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【 世界写真ニュース 】キャサリン妃の花束、そのリアクション / チャベス大統領の死 / 燃えてしまった科学の殿堂 / イナゴの大群襲来

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所要時間 約 9分

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アメリカNBCニュース 3月5日
(写真をクリックして、大きな画像をご覧ください)

[ 花束より、鼻の中が気になるよ ](写真下・以下同じ)

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英国のキャサリン妃(ケンブリッジ公爵夫人)は、3月5日にイングランドのグリムズビーにあるハンバーサイド消防・救出ステーションを訪問しました。
写真はその際、キャサリン妃が3才のオリー・アクセルと話をした時の写真です。
夫君のチャールズ皇子は後援するハンバーサイド消防・救出ステーションの自己啓発コースを見学しました。

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[ チャベス大統領の死・南米各国で追悼集会 ]

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根底からの政治改革を断行し、派手な演説で知られながらも、秘密のベールで被われていたベネズエラのウゴ・チャベス大統領がガンのため、死去しました。58歳でした。
癌との長い闘病生活がつついていましたが、第4期の大統領としての執務に着くことなく死去しました。

独自のスタイルの人民主義革命を掲げ、貧民層に対する手厚い保護政策や政府の改革を行いましたが、個人崇拝に基づく独裁的手法は、国内外の賛否両論を呼んでいました。
彼は資本主義、帝国主義、そしてアメリカ合衆国に対する攻撃の論陣を張り続け、飽くことを知りませんでした。

『チャビスタス』と呼ばれる支持派は大統領を『エル・コマンダンテ(スペイン語で司令官の意味)』と呼んで、彼が行った貧民救済策、なかんずく医療機会と教育機会を大幅に拡充したことを高く評価していました。
反対派は国内の高いインフレ率、食糧不足、犯罪率の上昇、そして石油産業の運営が間違っているとして批判していました。

ベネズエラの首都カラカスで、チャベス大統領の死を悼む支持派の人々。3月5日。
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アルゼンチンの首都、ブエノスアイレスのベネズエラ大使館の前で、チャベス大統領の死を悼む集会が開催された。3月5日夜。
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チリの首都、サンチャゴのベネズエラ大使館の前で、チャベス大統領の遺影にろうそくを灯す人。3月5日夜。
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[ 猛烈な吹雪、米国中西部を強襲し、北東部へ ]

3月5日火曜日、冬の嵐の中を通勤する人々。

3月5日火曜日、冬の嵐の中を通勤する人々。


重く湿った雪を大量に降らせた移動性の冬の嵐が3月5日火曜日中西部を襲った後、週末には北東部沿岸の主要都市(ニューヨーク、ボストンなど)にやって来る可能性があります。
この冬最悪の嵐になる可能性があります。
シカゴでは積雪が30cmに達し、2011年のブリザードが襲った際以来の記録となりました。
シカゴのオヘア空港、そしてミッドウェイ空港では、併せて1,000便の発着がキャンセルされました。
ミネアポリスのセントポール空港では、最高1時間の遅れが発生しました。

ミネアポリスの除雪風景。シカゴ、ミネアポリスのあるミネソタ州では降り積もる雪のため交通が大混乱し、ミネアポリス市内では学校のほとんどが休校となりました。
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3月5日火曜日、アイオワ州デュビュク市内で駐車中の車を避けながら、ゆっくりと進む除雪車。
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吹雪の中を走るピックアップトラック。デュビュク市南郊、3月5日火曜日
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[ イタリアのナポリで『科学の殿堂』焼失 ]

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ナポリ市の重要な歴史遺産であるチッタ・デラ・シエンツァ(英訳 : City of Science)、『科学の殿堂』の4つのパビリオンの内部が全焼してしまいました。

チッタ・デラ・シエンツァには全部で6つのパビリオンがありますが、4日月曜日夕刻、消防隊が駆けつけたときにはすでに、パビリオンのひとつである『海の博物館』では全館に火が回っていました。
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火事の翌日、燃え残った建物の中を、ホースを使い水で洗い流す消防隊員。
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[ 中東でイナゴが大発生 ]
科学者の『目』が解き明かすイナゴの大群の実態

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優秀な科学者なら写真を見ただけで、様々な事実を指摘することができます。
国連食糧農業機関の上級研究員であるキース・クレスマンは今、中東から数百キロ離れた場所で活動していますが、現在エジプトとイスラエルを覆うように群がっているイナゴを観察し、このイナゴはこの辺りで移動を終わる可能性が高いと語りました。
「私が写真で確認した限り、ここに居るイナゴはピンク色というよりは、赤レンガ色をしています。」
NBCの取材に対し、クレスマンは電子メールでこのように答えました。
「いずれの色も成虫として未熟であることを示すものです。しかし明るい色が若くて空腹であることを示すのに対し、暗い色は年を取り、疲れている状態を表しています。この点を考えると、現在エジプト北東部とイスラエルに来襲しているイナゴの数はこれ以上増えることは無いと思います。」
これは良い知らせですが、悪い知らせもあります。
別のイナゴの大群が今年の後半再び襲って来ることが予想され、そうなれば農業の収穫が大ダメージを受けることになってしまうのです。

エジプトとの国境沿い、イスラエル南部のネゲブ砂漠にやって来たイナゴ。
イナゴの群れはエジプトからイスラエルに渡ったことが確認され、イスラエル農業省は航空機による農薬散布を行いました。
さらに緊急ホットラインを開設し、イナゴの群れを目撃したら直ちに連絡するよう呼びかけを行っています。
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南部ガザ地区のカーン・ユーニスにある農園で、飛来したイナゴを手に乗せて見せるパレスチナ人の農民。
パレスチナ当局はここ数十年間、パレスチナがイナゴの襲来を受けた記録は無いと語りました。
パレスチナ農業省は、これ以上のイナゴの飛来があれば、適切な対応を取ると語っています。
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ネゲブ砂漠の上を飛び回るイナゴの大群
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[ファンタスティック・ナイト]

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スウェーデンのアビスコ国立公園上空に展開するオーロラと写真撮影に訪れた人々、3月3日夜。
この写真を撮影した写真家のチャド・ブラックレイのコメント。
「夜空に広がるオーロラの中を、ひときわ明るく輝く流星が飛んでいきました。まさにファンタスティックな夜でした。」
詳しくは彼の写真集『ラップランドに輝く光』( http://lightsoverlapland.com/ )をご覧ください。

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【星の金貨】ではいつも後半に、ミニ写真集を掲載していますが、その題材はほとんがアメリカNBCニュースによるものです。
今日もいつものようにチェックをしていると、ご紹介したい記事があまりに多いことに気がつきました。
そこで今日はいつもとはちょっと違うスタイルになりますが、ミニ写真集特集にさせていただきました。

それにしても、地元でのチャベス大統領の人気の高さには少々驚きました。
態度を明確にし、正々堂々それを貫き通した点、国民にととっても支持すべき理由が明快だったのかもしれません。

でもやはり今日一番のお気に入りは、冒頭の3歳の少年です。

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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