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【 福島 – それでも原子力発電に未来はあるのか?〈前編〉 】

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所要時間 約 6分

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「福島の事故に対する一般の人々の反応は、ちょっと冷静すぎませんか?」

ステファニー・クック / ニューヨーク・タイムズ / 2011年10月10日

3月11日の福島第一原子力発電所の大事故の2か月後、アメリカの原子力の専門家が興味深い質問をしました。

「福島の事故に対する一般の人々の反応は、ちょっと冷静すぎませんか?」
「スリーマイル島事故、チェルノブイリ事故への反応に比べ、この事故に対する反応だけがなぜこのように違うのでしょう?」
彼はこのように電子メールの中に書きました。

「あなたは、福島は今どんな状態だと思っていますか? なぜ、それほど冷静なのでしょう?」

私には、確かなことは何も言えませんでした。
確かにアメリカ国内の反応は、彼の言う通りだったのです。

しかし、この事故はいったん原子力発電所で事故が発生すれば、どのような恐ろしいことになるか人々に思い知らせることとなり、その影響はドイツ、中国、そしていくつかの他の国に重大な影響を与えました。

ドイツ(アンゲラ・メルケル首相も国の最も古い原子炉の8台の即時運転停止を要求しました)では段階的な廃止が決定し、スイスがこれに続きました。
中国は安全チェックまで新しい原子炉のために承認を停止しました。しかし、伝えられるところでは、承認作業は現在は完了しています。
福島の事故以前は中国では2020年までに86ギガワットを供給できる原子力発電施設を建設する予定でしたが、これは下方修正されることになりました。
現在では(現状の12ギガワット前後から引き上げられ)、およそ60ギガワット、あるいはそれより少しだけ高い出力規模に落ち着きそうです。

イタリアは再び新しい原子炉に『ノー』を突きつけました。
そして、チェルノブイリ以降長い間の凍結の後、原子力事業推進派との比較的短い期間のせめぎ合いに決着をつけました。

「イタリアの原子力発電の未来には、0.01パーセント未満の可能性しかない、と私は思います。」

と、ミラノにあるブッソーニ大学のエネルギー経済学専攻のルイージ・デ・パオリ教授がロイター通信に語りました。

〈つづく〉
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最近思うことは「日本はいつから〈死の商人〉になった?!」ということです。
トルコの大地震は死者が400人を超えてしまったようですが、そのニュースを訳した際、トルコが日本と同等、あるいはそれを上回る地震発生国であることを知り、その国に『原発輸出』を目論む日本政府に心底がっかりしました。
そして、インド、ベトナム。

上記の3ヶ国は実は世界でも貴重な親日国家です。
親日感情をこういう形で利用されてしまっては、私たち日本国民のモラルも地に墜ちてしまいます。

チェルノブイリでも、スリーマイルでも起きなかった、3基もの原子炉のメルトダウン。
その「真最中」に、「安全なクリーン・エネルギー / 原子力発電」を売って回る姿を見て、
「日本人は発狂したのか?」
思う人々が、世界中にいると思うのですが?

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【 70億人目の赤ちゃんはどこで生まれましたか? 】
「いまや中国語を話す人は、英語・スペイン語を話す人の4倍」

アメリカABCニュース 10月30日

国連によると、10月30日月曜日、世界で70億人目となる赤ちゃんが地球に誕生しました、この地球上の人口にとって重要な瞬間です。

地球の人口の対象に選んで、指数ペースで成長し続ける国連によると、70億人目の赤ちゃんは、月曜日に世界に迎え入れられます。
実際、地球の人口は驚くべきペースで増え続けています。
あなたもご自分が地球で何番目に生まれた人間なのかを知ったら、きっと驚かれることでしょう。

ちょうど12年前、国連によると、地球の人口は60億人でした。
さらに、1960年代までさかのぼるとに、地球の人口はその半分しかなかったのです - そう、30億人。
そしてこの地球に文明が築かれた時代の地球には、ちょうど10億人の住民が暮らしていました。

誰もこの70億人目の赤ちゃんが誰であるか、あるいは、彼らがどこで生まれるかはっきりとは断定することなど不可能です。
しかし、科学者は彼らには、理にかなった推測するための方法があると語ります。
数学的に突き詰めていくと、その場所はインド。
現在世界一速いスピードで成長を続けているインドでは、ほぼ毎秒一人ずつ赤ちゃんが生まれています。

インドの人口は、今から14年後には中国(現在世界で最も人口の多い国)の人口を凌ぐと見られています。

10年後には我々の地球は80億人目の人を、世界に迎え入れる準備をすることになる、と科学者は語ります。
それがビスマルク(アメリカ・ノースダコタ州)なのか、バンガロール(インド南部の都市)なのか、はっきりしたことは全く分かりません。

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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