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今の人には理解できないだろう、なぜビートルズがそんなにすごかったか?!
先日、『何でも鑑定団』を見ていて、ビートルズ日本公演のチケットの鑑定をしたジョン・レノンそっくりづくりのおじさんが、「ビートルズは私の命そのものですから...」と言っているのを見て、ああ、ここにもいるんだなぁ、とつくづく思いました。
何でもそろってて、街中がシャレたデザインのものに埋め尽くされ、世界中の音楽を何でもリアルタイムに楽しめる今を当たり前と感じる人には、能力の有る無しとかではなく、あの衝撃は感覚的に理解できないと思います。
その衝撃を疑似体験する方法があります。
まず、次のニッポンの童謡を3曲続けて聴くか、歌うかしてみてください。
◇ 七つの子
「かぁらぁすぅー、なぜなくのぉー、カラスはやーまーにー...」
◇ 青い目のお人形
「あぁおい目をしたおにんぎょはー、アメリカ生まれのセルロイド...」
◇ 雨降り
「あーめーがぁふーりまぁす、あーめーがふぅるー、あーそびにゆぅきたし、かさぁはーなーしー....」
(わたしたち、小学校ではほとんどこんな歌ばかり歌わされて、うなだれてばかりいたのです)。
そしてこの後、ビートルズの「抱きしめたい」か「シー・ラヴズ・ユー」か「キャント・バイ・ミー・ラヴ」を聴きます。
ね、すごいでしょ?!
我々1950年~60年代生まれの人間は、こういうのを「ゴキゲン」と言います。
(1950年代の生まれでも、自分たちのことをオヤジとかオッサンなんて、言いませんよ。
言われていい気持ちの人もいるのかもしれませんが、私はそうではありませんので...)
青年だったビートルズと少年だった自分。
それをわざわざ加齢臭で汚してしまうことは無いでしょう ?