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【 安倍政権の政治圧力、ニュース解説者たちから報道と発言の場を奪う 】《前篇》GRD

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所要時間 約 7分

安倍政権の閣僚、放送法を曲解し放送局を脅迫
本人たちの意思ではないニュース解説者たちの番組からの降板

ジャスティン・マッカリー / ガーディアン 2月17日

安倍首相03
もしアンドリュー・マー、エミリー・メイトリス、アンドリュー・ニールなどの口うるさいニュース解説者が一斉にテレビのブラウン管から姿を消したら、英国の政治家たちは間違いなく大喜びすることでしょう。
しかし日本では現実に鋭い質問をすることで知られるニュース解説者が、実際にテレビ界から追いやられる運命に見舞われました。

古舘伊知郎氏、国谷裕子氏、岸井成格(しげただ)氏の3人は、鋭い質問をすることで知られ、ニュース解説者として高い評価を得てきました。
目前に迫っている夜間に放送される報道番組からの降板は、単に彼らが職を失うという事だけに留まりません。
公正な報道を貫こうとするニュース解説者や番組に対し、偏狭で狭量な安倍首相とその協力者である与党議員たちがあからさまな報道規制を行なおうとしているとの批判が高まっています。

安倍政権NO!
つい先週、高市早苗総務大臣はメディア組織に対し明白なメッセージを送りました。
政府機関からの警告にもかかわらず政治問題について繰り返し『公正な報道』を行なわなかった放送局に対しては、その放送免許を取り上げることも辞さないと関係議員に語ったのです。
日本の放送法の下では、総務大臣には政治的に中立を守らない放送局の放送免許を停止する権限があります。

「これは放送局に対する脅迫に他なりません。」
日本民間放送労働組合連合会は声明を発表しました。
「(高市総務大臣の)発言は法律を完全に曲解しており、私たちはこの発言を直ちに撤回するよう要求します。」
今後日本で公正中立なインタビューとして認められたものと同等の報道が、イギリス国内で価値のある政治報道と認められることはまずなさそうです。
そのような逆境の中にあって3人のニュース解説者全員が、政権の意向に諾々と従おうとする日本のテレビ各局の他の報道関係者とは異なる道を選択したことについて、議論することを求めました。

古賀氏 2
ニュース解説者に対する一連の圧力事件の中心にいるのが、テレビ朝日の夜の人気ニュース番組、報道ステーションの古舘伊知郎氏です。
昨年春の放送された番組の中で、解説者のひとりで安倍政権への批判を強める古賀茂明氏が、政権閣僚の圧力によって降板させられることになったと主張しました。

岸井成格氏の場合は、昨年安倍首相率いる自民党が議会で安全保障関連法案を強行採決したことをTBSネットワークの報道番組、ニュース23の中で批判し、安倍政権をチ支える立場の人間たちを怒らせました。

しかし番組を降板させられる中で最も衝撃的なのは、国営放送NHKのニュース解説番組、クローズアップ現代の国谷裕子氏のケースでしょう。
彼女の『罪状』は、安倍首相に最も近い立場にいる菅義偉官房長官にインタビューを行った際、安全保障関連法案についてあらかじめ予定していなかった追加質問を行い、菅官房長官を怒らせてしまった事です。

これらの圧力について渦中のニュース解説者たちはコメントを拒否しています。
しかしこうした問題の専門家たちはこれら一連の降板劇の前、安倍首相が第三者をシャットアウトして上でテレビ各局の最高経営責任者たちを夕食会に招き、その後それぞそれのキャスターを見舞ったのが今回の降板劇であると語っています。

古賀氏 1
「番組を降りるというのは、彼ら自身の決断によるものではないのです。」
エセックス大学人権センターの藤田さなえ氏がこう指摘しました。
「しかし彼らの上司が、安倍首相の『お供達』である放送局のトップからの圧力にさらされることになり、番組を追われることになったのです。」

〈 後篇に続く 〉
http://www.theguardian.com/world/2016/feb/17/japanese-tv-anchors-lose-their-jobs-amid-claims-of-political-pressure
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【 国際報道写真コンテスト上位入賞作品 】《1》

アメリカNBCニュース 2月18日

press01
5,775人のカメラマンから82,951の作品が寄せられ、2015年度の国際報道機関写真コンテストの上位作品が決定しました。
自然部門単作品第1位(写真上)ロハン・ケリー / ロイター
2015年11月6日オーストラリア、シドニー郊外のボンディ・ビーチに不吉な乱層雲が近づいてくるのに気がつかず、日光浴を続ける人々。
1年間に2、3回しか見られない珍しい気象現象で、海からやって来たこの乱層雲は空を覆い、この後シドニー一帯に激しい雷雨をもたらしました。

自然部門単作品第2位(写真下・以下同じ)クリスチャン・ツィーグラー / ナショナル・ジオグラフィック
2014年11月29日のマダガスカル、モンターニュ・ダンブレ、長い舌を伸ばして昆虫を捕まえるメスのフサエカメレオン。
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スポーツ部門第2位 クリスチャン・ボブスト / EPA
2015年4月5日シエラレオネ、ダカールのデンバディオプ・スタジアムでのレスリングの試合。
press03
ニュース速報部門第1位 ウォーレン・リチャードソン / ロイター
2015年8月28日のハンガリー・セルビア国境で、有刺鉄線の間から赤ちゃんを手渡す男性。
press04
http://www.nbcnews.com/slideshow/world-press-photo-awards-top-images-2015-n520731

 

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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