ホーム » エッセイ » 【 推定量より高い、福島第一原発の放射線量 】
「セシウム137の実際の放出量は日本政府発表の2倍」
ザ・インデペンダント(英国) 2011年10月29日
福島第一原子力発電所の事故は、日本政府が見積もった量の2倍のセシウム137を大気中に放出し、その量は現在、1986年に起きたチェルノブイリ事故の総放出量の40パーセントに達している、という報告がなされました。
単に発がん性を高める、というだけの量を遥かに上回る高い放射線量の分析は、世界中に配置したセンサーによって明らかにされました。
ノルウェー大気調査研究機関の研究者で発表者のアンドレアス・ストールは、これまでの分析は日本からしかもたらされていなかったが、それには海に向かって放出された放射性物質の分が欠落している、と指摘しました。
【 スウェーデン国内の6カ所でヨウ素131を検出 】
「福島第一原発で新たに核物質が漏れ出したのを受け、調査を開始した結果」
ノルウェー放送協会 11月11日
スウェーデン国内の6カ所の観測所で、空気中からヨウ素131が検出されました。
これらの観測所では、福島第一原発で新たに核物質が漏れ出したのを受け、11月7日から観測を始めていましたが、11日になってヨウ素131を検出しました。
専門家は検出された量は人間にも環境にも影響を与える量ではない、と強調しました。
ストックホルムでは1立方メートルあたり、0.3ミリベクレルを検出しました。
報告によれば、この量は通常地面から環境に排出されている量の10,000分の1に過ぎません。
IAEAはこのヨウ素131の福島第一原発からの飛来については、否定しました。
ノルウェー政府機関が現在、ノルウェー国内の汚染状況の調査を行っています。
( http://www.nrk.no/nyheter/verden/1.7873038 で動画を見ることができます)
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ボン・ジョビの『心のキッチン』
「地域社会の空腹と心を満たす、とてもシンプルなアイディア」
アメリカNBCニュース 10月21日
さて今日もメイキング・ア・ディフェレンス(Making a Difference)の時間です。
今日ご紹介するのは過去にご紹介した番組『価格の無いレストラン(http://kobajun.biz/?p=607) 』 がヒントとなって始まったお話です。
このアイディアは以前も今回も、地域に十分な食事と温かい思いやりを一緒に届けようというものです。
そしてこの取り組みをバックアップしている人物にも注目です。
NBCのサバンナ・ガスリーのMaking a Differenceレポートです。
レポーター : ニュー ジャージー州レッドバンクの町、鉄道線路がここで一つになり、再び別れていく町には、人々もまた集まり去っていきます。
この町にできた新しいレストランは今、そうした人々みんなが同じ食事のもと、絆を強めていくことを願っています。
女性店員「心のキッチンにようこそ。メニューにはお食事の価格は載っていませんよ。」
レポーター : 運営の仕組みは簡単です。20ドル(1,500円) の食事代を支払うことができる人は、自分の分と見知らぬ他の人の分の食事代を支払うことになります。
食事代を負担してもらう側の人々は、 このレストランでも働くことができず、地域社会でも仕事を得ることができない人々です。
今週の週末、正式に開店したばかりですが、すでにあらゆる立場のお客さんが来店しています。
男性客「わかるでしょう、誰にだって不遇のときはあるんです。そして自分がそこから抜け出すことができたら、今度はあなたが助けを必要としている人々の力になってあげれば良いのです。」
女性客「私はにここに座って、知らない人々と気軽に会話を交わすことができました。世の中にはいろんな人がいるんだなあ、って興味深かったわ。」
ジョン・ボン・ジョヴィ「あなたのグリーンサラダ、無くなりそうですよ。」
レポーター : こ のアイディアはここニュージャージーで生まれ育ったロック・ミュージシャン、ション・ボン・ジョビさんのものです。
『心のキッチン』を開設したことに対する、人々の印象は…..
ボン・ジョヴィ「個人的には、ここがニュージャージーの中でも、料理も心もあったかいカフェだと思っているよ。」
レポーター : NBCニュースが飢餓の問題について取り上げた番組を、彼と奥さんが見たことがこのレストランを始めるきっかけになった、と語ります。
ボン・ジョヴィ「わたしたちはMaking a Differenceの 番組を見ていて、住宅問題の次に、食べることが多くのアメリカ人にとって差し迫った問題だ、ということに気がついたのです。私たち二人とも決心しました。
「私たちも、できることをしなければならない。」
レポーター : 前庭で有機野菜を植え、古い修理工場を陽光の降り注ぐカフェに改造しました。
共感する人々がたくさん現れ、アメリカ中に同じようなレストランができ、この景気後退の中で苦しんでいる人々に食事と絆を提供できるようになれば。
それが彼らの願いです。
男性客「それこそが地域社会、それこそが思いやりのある社会なのではありませんか?」
レポーター : 地域社会の空腹と心を満たす、とてもシンプルなアイディア、『心のキッチン』。
サバンナ・ガスリー、NBCニュー ス、ニュージャージー州レッドバンク。
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