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[ 私たちの素晴らしい地球 ]2011年12月1日
Caption: A map of estimated tsunami travel times. CREDIT: NOAA.
この3月に日本を襲った猛烈な津波は15,000人以上の命を奪い、国内のエネルギー供給とライフラインを途絶させ、福島第一原子力発電所を制御不能に陥らせました。
日本最大の島・本州に向け海底を押し込んだマグニチュード9.0の地震によって、巨大な津波が引き起こされました。
しかし、この地震によって地球がどう変わってしまったのかは、現在まで不明でした。
2011年の東日本大震災の前と後では、新たな研究結果は海底の地殻が大きく動いたことを明らかにしました。
▽『異常なほどの』巨大地震
東北太平洋沖地震のマグニチュードは、海洋地形調査を行う科学者の通常の計測機械でも観測を可能にした程大きなものでしたが、「そんなことはかつて無かった事です。」
と海洋研究開発機構の地球物理学者・藤原利也氏が語ります。
「この地震は並外れて、異常に巨大だったのです。」
藤原氏は、『私たちの素晴らしい地球』に語りました。
藤原氏の研究チームは地震後の日本海溝とその周辺の地図を作製するため、多重ビーム式水深測量術調査機を使いました - この機械は水深と海底の形を計測するために、音響探知法を使用します。
研究チームは同じ海域について、1999年と2004年に観測したデータと今回のデータを比較しました。
比較の結果、海底の地殻が大きく変動した事が明らかになりました。
これまでの100回の地震による変動以上、海底が動いた事が明らかとなったのです。
「このようなごく普通の観測機械で、海底の地形変動が捉えられるとは考えていませんでした。海底の変動は通常ミリメートル、あるいはセンチメートルの単位で発生するものであり、10センチを超えて移動する事はあり得ません。」
たとえば2005年のマグニチュード7.2の宮城県沖地震の場合、日本海溝付近の観測点から10センチの移動が確認されました。
しかし2011年の東北太平洋沖地震では、同じ観測点で単位が2桁上回る15メートルの移動を確認した、と藤原氏は語ります。
別の言い方をすれば、ほとんどの地震が海底に穏やかな『突き』を与えるのに対し、東北太平洋沖地震は巨大な力で海底を押し込んで行きました。
▽ 破壊されてしまった『限界』
10メートルの垂直移動に加え、日本海溝と本州の間にある巨大なスラブ(海洋プレートがマントル中に沈み込んだ部分)が4メートルから6メートル、あるいはそれ以上上に持ち上げられたことを藤原氏の研究チームは突き止めました。
この移動は日本を襲った「津波波の大きな脈動パターン」を生み出す事になった、と研究チームは報告書の中で述べています。この報告は『サイエンス』誌の12月2日号の『史上最大の津波』という論文の中で明らかにされています。
海底の地殻をこれほどまで大きく動かしたこの断層は、日本海溝の中心線に沿ってほぼ全域に広がっており、改めて今回の地震の巨大さを際立たせることになった、と藤原氏は語ります。
「これまで私たちは、海底の地殻変動は地底のどこかで止まるものと考えてきました。しかし、今回の地震はそのような限界を、全プレートにおいて破壊してしまったのです。」
http://www.ouramazingplanet.com/2097-massive-sea-floor-shove-triggered-japan-tsunami.html
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【 ジョン・レノンの to do リスト 】
アメリカNBCニュース 11月29日
11月29日はたまたまジョージ・ハリスンの10回目の命日ですが、ジョン・レノンの私生活、日常をちょっとばかりのぞき見してみましょう。
彼の暮らしぶりはジョンの『to do』 リストに載っている、いくつかの項目が明らかにしてくれます。
彼はケーブルテレビの視聴を楽しみにしている、魅力的な普通の人間である、 という一面をのぞかせています。
リストによれば、彼は3時から5時の間、アメリカHBOケーブルテレビの番組を見ていました。
また、2台の自家用車のガソリンは常に満タンにしておくこと、とあります。
マーマレードに関するメモもあり、また、浴室のドアの取っ手が壊れていることも書かれていました。
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