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【 2013年 : 世界のエネルギー事情はどうなる? 】 〈前篇〉

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所要時間 約 10分

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スマートグリッドの普及と発展が一気に加速し、災害にも強い社会が実現!

ブラッド・ギャモンズ / アメリカAOLエナジー 12月26日

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2012年、スマートグリッド・システムは社会の基本的需要を満たすことが可能かどうかの検証を受けつつ、かつて無い高みに達しました。

一方では、かつてない程大規模な進歩が実現し、私たちの生活と電力のかかわりの根本的な部分が変わることになりました。
屋根を覆うソーラーパネルが電気を作り出す太陽光発電システムは、一般の人にとっては理解しづらい価格体系を持った製品でしたが、多くの業者が参入して価格競争が起きた結果、多くの家庭で導入が可能になるレベルにまで価格が下がることになりました。
電気自動車にも普及の道筋が見えてきました。
かつては自動車ショーの客寄せ的存在に過ぎませんでしたが、現在ではその普及と発展を約束された存在となりました。
しかしもう一方では、再生可能エネルギーの多くが天候条件により発電能力にばらつきが出るため、生活の基盤をそこにおいても大丈夫なのだろうかと言う不安が消費者の間に根強く、スマートグリッドが成長一方であるという考え方に疑問が呈されることになりました。
アメリカを襲った異常気象の数々、猛烈な嵐、熱波、干ばつなどの被害が数多く発生した2012年という年は、スマートグリッドにとっても条件的に厳しい1年となりました。

では2013年はどうなるのでしょうか?
全世界のエネルギー事情、すべての点における動きは同じ方向を指しています。
すなわちスマートグリッドの躍進が実現されることになるでしょう。
私たちはすでに新たな段階に入っています。
かつてスマートグリッドについて半信半疑だった人々も、今はその技術の発展を強く求めるようになりました。すなわち、信頼性の向上、数多くの企業の参入、そして自然災害などからのいち早い立ち直りを実現するための技術の向上と基盤整備です。

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この動きは2009年にアメリカ政府が、発電と売電のシステムに新たな考え方を導入した時に始まり、以来変動が続くことになりました。
2013年はこれから5年間続くスマートグリッドシステム発展の最初の年になるでしょう。
人口稠密地帯であるアメリカ北東部において大規模な発電・送電システムの見直しが実現し、スマートグリッド技術に対する大規模投資が加速されることになり、年率10%ずつの成長が見込まれています。

そして極端な悪天候にも耐えられるようにするための技術開発と基盤整備が行われる一方、スマートグリッド・システムが人々の日常生活にごく自然に入り込めるようにするための取り組みが行われる、ことが予測されています。
2013年という年を待ち望む理由はここにあります。

再生可能エネルギーとスマートグリッドは、互いの成長を補完しあうことになります。
太陽光発電システムと風力発電システムのコストが下がり続けていることは、もはや誰の目にも明らかです。
発電能力を基準にすると、現在の太陽光発電システムの価格は、10年前の3分の1にまで値下がりしました。
これはあまり知られていないことですが、値下がりの大きな要因を作っているのは、ソフトウェア分野の進歩です。すなわち太陽光発電パネルの設置、調整、配電作業費、そして稼働させるためのソフトウェア価格の低下が今日の状況を生んでいるのです。

さらに技術的に進化した利用が、新しいスマート・メーターを使う事により可能になります。
再生可能エネルギーの導入が簡単になるだけでなく、発電状況と電気の利用状況を調整することが可能になり、電気に関わる出費をさらに下げることが可能です。
直近のドイツの再生可能エネルギーによる発電コストを検証してわかることは、新たな技術の導入により、アメリカ国内の太陽光発電システムの料金を、現在の半分にまで圧縮する余地がある、という事です。

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スマートグリッドの進歩が太陽光発電システムの普及を促進する結果になっていますが、利益はその両方にもたらされます。
太陽光パネルの発電量が最大になるのは晴れて暑い日ですが、その時にはエアコンの利用率もピークを迎え、これまでの発電送電システムでは、電力不足が発生する恐れがありました。
しかし電力会社(アメリカの場合は発電会社)が緊急用として、太陽光発電装置を別に設備すれば、停電のリスクを避けることが可能になります。
さらには電気自動車の充電のタイミングを、太陽光・風力それぞれの発電効率が最も高い時間に合わせることにより、効率的な再生可能エネルギー・システムの運用が可能になります。

太陽光発電設備の普及、そして下がり続ける発電コストにより、アメリカ国内の電力会社は発電方法を近代化するため、再生可能エネルギーへと大きく舵を切り始めました。

今後は役割を分担しながら、電気を融通し合うことが主流となるでしょう。
太陽光発電システムの普及の背景には、災害などにより従来の送電網が機能しなくなった場合、太陽光発電がその補完的役割を果たすことが出来る、という事実があります。
アメリカ国内のいくつかの地方では、設備するだけでは、停電が起きている間もソーラーパネルが発電することが出来るという保証はありません。
現在の運用ルールにおいては、送電網のどこかに不具合が発生すれば、太陽光発電システムもまた、送電をストップする必要があります。
停電の間も電気を利用できるようにするためには、スマートグリッド・メーターの働きにより、自家発電ができる家庭や企業を送電網から切り離し、独自の電気の利用を可能にすることも必要なります。
〈つづく〉

http://energy.aol.com/2012/12/26/the-smart-grid-in-2013-charged-for-growth/?icid=rfy
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新年、あけましておめでとうございます。

といっても、本来ならめでたかるべき新年を、何か釈然としない思いで迎えられた方も多いのではないでしょうか?
かくいう私もその一人です。

3.11発生以降、多くの市民の方々がそれぞれの場所から立ち上がり、様々な取り組みをされてきました。
その挙げ句が昨年12月の総選挙の結果か、そのように落胆された方も多いかと思います。
私もそう思いましたが、1年9ヶ月で社会が激変するはずが無いと思い直しました。

今は結末ではありません。
私たちは目指すべき未来への、その途上にいるだけです。
政権はとられましたが、私たち自身のココロザシまで奪われた訳ではありません。

私が大好きな言葉のひとつをご紹介します。
第二次世界大戦末期、ノルマンディー上陸作戦のおり、ルーズベルト准将(セオドア・ルーズベルトの息子)の部隊は、輸送船のミスにより目標地点から3キロも離れた、まるで違う場所に上陸させられてしまいました。
しかし、ルーズベルト准将は落胆する事無く、こう言い放ちました。
「私たちの戦いは、ここから始めようじゃないか。」

映画『史上最大の作戦』で、ルーズベルト准将を演じるヘンリー・フォンダ。

映画『史上最大の作戦』で、ルーズベルト准将を演じるヘンリー・フォンダ。


この【星の金貨】も、目指すべき未来への道しるべとなるべき世界の一流メディアの記事を、今年もどんどんご紹介していきたいと考えています。

今年も【星の金貨】をよろしくお願いします。

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【 雪景色 】

アメリカNBCニュース
(写真をクリックすれば、大きな画像をご覧いただけます)
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ドイツ、ベルリンのツェーレンドルフ地区の公園でそりすべりに興じる親子。

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ドイツ、タウナス山地をマウンテンバイクで進む男性。

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オーストリア、ランゲン・アム・アールベルク近くのゾンネンコップの斜面を滑り降りるスキーヤー。

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この時期は「雪猿」の愛称で親しまれるニホンザルの入浴シーン。
長野県にある地獄谷野猿公苑には約160匹のニホンザルが生息し、人気の観光スポットになっています。

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ドイツ、ハルツヴォルラント(ハーノーファー南東)の雲海。

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カナダ、ブリティッシュ・コロンビア州バンクーバー北部、キャピラノ・パーク。

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