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小児がんの子供たちに贈る『生きている喜び』&女性たちの7日間・その過酷な戦い

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所要時間 約 9分

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アメリカNBCニュース[メイキング・ア・ディフエレンス / この世界を変えて行く!]6月17日

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今夜最後の話題です。
ガンと戦ったひとりの少年が、両親が与えてくれたヒントによって一つの生きがいを見つけることができました。
生きがいを見つけた少年は、やがて自然にガンと戦う勇気を持つようになりました。
これを見た両親は、他のガンと戦う子供たちも、生きがいを持てるように、と考えたのです。
クリス・ジャンセンがお伝えします。

レポーター : この12歳の少年は満足のできる完璧な写真を撮影しようと、慎重に被写体を追いかけているところです。
こうしている間はこの少年、レーン・シムキンズは、ひとりのカメラマンとして撮影に夢中になることができ、普段彼を悩ますあることから、解放されるのです。
レーンは、小児がん患者なのです。
レポーター「ガンと告げられた時のことを、覚えてる?」
レーン少年「うん、人生最悪の瞬間だったよ。それ以来、何とか付き合い続けてきたけど。」

レポーター : 彼はシャッターを押し続けることにより、生きる意志を失わずに来ました。彼に写真を撮る楽しみを教えてくれたのは、やはりがん患者の息子、パプロを持つ母親と父親だったのです。
ジョー・アン・スレイルキル「もちろん今もそうだけど、パブロはとてもとても大切な私たちの子供でした。そして、パブロも生き続けていたい、と願っていたのです。」

パブロは写真の撮影が大好きでした。
ここに彼が母親を撮影した、一枚の美しい写真が有ります。
パブロの両親が設立した基金『パブラヴ・アマチュア写真家基金』は調査を行い、子供たちにカメラ一式をプレゼントすることを事業の中心に据えています。
『パブラヴ・アマチュア写真家基金』共同設立者キャサリン・バークラッツ「この部屋には、ガンの影など微塵もありません。子供たちの作品の完成度は、驚くほど高いものです。」

レポーター : 子供たちの作品の出来が良いため、子供たちの作品展が年に一度開催されるようになりました。どれを見ても、プロの作品と見まがうばかりです。
作品展は『パブラヴ・アマチュア写真家基金』から援助を受けた子供たちが、今度は自分たちが基金に寄付をする機会でもあります。
子どもたちが撮影した写真は、一枚50ドルで販売されます。
その売り上げは『パブラヴ・アマチュア写真家基金』に積み立てられ、別のガン患者のこともたちがカメラや周辺機器を買う時の資金として使われます。
レーンは作品展を楽しみにしていましたが、父親を撮影した彼の作品が売れなかったらどうしよう、と心配なようです。
レポーター「ちょっと心配している?」
レーン少年「多分、ちょっと…」

レポーター :心配する必要はありませんでした。今回の展示会での売り上げは50,000ドルに達しました。
この金額はレーン少年の両親の予想をはるかに上回るものでした。
レーンの母「息子は毎日楽しそうにしており、そのせいかどうか、日に日に健康になってきました。私たちにとって、こんなうれしいことはありません。」

レポーター「パブロ自身は、17回目の誕生日を祝うことはできませんでしたが、彼が遺してくれたものは、たくさんの子供たちを救うことになりました。」

パブラヴ基金ジェフ・カステラッツ「私たちが、パブロのことを忘れることは決してありません。」

レポーター : 彼の人生は本当に短いものでしたが、彼の両親によって形になったその思いは、たくさんの子供たちの未来を救うことになりました。
クリス・ジャンセン、アメリカNBCニュース、ロス・アンジェルス

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[ 女性たちの7日間・その過酷な戦い ]

アメリカNBCニュース[メイキング・ア・ディフエレンス / この世界を変えて行く!]7月6日

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最後の話題は夏ならではのもの。
道を駆け抜けることが気持ちの良い季節になりましたが、4人の自転車チームが成し遂げたことに一見の価値があります。
厳しい試練と危険を乗り越え、それでも彼女たちが成し遂げようとしたものは、いったい何だったのでしょうか?
アメリカNBCニュースのミッシェル・フランゼンがご紹介します。

リポーター: 7日と36分間かけてのアメリカ大陸横断。
チーム[愛と汗と変速ギア]にとっての勝利の瞬間です。
ここにいる妻であり、母親であり、そして競技者である4人の女性にとって、感動的な瞬間の訪れです。
すべてが始まったのはカリフォルニア、ここにいる女性たちが大陸横断を決心しました。
彼女たちが参加しているサークルは、世界でも有数の過酷なレースに挑むことで知られていますが、目的の一つに自閉症の人々のための募金、そして肥満解消への呼びかけがあります。
ダイナ・ハンナにとって、今回の挑戦は個人的にも大きな意義がありました。
ダイナ「私は40歳の時、体重が100kg以上ありました。これ以上人生を無駄にしないため、何かに取り組むべきだと、その時考えたのです。」

リポーター: それは8年前のことでした。そして、彼女が後戻りすることは、決してありませんでした。
ダイナ「その気にさえなれば、人生はいつだって変えられるのです。」
リポーター: 48歳のダイナは、最年少のライダーです。最年長は62歳のエイミーです。
エイミー「こんな挑戦をするのも、今回が最後になるでしょう。」

リポーター: エイミーが横断した砂漠は猛烈な暑さに覆われ、気温は38度以下になることはありませんでした。そして山地では3,000メートル級の山々を、走破しなければなりませんでした。
エイミー「そりゃもちろん、きついに決まっているわ、それに…。」
リポーター:それに吹きつける向かい風、ゴツゴツした地形のために進むことが思うに任せないこともありました。
そしてやってみて初めて分かったこと、それが一番彼女たちを苦しめました。
全員が満足な睡眠、充分な睡眠を取ることができなかったのです。
「いくら訓練したところで、人間は睡眠不足だけは克服できないのよ。」

リポーター:彼女たちは2人1組になり、4時間ごと交代で、24時間休みなく走り続けました。
声援を送る人々の姿を、たちまち後にして…
「ひと山越えたわ。」

リポーター:ボランティアの人々も、彼女たちを元気づけ、コンディションを整えるために懸命に働きました。
「少々やり過ぎだ、って思われるかもしれませんね。でも、ここまでやって初めて成し遂げられることもあるのです。」

リポーター: 出発してから4,800キロメートル以上を走破し、アナポリスに到着し、彼女たちは[愛と汗と変速ギア]の名を不朽のものにしました。
その過程で寄付金の額、人々に認識は高まっていったに違いありません。そして彼女たち自身の人生の意義もまた、走破した距離に比例して深まっていくことになりました。

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