ホーム » エッセイ » [ 一目でわかるスマートクリッドの暮らし ]
今日はニュースではなく、アメリカのAOLエナジーが企業のプロモーション・ビデオを取り上げました。
ドイツのシーメンスは日本の三菱重工や日立に相当する企業です。
その企業が、「わたしたちの暮らしの転換」を提案しています。
ドイツと同時レベルのはずの「技術立国」日本で暮らす私たち。
シーメンスが描いてみせる未来の姿を見て「そうなって当然」、と思えます。
ところが日本だけはそうでもないのが、この国の複雑なところです。
最大多数のための幸福を追求するのではなく、まず金を持っている人間と権力を持っている人間の利権の拡大が図られる。
一般に暮らす人々は、その余得の分、恩恵に預かる、というやり方です。
一般企業の活動においてはそれは仕方の無い事かもしれませんが、国の政策にそれがついて回るとなると問題です。
いつの間にか私たち日本人は、権力が『主』で国民は『従』という意識を、教育の場で、社会の場で『刷り込まれて』来たように思います。
「仕方が無い.....」
それでは何も変わらないと思います。
東日本大震災、地震や津波は仕方がありませんでした。地球的規模の災害でしたから。
しかし、原発事故や被災地の復興の遅れは「仕方が無い.....」とあきらめてはいけない。
決してあきらめてはいけない、そう思うのです。
+ – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – +
【未来を見すえるシーメンスの目】
〈未来の暮らしはどうなる? 〉
アメリカAOLエナジー 8月15日
このシーメンスのアンドロイド・ロボットがナレーションをしているようなビデオでは、未来の生活のひとつの形を示しています - スマート・グリッドにより電気自動車が充電され、再生可能エネルギー電力の蓄電が実現されるというものです。
ビデオでは、特に電気自動車が、現在抱えている様々な制約から解放されるだろうこと、そしてスマート・グリッドによる肯定的な側面に焦点を当てています。
一部の人々は、スマート・グリッドでは電気自動車が必要とする電力を賄えない、と主張しています。
しかし、シュナイダーエレクトリックの新たな渉外担当上級副社長であり、政府ともつながりのあるジム・ポーリーがAOLエネルギーに語ったように、このビデオは、スマート・グリッドが、より新しく、よりクリーンで、より効率的な未来に向け徐々に進化することを、電気自動車が助けることができると訴えているのです。
考えられる未来のひとつの例として、このシーメンスのビデオをご覧ください。
【スマート・グリッドはどのように電気自動車に電気を供給するか : eモビリティ】
(シーメンス企業ビデオ)
「私たちが世界のエネルギー供給網の中で、積極的な役割を果たそうとしている、という考えを私たちは信じています。
スマートな選択、スマート・ビルディング、そして電気エネルギーの活用は、社会の総合的な最大限の効率達成に貢献するでしょう。
私たちのeモビリティのビジョンをご覧ください。」
〈ナレーション大意〉
「技術の進歩が、私たちの生活を変えようとしています。
ある分野の進歩はきわめて早く、もはや想像の世界にとどまるものではなくなっています。
化石燃料の枯渇、そしてCO2削減問題は、逆にチャンスへと変わり得ます。
そのひとつが自動車です。
ハイブリッド技術はすでに実用化されていますが、その先の技術もきわめて速いスピードで進化しています。
特に燃料価格の高騰は、自給自足エネルギー自動車への挑戦のための条件へとつながっています。
地球的なエネルギー政策の転換の理由はそして経済市場の大勢は新しいコンセプトを求められています。
ひとつだけ確かな事は、世の中の流れがエコ・エネルギーを活用した総合的な電力政策に向かっているということです。
この事に疑いはありません。
これからは必要な電力を自分で賄うスマート・ビルディングとスマート・ハウスが、世界の電力市場を変えて行くでしょう。
世界は変わろうとしています。」