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星の金貨 東日本大震災や音楽、語学、ゴルフについて語るブログです。

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[共同消費]という成長トレンド

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【 アメリカで育ち始めた『分かち合い』のコミュニティ 】

アメリカNBCニュース 1月16日

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現在の厳しい経済状況を象徴するお話です。
雇用市場ではやっと改善の兆しが見え始めてはいるものの、未だ数百万のアメリカ人がフルタイムの仕事に就けずにいます。
そのため彼らは自分たちで、乗り切る術を考え出さなければならない状況にあります。
NBCのクレイグ・メルヴィンがお伝えします。

レポーター : アイリーンとマイクのベアード夫妻はワシン トンDCの自宅を見知らぬ人々とホームシェアし、20,000ドルやりくりして去年一年間を乗り切りました。

「家を失うかそうせずに済むか、私たちにとってあまりに大きな違いですから。」

レポーター : クリスマスの6日後、マイクが仕事を失ったしまった今となってはなおさらのことです。
彼らが抱えているのは住宅ローンと総計10人の子供たちがいる様々な家族。

「今のところ、私たち夫婦はどの部屋も、家そのものも失わずにいます。不動産価値が取 得価格よりも下がってしまった今となっては、これは良い方法だと思っています。」
「家が自分でローンをやりくりしてくれるのですから。」
レポーター : 彼らは自宅を開放する人々と旅行者を結ぶ[airbnb]と呼ばれるウェブサイトを利用しています。サンフランシスコで始まったこのような動きは、[共同消費]という成長トレンドの象徴となっています。

共同消費ネット運営者ニール・ゴレンフロー
「こうしたサイトは現実の世界で人々が互いに共有できる部分の情報交換を行うのに、デジタル技術を利用しているのです。主要な概念のひとつ、それは所有権を利用権としてやり取りすることなのです。」

レポーター : [airbnb][zipcar]のような企業は、個人のオンライン・コミュニティと次々とつながっていきます。
みんなが有名ブランドの洋服から子供のおもちゃや自転車まであらゆるものを貸したり借りたり、共同で使ったりすることができます。
このような方法は現在のような厳しい経済状況の下では、人々がいくばくかの余分なお金を稼ぎ出す方法として、今更驚くべきことではないのかもしれません。
そしてもう一つの側面として、人々がこうした取り組みをすることにより、自然に共同社会に生きている、という概念が身についていくこと は見逃すことができません。

「完璧じゃないですか?!」

レポーター : ロサンゼルスではクリスが、週末の造園作業のための熊手を必要としていましたが[neighborgoods.net]サイトで、ちょうど良いものを見つけました。

クリス「初めたきっかけは何かを借りることだったと思うわ。今では、私たちは友人同士のようなグループになって、何かと助け合ってるの。」

レポーター : ニッキーは2年足らず前にサイトを立ち上げに参加したのですが、今やこのサイトを20,000人以上の人々が利用しています。

ニッキー「私たちは本当に必要とされている市場を持っていたわけではない、という事を学びました。私たちが作ってきたものは、ご近所が助け合い、改めて信頼関係を築いていくためのツールなのです。」

レポーター : ベアード夫妻のお宅に戻ってみると、ゲストの一人、エミリーはバーゲンのお買い得品と、あたかも生まれた家にいるような快適さの両方を手に入れたようです。

エミリー「節約することの大切さを教えてくれると同時に、見知らぬ人々と知り合える喜びを私に与えてくれたこと、そのことがとてもありがたいわ。」

レポーター : 時代に縛られない、新たな経済社会の姿を、 分かち合いながら創造して行く人々。
クレイグ・メルビン、NBCニュース、メリーランド州シルバースプリングから。

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なんとなく惹かれるものがあって訳したニュースが、とてもいい話だった、という事がありますが、これなどもその典型です。
アメリカでは数年前に始まった住宅ローン問題の負の側面ばかりが、日本のニュースで伝えられてきました。

しかし、人々は今、自分たちが考え出した、地味ではあっても何通りものメリットがあるやり方で、厳しい時代を乗り越えていこうとしています。
大量消費社会を作り出したアメリカ人が、自らその構造を作り変える取り組みを始め、アメリカ最大の視聴者数を誇る『民放』のニュース番組がそれを取り上げています。

[airbnb]というサイト、私もちらっと覗きましたが、世界中の都市にあるんですね。
ショートステイ、って、これなんでしょうか?

【 途上国グループの中、再生可能エネルギーへの転換のトップを走り始めたアジア諸国 】

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[ 原発とは人類にとって何なのか、何だったのか?! 〈第5回〉]

AOLエネルギー 2012年1月4日

再生可能エネルギーの未来は、開発途上国の間にも広がってきました。
大手調査機関の一つ、アーンスト・アンド・ヤングは、コストに対する意識と逆境下の産業経済に鑑み、伸び悩む需要にも対応でき、経費も削減できるスマートグリッドが注目され始めた、と述べています。


〈インドの反原発集会〉

再生可能エネルギーに力を入れる国々に経済成長の可能性がある、と新しいアーンスト・アンド・ヤングの報告書が述べています。
すなわち、気候変動に関する懸念に揺れ動いた10年が過ぎましたが、この間、再生可能エネルギー開発は安全な発電手段の確保を可能にし、新たな雇用創出効果を発揮しました。
その一方、中央政府の多額の補助金が開発のため支出されたことにより、温室効果ガスの排出権取引価格が高騰することが予測されています
そのことが、なお一層再生可能エネルギーへの切り替えを促すという循環が見られる『革新的段階』に入った、とこの報告書は述べています。
「主要国の経済の政策立案者は今、停滞する経済を打開するため尚一層緊縮財政政策を行わなければならなくなっている一方、新興市場における人口構造の変化、そして人口増加が再生可能エネルギーへの投資を呼び込んでいるように観察できる。」
研究を行ったグループはこう語り、以下のようにつけ加えました。
「今や世界の力の均衡は変化し、東ヨーロッパ、中東、北アフリカ、東南アジア、ラテンアメリカが再生可能エネルギーの将来について重要な役回りを演じるようになっている。」


〈台湾の反原発デモ〉

「これとは対照的に、西ヨーロッパと米国の市場は政府の緊縮策により縮小、投資は制限され、海外との競争も激化している。」
部分部分に低コストのシェールガスの影響を例に挙げながら述べています。
天然ガスの生産者はしばしば天然ガスと再生可能エネルギーによる発電が共存するプランを持ち出し、再生可能エネルギー発電の起動部分で天然ガスを使用することにより、途切れることの無い発電が可能になるとしています。
しかし天然ガスの価格はあまりに安く、再生可能エネルギーについて優位性の無い市場や低い天然ガスの価格が設備計画の基本になっているような場合には、再生可能エネルギーを除外する理由づけに使われることがあります。

成熟した資本市場を持ち、2012年も継続している欧州のソブリン債務危機によって銀行の融資が抑制されているため経済発展も期待できない国において、再生可能エネルギーの 今後を見通すことの難しさが、2011年第3四半期以降、新規株式公募に急ブレーキをかけることになったと、全米ベンチャーキャピタル協会会長マーク・ヘーセンがE&Yレポートの中で述べています。
中国の三峡ダムの建設会社である、中国水力発電グループによる株式の大量売却と概算で20億ドルほどの海外旅行分野への新規投資は、世界中の再生可能エネルギープロジェクトの開発者の不興を買いました。
E&Yレートによれば、同社はカンボジアにおけるクリーンエネルギー・プロジェクトに投資しており、世界中の同様のプロジェクトへの投資を発表していました。


〈韓国の反原発デモ〉

E&Yはさらにアジアの再生可能エネルギー市場、特に中国の巨大市場は、企業合併や買収を含む金融取引を行う企業に、大きなチャンスを提供する、と述べています。
統計によると中国は風力発電容量を毎年倍増させており、いまや再生可能エネルギーの容量増加の速度は、石炭火力発電の容量の増加スピードを上回るようになりました。
中国は、これまで石炭火力発電所の建設を積極的に行ってきましたが、鉱山の開発・生産に大きな利権を持っているにも関わらず、国際市場で価格に関する駆け引きをこなしながら十分な石炭を確保する、都市の空気をこれ以上汚染しないようにするという2つの課題に直面しています。
風力、太陽光、水力発電市場において、非公開投資会社ブリッジポイント、日本の総合商社丸紅、アメリカの巨大設備企業のNRGエナジーなどが企業合併に関し、活発に駆け引きを行っています。
そのような中、10億ドル以上の電力を販売する水力発電技術企業であるアリゾナ・インデベンダント・パワーがグリーン・プラネット・グループに統合合併されました。

今や財力のある非公開投資会社や設備企業が、絶えることの無い利益の獲得を求め、既存の再生可能エネルギー関連企業を統合・合併しながら、新たにこの市場に参入してきています。

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いかがでしょうか?
私はこの記事を読んで、原発にこだわり続ける日本が、世界、そしてアジアの中でもどんどん取り残されて行っているような気分になりました。
冷静に世界を見れば、原発にしがみつくことは、一方で再生可能エネルギーに大きく舵を切り始めた世界の中で、日本だけが「後れを取ってしまう」ことにもつながりかねません。

かつて将来を有望視されていた日本の燃料電池に関する研究は、電力業界が圧力をかけてつぶした挙句、闇に葬られてしまったそうです。
このようなことを繰り返しているから、「いざというときには世界から信用されない日本」になっていくのではないでしょうか?

初めは良いも悪いも無く、客観的評価を試み、その結果について議論し、最良の選択をする。
そうする方が明らかに、右も左も無く、国民全体にとって一番良い結果が得られるはずなのに。

次週、「結論の部」とも言うべき原稿を掲載していきます。

そして下記は、アメリカの冬の嵐のおはなし。
ワシントン「州」は西海岸にあって、東海岸の首都ワシントンとはまったく関係ありません。
州都はオリンピアですが、規模・経済の面での中心都市はイチローのいるシアトルです。

私が暮らす仙台から福島県のいわき市にかけては雪が少なく、気温は下がっても、路面に雪があることはほとんどありません。
ですから逆にちょっと雪が降ると、朝晩の通勤時には市内が大渋滞します。
私の自宅は10キロ以上離れた太平洋が2階のバルコニーから見通せるほどの高台にあるため、朝の通勤時に雪が降ると、渋滞を避けるためにみんなが敬遠するような急坂を下って通勤することになります。
もっとも、雪が降ると必ず2、3台の車が止まりきれずに一番下の電柱にぶつかっている、というほど急な坂もありますが、さすがここは通らないようにしています。

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【 分厚い雪に覆われた真っ暗な夜 】

アメリカNBCニュース 1月18日

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ブライアン・ウィリアムズ :
さてこの国話題ですが、シアトルを襲った冬の嵐は恐れられていたような、この世の終わりのような災害ではありませんでしたが、国内至る所で5インチを超える積雪を記録しました。
NBCのミゲル・アルマゲアがお伝えします。
レポーター : ワシントン州全体が家に留まる方が賢明な一日となりました。あちこちの通りが、近所の子供たちの遊び場となりました。

「みんな大喜びだよ!まだ降り続いているよ!」

レポーター:ワシントン州の州都オリンピアでは新たな通勤手段を見ることができます。
ほぼ一年分の雪が降ったシアトルの繁華街は、ご覧の通り閑散としています。
自家用車のドライバー「私はシカゴからやって来たんだけど、 シカゴの雪はここよりももっと大変だよ。でもみんな運転がうまくできないようだね。」

レポーター:雨にはなれているコミュニティも、5インチ(12.5cm)の雪にはなれておらず、町全体が麻痺してしまっています。
路上でスノーモービルをしたり、電動自動車がチェーンをつけ たり。このような光景を見ることはまれなのです。
冬の嵐は丘の中腹にある多くの道路を通行止めにしてしまい、 学校は休校、航空会社では欠航が相次いでいます。

飛行場の男性「家に帰る準備をすっかり整えたのに。自分の順 番が早く来るよう、指折り数えて待つしかありません。」

記者:このワンちゃんの名前はバーナード・パンダと言います。

犬を連れた男性「私が雪に埋まってしまったら、まずバーナードを脱出させ、次にバーナードに私を掘り出してもらわなきゃならんね。」

レポーター:嵐がまだ頭上にあって雪崩の危険があるため、至る所で道路が封鎖されたしまいました。

ジム・カントーレ(ウェザー・チャンネル)「嵐は現在南に向かって移動中で、これから北カリフォルニアとユタ州、コロラド州はこれから大雪を覚悟しなければなりません。
この地域では11月以降、嵐らしい嵐をまだ経験したことがありません。

レポーター:すでにオレゴン州では雨が嵐の様相を帯びて海沿 いの町ポートランドを襲い、ハリケーン並みの突風によって30,000世帯が停電しています。
ただ、ブライアン、良いニュースがあります。シアトルではこの後、雪が雨に変わりそうです。
シアトルの人々は、雪よりは雨の方にはるかに馴れています。
一方、良くないニュースもあります。この後冬の嵐はシカゴを通って、ニューヨークのある北東部、あなたがいる方に向かうことになります。

ブライア ン・ウィリアムズ「まずはミゲル、君が最初に経験してくれたわけだね、分厚い雪に覆われた真っ暗なシアトルの夜を。助かったよ。」

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【 フクシマが世界にもたらしたもの 】〈後編〉

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[ドイツに原発放棄を決心させたのは、25万人が参加した反原発デモ]
[ 原発とは人類にとって何なのか、何だったのか?! 〈第4回〉]

ガーディアン(英国) 2011年12月26日

「福島が意味するもの : 原発はもういらない、という事だ!」

膨れ上がる懸念はいち早くドイツに伝播しました。
福島のわずか2、3週間後にドイツ政府は1981年(福島第一原発は1971年操業開始)以前に建設された8基の国の原子炉のすべてについて、安全を確保し、安全性チェックのための十分な時間を確保するため、一時的な措置として操業を停止することを発表しました。
3月26日には25万の人々が『福島の教訓にしたがう』ことを要求するデモ行進を行い、ドイツは史上最大規模の反原発デモを目撃することになりました。
そして5月末、メルケル首相はついにドイツが原子力発電からの撤退スピードを早め、2022年までに国内の原子炉すべてを廃止することを確約したのです。
原子力発電の減少分を補うため、ドイツは再生可能エネルギーからの電療供給を17%から35%に増加させることになります。

この決断は、世界中から驚きと賞賛をもって迎えられました。なぜならこの決定により、ドイツは電力の輸入に踏み切らなければならなくなるからです。
特に両隣、『原子力のフランス』と『石炭火力のポーランド』から。
来年早々、ドイツは電力の輸入国になることが予想されています。
しかし、この問題については世界的にも発展した経済を持つこの国が、再生可能エネルギー志向を明らかにしたものとして、世界の国々から好感と共感を得ることになりました。

「私は本当に驚きました。」
とグライムズ教授が語りました。
「ドイツはすでに決めた方向に進みはじめましたが、この決定はすべての問題の根底にある政治的背景を明らかにしました。すなわち、連立政権内の緑の党の意向を酌んだものと言えるでしょう。」
そして福島第一原発の事故が際立たせることになったある状況について、付け加えました。
「もう一つ驚いたことは、アメリカとイギリスが福島の事故後もその影響を受けなかったことです。何か変化があったとすれば、ここ英国ではむしろ原子力発電への支持が強まったという事なのです。」

環境問題を専門にするライターのジョージ・モンビオットやマーク・ライナスは、福島の事故を見て改めて安心することがあった、と論評します。
「もはや私は原子力問題に関し、中立ではない。」
モンビオットは事故から10日目にこう書きました。
「私は今や原子力技術を支持する。…原子力技術は今、考え得る限りもっとも厳しい試練にさらされている。そして人々や地球に対する影響は少なくなっている。」

グライムズ教授は、こうした反応は福島が英国の原子力についての議論を一歩深めたことを証明している、と語ります。
「リスクを認識することと、その中身を理解することは、似ていますが全く違う事なのです。 私たちはこの社会におけるリスクについてもっとよく理解しなければなりませんが、福島第一原発の事故は原子力発電に関する議論を始める良いきっかけを与えてくれました。結果的に英国にとって良かったと思っています。これからはここ英国では、声を荒げて罵り合う必要はありません。もっと冷静に話し合いができるはずです。」

しかし同時に私たちには、安全性に関する再評価を行う必要性が生じました。
グライムズ教授はこう語ります。
「たとえば私たちは福島の事故により、洪水が原子力発電にとって危険であることを学びました。しかし私たちの新型原子炉は、福島で使われていたような古い原子炉とは根本的に違います。あえて比較するなら、それは車でいうなら初 期型フォードと現代の車と比較するようなものです。インドと中国は福島の事故を見て原発計画の推進を一時見合わせていますが、計画そのものを中止してはいません。」

ドイツと日本は別にして、反原発の動きが具体化したのはイタリア(同国はドイツ同様、原子力に対し政治的に強く反対の立場をとっている)、イスラエル、インドネシアに限られています。
「原子力発電について検討してきたいくつかの国々は撤退を決めました。」
「インドネシアの場合、『リング・オブ・ファイア(環太平洋地震火山活動活発区域)』の上に位置し、自身の津波の経験から、今や原子力発電は危険すぎる、と判断したものと思われます。」

しかし全体を見ると、世界の原子力産業は、当初予想されたほどは福島の余震を経験していないように見えます。

ドイツはさておき、結論は原子力発電は本質的には危険が隠された手段だということです。
我々は本能的に、このような危険が伴う手段は避けるべきだと感じています。
しかし、これから訪れる化石エネルギー源の枯渇と気候変動前にしてもなお、我々が福島の厳しい教訓を本気で学ぼうとする限り、私たちに残された選択肢はそれほど多くはないのです。
〈完〉

http://www.guardian.co.uk/environment/2011/dec/26/fukushima-disaster-nuclear-japan

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本文中に出てくるジョージ・モンビオットの論評( http://www.guardian.co.uk/commentisfree/2011/mar/21/pro-nuclear-japan-fukushima )とは
「福島第一原子力発電所の事故を見て、自分は今の原子力技術の支持者になった。なぜなら福島第一原発のようなきわめて古い型の原子炉で、しかもその安全設備はきわめて不適切な状態であったにもかかわらず、あれほどの事故を起こしても、放射能漏れによって死んだ人はいなかった。」
という論説のことです。
彼の自説は英国の国土の緯度が高すぎて、太陽光など再生可能エネルギー発電に向かない。またイギリスは産業革命の時期、国内に建設した水力発電のためのダムが生態系を破壊した、という経験から来ているようですが、福島の現状をよくご存じないようです。

しかし、「福島を見てむしろ安心した」という発言に対しては、現在福島第一原発の放射能漏れに直面させられ、しかもこの狭い国土で16万人もの人々が、故郷を追われて暮らしている状況を見ている私たちが読めば、思わず
「なんだ、それは?!」
と、 声を荒げたくなります。

一方で参考になったこともあります。
『福島第一原発は世界水準からみれば、お話にならない程古く、粗末な原子力発電所だった』とする指摘です。
まるで私たち日本人に対し、こう言っているかのようです。
「そんなことも知らず、福島第一原発の操業を許してきたのだから、日本人は官民ともに自業自得…」
やっぱり、「知らなかった」では済まされなかったのです。

「福島並み」に古い原発の再稼働など、世界の常識から見れば「論外」なのではないでしょうか?

もうひとつが
『もしイギリスの電力産業界と政府が、日本と同じような大ウソつきなら、私は反原発運動の先頭に立つ』
と書いている点です。
「世界標準の」原子力発電産業からも、「日本は別物」と見られ始めていることがわかります。
2日前に掲載したニューヨークタイムズの記事中、米国原子力規制委員会の前委員長もこれと似た指摘を行っていました。

モンビオットの評論はきっちり翻訳したわけではなく、原文を読み飛ばしただけですから、読み違いがあったらお許しください。

それと下の記事、アメリカでは灯油の方がガソリンより高いんですね。
そう言えばアメリカはガソリンの税金が安く、日本のガソリンは5割程が税金でした。

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【 どうなる石油価格 - アメリカはガソリン価格上昇の気配 - アジア市場の原油価格は99ドル付近で欧州市場を横睨み 】

マレーシア / アメリカABCニュース 1月16日

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1バレルあたり99ドル付近に張り付いている原油価格は、中東の緊張により原油供給が不安定さを増す見込みですが、欧州各国の格下げに対する懸念から値上がり幅は小さくなっています。
クアラルンプール時間の正午、ニューヨークマーカンタイル取引所の電子取引で2月調達の指標となる原油価格は18セント高の98ドル88セントの値をつけました。
取引価格は金曜日、ニューヨーク市場で40セント下落し、98ドル70セ ントで終了しました。

メルボルンのANZ銀行グループの商品取引アナリスト、ナタリー・ロバートソンは、進行中のイランの核開発疑惑に関する緊張やナイジェリアでの壊滅的な全国的なストライキの中で、供給途絶の懸念が原油価格を下支えしているが、ヨーロッパでの債務危機からの逆風によって世界の貿易取引額が減少する懸念から、値上がりが抑えられている、と分析しています。
「石油市場は中東地域の不安定な情勢に関する懸念だけでなく、同時に欧州の債務危機の問題の深刻化により、小幅な値動きに留まっています。」

スタンダード&プアーズはフランス、オーストリア、イタリア、スペインを含むユーロ圏9か国の国債の格付けを引き下げましたが、これによりEUが巨額の負債を克服するための資金調達をより一層困難なものにしました。
ドイツの格付けだけが、購入・保持に問題ないとされるAAAレベルで推移しました。

ヨーロッパで景気後退が発生する恐れがあり、多額の歳出削減により、今年ヨーロッパではエネルギー需要が減少することが考えられます。

ロバートソンはヨーロッパでの需要の鈍化と価格下落に対する警戒感から価格は下落傾向にあったが、今年下半期にヨーロッパで弱含みの展開に何らかの変化が起きなければ、1バレルあたり95ドルで底を打つ、と予測しています。

ガソリン先物は1ガロン当たり2.7496ドルで1.83%上昇したものの、他のエネルギー取引では、灯油が1ガロン当たり0.75セント安の3.0466ドル。天然ガスは1,000立方フィートあたり13.3セント安の2.5647ドルで、先週の取り引きを終えました。

【 フクシマが世界にもたらしたもの 】〈前編〉[ザ・ガーディアン]

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[ それは津波と言う地獄を見た日本人が、決して見たくなかったもの ]
[ 原発とは人類にとって何なのか、何だったのか?! 〈第3回〉]

レオ・ヒックマン / ガーディアン(英国) 2011年12月26日

2011年3月11日午後3時41分、巨大津波が各地を襲っていると言う報告が何本も入り始めた時、日本政府は東京電力の役員から一本の電話を受けました。
『福島第一原子力発電所で、容易ならない緊急事態が発生した。』

40フィート(12メートル)もある津波がちょうど一時間前に発生したマグニチュード9.0の地震によって引き起こされ、19フィート(約6メートル)の高さの防潮堤を乗り越え、6基の原子炉をのみ込み、地震直後には稼働していた13基の緊急用ディーゼル発電機を使用不能にしました。
電気が通じなければ原子炉内に冷却水を送り込むことができず、原子炉はたちまちオーバーヒートし、原子炉内の圧力が急上昇しました。
24時間後、原子炉1号機建屋内にたまった水素が爆発を起こし、原子炉建屋の壁と屋根を吹き飛ばしました。

それはすでに津波によって地獄を見せられていた日本国民が、決した見たくなかった光景でした。

世界が津波が引き起こした被害の大きさを認識し始めたころ(死亡者数は16,000を超えると予想されました)、世界に第2のチェルノブイリの事態が進行することへの懸念が世界に広がっていきました。
日本政府は放射線漏れの危険性を過少に伝えることに躍起となりましたが、地元と世界で高まる懸念に抗しきれず、破壊された福島第一原発の周囲20kmに避難区域を設定しました。

そしてさんざん言い逃れを重ねた挙句、福島の事故は原子力安全保安院により最終的に『レベル7』に変更されました。
『レベル7』という極めて深刻な状態と判断されたのは、1986年のチェルノブイリの事故しかありません。
これは、『広い範囲で人の健康や環境に影響を及ぼす大量の放射性物質が放出されている状態であり、計画的で広範な対策を必要とする』と判断されたことを意味します。

後に『福島の50人』として伝説になる作業員のグループが現場に留まり、事故を収束させようと努めましたが、特筆すべきは4号機で火災が発生した時、政府が世界を安心させるため、事故を管理下に置いているかのように偽装しようとしたことです。
しかし日本政府に対する不信感は急速に高まり、3月14日政府機関として初めてフランス政府は自国民に東京地区からの退去を勧告しました。
人々は漂い流れてくる放射線の汚染を恐れて、カリフォルニアのような遠い場所でもヨウ素剤の需要がひっ迫する事態となりました。

ロンドン王立大学の原子力産業の専門家であるロビン・グライムズ教授は、離れた立場で事態を見守っていました。
「正直に申し上げて、事故後数日間の情報は互いに食い違い、矛盾していました。私は福島第一原発の事故は、世界の原子力産業界のレベルをチェルノブイリの時代にまで後退させてしまった、と考えています。」

「事故直後には考えられないことでしたが、事故に対する世界の反応は著しく異なっていました。」
福島第一原発の事故が世界にもたらすものについては、事故後数か月を経た今、再び放射性物質の漏出そのものに世界の関心は集中してきました。
現在では福島第一原発が大気中に放出した放射性物質の量は、種類は違うものの、チェルノブイリの10分の1になると見積もられています。
『次世代の原子力発電』の計画を推進してきたイギリスを含む多くの国では、計画が危機的状況に追い込まれることになりました。
福島の事故はどのように影響したのでしょうか?

日本国内の影響は予想されたことでしたが、すぐに現れました。
それまで原子力発電に大きく依存してきましたが、多くの人々が非難の声を上げるようになりました。
6月時点で、世論調査によれば80%の人々が反原発の意思を表し、政府の今回の対応について疑いを持っていることが明らかになりました。
政府に原発に「さよなら」を言うよう求めて、数万人の人々が東京都内をデモ行進しました。
10月までに国内54基ある原子力発電所のうち、稼働中のものは11か所に減少し、電力の需要をコントロールするため国は計画停電を行わざるを得ませんでした。
〈つづく〉

http://www.guardian.co.uk/environment/2011/dec/26/fukushima-disaster-nuclear-japan

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「フクシマ、それは津波と言う地獄を見た日本人が、決して見たくなかったもの」
この文章に出会ったとき、本当にそうだったのだ!と心から思いました。

私が住む仙台、そして仙台がある宮城県だけで10,000人近い人々が死亡・行方不明になりました。
そして生き残った人もあの時、県内にいたすべての人が大なり小なり、地獄を見たはずです。
そんな私たちを福島第一原発の1号機、そして3号機の爆発が文字通り奈落の底に突き落としました。

それでもまだ仙台の人間は、福島沿岸部の人々に比べればまだ救われます。
一帯が水没してしまった一部沿岸部を除けば、生まれ育ち、暮らしていた場所で再びやり直す事ができるのですから。
あのとき私たち宮城の人間は、隣県福島の原発周辺の人々が、亡くなった肉親を捜す事すら許されない様子を見て、暗然とする他ありませんでした。

「福島などたいした事は無いのだ。」
そう言い放つ人間を、私たちは何人見たでしょう。
「心が無い」
それ以外の言葉が浮かんできません。

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【 タイタにックからコスタ・コンコルディアまで100年 】
[安全は?豪華客船クルージング]

アメリカNBCニュース 1月16日

この巨大な船体には17のデッキがあり、長さはタイタニックを上回り、かつてない便利な近代的装備を持ち、ほとんどの豪華客船がそうであるようにあらゆる高価な調度をそろえ、最新の電子機器を備えていると言われます。
しかし今やこの姿です。
コスタ・ コンコルディアも今となっては、人々に対しこの姿が安全航行の証しだとは言い張れないでしょう。
NBCのトム・コステロが今夜、安全面に関する考察を行ってくれます。
法律ではクルーズ船は、放棄命令から30分以内に乗客を避難させることを義務づけています。
しかし4,200人の乗客を乗 せたこの船からの避難は、それを上回る時間を要しました。

ジョージア・アナニアス(コンコルディアの生存者)「 要した時間は5時間。5時間の間この船は、沈没し始めていたにもかかわらず、重力に逆らって体性を建て直そうとむなしい努力を続けていたのです。その間、人々は割れて飛び散るガラスの破片や飛んでくる人の体から逃げ惑っていました。

レポーター :致命的なミスが犯された可能性があります。乗務員は訓練通り、乗客を避難させようとしませんでした。
海事法の下、船舶の乗務員は一週間ないし同程度の時間を費やし、避難訓練を受ける義務があります。ほとんどの乗務員が、乗船前にこの訓練を受けています。
訓練手順にはライフジャケットの装着方法、最寄りの救命ボートを見つけることまで含まれています。
業界のアナリストは、報告書を見て乗組員が訓練通りの対応をしなかった可能性があることを懸念しています。

ロス・クライン(ニューファウンドランド大学)「乗務員は彼らの訓練の中身を忘れてしまった。彼らは乗船客に対し、適切な指示と誘導を行わなかったようです。」

レポーター:コスタ・コンコルディアの事故についてアメリカ旅客船業協会は声明を発表し、旅客線業界においてこのような事故は極めて特異なものであり、通常の運航は安全に行われていると主張しています。

2011年には約1,600万人が、有名旅客船会社のクルージング旅行を楽しみました。 1,500万人だった2010年に比べ、利用者は増加しています。業界は成長を続け、過去2年間で26隻の新造船が海に浮かびました。
これらの豪華客船の国籍は様々ですが、国際的な乗務員の訓練基準があり、乗務員の能力と安全教育、避難誘導の仕方まで幅広く規定しています。

アメリカ沿岸警備隊クルーズ船舶担当ダン・ブリーム「私はアメリカのクルーズ船は安全は保たれていると思います。」

レポーター:沿岸警備隊ブリーム中佐は、アメリカ旅客船業協会との連絡係です。

我々アメリカ沿岸警備隊はアメリカのクルーズ船の運行実態について監督を行っていますが、船と乗組員が緊急時乗客に対して行うべき指示を含め、緊急事態における彼らの対応能力について一定の評価をしています。」

レポーター:『タイタニック』以来100年がたちましたが、クルーズ船は依然として脆弱でである事は否めません。
コンコルディアの事故は、岩礁の存在を見落とした事や不適切な判断が引き起こしたものでした。
トム・コステロ、NBCニュース、ワシントン。

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【 想定外、その本当の意味は… 】

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所要時間 約 9分

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[ 想定していた事故は、世界でまだ一度も起きた事が無い ]
[ 原発とは人類にとって何なのか、何だったのか?! 〈第2回〉]

マシュー・ウォルド / ニューヨークタイムズ 2011年11月11日

ここ(同日ニューヨークタイムズに掲載されたウォルド氏の記事『 http://www.nytimes.com/2011/11/12/world/asia/report-details-initial-chaos-at-fukushima-daiichi-nuclear-plant-in-japan.html?_r=1 』)でご紹介する福島第一原発に関する新しい記録には、災害について何か新たな衝撃的出来事が書いてあるわけではありません。
しかし冷静に観察することにより、地震と津波がどれ程の被害をもたらすものなのか、まだ知られていない指摘と、アメリカの産業界が教訓とすべき基礎的事柄が含まれているかもしれません。

教訓のひとつ、それは緊急時の現場作業員の被ばくをどう防ぐか、という問題です。
福島では2人の技術者が、体内の血液が化学的性質の変化を引き起こしていることを確認できるほどの状態になり、吐き気・嘔吐の症状を呈するとされる60レム(0.6シーベルト)以上の被ばくをしました。
しかし被ばくの主な原因は放射線利用の高い場所を歩き回ったことによるものではなく、内部的原因、すなわち放射性物質を吸入、あるいは嚥下したことによるものです。
体内に取り込まれた放射性物質は、長期間の被ばくをもたらすことになります。

アメリカの産業交流団体・原子力発電協会の原子力安全担当者であるトニー・ピエトランジェロは、2人の被ばくの原因が発電所内での防毒マスクやその他の防護機器の不適切な使用によるものであろう、と示唆しました。
津波と電源の喪失により福島第一原発内では放射線の測定装置が稼働できなくなり、彼らが浴びてしまっている放射線量を正しく把握していない可能性があります。

アメリカの被ばく制限値は高めに設定されています。
日本政府が設定した緊急時の被ばく制限量は10レム(100ミリシーベルト)です。
比較してみると、アメリカでは原発の作業員の年間被ばく線量は通常2レム(20ミリシーベルト)以下に設定され、上限は5レム(50ミリシーベルト)になっています。
しかし3月末時点で、『約100人の労働者が10レム以上の被ばくをしていた』と福島の報告書には記されています。
ほとんどのアメリカ人が自然界から受ける被ばく線量は、1年間で約0.3レム(3ミリシーベルト)です。
逆説的ではありますが、新しい報告書は日本とアメリカ合衆国との間の放射線に関する考え方の違いについて指摘を行っています。
日本人は事故の際、原子炉格納容器に取り付けられていた緊急時換気装置の作動(ベント)を遅らせました。
もし彼らがもっと早く換気装置を作動させていれば、圧力は上昇せず、冷却水の注入も容易だったでしょう。
また、炉心で生成された水素の排出も可能であったでしょう。

最終的に水素爆発が発生、最悪の展開となりました。
アメリカの記録には日本の冬季用句が周辺住民の避難が完了するまで待ち続け、ベント作業を行う前に、政府は開始の宣言を行いました。
そして日本は換気装置を起動する時点で、技術的問題に遭遇しました。
新たな記録には、このベント作業をもっと早く開始していれば、その成功の確率はもっと高いものであったろう、と記されています。
戦闘目的で核兵器が使用されたただ一つの国である、という理由もあり、日本人は放射線被ばくに関して非常に敏感です。
アメリカの原子力発電所の担当者は、こうした事例ではもっとすみやかにベント作業を行うだろうが、どの方向に風が吹いているかにより、人々がどの方向に避難すべきか指示することが大切だと語りました。

8か月前に発生した(原稿発表は2011年11月)について、産業界自身はまだ明確な結論を出していませんが、福島第一原発における作業員たちが行った作業方法の改良についての例を挙げ、世界中の原子力発電所技術者に対する教訓となる、と語りました。

福島第一原発にも一基あるアメリカで設計された原子炉は、設計時に想定された、つまり設計者自身が最悪のケースとして想定した事故には耐えられるよう設計されています。
この『最悪のケース』とは一般的には発電所内の最大の配管が破裂することであり、分断された2か所でそれぞれに発生した問題の性格が、明確に把握できる状態を指しています。
これは『ダブル・ギロチン配管破壊』と呼ばれる状況ですが、実はこうした事故はアメリカでも日本でも、そして世界のどこでも起きたことはありません。

前述のピエトランジェロ氏によれば、目下の緊急の課題は原子力発電の設計も含め、緊急時のために用意されたさまざまな装置が役に立たない事態、あらかじめ想定され、対応可能と考えられていた『ダブル・ギロチン配管破壊』などよりはるかに悪い事態が福島第一原子力発電所で進行中である、という事なのです。

「我々が誰の手も借りずに処理できると考えていた原子力発電の事故、それはきわめて形骸化したものだけだったのです。」

http://green.blogs.nytimes.com/2011/11/11/an-american-look-at-fukushima-minute-by-minute/?scp=6&sq=radiation&st=cse
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結論から言えば、核反応、そして放射線に関して十分な知識も無いまま、原子力発電というものを実用化してしまったため、原子力発電所事故については「想定などできなかった」という事になるようです。

原子力技術者を養成しているある大学の工学部では、中性子の性格を理解させるためある実験を学生にさせるそうです。
直径数センチの穴を2つ開けたスリットを垂直に固定し、特殊な機械を使い片方の穴に向け中性子を一個発射する。
すると発射された中性子は、なぜか2箇所の穴を同時に通過する。
なぜそうなるのか、それに対する説明は
「まだ解っていない。」
というのだそうです。
これは実験を行った学生から直接聞いた話です。

要するに「半分把握できているのかどうか解らない」のが原子力。
その施設を『地震列島』の上に次々建設していったのが、私たち日本人、という事になります。

ただ、イギリスの環境問題を専門にするライターのジョージ・モンビオット - この人は自分は「原発推進派 - ただしイギリス国内に限っての」と宣言している人ですが、福島第一原発に限っては、口をきわめて避難しています。
「操業していいのか、という程古く劣悪な発電所で、その安全対策もきわめて不適切なものだった」
日本人はそんな発電所の操業を黙認していたのだから......

今回の原稿で「もっと早く換気装置を作動させていれば」爆発は防げたのではないか?と指摘している部分があります。
福島第一原発の緊急用換気装置は過去何度も地震が起きるたび作動し、それをいちいち再セットするのが面倒になった発電所が、溶接して作動しないように「改造」してしまっていました。
最近、明らかになったようです。

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【 ヘディングのやり過ぎにご注意 】

アメリカNBCニュース 11月29日
サッカー選手を家族に持つ家庭にとっては、ちょっと考えさせられるニュースです。
それは脳の損傷にかかわることですが、頻繁にヘディングを行うサッカー選手には、脳しんとうを起こした場合に似た軽度の外因性脳損傷が認められる、ということが明らかになりました。
懸念されるケースでは、年に1,000回以上もヘディングをしたプレーヤーがいました。これは練習の間のヘディングも回数に含まれますが、当然お金に換えられる問題ではありません。
ある医師は、脳内の神経線維が断裂を起こし、脳細胞の機能低下を起こしている、と語ります。

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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