しています。
エラ・デイ「私は脳の中にこぶがあって、それがガンになってしまったの」
ティレル「エラはのガンは本当に、本当に大変な病気なんだ。何とか助けてあげたいんだよ。」

レポーター : そのためこの7歳の少年は、エラのような小児がん患者のいる家庭のため、大好きなゴーカート・レースで寄付を始めることにしました。
彼はそれを『ミニの作戦』と名づけました。
「行け、ミニ!」
「ゴー、ゴー!」
「がんばれ、ミニ!」

レポーター : 誰かを助けるため、タイヤをきしらせていきます。
ゴーカート・レースは3月から12月の間、毎週土曜 日夜に開催されます。レースはトラックを500メートルを走って行われますが、『ミニ』はすでに7,000ドル(50万円)の賞金を獲得し、さらに獲得し続けています。

「素晴らしいわ!」
レポーター : 大会があるたび、『ミニ』は賞賛されています。
「私たちの誇りだよ。」
レポーター : そして寄付金も……

ティレル「今日の賞金は100ドルだよ。」
レポーター : 賞金はジェフリー・ヴィロステック基金に寄付されます。
ティレル「ぼくはもっと賞金を.....たくさん賞金を寄付したいよ。」

レポーター : ジェフリー・ヴィロステック基金は、ターシャ・ヴィロステックの息子が4歳の時白血病を発症したことがきっかけで設立され、ガンという重荷を背負った家庭の援助を行っています。
ターシャ・ヴィロステック「支払らうことが必要な交通費の問題もあります。抵当や借金の返済、さらには精神面で小児がんの子供たちを支えるため、誰かがそばにいてあげる必要もあり、そのための費用も必要です。」

レポーター : 幸いにも、8歳のエラの脳腫瘍は完治しました。しかし、『ミニ』はなお、彼女のような子供たちを支えようとしています。
ティナ・ティレルさん(ミニのお母さん)「寄付が彼の目標になったの。」
レポーター : お母さんも、お父さんも、手を貸す必要はありません。
ティレルのお母さん「息子はこう言うんです、『今日は3着でちょっと残念だったけど、25ドル寄付すること ができたよ。』母親が何か口を出す必要がありますか?なんというか、わが子ながら、頭が下がります。」

レポーター : 大きなゴールを目指す少年。
男性「ミニじゃなくて、ジャイアント、って呼ぶべきじゃないのかい?」

レポーター : 一周ごとに、ガンの問題に挑む少年。

ヴァージニア州キング・ジョージから、NBCニュースのアン・ トンプソンがお伝えしました。

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【 推定量より高い、福島第一原発の放射線量 】

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所要時間 約 7分

「セシウム137の実際の放出量は日本政府発表の2倍」

ザ・インデペンダント(英国) 2011年10月29日

福島第一原子力発電所の事故は、日本政府が見積もった量の2倍のセシウム137を大気中に放出し、その量は現在、1986年に起きたチェルノブイリ事故の総放出量の40パーセントに達している、という報告がなされました。

単に発がん性を高める、というだけの量を遥かに上回る高い放射線量の分析は、世界中に配置したセンサーによって明らかにされました。
ノルウェー大気調査研究機関の研究者で発表者のアンドレアス・ストールは、これまでの分析は日本からしかもたらされていなかったが、それには海に向かって放出された放射性物質の分が欠落している、と指摘しました。

【 スウェーデン国内の6カ所でヨウ素131を検出 】
「福島第一原発で新たに核物質が漏れ出したのを受け、調査を開始した結果」
ノルウェー放送協会 11月11日

スウェーデン国内の6カ所の観測所で、空気中からヨウ素131が検出されました。
これらの観測所では、福島第一原発で新たに核物質が漏れ出したのを受け、11月7日から観測を始めていましたが、11日になってヨウ素131を検出しました。

専門家は検出された量は人間にも環境にも影響を与える量ではない、と強調しました。
ストックホルムでは1立方メートルあたり、0.3ミリベクレルを検出しました。
報告によれば、この量は通常地面から環境に排出されている量の10,000分の1に過ぎません。

IAEAはこのヨウ素131の福島第一原発からの飛来については、否定しました。
ノルウェー政府機関が現在、ノルウェー国内の汚染状況の調査を行っています。
( http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.7873038 で動画を見ることができます)

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ボン・ジョビの『心のキッチン』

「地域社会の空腹と心を満たす、とてもシンプルなアイディア」

アメリカNBCニュース 10月21日

さて今日もメイキング・ア・ディフェレンス(Making a Difference)の時間です。
今日ご紹介するのは過去にご紹介した番組『価格の無いレストラン(http://kobajun.biz/?p=607) 』 がヒントとなって始まったお話です。
このアイディアは以前も今回も、地域に十分な食事と温かい思いやりを一緒に届けようというものです。
そしてこの取り組みをバックアップしている人物にも注目です。
NBCのサバンナ・ガスリーのMaking a Differenceレポートです。

レポーター : ニュー ジャージー州レッドバンクの町、鉄道線路がここで一つになり、再び別れていく町には、人々もまた集まり去っていきます。
この町にできた新しいレストランは今、そうした人々みんなが同じ食事のもと、絆を強めていくことを願っています。

女性店員「心のキッチンにようこそ。メニューにはお食事の価格は載っていませんよ。」

レポーター : 運営の仕組みは簡単です。20ドル(1,500円) の食事代を支払うことができる人は、自分の分と見知らぬ他の人の分の食事代を支払うことになります。
食事代を負担してもらう側の人々は、 このレストランでも働くことができず、地域社会でも仕事を得ることができない人々です。
今週の週末、正式に開店したばかりですが、すでにあらゆる立場のお客さんが来店しています。

男性客「わかるでしょう、誰にだって不遇のときはあるんです。そして自分がそこから抜け出すことができたら、今度はあなたが助けを必要としている人々の力になってあげれば良いのです。」
女性客「私はにここに座って、知らない人々と気軽に会話を交わすことができました。世の中にはいろんな人がいるんだなあ、って興味深かったわ。」

ジョン・ボン・ジョヴィ「あなたのグリーンサラダ、無くなりそうですよ。」

レポーター : こ のアイディアはここニュージャージーで生まれ育ったロック・ミュージシャン、ション・ボン・ジョビさんのものです。
『心のキッチン』を開設したことに対する、人々の印象は…..
ボン・ジョヴィ「個人的には、ここがニュージャージーの中でも、料理も心もあったかいカフェだと思っているよ。」

レポーター : NBCニュースが飢餓の問題について取り上げた番組を、彼と奥さんが見たことがこのレストランを始めるきっかけになった、と語ります。

ボン・ジョヴィ「わたしたちはMaking a Differenceの 番組を見ていて、住宅問題の次に、食べることが多くのアメリカ人にとって差し迫った問題だ、ということに気がついたのです。私たち二人とも決心しました。
「私たちも、できることをしなければならない。」

レポーター : 前庭で有機野菜を植え、古い修理工場を陽光の降り注ぐカフェに改造しました。
共感する人々がたくさん現れ、アメリカ中に同じようなレストランができ、この景気後退の中で苦しんでいる人々に食事と絆を提供できるようになれば。
それが彼らの願いです。

男性客「それこそが地域社会、それこそが思いやりのある社会なのではありませんか?」

レポーター : 地域社会の空腹と心を満たす、とてもシンプルなアイディア、『心のキッチン』。

サバンナ・ガスリー、NBCニュー ス、ニュージャージー州レッドバンク。

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【 まだまだ続く『がんばろう!』〈後編〉】

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所要時間 約 8分

「前に進もうと言う取り組みが、恐怖、怒り、そして時には暴力的なほどの感情の爆発に支配されることがあります」

フランス/ル・モンド2011年9月

災害後の混沌と暴力的な無政府状態の大部分は単なる伝説であり、私は後で、私が体験したことの方が一般的な現象であることに気づきました。
危機の中だからこそ連帯することを通し、人間の魂の本当の強さが証明されたのです。

ボランティアとして海岸で作業することは楽しいことではありません - 魅力にもかけるし、ヒーローとみなされるわけでもありません。
ほとんどの場所では、何時間もかけで泥をかき出し、再び植え付けができるよう田畑の土を洗浄し、各家の敷地から壊れた家具などを取り除ける仕事を行います。

写真はニューヨークタイムズから

しかし仕事を終え、一日かけた仕事の成果を振り返れば、その場所が作業を要する数千か所のうちのたった一か所だとしても、心を満たすのは満足感や達成感です。
私が沿岸部に行って尋ねると、ボランティアを行った人々は例外なく、これが自分たちにできることの中で最も納得がいき、被災者を勇気づける行為なのだ、と話します。
ボランティアの人々は日本中から、時には海外からもやってきますが、ときにがれきの中から、今回の人々の悲劇の大きさを思い知らせるようなものを拾い上げることがあります。

私の場合、痛烈な悲しみを感じたのは、私自身ががれきの山の中から拾い出した子供のおもちゃと写真でした。
これらの品物を手にする時、その持ち主達があの瞬間に、何とか生き延びたことを願わずにはいられません(あまりに多くの人々が津波にのまれ、流されていきました)。

そう、これらの写真で、私は回復を伝えたいのです。

仙台市も、東北も、その他の地区も、表面的には正常な状態に復帰しています(変わってしまったことは、地中深く埋められました)。
いたるところにある『がんばろう、東北』のポスター : 『東北よ、あきらめるな、闘い抜こう』という意味です。
このスローガンは東北ではすっかり有名になりました。しかし、みんなの心をつかんでいるかけではありません。
とあるコンサートで一人のシンガーが、このスローガンに関する不安を語りました。
問題を単純化しすぎている、ということでした。
彼の指摘は置かれている状況も、直面している問題も、一人一人違っている、というものでした。
私も同感です、私自身の問題は微々たるものですが。

私の年上の隣人は、4月に起きた二度目の大地震で屋根が壊れてしまったため、家の中で使える部屋は二つだけになってしまいましたが、
「私の人生もずっとガンバローだったのよ。」と語ります。
彼女は今回の震災はもっと深刻なもの、ただしまったく違うというわけでもない、と語ります。
こうした感想の方が一般的です。
今や地震が起きたことをはっきりと指し示すものは、人々の脳裏にしかないのかもしれませ ん。

最近、私は幸運にも、遠足途中の小学生たちと話をする機会がありました。
「3月11日には、どうしていたの?」という質問を受けました。
子供たちは地震のとき私が彼らと同じように仙台にいた、ということを聞いて驚いたようでした。
そして私の故郷のアイルランドには地震は起きない、『震災』などというものを体験するのは初めてなのだ、と聞いて驚いていました。

今度は私が、前日に起きた日本の基準でいう震度4 - それ自体かなり大きな地震なのですが - の余震が起きて、驚いたかどうか尋ねました。
すると一人の少年、11歳の星ケンシロー君は私の目をまっすぐ見て、こう言ったのです。
「別に、ふつうだよ。」
それが恐怖を感じるほどの揺れであっても、友達や家族と一緒にいれば、
「大丈夫だよ。」
と彼は語りました。

仙台市、宮城県、そして日本は概ね、いまだに3月11日の災害からの復旧作業が続いています。
一つの場所で、一度にこれほどの悲劇が重なって起きたことに、人々の心はまだ動揺しています。
発生した事実のすべてを受け入れることは、まだまだ難しい状況が続いています。
前に進もうと言う取り組みが、恐怖、怒り、そして時には暴力的なほどの感情の爆発に支配されることがあります。

しかし、生き残った人々のほとんどは、どれほどの代償を払うことになっても、この大災害を乗り越えようとしています。

取材や調査を行う人々にとって、ここは災害現場のひとつです。
しかし、仙台市、宮城県や東北の人々にとって、この場所が故郷なのです。

〈完〉
記事中に記載されている写真は、こちらのオリジナルサイトからご覧ください。
http://mondediplo.com/blogs/ganbaro-keep-fighting-on

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【イタリア歴史遺産『発売中!』』】
借金返済のため広告塔にされた名勝

アメリカABCニュース 11月10日

世界的な金融大災害のため、ローマがグラウンドゼロになってしまいそうです。

イタリアの金融の混乱は重症化しています。
同国の負債は、その経済規模全体より大きい2兆5千億ドル(192兆円以上)です。
このためイタリア政府は、その債務返済のためありとあらゆる方法を検討しましたが、その中にイタリアの歴史遺産の数々が含まれていました。
ミケランジェロのダビデ像や、ピサの斜塔を忘れるイタリア人はいません。
その結果この数年間、これらの歴史的建造物が広告塔にされてしまいました。
ローマのコロッシアムからヴェネツィアの運河にいたるまで、今や手つかずのものなど無くなってしまいました。

「この世の見納め」、美しいため息の橋をめぐる金を稼ぎ出すための契約は、ブルガリのような企業から200万ドル以上の利益をもたらしました。
これらの広告は、最近になってやっと撤去されました。
破綻を防ぐためには、イタリア政府は負債の利子だけで、来年4,080億ドル(3兆円以上)にのぼる金額を支払わなければなりません。
そのためには272,000件以上の、歴史遺産広告を獲得しなければならない計算になります。

専門家は、イタリアが投資家の信頼をとり戻すためには、政府の信頼性の回復と責任を果たすことが必要だと語ります。
スキャンダルだらけのシルヴィオ・ベルルスコーニ首相の首を、マリオ・モンティという名前の経済学教授の首とすげ替えることは、そのための第1ステップですが、それは来週になれば実現するでしょう。

第2ステップには痛みが伴います。
増税と社会保障のカットです。
イタリア人は彼らの『美しき人生』をあきらめなければならなくなります、加えて終身雇用、長いバケーションと手厚い年金なども。

しかし痛みを分かち合うことは、容易なことではありません。
ベルルスコーニ首相が先月、歳出削減を行おうとした際には、街中で暴動が発生しました。

しかし、それを行わなければ事態はもっと悪くなります。
残りのヨーロッパの国々もアメリカも、ともに破綻を迎えることになるのです。
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【 まだまだ続く『がんばろう!』〈前編〉】

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所要時間 約 7分

「ほとんどの日本の新聞記事は、真実の半分しか伝えていません」

フランス/ル・モンド2011年9月

3月の地震以来、とり続けてきた写真を再点検することは、もう一度大きな余震を体験するようなものです。
今や道路のひび割れは補修され、地ならしも終わり、何が起きたのか、推し量ることは難しいかもしれません。
ここが史上有数の巨大地震に見舞われた都市だということ、そしてその時私もまさにこの場所にいたのだ、と考えるとちょっと信じがたい思いがします。
しかし海岸に近い場所に行くと、話は違ってきます。
メディアは、巨大津波による破壊の様子や、機能できない福島第一原子力発電所について目いっぱい取り上げてきました。
しかし、そのことばかりに目が行くと、正しい全体像を見失うことになります。

写真 ; ニューヨーク・タイムズ

メディアは北日本の復興が、目覚ましいスピードで進んでいることを伝えます。
しかしそれはうわべだけの話に過ぎません。
公共のメディアは、東日本大震災に関する記事や番組をこの言葉で始めます – 「地震が襲った時、あなたはどこにいたのか?」
東日本大震災を経験されられた人は、その時のことは決して忘れないでしょう。

ほとんどの日本の新聞記事は、真実の半分しか伝えていません。
福島第一原子力発電所の現実について、すべてをきちんと知る人はいません、東京電力の社員ですら。
東京電力の重要な情報に関する取扱いは、きわめて遅いものです。
いまではすっかり知られていることですが、福島第一原子力発電所では津波の後ただちに原子炉でメルトダウンが起きたにもかかわらず、信頼すべき情報はなにひとつ公表されませんでした。
遠くヨーロッパやアメリカでは、放射性物質の降下に関する推測が行われていたにもかかわらず。

しかも、今だに問題は、一部地域に閉じ込められたままになっています。
家と生計手段をその場に放棄したまま避難を命じられた人々にとって、いつ帰れるのか全く分からない状況にはどのような慰めもありません。

これらの写真を公開する目的は、復興とは別の物語を伝えることです。
破壊のシ​​ーンは今となっては見慣れたものになりました。
巨大地震と津波の後、大手のマスコミはスーパーマーケットのわきでひっくり返っている船を写した最も劇的なショットなど、最も悲惨な被災シーンを競い合うようにして伝えました。
これは私たちが共通して持っている、事故の際、もっと衝撃的な光景を目の当たりにしたい、 という暗い願望を満足させるものです。

破壊や荒廃に関する写真をご覧になりたいのであれば、別のサイトをご覧いただくしかありません。
ここでご紹介する- 特に沿岸地区でボランティアを行う人々、破壊されずに残った仙台の建物、人々が一緒に何かに取り組んでいる様子などの – 写真が伝えるものは、ただ単に苦しんでいる様子などではなく、勝利しようとしている人々の姿なのです。

地震の直後、まだ全体像もつかめていない中、 私は最悪の事態を覚悟しました。
人々が互いに争い合い、私のような外国人は真っ先に標的にされるのではないか、と恐れました。

しかし、実際に起きたことは全く違っていました。

通りを歩いていると、人々が私に歩み寄り、助けは必要ないか、食べるものはちゃんとあるか、尋ねられたことは一度ではありませんでした。
彼ら自身が、困窮していたにも関わらず。
〈つづく〉

記事中に記載されている写真は、こちらのオリジナルサイトからご覧ください。
http://mondediplo.com/blogs/ganbaro-keep-fighting-on

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【 幻の金取引 】
祖国の信用を失墜させる詐欺集団を追いつめる、アフリカのジャーナリスト

アルジャジーラ 2011年11月10日

金が世界の舞台に戻ってきました。
世界中で投資に対する収益があまりに少ないため、古くからある投資対象に多くの投資家の目が注がれることとなりました。
しかし新たなゴールドラッシュには、大掛かりな詐欺、取り込み詐欺が一緒に付いてきました。
新たな詐欺は企業と個人投資家にとっての大きな脅威であり、その多くがアフリカを舞台にしています。
帰省者の一人、テキサスからやって来たビジネスマンのトッドは、700万ドル(5億5,000万 円)を金投資詐欺で失いました。
彼は安く金を提供するという、正規の会社と思 われる金取引企業に、ガーナに誘い込まれました。
彼は一連の会合の中で、正規の取り引きに必要 とされる公式の書類を提示されました。その後、彼は小規模な鉱山に案内され、金のサンプルを見せられたのです。
トッドは自分が取引をしようとしている相手が 正真正銘のプロフェッショナルであると確信し、まず手付金を支払い、必要な書類一式を受け取り、幸せな気分で帰国の途に就いたのです。
しかし帰国して数週間、一向に金が手元に届か ないため、彼は電子メールで問い合わせを行いました。
しかし、メールアドレスも、電話番号も既に使われなくなっていました。
そしてウェブサイトももう、どこにも見当たらなかったのです。

ガーナはアフリカで二番目に金の産出量が大きな国ですが、今や金取引の詐欺集団の根拠地にもなっています。
投資家たちはすでに数百万ドルを、だまし取られています。

金取引詐欺の実態を明らかにするため、秘密捜査活動が行われています。

このビデオに登場するジャーナリスト、アナス・アレミヤ・アナスは外国の投資家をたぶらかし、彼の祖国の信用を失墜させている犯罪者たちを追いつめ、刑務所に入れるという彼の決心について語っています。

【 女性たちが福島の子供たちを救うために戦う 】

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所要時間 約 11分

スヴェンドリニ・カクチ / IPS(通信社) 11月6日

福島第一原子力発電所のメルトダウンにより、放射線被ばくの危険にさらされている福島県の30,000人 の子供たちを救うべく、数百人の日本の女性たちが首都東京に集まっています。

「この国の公的な回復方針は最も弱い立場の人々 - 子供たちと妊娠中の女性 - の健康を守ることよりも、むしろ汚染除去に焦点があてられています。」
と、活動家のアイリーン・ミヨコ・スミスさんがIPSに語りました。
「私たちが、より危険にさらされている人々の避難のための計画を求めても、帰ってくるのは放射性廃棄物を除去する、という返答ばかりです。全く無責任な話です。」
非政府組織グリーン・アクション・ジャパンを率いるスミスさんが語りました。
スミスさんは政府と福島第一原子力発電所の運営会社である東京電力が、放射線の影響を受けている地域の放射線量を、年間1ミリシーベルト以下まで下げると公約することで、一般の人々の緊張をやわらげることにばかりに精力を注いだことを批判しました。

しかし11月2日になって、福島第一原子力発電所の原子炉の一つから核分裂によって生じる放射性物質の存在が確認され、新たな放射能漏れの可能性を東京電力が認めました。
3月11日の巨大地震と津波によって引き起こされたメルトダウンの後、放射線の年間許容値が20ミリシーベルトまで引き上げられました。
活動家のスミスさんはこれは、避難すべき人数を意図的に減少させるための措置だと主張します。
どのような場合であっても、この基準は子供たちと妊娠中の女性のような抵抗力の弱い人々に適用されるべきではない、と彼女は話します。

約36,000の人々が原発の周囲半径22kmの地域から避難しましたが、200万の福島県民が影響を受けた可能性がある、とも語りました。
「日本政府が無責任な態度を改めるまで、私たちはあきらめません。」
日本の原子力政策の決定権を握る経済産業省前で、座り込みの抗議行動に参加しているスミスさんは誓いました。

日本の経済産業省前の路上で抗議をする人々の核になっているのは、福島からやって来た200人の女性たちです。座り込みの抗議活動が10月30日に終了したとき、彼女たちは全国の女性に日曜日までの1週間の 抗議を呼びかけました。
47都道府県の女性が、彼女たちの要求を支持する6,000名分の署名を集めました。通行人に対しては、福島の住民が直面している危険について、詳細な情報を掲載したビラを手渡し続けています。

福島から避難している増子リカさんは、抗議をする人々への連帯と政府に対する失望が動機となり、この抗議活動に参加した、と声明します。彼女の夫は家計の安定のため、福島に残って働いています。
増子さんは6カ月前福島第一原発から50kmの三春町にある、彼女の有機農法農場を去りました。
彼女は現在娘とともに東京郊外の多摩地区で暮らし、生活を支えるためパートタイマーとして働いています。
「私は放射能汚染からの避難者ですが、自発的に避難したので公的な資金援助を受けることができません。私は福島の新たな被ばく基準を信用していませんし、幼い子供の健康を危険にさらすわけにはいかないのです。」
彼女はIPSに語りました。

女性たちは災害後の復旧に関し、放射線被ばくに対するより厳格な基準の達成と、政府関係者の透明性で誠実な対応、その両方の実現を図ってきました。
彼女たちは今、国が原子力発電に終止符を打つよう運動しています。

非政府組織の福島反放射線母の会(この名称は原文にあるNGO : Fukushima Mothers Against Radiationの直訳・ネットで検索しましたが確定できませんでした)の代表を務める大賀アヤコさんは、政府の復興計画が成功するかどうか試されている、と話しました。
「彼らが原子力危機に対処している今のやり方は、私たちが心に描いている復興ではありません。」
「彼らはただなだめようとしているだけです。私たちが望むのは政府が事実を正直に明らかにすることです。」
大賀さんは3月11日に事故を起こした福島第一原発から10km圏内の自宅を緊急避難しました。住んでいた場所からは帰宅を不可能にする濃度の放射線量が検出された、と彼女はIPSに語りました。
「私たちはこうした事故が日本で二度と起きないという保証、そして政府が私たちの友人や近隣の人々を放射線から守る、という決意を求めているのです。」

女性たちはこれから長い戦いとなることを覚悟しています。
そんな中、11月1日、突然の衝撃が襲いました。
トラブルのため停止していた、佐賀県にある玄界原子力発電所の原子炉の再稼働を九州電力が発表したのです。
発表は続けて、10月4日に誤った手順による補修作業のため自動停止していたが、九州電力が再発防止策を政府側に報告した結果、再稼働の条件が満たされ基本的了承を得た、としています。
この原子力発電所は、世論が再稼働を認めるように、発電所側が従業員に再稼働を求めるように圧力をかけていた、という申し立てによりスキャンダルの最中にあります。

玄海町で農業をしている石丸ハツミさんはこの原子力発電所の再開反対を訴えようと、東京の女性たちの抗議に加わるべく上京しました。
彼女は玄海原子力発電所に対し訴訟を起こしているメンバーの一人ですが、彼女が農業を行う人口3,000の村から原発が無くなるまで、休むことは無い、とIPSに語りました。

「今や女性が反原発・反核キャンペーンの先頭に立っています。経済的なメリットより、大切なのは命です。」

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要は「火消し」なのだ、と思います。
福島第一原発事故に対する、政府機関と東電の対応がです。
屋根に上がって「原発再開・原発輸出」と書かれた纏(まとい)を振りながら、燃え上がる「反原発」「原発不信」の火の方を消そうとしている。
ここ東北の人々が1日でも、1時間でも早く消してほしいと思っている福島第一原発の鎮火は現場任せにしたまま。

徹底的に調査を行い、国民、特に子どもたちが決して危険にさらされることの無いよう、あらゆる対応をとる。
口では言ったかもしれませんが、本気で取り組んでいるでしょうか?!

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【 40トンものシロナガスクジラが鼻先をかすめる 】

アメリカNBCニュー ス 11月9日

ブライアン・ウィリアムズ :
南カリフォルニアの沿岸で展開されている素晴らしいスペクタクルについては、数週間前にもここでご紹介しましたが、たくさんの巨大なクジラたちの人気が過熱する事態となってしまいました。
結果的にその場所まで行ってクジラたちに近づき過ぎることが人間とクジラ、双方にとって危険な状態になってい ます。
NBCニュース、ミゲル・アルマゲールがお伝えします。

レポーター : この映像はインターネットで公開され、センセーショナルな反響を呼びました。
撮影したサーファーの女性「すごく衝撃的でした、みんな驚きました。」

レポーター:一頭が40トンもあるつがいのザトウクジラが、カヤックに乗った人の鼻先でエサを採るため大きくジャンプする様子を、一人のサーファーが撮影しました。
サンタクルーズ沖合、すぐの場所で、未知との遭遇は間近に迫ってきます。

カヤックの愛好者「本当にすぐそばだったんだ。一度なんかクジラの尾にたたきつけられないように、あわてて頭を下げなければなかったよ、えへへへへ…」

レポーター:近くではめったに見ることのできないクジラたちを見るため、カリフォルニア沿岸には記録的な数の人々が押し寄せています。

海洋生物学者「クジラの生息数は増加傾向にあります。しかし今回の出来事はたまたまクジラがエサを追っていくうちに、こんなに近くまでやって来ることになったものと思われます。」

レポーター:ここロングビーチで地球上で最大の生物、シロナガスクジラは地球上でもっとも小さな生き物のひとつ、このエビに似たオキアミを追いかけています。
しかし問題は海にいるのはクジラたちだけではない、ということなのです。
彼らの上を見学者が行ったり来たりしています。
太平洋環境保護官ケラ・マセス「エサを探している体重80,000ポンド(40トン)のクジラに近づいて来るものは、サーファーであろうとカヤック愛好者であろうと、クジラたちにとっては危険な存在なのです。」
リポーター:現在沿岸警備隊が現在取締りを行っています。
シロナガスクジラ、ザトウクジラに危害を及ぼすほど近づいた場合には、誰であっても2,500ドルの罰金を課されることになります。
このおとなしい巨人たちを保護するため、彼らを北に移動させる議論が持ち上がっています。

沿岸警備隊ロジャー・ラフェリエール大尉
「取り組みの一つは、彼らの生息場所の上に敷かれそうになっていた新たな航路を変更させたことです。航路をず らすことによって、彼らの生息が脅かされる危険を取り除くことができました。」
リポーター:クジラたちを脅かすことなく見学する方法についても、このような観光船にとっても、記憶に残る年になりそうです。

観光客「ほら、すぐそこにいるよ!」

リポーター:しかし、大人気のショーももうすぐ終わることでしょう。
驚きに満ちたこの季節が終わればすぐにやって来る冬、クジラたちは移動することになります。

カリフォルニア州ロングビーチから

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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