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星の金貨 東日本大震災や音楽、語学、ゴルフについて語るブログです。

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また延期 – 福島第一原発2号機の核燃料取り出し 

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新型コロナウイルスの感染急拡大により溶融核燃料除去に大幅な遅れ
溶け落ちた核燃料を取り除くことは本当に可能なのか?!

                 

2019年12月2日、東京電力(TEPCO)が公開した写真。福島県大熊町にある福島第一原子力発電所の2号機の一次格納容器内でロボットが撮影した溶融核燃料。

                  

山口真理 / AP通信  2020年12月25日

                                   

日本政府と東京電力は、2020年12月24日、新型コロナウイルスの感染の急拡大により英国でのロボットアームの開発が遅れ、溶融燃料の除去は2022年後半まで1年以上延期せざるをえないと公表しました。

                  

経済産業省と東京電力は、2011年3月11日に発生した巨大地震と津波による災害から10年の節目を迎えるにあたり、来年2021年に福島第一原子力発電所の2号機原子炉から溶け落ちた核燃料の一部を取り除く作業に初めて着手することを計画していました。

                      

しかし24日、溶け落ちた核燃料の一部を取り出す作業の開始は、2022年後半まで延期されると当局者が明かしました。
当局者は理由として英国の新型コロナウイルスの感染の急拡大状況の悪化により、ヴェオリア原子力ソリューション社と三菱重工が共同で開発しているロボットアームの開発が遅れていることを挙げました。
実用化するために必要な検証作業が遅れていることが原因だとしています。

                

                    

当初1月に予定されていたロボットアームの出荷4月頃にずれ込む予想だと経済産業省の原子力関連施設開発担当の奥田修二氏が語りました。

                              

福島第一原発全体の事故収束・廃炉作業の完了までには、依然として30年から40年かかると予想されています。

                      

事故によって溶融し、原子炉の炉心から落下し、一次格納容器の底で硬化した核燃料3基の原子炉合わせて800トンを除去することは、事故収束・廃炉プロセスにおいて最も困難な課題です。

                      

                  

東京電力は原子炉内部の状態に関する情報収集を進めてきました。
2号機内部に入った小型の伸縮ロボットは、溶け落ちた核燃料の小片が剥がれており、持ち上げることが可能なことを確認しました。

                     

しかし3号機内部での検証は一次格納容器内の極めて高い放射線量と水位によって妨げられ、1号機でのロボット調査も同じく極めて高い放射線レベルのために失敗に終わりました。

                 

この問題とは別に日本政府と東京電力は『処理済み』とされてはいるもののトリチウムなどの放射性物質によって汚染されている放射能汚染水を約1,000基のタンクに貯蔵していますが、2年以内にそのスペースを使い果たすと予想されるため、その後どうするか対応に苦慮しています。
日本政府の委員会は汚染水の海洋放出を勧告していますが、漁業従事者を始めとする地元住民、そして近隣諸国からの反対に直面しています。

                    

                 

専門家は、廃炉までを30年から40年の間に完了させるという目標は楽観的すぎると語っています。
溶け落ちた核燃料をすべて取り除くことが本当に可能なのかどうか疑問を投げかけ、原子炉を封じ込め、放射能が自然に減少するまで待つチェルノブイリ方式のアプローチを提案する専門家もいます。

                     

https://apnews.com/article/technology-robotics-coronavirus-pandemic-asia-pacific-japan-51d2ef52a012eb4d623106683d22d9d2

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『2020年にメルトダウンした核燃料の取り出し開始』という扱いをされるこの問題ですが、科学的には本格的な除去作業を行うための『予備調査に着手』と表現するべきでしょう。

なぜなら今日の工事水準において対象物の全容が不明、作業内容も方法も未定、工期も未定という段階で具体的作業に着手したとしても、それは正規の作業を「可能にするため」の予備調査でしかありません。

まさにこれ以上、日本国内の反原発感情を刺激しないための『印象操作』と言うべきでしょう。

                           

「核燃料取り出し開始?政府や東電の言う通り、あるいは国内のマスコミが伝える通り、福島第一原発の事故収束・廃炉作業は着実に進んでるのだな。」

福島第一原発の問題を自分の問題の一つとして注視してきた人でなければ、そんな印象を抱いてしまうかもしれません。

違います、メルトダウンした核燃料の取り出しは未だ始まっていません。具体的な見通しすら立っていません。

事故収束・廃炉作業が30年から40年で終わるという予測にも、どのような具体的根拠もありません。

福島第一原発の事故は未だ終わっていないのです。

数々の欺瞞(ぎまん)が原発被災者を追いつめた

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小説家柳美里氏:オリンピックが福島の再生に貢献することはない
被災した故郷に帰還を果たした被災者の生活は変わった…なお一層悪い方へと

                

                   

山口真理 / AP 2020年12月23日

                

作品「東京上野駅」が2020年全米翻訳文学賞を受賞した日本人作家の柳美里氏が東京で行われた記者会見で、作品の中で主人公の男性が自殺する上野公園が、来年の夏のオリンピックに向け極めてきれいな外観を整えていると語りました。
しかしながら新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化し、原子力発電所事故を起こした福島の事故処理が遅れに遅れている状況の中、外観だけを整えても人々の心に希望の火を灯すことはできないだろうとも語りました。

              

上野公園は、福島の季節労働者である主人公のカズが人生を閉じる、柳氏の受賞作品『JR上野公園口』の主要な舞台です。
主人公の老人はかつて1964年の東京オリンピック大会の1年前、建設工事のために日本の首都に初めてやって来ました。
柳氏は12月23日の東京記者会見で、つい最近公園を訪れた際にきれいになっていたことに驚いたものの、小説を執筆する際ホームレスの人々にインタビューをした場所がほとんど消滅していたと語りました。

                   

2014年最初に日本で出版されたこの作品は、柳氏の多くの小説の共通のテーマである帰る場所を持たない季節労働者の生活を描いています。

                   

物語は10年以上前、公園内を不法占拠した場所に段ボール箱とブルーシートで作られた小屋を作って暮らすホームレスの人々に彼女自身が行ったインタビューに基づくものです。

                  

柳氏はさらに、2011年3月に発生した福島第一原子力発電所のメルトダウンの1年後に開始した臨時災害放送局のパーソナリティを務めた際に話を聞いた、約600人の被災者の体験にも多くのことを触発されたと語りました。

                 

                 

福島第一原発の3基の原子炉のメルトダウンにより大量の放射性物質が外部に漏れ出し、周辺地区の大規模な放射能汚染が発生、汚染により人間が入れなくなった場所や汚染が懸念される場所から16万人もの人々が避難しなければならなくなりました。

                  

日本政府は2020東京オリンピックに先駆けて復興が進んでいるという印象を広く普及させようと、こうした場所のほとんどが居住可能とされましたが、実際に戻ってきたのは高齢者がほとんどでした。

家族の多い家庭、特に小さな子供がいる家庭は、放射能汚染の懸念、従事していた仕事がなくなってしまったことに加え、地域コミュニティがほぼ壊滅してしまったため、元いた場所で生活を再開するる予定はないと語っています。

              

しかし柳氏がこの著作を完成させた後、福島県内の被災地に戻った人々の生活は大きく変化しました、なお一層悪い方へと…
日本国内でオリンピックに向けた準備が進む中、福島の住民の間では孤立感が深まっていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大がその状態を一層悪化させたと柳氏が語りました。

               

柳氏は南相馬に移住し、原発事故で避難を強いられた地元の人々が旧交を温める場をつくることができればと、ブックカフェをオープンしました。
「原発事故と新型コロナウイルスの感染拡大、その両方が今の社会のゆがみと不平等を明らかにしました。」
柳氏がこう語りました。
「多くの人々は、希望のレンズではなく絶望のレンズを通して現実を見なければならなくなりました。」

                         

「『JR上野公園口』が描き出したストーリーが被災地の人々の心を捉えたことが、この本が広く読まれるきっかけになったのではないでしょうか。」

                    

                      

柳氏は福島第一原子力発電所事故の被災地の復興は十分ではなく、オリンピックのための準備が復興事業から予算も人も奪い取り、事故収束作業や復興を遅らせている原因の一つになっていると語りました。
「東京2020オリンピックの開催を決定する前に、まず先に復興の進捗状況を確認する必要がありました。」

                   

当初2020年7月に開催が予定されていた東京2020オリンピックは、世界的な新型コロナウイルスの感染拡大を受け、来年2021年の夏まで延期が決定しました。

                   

柳氏がインタビューを行った人々の多くは、戦後の日本経済が高度成長を実現させていた間、季節労働者として東京で働いていました。
ようやく故郷に戻って穏やかな引退生活に入ろうとしたまさにその時、彼らは福島第一原発事故により住む家を失ったのです。
「男はそれが逆さまの運だと私に語りました。そしてその言葉はとげのように私の胸に刺さったのです。」
柳氏がこう語りました。

                  

柳氏はホームレスの男性との過去の会話の中から、棘のように胸に突き刺さった別の言葉を思い出しました。
その男性は柳氏に、屋根と壁に囲まれて暮らしている人は、屋根も壁もない暮らしをしている人の気持ちを理解できないと語ったのです。

                         

               

「こうした理由から私はカズという男性が外的要因によってではなく、自らの意思で死を選んだという話を書いたのです。帰る場所がある人に、彼の気持ちを伝えられるのではないかと考えたのです。」
柳氏がこう語りました。
「小説家としての私の仕事は、外側にあるカメラで彼あるいは彼女を映し出すと同時に、そり内面をも描写することです。」

                      

日本で生まれ育った韓国人の柳氏は日本語で小説を書き、1997年の「ファミリーシネマ」で芥川賞をはじめ数々の日本の文学賞を受賞しています。

                

https://apnews.com/article/tokyo-coronavirus-pandemic-national-book-awards-2020-tokyo-olympics-japan-79e3b08588240c32e599738b99d4a172

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一つの嘘をつくとその辻褄を合わせるためにいくつもの嘘を重ねることになり、やがて嘘をついた人間の崩壊へと繋がっていく。

それが世の常と言うべきですが、日本政府の官僚や電力会社の役員等がついた嘘は必ずしも彼ら自身の身の破滅にはつながりません。

彼らは虚言を弄した挙句、逃げてしまう…

それを福島第一原子力発電所事故によって私たちは目の当たりにさせらました。

                          

そして極めて残念なことには、破滅に近い状況に追いやられたのは最も弱い人々でした。

福島第一原子力発電所の事故発生から10年経とうが20年経とうが、私たち日本人はそのことを忘れてはなりません。

でなければ、今以上に日本人の劣化が進むのではないでしょうか?

福島第一・放射能汚染水放出 : 人間のDNAを損傷する危険性 : グリーンピース

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汚染水には「危険なレベルの放射性同位体」が含まれ、「人間のDNAに損傷を与える危険性がある」

『処理済み』日本政府が「トリチウムのみを含む」という誤った理解を与えるための印象操作を行っている

                    

                  

英国BBC 2020年10月24日

                   

グリーンピースの報告によれば、福島第一原発が海洋放出を検討している放射能汚染水には、人間のDNAに損傷を与える危険性のある放射性物質が含まれています。

                  

日本政府が汚染水を太平洋に放出する計画を持っているというメディアの報道を受け、環境保護活動に取り組むグリーンピースは今回のステートメントを公表しました。

                  

関係する科学者の多くは海洋放出に伴うリスクは低いと語っていますが、環境保護に取り組む団体や個人の中にはこうした考え方に反対しています。
グリーンピースの声明に対し、日本政府はまだ沈黙を守っています。

                     

                    

2011年に発生した東日本大震災の巨大津波により崩壊した福島第一原発の原子炉の冷却を続けるため使用された100万トン以上の水をどう処分するかについて、日本は何年もの間議論を続けてきました。

                 

福島第一原発内に毎日浸透してくる地下水や雨を含む放射能に汚染された液体を保管するスペースは、2022年までに限界に達します。

                  

日本政府によれば、汚染水に含まれる各種の放射性物質のほとんどは複雑なろ過プロセスを経て除去されていますが、その中の1種類、トリチウムだけは除去することができません。

                

                   

10月半ば、日本の各メディアはこの処理済みの汚染水について、日本政府が2022年から海洋放出を開始することを決定したと報じました。報道によればこの計画では、福島第一原発の敷地内でまず汚染水を希釈し、その上で数十年をかけて海洋放出が行われることになっています。

                      

10月23日に公開した『2020 : 放出を思いとどまらせる(stemming the tide 2020): 福島第一原発の放射能汚染水危機の真実』と題された報告書の中で、グリーンピースは汚染水には「危険なレベルの炭素14(炭素の放射性同位体)」が含まれており、「人間のDNAに損傷を与える危険性がある」主張しています。

                      

グリーンピースは放射能汚染水の『処理済み』という名称について、日本政府が「トリチウムのみを含む」という誤った理解を与えるための印象操作を行っていると非難しました。

                 

                   

日本政府はどのような決定もなされていないと主張していますが、関係者は10月末までに決定が発表される可能性があると考えている。

                   

環境保護に取り組む団体や個人は長い間、福島第一原発の放射能汚染水を海に放出することに反対を表明してきました。
漁業関係者も消費者が福島周辺の魚介類や海産物の購入を拒否するようになると、放出に反対しています。

                    

しかし科学者の中には、広大な太平洋で汚染水は短時間のうちに希釈され、その上トリチウムは人間と動物の健康に与えるリスクは低いと主張する人々もいます。

                  

▽ 2011年に起きたこと

                  

                     

2011年3月11日、日本の太平洋の沖合でマグニチュード9.0の地震が発生し、高さ15メートルの津波が日本列島の北東海岸に襲いかかりました。

               

福島原子力発電所のメルトダウンを防止するためのバックアップ・システムは最初の地震を乗り越えましたが、津波によって深刻な被害が発生しました。
その後数日で福島第一原発の冷却システムが機能不全に陥り、何トンという単位の大量の放射性物質が漏れ出しました。
福島第一原発で発生したメルトダウンは、1986年のチェルノブイリ以降最悪の原子力発電所事故になりました。

                      

東日本大震災では地震と津波により約18,500人が死亡または行方不明となり、引き続き発生した福島第一原発事故により16万人以上が自宅を捨てて避難しなければなりませんでした。

               

              

福島第一原発事故の影響を受けた個人や企業には、すでに数千億円の補償金が支払われています。
2020年9月、日本の高等裁判所は日本政府と福島第一原発を運営する東京電力に、さらに10億円の賠償金の支払いを命じる判決を支持しました。

                    

https://www.bbc.com/news/world-asia-54658379

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福島第一原子力発電所事故に関する印象操作

この問題については、私たちは繰り返し遭遇させられてきたのではないでしょうか?

政府や電力会社は福島第一原発事故の本質的解決よりもこの印象操作の方に力を入れてきたように感じます。

「なんとか騙しおおせた…」と考えているかもしれませんが、国民はそれほど無知ではないはず。

その結果、電力会社というものは日本のブラック企業の代表的なものの一つ、原子力行政や電力行政というものはブラック行政を代表するもの…

そんな認識が常識として広く国民の間に浸透したのではないでしょうか?

防衛予算・過去最高、さらなる増額を要求

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飛行甲板にSH-60Kヘリコプターを収納する準備をする海上自衛隊のヘリ空母JS出雲(DDH-183)の航空機のメンテナンスエンジニア。

                   

安倍元首相のタカ派的安全保障政策を継続する意思を明らかにした菅政権

日本の軍事費は現在、世界のトップ10にランクされている

                

山口真理 / AP通信 2020年9月30日

               

日本の防衛省は、高額なアメリカのステルス戦闘機の購入数を増やすことに加え、サイバー空間と宇宙空間の両方で起こりうる脅威に対抗する能力の拡充を根拠に、2021年度に約5.5兆円の過去最高となる予算を要求しています。

                

9月30日水曜日に公表された予算要求は菅義偉新首相の下での最初のものですが、2020年と比較し8%増加し、前任者である安倍元首相のタカ派的安全保障政策を継続する意思を明らかにしています。
日本の防衛費は、2012年の安倍首相就任の翌年から8年連続で増加しています。

                  

                 

安倍首相は、従来からあった北朝鮮と中国の軍事的脅威が一層緊迫の度を増していると主張し日本の自衛隊の国際的な役割と能力を拡大するよう求め、防衛費の増額を続けてきました。

                 

日本はさらに米国の同盟国が防衛支出を増額するよう要求するドナルド・トランプ大統領の強硬な姿勢に直面していました。
そのため日本は高額な米国製兵器の購入と米国軍と装備の互換性を高める取り組みを迫られることになりました。

                      

ミサイル防衛システムの購入は2021年予算の高価な兵器購入の中でも突出して高額ですが、さらには1機あたり260億円で短距離離陸と垂直着陸が可能なロッキード・マーティン社のF-35Bステルス戦闘機も購入することになっています。
日本は今後数年間で42機のF-35Bを購入する計画です。

                     

F-35Bの装備にあわせ、防衛省は保有するヘリ空母2隻のうち加賀に耐熱飛行甲板を装備させる予算として32億円を要求しています。
もう一隻のいずもの飛行甲板の改装はすでに進行中です。

                 

                   

防衛省はさらに2030年代に廃止される予定のF-2に代わる次世代戦闘機の開発研究のため、587億円を要求しています。
エンジンについては日本は独自開発を予定していますが、他の部品については米国や英国と共同開発することを検討しています。

               

日本が高額な米国製武器を購入すれば対米貿易黒字を減らすことに貢献できますが、日本では新興の国内防衛産業の発展の妨げになるのではないかという懸念が高まっています。

                   

2021年の予算には、宇宙部隊やサイバー部隊、新分野の電子戦部隊の研究・運用など従来とは異なる要求が含まれています。

                 

電子戦部隊は東京北郊の陸上自衛隊朝霞基地に本部を置き、人数は未定ですが2022年3月までに国内各地の陸上自衛隊基地に専属の隊員が配置されますが、その多くは中国の海上および航空軍事行動が活発化している沖縄を含む南日本の島々に配置されることになります。

                  

電子戦部隊の使命は、無線やGPS機能などを混乱させる可能性のある電磁波攻撃をブロックすることです。
防衛省は、RC-2偵察機の購入に70億円、ドローンなどの電磁攻撃に対抗する監視システムの研究に約230億円を要求しています。

                 

日本は今年5月航空自衛隊の一部として宇宙作戦隊を発足させ、創立メンバーとして20人を任命しました。
2023年に宇宙作戦隊が完全に稼働すると、約100人の隊員を要する規模になる予定です。

                  

                     

宇宙作戦隊は日本の衛星を監視しながら、敵の攻撃やスペースデブリから保護する任務を担います。
また戦場では陸上自衛隊や海上自衛隊のために衛星ベースのナビゲーションと通信を指揮することになっています。

                   

防衛省は東京西部に宇宙作戦隊司令部を創立し、来年にはスタッフの人数を70人に増やす予定です。
監視衛星の設計と打ち上げ、米国と互換性のある機器の開発と購入に720億円以上の予算要求を行っています。

                    

日本政府が技術的な問題のために6月に導入停止を表明した陸上ベースのイージスアショア・ミサイル防衛システムの代替案について防衛省は金額を明示せずに予算要求したため、要求予算はさらに高額になる可能性があります。
防衛省は駆逐艦の使用を含む3つのオフショア・オプションを検討しており、年内に決定する予定です。

                   

イージスアショアの導入キャンセル後、安倍首相は北朝鮮によるミサイル開発の脅威が高まっているとして、日本政府に対しミサイル抑止政策の大幅な変更を検討し、攻撃される危険性が現実化した緊急事態に即応できるよう敵基地に対する先制攻撃能力を開発する可能性を模索するよう指示しました。

                   

                   

菅政権は2020年度中に新しい計画をまとめる予定です。

                     

安倍首相は2015年に日本の平和主義憲法を再解釈し、自らとその同盟国に依存する際に武力を行使できるようにした。

                  

ストックホルム国際平和研究所によると、日本の軍事費(国防予算)は現在、世界のトップ10にランクされています。

                

https://apnews.com/article/shinzo-abe-donald-trump-yoshihide-suga-tokyo-japan-4387c57c1d997e94e21c372e44b11941

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菅政権になって何か政治の流れが変わるような論病を行っている日本のマスコミがありますが、本質は何も変わらないことを伝えた記事の一つをご紹介します。

                   

「国民の生活が第一」

それが本当なら『北朝鮮の脅威』『中国の脅威』というものを科学的客観的に国民に説明し、なぜ新型コロナウイルスの感染拡大以上の『緊急事態』なのか国民と議論すべきでしょう。

                 

思い出すのは高校の日本史の授業で第一次世界大戦後の『建艦競争』の項で、日本が米英仏と比べ、軍艦の保有率を低く抑えられたという件で「不当だ」と感じたことです。

そう感じさせるような教科書の記述だったのだと思います。

              

幸いその後、世界の歴史や日本の歴史について何十冊も関係書籍を読むことができ、軍備に多額の国家予算を費やすことは幸せなことでもなんでもないということを、ごく自然に学びとりました。

                  

その後さらに歴史について学ぶ中、全世界の人間が不幸のどん底に追い落とされた世界戦争によって巨額の利益を手にし、肥え太った組織・人間たちがいることを教えられました。

                   

そしてそうした組織や人間たちは、信じられないほどの貪欲さで自己増殖を続けるということも…

                 

その人間たちに手をかす政治家(政治屋)たちが後を絶ちません。私たちはそんな政治を決して許してはならないはずです。

福島第一原発 – 9年後:心の奥深くあるべきもの

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臨時の焼却炉を次々に建設し、放射能に汚染された廃棄物を焼却した後に撤去する『証拠を残さない手法』

『日本政府』とは誰のために、何のために存在しているのでしょうか?

人類の歴史には、ある種の人間たちによって捏造された不正な記録が無数に残されている

                   

                     

写真 : 『自己投影』(Self-reflection)金子千穂作品
金子千穂 / フェアウィンズ 2020年6月30日

                 

2020年1月末、私は北日本から東京まで旅をしました。
これほど多くの人々が新幹線の車内で、フェイスマスクを着用している光景は見たことがありませんでした。
当時、新型コロナウイルス感染拡大のニュースがメディアを席巻し始めたばかりでした。

                   

私はなんと皮肉なことだと思いました。
なぜなら福島第一原発でメルトダウンが発生して以来、私は何年もの間福島への旅行を繰り返してきましたが、マスクを着用することに罪悪感を感じる必要がないと感じたのは初めてだったのです。

                  

2011年3月に東北太平洋岸を壊滅させた東日本大震災、同時に発生した巨大津波、引き続いて発生した福島第一原子力発電所の3基の原子炉のメルトダウンから9年以上が経過しました。

                     

今、福島は地面を平らに削り、押し固めて土台を築き、水平にならしています。

                       

建設、建設、建設!
新しい建物、護岸堤防、高速道路の建設を続けています。

そして一時使用目的の焼却炉を次々と建設し、延々と燃やし続けます。
津波被害の残骸を燃やしているのです。

                 

セシウムで汚染された干し草やシイタケの原木も焼却します。
日本政府が進めてきた「除染」によって集積された有機廃棄物も燃やしています。
そしてこれらの事実が公になる前に、これらの一時的な焼却炉は解体撤去されるのです。

                  

跡地には新しいバイオマス発電所を建設!
使われているのは原子炉が噴き上げた放射性物資が固着してしまった丘の中腹にある樹木です。

                    

これら一連の作業のため、途絶えることなく巨大な重機やトラックが行き交っています。
積み上がった有害な放射性廃棄物を化石燃料を使って焼却しているのです。

                  

これら一連の作業は、巨大地震、津波、原子炉のメルトダウンによって壊滅的な被害を受けたこの地域を再建するために、私たちがしなければならないことなのでしょうか?

                

これが日本で起きていることです。

                    

地震・津波・原発事故が重なった三重災害には記録的な金額の公的資金が注入されると同時に、被災地となったコミュニティがあたかも健全に機能しているかのように見せるため多額の寄付金が使われました。

                     

しかしこうした『救援』のための資金がどのように使われたのか、説明責任は果たされていません。
私は多額の救援資金が、それを最も必要とする人々の手元には届かなかったのではないかと恐れています。
被災者を救済する代わりに、多額の資金が浪費されたようです。

                 

そして、原発事故の責任は今もなお瓦礫と灰に埋められたままになっています。

                

私たち一人ひとりは、自然災害と原子力発電所事故とは根本的に違うということを、心の奥深くで感じています。

                  

原発事故について、自分の心の中に安らぎや癒しを見つけることなどできそうにありません。

                   

生きてきた中で人生を変えた最大の出来事が起きてから9年後の現在、私は答えよりも多くの疑問を感じるようになりました。
何度も何度も私自身に問いかけています。

                  

本当の復興とは何ですか?

                    

この国のビジョンを形作るのは誰ですか?

             

経済の復興のためには、社会の他の側面が台無しにされても良いのですか?

                    

一体全体、経済の復活とは何ですか?

                    

国家が繁栄するためにまず必要なのは国民の健康ではないのですか?

                   

日本政府はなぜ原発難民 - 放射線で汚染された故郷から避難するという苦渋の決断をした市民 - を不都合で役立たずの逃亡者と見なしているのですか?

                    

日本政府は治療費の支払わなければならなくなる事態を恐れているのですか?

                 

一体全体、『政府』とは何のために存在しているのでしょうか?

                 

                   

人類の歴史には、ある種の人間たちによって捏造された不正な記録が無数に刻まれています。
そうした人間たちに、これまで不当な扱いを受けてきた人々への正義に基づく対応を期待することは残念ながら非現実的です。
私たちに今できることは、将来の世代がこれほどの苦しみに見舞われることがないように、間違いを認め、そこから学ぶことです。

                   

昨年、私は2016年に開設された原子力発電について教育と研究を行う福島県環境創造センターを訪れました。
このセンターの建設と運営体制の構築には約200億円が費やされました。
このセンターを運営するのは、国連機関として原子力の規制と普及活動の両方を担うIAEA(国際原子力機関)および一見すると科学博物館であるコミュタン福島です。
この施設について、福島県の公式ウェブサイトの英語版では次のように説明しています。

                        

「福島の人々がこれからずっと安心して暮らせる福島県の環境をつくり出すため、私たちは急いで環境の修復整備をしなければなりません。
そのため、きめ細やかな環境モニタリング、調査、情報発信を率先して行うとともに、子どもたちが環境と放射線についてコミュニケーション施設であるコミュタン福島において正しい理解が得られるよう手助けをしています。」

                 

『コミュタン(Commutan)』とは、かわいい漫画のキャラクターによって擬人化された、ある種の愛称です。
この名前は、幼児言葉を連想させます。
おそらくこれは意図的になされたものであり、その陽気な未来的なイメージが子供たちにとって魅力的で親しみやすいようになっています。

                       

しかしここで私は疑問を覚えました - 豊富な資金がつぎ込まれたこの教育施設は子供達に何を教えようとしているのでしょうか。
例を挙げましょう。
放射線の特性について説明するインタラクティブなディスプレイや、参加型の他の多くのゲームについて子供達は面白いと感じるでしょう。
大型モニターには来場者の残したメッセージが表示されていました。
「とても楽しかった。」
「最高だった。」
「また来ます。」
「ミッションはクリアされた。」
「福島の状況は私が考えていたほど悪いものではないこということを学びました。」

                  

                  

福島第一原子力発電所の人為災害に関する特設コーナーがあり、メルトダウンした4基の原子炉のスケールモデルがあることを述べておかなければなりません。
しかしそのほとんどの部分は、過去の事実を抽象化してしまっているように見えます。

                      

この家族向けの体験ミュージアムにいると、福島第一原子力発電所の敷地内とその周辺が放射能によって深刻に汚染され、危険で不安定な状態にあるという感覚を忘れてしまいます(しかし2020年1月現在、2号機の原子炉建屋の最上階は危険すぎて人間は近づくことすらできません)。

                    

真実を語る代わり、コミュタン福島は原子力技術を信頼することにより希望と自信に満ちた未来に目を向けるよう促しています。
さらに観光客や定住者として「復興」を支援するために福島を訪れることも奨励しているのです。

                  

そうです、私たちはみんな生きていくための希望を必要としていますが、真の希望は正直に自分を振り返ることにより生み出すことができます。
真の治癒を現実にするためには、傷の周囲の組織全体が健康でなければなりません。
その全体というのが私たちの社会である場合は、自分たちの社会に対するビジョンは何よりもまず健全でなければなりません。

                  

                      

私たちみんなが健全に生きていくためのビジョンは何ですか?
みんなが健全に生きていくためにあなたが思い描くビジョンはどんなものでしょうか?

                     

一人ひとりの現実の生活を思いやることがなければ、いくら経済と技術が発展しても私たちの苦しみが和らぐことはないのです。

                   

《後編》に続く
https://www.fairewinds.org/demystify/fukushima-9-years-later-deep-wisdom-of-the-heart

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あとがきに代えて
マギー・ガンダーセン

                

フェアウィンズ・エナジー理事会のメンバーである金子千穂さんが、このような人々の心に訴える素晴らしいエッセイを上梓してくれたことに改めて感謝しなければなりません。
初めて読んだとき、私は涙を流しました。

               

フェアウィンズ・エネルギー・エデュケイションの理事である金子千穂さんは、少なくとも年に2回、母親、家族、あるいは友人とともに日本を訪れています。
金子さんは現在バーモント州ハートランドの住人ですが、才能豊かなアーティストであり、ミュージシャン、そしてボーカルソリストです。

                  

私たちは2011年、福島第一原子力発電所でのメルトダウンの余波が続く中、初めて出会いました。
金子さんの洞察力とサポートにより、日本におけるアーニーとフェアウィンズの一連の仕事は福島の偽らざる情報を世界中の多くの人々に提供することができました。

                  

金子千穂さん、福島第一原子力発電所のトリプルメルトダウンが私たち人類に新たな危機をもたらして以来、フェアウィンズが行っている啓蒙活動と困難な調査に寄り添い、世界中の人々に福島の真実を伝えようと努力してくれていることに心から感謝します。

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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