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アルツハイマー病との新たなる戦い & 逆行?! ビートルズ in アビーロード

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所要時間 約 11分

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【 アルツハイマーとの新たな戦いを始めたアメリカ 】

アメリカNBCニュース 5月15日

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今日、医療の上で新たな挑戦が始まることにより、アルツハイマー病の予防治療に光が射しそめることになりました。
多くの国民がアルツハイマー病の発症を恐れながら日々過ごし、たくさんの患者とその家族がこの病に苦しんでいます。そして多くの人が患者の世話をしています。

現在アルツハイマーに侵されているアメリカ人の統計値は非常に悪いものです。550万人の人々がこの病に侵されています。そしてこの病気の増加傾向は悪化の一途をたどっています。
2050年にはその患者数は実に1,600万人を超え、そのために必要な治療費は年間1兆1千億ドル(約90兆円・日本の国家予算並み)に上るものと見られています。

この事態を受け、合衆国政府はアルツハイマー病との新たな戦いを開始しました。国民の期待を受け、この病を予防するための調査・研究・治療に乗り出しました。
NBC科学部門の特派員、ロバート・バゼルがお伝えします。

レポーター : アメリカではおよそ一時間に1人の割合でアルツハイマー病の患者が生まれています。
グレン・キャンベルもその一人です。
今日、彼の娘さんの話を聞くことが出来ました。
アシュレー・キャンベル「父が私を見ている視線の中には、実際にはどのような認識も愛情も無い、そのことを理解することは本当につらいことです。」

レポーター : 今日、合衆国政府は国民の健康とこの国の社会福祉を台無しにする恐れのあるこの病について、国としてどのような対策を行うかの詳細を公表しました。

保健福祉省長官キャスリーン・セベリウス
「アルツハイマー病の解明の進展には時間がかかり過ぎ、思わしい状況ではありません。私たちはまだ有効な治療薬の開発にも成功していません。その上、臨床試験も失望に終わる結果ばかりが続いています。」

今回の取り組みの最終目標は2025年までにアルツハイマー病の進行を止めるか、進行を遅らせるための治療法を見つけることです。
この取り組みの一環として政府は数百万ドルに上る予算を、二つの研究につぎ込みます。
ひとつはアメリカ国内ですでに着手済みのものですが、薬剤の投与によってアルツハイマー病の進行を止めることが出来るかどうか、その検証です。
アイオワ州のある家族も研究の対象になっていますが、この家族は50%の確率で若年性アルツハイマー病を発症する遺伝子を持っています。
ジョー・ヘンリッチ「私は、自分の人生の終わりに痴呆に侵され何もできなくなる事態を、手をこまねいて待っているつもりはないのです。」

リポーター: 同じく2025年の完成を目指す研究は、コロンビア州の複数の家族を対象に進められています。
いずれの研究もどれだけの年月を必要とするかは、明らかではありません。
しかし最新の研究結果に基づけば、アルツハイマー病の進行を止めるにしても遅らせるにしても、とにかくできるだけ早い処置が必要であることがわかっています。

ワシントン大学医学部セントルイス校ジョン・モリス医学博士
「アルツハイマー病は発症する15年から20年前に、その兆候となる脳の変化が現れます。」

リポーター: 今回の政府の計画にはウェブサイトの整備が含まれています
アルツハイマー病の患者を持つ家族は、ここから必要な情報を取り出せるようになります、

政府の見積もりによれば、今年だけでアルツハイマー病の患者の治療とケアに必要な費用は2,000億ドル(16兆円)に上るものと見られています。
それにもかかわらず、アルツハイマー病の研究予算は他の疾患に比べ低いものになっています。
多くの科学者が今回の政府の取り組みを高く評価していますが、問題は議会がこの取り組みに対し、どれだけの予算を割り当てるのか、という事なのです。

まさに、戦いは始まったばかりなのです。

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【 逆行?! ビートルズ in アビーロード 】

アメリカNBCニュース 5月15日

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オークションに出品予定の写真は、ビートルズがアビーロードの横断歩道を『逆行』する様子をとらえています。
ビートルズがアビーロードの横断歩道を「ゲット・バック」したとき、1969年に発売された『アビーロード』のアルバムジャケットに使われた写真とは別方向に、ビートルズの4人が途を渡っている写真があったことなど、誰も知らなかったはずです。
いまオークションへの出品を待つ一枚の写真は、アルバム『アビーロード』のジャケットのため、ロンドンの北西部セント・ジョンズウッドにあったアビーロードスタジオの屋外で撮られた6枚の写真の内の1枚です。
この写真は5月22日に開催されるオークションで14,000ドル(110万円)前後で落札されるもの予想されています。

アルバムに使われた写真では白いスーツ姿のジョン・レノンが先頭に立ち、横断歩道を左から右に渡っています。そして一台のフォルクスワーゲン『ビートル』が背景にあります。
ジョンに続いてリンゴ・スター、その後ろにはだしのポール・マッカートニーとジョージ・ハリスン。
なぜポールだけがはだしなのかという事が当時話題になり、「ポール死亡説」が当時取りざたされました(詳細をウェブサイトで調べることが出来ます)。

オークションに出品される写真では、ジョンが先頭なのは同じですが、4人は右から左に横断しています。
そしてファンにとって決定的に興味があるのは、ポールがサンダルらしきものを履いている点ではないでしょうか?

英国紙のガーディアンのウェブサイトによると、カメラマンの故イアン・マクミランが通りの真ん中に脚立を立てて撮影したため、警官が一時車両の通行を停止させました。
ガーディアン紙はロンドンのブルームズベリー・オークションのサラ・ホイーラーのコメントを引用しています。
「この写真は、1960年代の象徴と呼ばれていました。この写真がこれほどの人気を得た理由は、そのシンプルさにあると思います。とてもシンプルで、みるひとが自由に想像を巡らせることが出来る、素敵な写真だと思います。」

別の英国紙ザ・サンのウェブサイトでは、サラ・ホイーラーがカメラマンとして故イアン・マクミランが選ばれたのは、彼がオノ・ヨーコの友人であったからだ、と述べています。ポールは彼が考えているジャケットのイメージについて、絵を描いて説明しました。

今回オークションに出品される写真は、当時現像された25枚の写真の内の一枚で、個人の音楽愛好家が所蔵していたものです。
当時メンバーの写真を個人的にも多数撮影していたリンゴ・スターは、このニュースをローリング・ストーン紙が伝えた後、こう語りました。
「今となっては、自分が撮影したたくさんの写真は、いったいどこに行ってしまったものやら…」

http://entertainment.msnbc.msn.com/_news/2012/05/15/11718371-photo-up-for-auction-shows-beatles-going-wrong-way-on-abbey-road?lite

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アルツハイマーの原稿で気になったのは、登場したグレン・キャンベルはあのグレン・キャンベルなのか?ということでした。
彼が歌った「ラインストーン・カウボーイ」「ウィチタ・ラインマン」そして「恋はフェニックス」は未だに私のお気に入りの曲だからです。
アルツハイマーは本人のみならず、その家族の方もつらい思いをしなければなりません。
何よりも「人間としての尊厳」がその姿から失われて行く過程で、ともすれば家族からも疎まれてしまうという現実には、非常に痛ましいものがあります。

そしてビートルズ。
私が生まれて初めて自分で買った「LPレコード」は、ビートルズのレット・イット・ビーでした。
以来、ビートルズの発売済みのLPをすべて揃え終るまでは、その他のミュージシャンのレコードはシングルレコード(EP)は買っても、LPは買わなかったように記憶しています。
私程度の「ビートルズ・ファン」は世界中に数限りなくいたでしょうが、それほどに10代前半の自分にとってビートルズの音楽が魅力的だったのだと思います。

私には、ビートルズのほぼ全曲をギターを弾きながら歌える友人がいます。
私の娘が大学生の時だったと思いますが風邪をひき、2階の自分の部屋で寝込んでいた時のことでした。
彼がやってきてあぜんとする妻と私の前で、娘のギターを弾きながら「ミスタームーンライト」をフルボリュームで歌い、あわただしく帰っていきました。
帰った後、お寺の山門の仁王様のような顔をした娘が2階から降りてきて一言。
「今のなに?!」

ビートルズは誰にとっても不滅です。

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