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アメリカの家庭 – 1軒まるごと[メイド・イン・アメリカ]にできる?!

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所要時間 約 6分

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今日はおなじみ、[メイド・イン・アメリカ]シリーズの続きです。
一昨日、ショップの記事と併せて「家庭用品編」のパート1の動画をご紹介しましたが、その内容の翻訳までは掲載しませんでした。
今日から2回に分けて翻訳を掲載させていただきます。

私がこのシリーズにこだわるのは、国内の雇用を守ることを政府や企業まかせにせず、自分たちの消費を工夫する事でやってみよう、という趣旨に共感しているからです。
仙台市という被災地の真ん中にいて、職を失った被災者の方を見ていると、こちらも辛くなります。
復興にはまず、生活再建、そして生活再建のためには働く場が必要です。
被災地産品の消費によって、被災地の雇用を生み出す事が可能なのではないでしょうか。
そのためにも、[メイド・イン・アメリカ]と同企画の[メイド・イン・被災地]プロジェクトが必要だと考えてはいるのですが......

アメリカABC放送ワールド・ニュース[メイド・イン・アメリカ]シリーズ
「アメリカ製家庭用品の価格はいったいいくら?」
〈前編〉

とあるアメリカの家族が、一軒の家をすべてアメリカ製品のみで整える事が可能な事を、証明してみせました。
ABCニュースの求めに応じ、ダラスにあるウリーの家族は主寝室、リビングルーム、そしてキッチンにある外国で製造されたものを取り払い、すべてアメリカ製のものと交換する事に同意してくれました。
アメリカ中の会社が私たちABCニュースの展示スペースに、彼らのアメリカ製品を貸してくれました。
そしてABCニュースがウリーの家庭までの運賃を支払う事になりました。

家族が「作り直された」自分達の家を見たとき、彼らは、ほとんどあらゆる品目について、アメリカ国内に高品質な代替手段があったことを学んだのです。
でも全部でいったいいくらかかったのでしょうか?
ABCはこの家をいっぱいにするアメリカ製品を探すために、100以上の会社と連絡をとりました。
その中のいくつかの製品は、かつてこの家族が購入した輸入品と同等の価格か、かえって安い場合もあったのです。

寝室を例にとると、彼らが使っていた輸入品のベッドはヴァージニア州ガラクスにあるヴォーン・バセットという会社のベッド・セットに置き換わりました。
1919年から家族経営で続けられてきたこの会社は、アメリカでもっとも大きな家庭用木工製品の会社であり、製造工程の99パーセントがアメリカにおいて行われているという事です。
「消費者の皆さんには、私たちが心を込めて作っている、という事をわかっていただきたいんです。」と、同社で家具を製造するシャーリー・ジョンソンは話します。
働いている人々は彼らの仕事に誇りを持っていると語りますが、一方ではまた価格競争に立ち向かっています。ウリーの家族が購入したベッド、ドレッサー、姿見、ナイトスタンドがセットになったベッド・セットは1,499ドル、古い輸入品のベッドよりも安く購入できました。
ヴォーン・バセットの役員、ダグ・バセットは彼の会社の成功は偶然の賜物では無い、と語ります。
「それは考え方の問題です。」
「アメリカの労働者は世界でも最高です。アメリカという国を支えて行きたいなら、アメリカ製品には充分な競争力があり、人々の信念に応える事ができる、という事を信じるべきです。」
いまやウリーの家のリビングルームには、かつて置いてあった輸入品よりも安く購入する事ができた、アメリカ製品が並んでいます。
この家の古いランプは中国製でした。それが今は同価格帯の、セッジフィールド・アダムス製の銅製のランプに変わりました。
「本当にいいものだわ。」と家族は話しています。

〈リビングルームのアメリカ製品〉

以前、この家には80ドルで購入したドレープ・カーテンが掛かっていましたが、現在の新品のアメリカ製のファイアフェンドの製品は、半分の価格で売られていました。
ウリーの家の古いコーヒーテーブルはインド製でしたが、これに変わるアメリカ製品の候補はたくさんありました。ABCニュースはその中から小売価格が250ドルと500ドルの製品を見つけ出しましたが、ウリーまでの配送コストの方がはるかに高額で1,500ドルも掛かる事がわかりました。しかし、製造元の会社はそのテーブルは極め付きの品質を持っている、と約束したのです。
ニューヨーク州マッコネルスビルのハーデン家具は5代続いて家具を作り続けており、96パーセントの製品が国内産です。この会社は年間20,000点の家具を生産しており、業績の向上はアメリカ国内の雇用の増加に結びつく、と話しています。
グレゴリー・ハーデンはこう話ました。
「もし私たちが年間でさらに3,000点の家具を売る事ができれば、販売目標をクリアするのみにとどまらず、新たに15人から20人の雇用を生み出すことができます。」

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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