ホーム » エッセイ » 「電気はすべて自給自足」再生可能エネルギー活用の[スマート・ビレッジ][米国CNN]
貧困撲滅に動き出す、マレーシアの新たな取り組み
「電気はすべて自給自足」、電気は電力会社の独占物?!その考え方、そのものがおかしい!
再生可能エネルギー活用の[スマート・ビレッジ]
アメリカCNNニュース 7月27日
担当者が語るところでは、首都クアラルンプールの北東、リムブナン・カセーで官民合同により進行中のそのプロジェクトは、貧困撲滅の世界的なモデルケースとなり得るものです。
100軒の民家建設に加え、住民は教育訓練施設、レクリエーション施設、そして再生可能エネルギーを使った農業設備を手にすることにより、安定した食糧供給手段と補助的収入を得るための手段も手にすることができます。
さらには4段階の水産養殖システムは、たんぱく質の豊富なティラピアのような大型魚の養殖用の餌として、グッピーの養殖と水草の生産を行います。
そして魚を養殖している水槽から、ろ過された排水が、樹木や花、穀物や野菜の栽培に利用されることになります。
すべての農家が12ヘクタールの敷地を持ち、電気は自給自足で賄います。発電手段は太陽光、バイオマス、そして小型水力発電です。
こうした[スマート・ヴィレッジ]はマレーシア国内にさらに12か所建設されることになっており、これらの村々は連携して[スマート・コミュニティ]、すなわち開発者の構想では豊かな雇用機会と生活基盤を持つ、スマート社会を構成することになります。
国連の開発計画では、マレーシアの農村部では、あちこちに貧困が集中している場所があり、貧困の解消は生半可なことでは実現不可能、とされてきました。
しかし貧困の解消に取り組んだある農村では、この20年間で貧困率が劇的に改善されました。
今年始め、クアラルンプールで開催された外交・国際関係をテーマにした学会での講演で、国連の潘基文事務総長は、このマレーシアにおける貧困撲滅のための取り組みは、今世紀の世界的開発目標の中に重要な一頁を記した、と賞賛しました。
「マレーシアにおける経験は、世界の南側国家全体のために役立つことになるでしょう。私はマレーシアが南側 – 南側開発援助において、主体的役割を果たすよう期待します。」
潘基文事務総長はこのように述べました。
「マレーシアは多民族国家であり、多宗教国家であり、さらには多文化国家です。こうした多様性の中、マレーシア人が統一された方針を持ったことは偉大なことです。
こうした貢献がマレーシア人のためだけでなく、この地域一帯の貧困撲滅につながっていくよう、期待しています。」
2011年、ニューヨーク科学アカデミーとマレーシア国家高度技術工業院(MIGHT)との間の、共同提携によって設立されたのがGSIACです。
今月初めに開催された会議で、マレーシア大統領府顧問のザクリ・アブドゥル・ハミド氏が、今回の提携について、賞賛しました。
「この提携は海外からの投資に対し、大きく門戸を広げることになりました。そしてこの提携により、この世界中のどこであれ、国家的利害に基づくものでは無い、市民社会が真に求めているものに光が当てられ、実現することになったのです。」
ザクリ大統領顧問が、こう述べました。
http://edition.cnn.com/2012/07/26/world/asia/smart-village-malaysia/index.html?hpt=ias_t4
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懸念される市内制圧後の政府軍の行動
アメリカNBCニュース 8月8日
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シリアでは現在政府軍の重囲の下、最大の都市アレッポを守り抜こうとする反乱軍にとって、事態は容易ならざるものとなっています。
強まる政府軍の攻勢の前に、アレッポ市民は退去するよう警告を受けています。
現在、シリア・トルコ国境沿いで取材を続ける海外特派員のリチャード・エンゲルがお伝えします。
リポーター : シリアの反政府勢力がアレッポを明け渡す瞬間が間近に迫っています。
反政府勢力側では弾薬が極度に不足しており、直ちに弾薬の補給を受けることができなければ、アレッポから撤退する他は無い、と指揮官が語っています。
撤退は今にも始まりそうです。
政府軍はアレッポ市内深く浸透しており、住民のサル・アラディン氏は実際に政府軍兵士と言葉を交わした、と語っています。
現在アレッポで起きているのは、攻勢する側と守ろうとする側の立場の逆転です。
反政府勢力はアレッポ市内の大部分を選挙しようとしていましたが、その拠点を次々政府軍によって奪われて行きました。
反政府勢力側は、かつてダマスカス市内で起きたことと同じ状況に追い込まれてしまいました。
懸念されるのは、アレッポ市内を制圧した後、政府軍がどのような行動をとるかという事です。
政府軍は約20,000の兵士をアレッポ市内に展開しましたが、その兵士たちは市内のそれぞれの持ち場に留まっています。
今シリア国民の関心は、この後この政府軍がどこを目指すのか?どこを攻撃するのか?という事なのです。
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