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【 2040年〈小惑星2011 AG5〉地球に衝突の恐れ 】〈前編〉[米国CBS]

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所要時間 約 7分

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「直径140m・国連/アメリカ/欧州が協力し、地球規模の回避策が始動」

アメリカCBSニュース 2月28日

科学者たちは28年後、地球に地球に衝突する恐れのある大きな小惑星を注視しています。

2011 AG5と呼ばれるこの小惑星は、約460フィート(140メートル)の直径を持っています。
この小惑星は2040年に地球に限度を超え接近する恐れがあり、一部の科学者はこの惑星の軌道を変える方法について、議論を行う必要性を訴えています。

2月初めにウィーンで開催された宇宙の平和利用に関する国連委員会科学技術部会(COPUOS)第49回の会議の席上、この小惑星に関する問題提起が行われました。
地球付近を通過する彗星やその他の物体について監視を行う国連の対策部会(NEOS)は、〈小惑星2011 AG5〉が28年後の再接近の際、最悪の場合は地球に激突する恐れがある事を指摘しました。

この小惑星は2011年1月にアリゾナ州ツーソンにあるマウント・レモン観察調査チームにより発見され、科学者たちはこの小惑星が球体をした岩石である事は突き止めましたが、現在の所その質量や科学組成は不明です。

▽ 小惑星の計算上の脅威

「〈小惑星2011 AG5〉は現在の所、地球に衝突する危険性がもっとも高い物体です。ただし、この小惑星の軌道に関する解明はまだ半分でしかありませんが、現時点での計算によれば衝突の可能性が非常に高い、というわけではありません。」
オランダ・ノールトウェイクにある欧州宇宙機関(ESA)の太陽系科学部門のデトレフ・コスチュニーが語りました。
「私たち〈 AT14 〉対策班は議論を重ねましたが、それがまだ『危険きわまりない脅威』と言うべき段階にには至っていない、との結論に達しています。はっきりした結論を得るためには、可能なら2周、最低でも1周、この小惑星の完全な軌道を観察する必要があります。」
コスチュニーは[ SPACE.com ]の中でこのように述べています。

コスチュニーの調査班は国連委員会科学技術部会(COPUOS)による〈小惑星2011 AG5〉の計算について高く評価し、今後互いに協力しながら研究を進める、と語りました。
「我々は今、〈小惑星2011 AG5〉の問題を専門に扱う〈ヨーロッパ南部天文台〉に似た組織を作っている最中です。」
「特別な望遠鏡をいくつか〈小惑星2011 AG5〉の観測をおこなう目的だけのため割り振る必要性について、私たちは明確にしておきたいと思います。」

▽ ゼロではない小惑星衝突の脅威

「地球近くの周回軌道を持つ〈小惑星2011 AG5〉は、2040年2月5日に625分の1の確率で地球に衝突する。」
カリフォルニア州パサデナにある、NASAのジェット推進研究所・地球近接天体観測プログラムの責任者であるドナルド・ヤオマンがこのように語りました。

この衝撃確率は間違いない、とまでは言い切れません。
しかし現在の所、2011年1-9月の短い期間〈小惑星2011 AG5〉を観察する事ができた科学者たちが、さらに調査を進めればこの衝突の確率は変わる可能性がある、とヤオマンが[ SPACE.com ]の中で述べています。
「幸いな事に、〈小惑星2011 AG5〉は2013年 - 2016年の3年間、地上から観測可能になります。」
「ただ、この観測の後研究が進んでも、〈小惑星2011 AG5〉が地球に衝突する確率が大幅に下がる事はないでしょう。〈小惑星2011 AG5〉の軌道を変えるためには2023年までに、地球近くの近接通過軌道を特定する必要がありますが、2016年の観測終了後、そのための時間は確保できると思います。」

近接通過軌道の特定は地球付近の、通過する物体が地球の重力によって影響を受けるごく狭い領域に限られます。
地球に衝突する軌道がそれである可能性があるのです。

▽ 小惑星衝突の経路

〈小惑星2011 AG5〉は2023年に地球から0.02天文単位(186万マイル、または299万キロ)地点を、この通過軌道を通って地球に接近します。
(1天文単位は地球と太陽間の平均距離である約9300万マイル - 1.5億キロ)

NASAのジェット推進研究所の推計によると、2040年のほんとうの脅威が訪れる以前の接近である2023年の〈小惑星2011 AG5〉の地球付近の近接通過軌道は直径が約62マイル(100キロ)になる予定です。
「この近接通過軌道は2029年のアポフィス小惑星のものよりも誤差が大きと思われますが、2040年に〈小惑星2011 AG5〉が地球への衝突軌道を通らないようにさせるため、あらかじめ軌道を見つけ出す事はそれ程困難ではありません。
「アポフィス小惑星は2036年に地球近くを通過する予定ですが、その軌道は2029年の近接通過軌道を確認する事で特定される予定です。」
「衝突を回避するための慎重な実施計画の策定は、少なくとも2013年の観測開始まで待たなければなりません。それからでないと、判断材料は用意できないからです。」
2013年 - 2016年の3年間の調査がこの研究を勧める事になる、とヤオマンは語っています。
「2013年 - 2016年、〈小惑星2011 AG5〉の地球への衝突確率に著しい低下があるかどうか、明らかになるでしょう。」
〈つづく〉

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【 GMのハイブリッドは人気低調 - 生産一時休止 】

アメリカNBCニュース 3月2日

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シボレーが発売したハイブリッド車[シボレーボルト]の売り上げが、期待した程売れないため、当社は5週間生産を休止し、その間1,300人の従業員を一時解雇する事になりました。
[シボレーボルト]は33,000ドル(約270万円)と高額であり、これまで10,000台を大きく下回る台数しか売れていません。
折しも今週、オバマ大統領がホワイトハウスを去る事になったら、1台自分も購入する、と語ったばかりでした。

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