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福島第一原発、NBC科学特派員の報告(続報)

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所要時間 約 4分

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5日前に『あるアメリカ人記者が見た、福島第一原発事故のその後 NBC主任科学担当ロバート・バゼル記者の報告』をアップしました(http://kobajun.biz/?p=617)が、今日はその続編です。
抑えた表現の中に、普通の人々の生きるための当たり前の努力が、一向に解決の見通しの立たない事故のために台無しになってしまうかもしれない悲劇が、淡々と語られています。

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日本が大地震と津波に手ひどい打撃を受けた翌日に、福島第一原発という名の原子力発電所が非常に恐ろしい状態に陥っている事が、世界に対し明らかとなってから3ヶ月目が経ちました。
NBCチーフ科学特派員のロバート・バゼルが日本を再び訪れ、放射能の脅威に関連する問題がどうなっているのかをレポートします。

損傷を受けた原子力発電所から35マイル(約56km)の場所にある、福島県のとある有機農法農場にいます。結城さんはたまねぎ、ジャガイモ、枝豆と米を有機栽培していますが、収穫時期が来たときの事を恐れています。彼が農薬を使わずに手をかけて育てた作物が、結局は放射能に汚染され商品価値が無くなってしまうかもしれないのです。彼は農場で働く人々の健康と、実際に作物の販売が許されたとしても消費者が実際に購入してくれるかどうか、非常に気がかりだと言います。
彼は政府が彼に言っていない事が何かあるのではないか、と語っています。

毎日、農場の従業員の1人はボランティア団体が提供した測定器を使い、放射能の測定を行っています。測定器は政府が退避勧告を出す程の値ではないものの、通常の50倍の値を示しており、彼の心配は深まるばかりです。彼は春の植え付けをした後、農場の表土を検査期間に送る事ができましたが、やはり高濃度の放射能が検出されました。
事故が起きた福島第一原発では事故が起きて3ヶ月になろうとする今も、作業員が何とか原発の制御機能を回復しようとして懸命に闘っています。
今では政府当局も3基の原子炉がメルトダウンした事を認めています。

事故が起きて最初の3日間か4日間、知られているように世界中の専門家が、核燃料の大規模なメルトダウンが起きている可能性のある事を警告しました。そして実際に16時間以内にそれは起きていたのです。

特派員「科学消防車が放射能が拡散しないよう、青色の樹脂を吹き付けていますが、いくらかは拡散し続けています。
専門家は事故初日と同じレベルの放射能漏れが起きている場所は無い、と報告しています。
報告書は2年間の半減期を持つ放射性セシウム134と、30年間の半減期を持つ放射性セシウム137の両方が土壌から検出された事を報告しています。」

NBCのロバート・バゼルが福島県から報告しました。

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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