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【放射能汚染・こどもたちの真のガン発生割合】〈第6回〉[フェアウィンズ]

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所要時間 約 12分

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「放射線被爆による染色体転座(染色体の一部、または全部がちぎれて, 他の染色体に結合した状態)がもたらす悲劇」

フェアウィンズ

Cancer Risk To Young Children Near Fukushima Daiichi Underestimated from Fairewinds Energy Education on Vimeo.

科学は巨視的な立場から低線量の放射線被ばくの健康被害について明確にしているだけでなく、マクロ的な立場からもこれを明確にしています。
最近の研究は低線量被ばくが引き起こす遺伝子損傷について明らかにする上で、その精度がどんどん高まっています。

染色体転座(染色体の一部、または全部がちぎれて, 他の染色体に結合した状態)は、 遺伝毒性を持つ化学物質や放射線によってDNA分子が損傷することによりDNA分子の再生不良が起きてしまい、遺伝子が損傷します。

染色体転座はまた、染色体異常としても知られ、様々な種類のガンの発生原因とされています。
このように、放射線が誘発する染色体異常は、放射線がもたらすがん発生メカニズムの原因の部分を形作っています。

中程度~高線量の放射線が染色体異常を増加させることはこれまでも報告されていましたが、低線量の被ばくが遺伝子のどのような影響を与えるかはまだ不明である、とされてきました。
しかしこれまでご説明してきた、低線量の長期にわたる被ばくによる発がんのメカニズムが本当なら、低線量のガン発症の危険性を疑う理由はどこにあるでしょう。

2010年ブハティの研究グループは、医療用X線検査が人間の染色体転座の発生率にどのような影響を与えるか、マクロ的立場からの研究結果を発表しました。

彼らはそれまで発表されていた可能な限り多くの研究結果からの資料を積み上げていき、低線量放射線の影響に関する研究精度を高めようと努めました。
彼らはそれだけ努力を重ねた上で核被爆レベルの数値を検証した結果、20ミリシーベルト以下の低線量ですでに染色体異常が発生する頻度が上昇することを突き止め、彼ら自身驚くことになりました。
さらには10ミリシーベルト以下の被ばくレベルのグループの中にも、染色体異常が発生する頻度が上昇している事例を確認し、以下、被ばく線利用の増加とともに染色体異常が発生する頻度も上昇することを突き止めました。

順を追ってご説明しましょう。

この仮定的三段論法は、二つの前提条件を持つ古典的論理構造によっています。
このようなことです。
Pという条件によってQという事実が成り立つ。
そして、Qという条件によってRという事実が成り立つ。
ならばPという条件によってRという事実が成り立ち得る。

これまで見てきた科学的な分析結果を、この仮定的三段論法に当てはめ、結論を導き出しましょう。
低線量放射線被ばくをする機会が増えれば、染色体異常の発生確率が上昇する。
染色体異常の発生確率が上昇すれば、ガン発生の危険性が上昇する。
したがって我々は以下のような結論を導き出すことが可能である。

低線量放射線被ばくをする機会が増えれば、ガン発生の危険性が上昇する。

この三段論法は、少し単純化され過ぎているかもしれません。
いまだその全容が解明されていない複雑な生物学的システムを、基本的論理構造の中に落とし込むのは簡単なことではありません。
しかしながら、正当な理論体系の中に最先端の生物科学研究の結果を当てはめて行けば、得られる結論はそう間違ったものではないはずである、という事は言えるはずです。
〈つづく〉

http://fairewinds.com/content/cancer-risk-young-children-near-fukushima-daiichi-underestimated
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いよいよ、長期にわたる低料放射線被ばくの危険性とは、具体的にどういう事なのか?
という部分に入ってきました。
それは染色体転座が起きるため、と解説されています。
染色体、遺伝子というのは正常な細胞、器官、そして人体を作るための生きた設計図です。
それが「 一部、または全部がちぎれて, 他の染色体に結合した状態 」になってしまう。
当然、「細胞分裂の際の細胞のコピーミス」によって発生するガンが、起きやすくなって当然と思われます。

そ・し・て、タイガーチャージ復活!
私は5年ほど前からアメリカPGAツアーを毎週見ていましたが、昨年は3.11の被災地になってしまったこと、福島第一原発の事故が起きたことなどが重なり、よそごとになりました。
私は自分をタイガーウッズのファンだと意識したことはありません。
自分では今田竜二やルーク・ドナルドのファンだと思っていました。
しかしよく考えてみると、前の年からタイガー・ウッズが出場しなくなった結果、PGAツアー離れが加速したことに気づきました。
今回の最終日を見てもトーナメントの上位に上がって来たどんなプレーヤーも、タイガーとの駆け引きに勝って、あるいは負けて盛上るのがアメリカPGAツアーであることを認めないわけにはいかないようです。
でも「タイガーが来たっ!」
そんなふうに焦る気持ち、どんな感じなのでしょうね?

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「ついにタイガーが戻ってきた!ザ・ホンダクラシック最終日」
【 22歳のスーパースターを、復活したタイガーが猛追!】

アメリカPGAツアー・オフィシャル 2012年3月4日

フロリダ州パームビーチ・ガーデンズ

ローリー・マキロイはNo.1ゴルファーに値するパフォーマンスを発揮、ホンダクラシックで優勝。

マキロイが日曜日優勝するのはさほど難しいことではない、と 思われた日曜日、おなじみの色のシャツを身にまとったタイガー・ウッズが、猛烈な追い上げを見せました。バーディ・イーグルのフィニッシュで、タイガー自身最終日の最少記録となる62のスコアをたたき出し、マキロイに一打差にまでつめ寄りました。

マキロイの耳には、はるか向こうにとどろき渡る大歓声が聞こえていたと思います。
しかし北アイルランドからやって来た22歳はいささかもたじろぐ事無く、自分のゴルフに徹しました。
8フィート(2メートル40センチ)のバーディを沈め、その後も難しい後半のホールでパーを守り続けたのです。
彼はタイガーに対し2打差のリードを保ったままパー5の最終ホールにやって来て最後もパーでまとめ、69のスコアでフィニッシュして優勝を手にしました。
フェデックスカップ・ポイントも5位以内に急浮上し、英国のル-ク・ドナルドに代わり世界ランキング一位の座を獲得しました。

「今日は厳しい一日になりましたよ。特にタイガーが猛チャージを見せて追い上げてきたのに気がついてからはね。」
マキロイはこう振り返りました。
「多分全ホールパーで回れば優勝できると思っていました。この状況で1アンダーで回り、トップの座を明け渡さなかったことは、我ながらよくやったと思っています。」
マキロイは16人目の世界No.1プレーヤーであり、1997年に全米オープンで優勝し21歳で世界No.1プレーヤーになったタイガーに次いで、2番目の若さでこの地位を手にしました。
ルーク・ドナルドはすぐツイッターでマキロイのアカウント宛て、
「おめでとう!世界最高峰からの眺めを楽しみたまえ!」
とのメッセージを送りました。

タイガー・ウッズは最終ラウンドで2つのイーグルを奪うなどして猛追しましたが、2打及びませんでした。
最終ホールバーディで69で回ったトム·ギリスと2位タイに並びました。

12アンダー268で終了したマキロイは、22年の生涯で5度目の優勝を手にしました。
このうち3回は、昨年夏に驚異的なスコアで優勝した全米オープンを含め、アメリカPGAツアーでのものです。
彼がトップ5に入らなかったのは、昨年8月のPGAチャンピオンシップ以降たった一度です。

そしてもうひとつ、この日曜日の大躍進により、誰もがタイガー・ウッズから目が離せなくなりました。
彼は3日目を終えた時点でマキロイに9打差をつけられていましたが、最終日の前半を31で回ってその差を5打差とし、最終ホールを終えた時点で – そのヴィンテージ・クラスの5番アイアンのショットにより、 2打差と優勝圏内まで飛び込んできました。
「私の記憶の中にいるタイガーが戻って来たよ。」
こう語るのはこの日一緒にラウンドしたアーニー・エルスです。
「タイガーはたった一回のミスショットも、悪いスイングもしなかった。」

(タイガーが最後の優勝を飾った全米オープンで死闘を演じたこともある)リー・ウェストウッドはタイガーの2組前をラウンドし、最少日のスコアを63と伸ばし、単独4位に入りました。

「今回のトーナメントには、至るところに見せ場がありました。コースのいたるところから歓声が聞こえてましたよ。」
グレアム・マクドウェル(マキロイの前年、全米オープンで優勝・マキロイと同じ北アイランド)がこう語りました。
「タイガーが62、ウェストウッドが63というスコアを叩きだして猛追するのを、マキロイが2打差で逃げ切ったんだからね。このトーナメントで勝つことが、どれほど難しいことだったかわかろうというものだよ。」
「今年のシーズンはすごく刺激的なものになりそうだよ。」

ローリー・マキロイは今回の優勝により、フェデックス・カップの順位を4位まで上げることになります。今のところ、彼をつかまえるのは、容易なことではなさそうです。

タイガーは5打差まで詰め寄った時、なぜマキロイをつかまえることができないのか考え込んでしまいました。ここは全米オープンのような極端に難しいコースでもなければ、マスターズのように大観衆にびっしり取り囲まれているわけでもないのに…
「バーディを2度続ければ、追いつけるところまで行ったんだが…」
タイガーが奪ったバーディはひとつでした。

17番で25フィートのバーディパットを沈めたタイガーは、続くパー5の18番であえて攻撃的なルートに素晴らしいティーショットを放 ち、2打目の5番アイアンのショットでは、バンカー越えにピンの右サイドにボールをつけました。すぐ近くには池があるサイド、ピンから8フィートの位置でした。
それは2000年のカナディアンオープンで披露した、伝説のショットをほうふつとさせるものでした。
そして見事イーグル・パットを決め、こぶしを振り上げたのです。

タイガーは最後のアメリカPGAツアーでの優勝となった2009年BMW選手権での265というスコア以来、ベストとなる270で72ホールのラウンドを終えました。

http://www.pgatour.com/2012/tournaments/r010/03/04/rd4-wrap/index.html

【放射能汚染・こどもたちの真のガン発生割合】〈第5回〉[フェアウィンズ]

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所要時間 約 11分

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「低線量・長期被爆には原爆症を上回る危険がある」
「低線量の長期間被爆をした原発労働者の発ガン率は、原爆症患者を上回っている」

フェアウィンズ

Cancer Risk To Young Children Near Fukushima Daiichi Underestimated from Fairewinds Energy Education on Vimeo.

2年後の2009年、ジェイコブの研究チームは私たちが検証してきた15か国の調査に加え、新たに8つの原子力産業労働者についての調査を行いました。
その中で特に、死の灰の中で崩壊速度が遅いもの(プルトニウム、ストロンチウムなど)、そして早いもの(ヨウ素131など)、それぞれに汚染された地区で働く原子力産業労働者の被ばく後の影響についての調査を行いました。
そして総合的分析の結果、崩壊速度が遅い放射性物質への被ばくの方が、健康被害が深刻であることを突き止めました。

例を挙げましょう。
この表はジェイコブの研究チームが9つの調査研究を検証した結果得た、ガン発生リスクが高くなる部分を表しています。それぞれの研究結果はゼロの値に対し、どの程度危険性が増したのかを、赤い点の位置と線の長さによって表示しています。

対照的に青色の点は、原子爆弾の被爆者たちの、原子力産業労働者のデータに対照するガン発生リスクが高くなる部分を表し、双方を比較した場合に整合性が保たれるよう、年齢、性別について調整してあります。
ご覧いただければわかるように、赤い点(線)はほとんど青い点(線)の右側に描かれています。

つまり原子力産業の労働者の発がんの危険性は、原子爆弾の被爆者よりもさらに高いものなのです。

これは驚くべき事実です。
なぜならこれまでの放射線被ばくの危険性に関するデータは、短時間に高い線量を被ばくした原爆症患者の研究に基づくものであったからです。

これまでは短時間に高い線量を被ばくすることの方が、より有害であると考えられていたのです。
しかしジェイコブ研究チームによる検証の結果、この考え方には大きな疑問が生まれました。

ジェイコブ研究チームの論文については、雑誌『職業病と環境医学』に掲載されたものを参照しました。
「最近の研究は、『低線量の放射線が日常生活の中で徐々に体内に取り込まれていく被ばく形態は、高線量を一気に浴びてしまう被ばくより健康への害が少ない。』とする仮定を覆すものが多くなってきました。

なぜなら、低線量を徐々に被爆していく人々の健康被害発生割合の方が、日本の原爆症患者に対する研究が明らかにした、短期大量被ばくによる健康被害発生割合に等しいか、上回る傾向があるからなのです。」

ジェイコブ研究チームのこのグラフは、これまでの発がんリスクモデルの矛盾点を指摘しています。
これまで代表的なものとして認められてきた発がんリスク・モデルは、その数値が左(より安全である)側に寄っています。
2番目は私たちが始めに検証した、科学アカデミーの発がんリスクモデルです。
どちらの調査も、その多くを原爆被害者である被爆生存者が体験した、短時間の大量被ばくをベースにしています。
そして3番目の線は原子力産業労働者の、長時間にわたる低線量被ばくによる発がんリスクを表していますが、その発生割合はいずれも原爆被害者のリスクを上回っています。

これらのより包括的な分析結果、以下の推論が成り立ちます。

すなわち、これまで正しいとされてきた発がんリスクモデルは、長い時間にわたる低線量被ばくによる発がんリスクを低く見積もっているのです。
〈つづく〉

http://fairewinds.com/content/cancer-risk-young-children-near-fukushima-daiichi-underestimated
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これを読んで(訳して?)私もたいへん衝撃を受けました。
これまで日本の諸機関もマスコミも、そして一部の科学者も、あたかも「低線量被爆はさほど健康への影響は少ない」かのように伝えてきました。
しかし、世界15カ国40万人を超える原子力産業の労働者を調査した結果、それは誤り、あるいはウソである事が解りました。

何と言う事でしょう。
これまでテレビや講演会で「安全だ、大丈夫だ」と言って来た「科学者」たちには、「恥を知れ!」という言葉の意味を考えてもらう必要があります。
真っ先に犠牲になる恐れがあるのは、子どもたちなのです( http://kobajun.biz/?p=1958 )!

このシリーズ第4回( http://kobajun.biz/?p=1962 )で、原子力産業の労働者全員の年間被爆線量の平均が1.95ミリシーベルトである事が解っています。
それでもガンの発生割合は原爆被害者のリスクを上回っていたのです。

そして、ゴルフ。
この『星の金貨』でも、始めの頃、時々ゴルフの話題を取り上げていた事を思い出しました。
時あたかも春、いざグリーンへ!
と言いたい所ですが、福島およびその隣県では被爆覚悟のゴルフになりそうです。
そして前記シリーズ第1回でお伝えした「250,000ベクレルに汚染されたスギ花粉」の存在( http://kobajun.biz/?p=1944 )。
春の訪れがこんなに憂鬱だなんて、生まれて初めてです。

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【 ザ・ホンダ・クラシック〈3日目〉若き天才プレーヤーと43歳の苦労人の対決 】

アメリカUSPGAツアー公式サイト 3月3日土曜日

フロリダ州パームビーチ・ガーデンズ
これこそがローリー・マキロイ(北アイルランド)が望んでいる事であり、見慣れた光景になる可能性があります- 順位表のトップにいて、インタビュールームに迎え入れられ、その日のベストプレーヤーと賞賛されることです。

マキロイは日曜日、文字通りそれを実現してみせるチャンスを持っています。
彼は土曜日、風が強く吹くホンダクラシックで4アンダーの66のスコアをたたき出し、2打差で首位に立っています。
「今年特に調子がいい、というわけではないけれど、今年は着実なゴルフがで来ていると思う。ゴルフバッグの中に、そんなに悪いショットは持って来ていないと思うよ。」
こう語るマキロイはアメリカツアー参戦2度目にして、優勝を目前にしています。
「アメリカに来る前に、悪いショットはバッグから出しておいたんだよ。」

安定したゴルフは、彼をさらに高いレベルに押し上げてくれました。
彼の着実な成長は、結果に結びついて来ました。
昨年8月のPGAチャンピオンシップ以来、彼がトップ5に入れなかったのはドバイのトーナメントただ一回、彼はその時体調を崩していました。
赤ちゃん体型だったマキロイは体を絞り込み、すっかり逞しくなりました。厳しい練習と才能のおかげでスイングも力強くなり、パッティグストロークも良くなりました。残すは結果のみです。

今週マキロイはボギーを4つしか叩いておらず、3メートル以内のミスパットも、50回中4回だけです。彼は3~4.5メートルのパットを6回以上沈め、バーディの数もこのトーナメントで2位につけています。
「もう少し集中力を高められると思うし、もう少しやる気もただせると思う。大体思い通りのゴルフができているし、とっても気分がいいよ。」
マキロイがこう語りました。
「ピンを狙って良いときと、ピンは狙わずパーでよしとすべき時と、メリハリをつけてプレーする事を学んだおかげでスコアも良くなったし、結果も出るようになったと思う。この12ヶ月でずいぶん改善したと思うよ。」

昨年マキロイはこのザ・ホンダ・クラシック3日目、15番16番17番の〈ベアートラップ - 一斉取り締まり・ここではニクラウスが仕掛けた罠、ジャック・二クラウスのニックネームとブランドがゴールデン・ベアーであったことから〉で崩れ、3連続ダブルボギーを叩きました。そして今年の3日目、3連続バーディで見事に仇を討ったのです。

マキロイが優勝を狙う脇で、2位につけているトム・グリスは初優勝を狙っています。
今年43歳になる職人は、20年間26カ国の世界中のツアーを渡り歩き、今年やっとアメリカPGAツアーの一勝をつかみ取ろうとしています。
マキロイの視線を意識しながら、彼は今週ほぼ完璧なゴルフをしました。今週のボギーは2つだけ、パッティングの成績はマキロイと同じ全体で6位です。
しかしグリスはこれまで最終日、最終組でフレーした経験はありません。彼は他の参加者に威圧される事は無いでしょうが、マキロイのように無心でプレーできるかどうかは解りません。
「まるで大きな競技場のアリーナにいるような気分だよ。でも受け入れるしか無いだろう?これまでぼくは数々の試合で最終日には満足できるプレーをして来た実績がある。でも、明日の相手は僕が参加できなかった大舞台で、もっと完璧なプレーをして来たトッププロだ。それを思うと、フラストレーションがたまってくるよ。明日戦わなければならない相手はミスらしいミスも無いし、おまけに人気者と来てる。」
グリスがこう語りました。
「明日はこんことを考えないよう祈るしか無いね。」

マキロイではない誰かが、勝負の行方を左右する可能性もあります。

グリスと並ぶ2位タイのハリス・イングリッシュも、天才と認めるしかないマキロイに追いつこうとしています。
「マキロイは現時点で世界最高のゴルファーだと思う。つまり、僕は運を天に任せるしかない、ってことさ。」
日曜日、マキロイにはこの事実を証明するチャンスが訪れます。

http://www.pgatour.com/2012/tournaments/r010/03/03/mcilroy-honda-wacker/index.html

【 2040年〈小惑星2011 AG5〉地球に衝突の恐れ 】〈前編〉[米国CBS]

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所要時間 約 7分

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「直径140m・国連/アメリカ/欧州が協力し、地球規模の回避策が始動」

アメリカCBSニュース 2月28日

科学者たちは28年後、地球に地球に衝突する恐れのある大きな小惑星を注視しています。

2011 AG5と呼ばれるこの小惑星は、約460フィート(140メートル)の直径を持っています。
この小惑星は2040年に地球に限度を超え接近する恐れがあり、一部の科学者はこの惑星の軌道を変える方法について、議論を行う必要性を訴えています。

2月初めにウィーンで開催された宇宙の平和利用に関する国連委員会科学技術部会(COPUOS)第49回の会議の席上、この小惑星に関する問題提起が行われました。
地球付近を通過する彗星やその他の物体について監視を行う国連の対策部会(NEOS)は、〈小惑星2011 AG5〉が28年後の再接近の際、最悪の場合は地球に激突する恐れがある事を指摘しました。

この小惑星は2011年1月にアリゾナ州ツーソンにあるマウント・レモン観察調査チームにより発見され、科学者たちはこの小惑星が球体をした岩石である事は突き止めましたが、現在の所その質量や科学組成は不明です。

▽ 小惑星の計算上の脅威

「〈小惑星2011 AG5〉は現在の所、地球に衝突する危険性がもっとも高い物体です。ただし、この小惑星の軌道に関する解明はまだ半分でしかありませんが、現時点での計算によれば衝突の可能性が非常に高い、というわけではありません。」
オランダ・ノールトウェイクにある欧州宇宙機関(ESA)の太陽系科学部門のデトレフ・コスチュニーが語りました。
「私たち〈 AT14 〉対策班は議論を重ねましたが、それがまだ『危険きわまりない脅威』と言うべき段階にには至っていない、との結論に達しています。はっきりした結論を得るためには、可能なら2周、最低でも1周、この小惑星の完全な軌道を観察する必要があります。」
コスチュニーは[ SPACE.com ]の中でこのように述べています。

コスチュニーの調査班は国連委員会科学技術部会(COPUOS)による〈小惑星2011 AG5〉の計算について高く評価し、今後互いに協力しながら研究を進める、と語りました。
「我々は今、〈小惑星2011 AG5〉の問題を専門に扱う〈ヨーロッパ南部天文台〉に似た組織を作っている最中です。」
「特別な望遠鏡をいくつか〈小惑星2011 AG5〉の観測をおこなう目的だけのため割り振る必要性について、私たちは明確にしておきたいと思います。」

▽ ゼロではない小惑星衝突の脅威

「地球近くの周回軌道を持つ〈小惑星2011 AG5〉は、2040年2月5日に625分の1の確率で地球に衝突する。」
カリフォルニア州パサデナにある、NASAのジェット推進研究所・地球近接天体観測プログラムの責任者であるドナルド・ヤオマンがこのように語りました。

この衝撃確率は間違いない、とまでは言い切れません。
しかし現在の所、2011年1-9月の短い期間〈小惑星2011 AG5〉を観察する事ができた科学者たちが、さらに調査を進めればこの衝突の確率は変わる可能性がある、とヤオマンが[ SPACE.com ]の中で述べています。
「幸いな事に、〈小惑星2011 AG5〉は2013年 - 2016年の3年間、地上から観測可能になります。」
「ただ、この観測の後研究が進んでも、〈小惑星2011 AG5〉が地球に衝突する確率が大幅に下がる事はないでしょう。〈小惑星2011 AG5〉の軌道を変えるためには2023年までに、地球近くの近接通過軌道を特定する必要がありますが、2016年の観測終了後、そのための時間は確保できると思います。」

近接通過軌道の特定は地球付近の、通過する物体が地球の重力によって影響を受けるごく狭い領域に限られます。
地球に衝突する軌道がそれである可能性があるのです。

▽ 小惑星衝突の経路

〈小惑星2011 AG5〉は2023年に地球から0.02天文単位(186万マイル、または299万キロ)地点を、この通過軌道を通って地球に接近します。
(1天文単位は地球と太陽間の平均距離である約9300万マイル - 1.5億キロ)

NASAのジェット推進研究所の推計によると、2040年のほんとうの脅威が訪れる以前の接近である2023年の〈小惑星2011 AG5〉の地球付近の近接通過軌道は直径が約62マイル(100キロ)になる予定です。
「この近接通過軌道は2029年のアポフィス小惑星のものよりも誤差が大きと思われますが、2040年に〈小惑星2011 AG5〉が地球への衝突軌道を通らないようにさせるため、あらかじめ軌道を見つけ出す事はそれ程困難ではありません。
「アポフィス小惑星は2036年に地球近くを通過する予定ですが、その軌道は2029年の近接通過軌道を確認する事で特定される予定です。」
「衝突を回避するための慎重な実施計画の策定は、少なくとも2013年の観測開始まで待たなければなりません。それからでないと、判断材料は用意できないからです。」
2013年 - 2016年の3年間の調査がこの研究を勧める事になる、とヤオマンは語っています。
「2013年 - 2016年、〈小惑星2011 AG5〉の地球への衝突確率に著しい低下があるかどうか、明らかになるでしょう。」
〈つづく〉

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【 GMのハイブリッドは人気低調 - 生産一時休止 】

アメリカNBCニュース 3月2日

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シボレーが発売したハイブリッド車[シボレーボルト]の売り上げが、期待した程売れないため、当社は5週間生産を休止し、その間1,300人の従業員を一時解雇する事になりました。
[シボレーボルト]は33,000ドル(約270万円)と高額であり、これまで10,000台を大きく下回る台数しか売れていません。
折しも今週、オバマ大統領がホワイトハウスを去る事になったら、1台自分も購入する、と語ったばかりでした。

【放射能汚染・こどもたちの真のガン発生割合】〈第4回〉[フェアウィンズ]

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所要時間 約 9分

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「このままでは福島の子供たちは、原子力業界労働者の10倍の被ばくをさせられてしまう」
- 15カ国40万人の原子力産業労働者への調査結果から -

フェアウィンズ

Cancer Risk To Young Children Near Fukushima Daiichi Underestimated from Fairewinds Energy Education on Vimeo.

2007年には職業がら低線量放射線被ばくをせざるを得ない人々を対象にした、これまでで最大規模の研究が出版されました。
この研究は15カ国の40万人に上る原子力業界の労働者を対象に行われました。研究では放射線被ばくとがん死亡率との間に、明らかな因果関係を発見したのです。

調査対象となった原子力業界労働者の平均雇用期間は10.5年であり、この間の平均被ばく線量は19.4ミリシーベルトで、これを一年あたりに割ると1.85ミリシーベルトになります。
これを20ミリシーベルトの被ばくは問題ないとされてしまった福島の子供たちは、これら大人の原子力業界労働者の10倍の被ばくをすることになります。
(日本では2012年4月からやっと、子供たちに対しては新たな基準が用いられる予定ですが、事故発生から丸一年以上、子供たちは20ミリシーベルト基準を適用されてしまっています。)

さらに正確な一年間の被ばく線量を計算するため、このデータは国別の平均雇用年数とその間の累計被ばく線量がわかるようになっています。
これらのデータから計算すると、すべての集団の年間の被ばく線量の平均値は1.95ミリシーベルトとなり、年間を通し2ミリシーベルトに達しない値であることがわかります。
また、同一の性質を持つ集団ごとに年間平均被ばく線量を計算すると、少ないものでは0.45~0.5ミリシーベルトになります。

これらの結果から、原子力産業に従事する労働者の年間被ばく線量は最大でも、福島の子供たちが浴びても構わない、とされる放射線量の10分の1にとどまっていることがわかります。
そしてこの平均10.5年間の低線量の被ばくが、ガン発生リスクと相関関係を持っていたのです。

正確を期することにしましょう。
平均すれば原子力産業労働者の就労期間平均は10.5年になっていますが、90%の労働者が全就労期間を通じて50ミリシーベルト未満の被ばくをしていました。
そこで50ミリシーベルトを10.5年で割ると、年間5ミリシーベルトの値が出てきます。
それでも福島で許容される被ばく線量の4分の1です。

さらに15か国の各国の原子力産業労働者の被ばくの影響について正確を期すために、研究者たちは以下のやり方も行いました。
すなわち全体から1か国ずつ各国のデータを除外して再計算し、前述した数値を下回る平均値が出てくるかどうかを確認したのです。
この副次的分析による発がん可能性の値は、科学アカデミーの設定をすべて上回りましたが、 互換性があることもわかりました。
BEIR VIIのリスクモデルについてはすでにお話した通りです。
したがってどの国のデータを取り上げても、特に偏った結果が出ているものはありませんでした。

この研究の執筆者たちは、労働者の間では喫煙の習慣が一般的だったため、喫煙もまた発がん性を高める一つの要因となる可能性についても検討しました。
しかしながら喫煙の習慣が放射線被ばくによる発がん性の値を高めてしまう、相互関連性は非常に低いものであることが証明されています。ですからここで行われた調査結果に、喫煙習慣とガン発生との間の相関関係の可能性は当てはまらないと考えられます。

それでは復習しましょう。
15か国で51人の科学者が参加して実施された調査研究は、原子力産業労働者に対してこれまで行われた中で最大のものです。
この調査は原子力産業労働者の発がん率が高いことを証明しました。
原子力産業労働者全体の年間被ばく線量の平均は2ミリシーベルトですが、多くの労働者は年間5ミリシーベルト以下の被ばくをしています。
そして日本が設定した許容被ばく線量は20ミリシーベルトであり、この線量は原子力産業労働者平均被ばく線量の10倍、そして大半の原子力産業労働者が一年間に被爆する量の4倍以上です。
〈つづく〉

http://fairewinds.com/content/cancer-risk-young-children-near-fukushima-daiichi-underestimated
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【 人々に健康な足腰を無償で贈る整形外科医 】

アメリカNBCニュース[この世界をかえていく![ メイキング・ア・ディフェレンス ] 1月31日

Visit msnbc.com for breaking news, world news, and news about the economy

今夜最後の話題は人々が再び自分の足で歩けるように手助けをする医師のお話です。
多くのアメリカ人がひざなどに恒常的な痛みを感じていますが、すべてのアメリカ人が必要な治療費を支払えるわけではありません。
そこで一人の医師と彼の友人の医師たちが立ち上がりました。
彼らの取り組みはたくさんの人々の人生を変えることになりました。
NBCの医療担当部門チーフのナンシー・スナイダーマン博士に伝えてもらいます。

スナイダーマン博士(レポーター):整形外科手術は日常生活ができるようにするだけではありません。
数年にわたり彼が設立した慈善団体は、歩行できない世界中の数千の人々に、歩けるようにするための手術を無料で行ってきました。
経済的に厳しい状況にあるこのアメリカでも、ドール医師は積極的に慈善活動を行っています。
この2日間の間にも、彼と志を同じくする60人の整形外科医たちは、無保険の患者たちに対しひざ、そして腰の人工関節外科手術を行いました。

ラリー・ドール医師「これらの人々はみんな、明日への希望を失ってしまっているのです。」

レポーター : この2日間で60人の医師たちによって85人の人々が、通常なら30,000ドルから50,000ドル(240万円~400万円)を要する外科手術を無料で施され、歩行能力を取り戻すことができました。
スタジオミュージシャンのチェリーは左右両方の腰の人工関節手術が必要でした。
1990年代にはチェリーは彼女自身のバンドを持ち、曲をヒットさせ、ヒットチャー トに顔を出したこともありました。
しかし、やがて彼女は腰痛に悩まされ、歩行困難に陥りました。そして彼女は 歌っている間、立ち続けることすらできなくなってしまったのです。
チェリー「まるで100歳になってしまったような状態です、わかりますか?」
彼女は歌う代わりに、個人レッスンで生活の糧を得るようになりました。

スティーヴン・ロバートソンの場合は、一時は自殺を考えたほどの痛みに見舞われました。
スティーヴン「何もかもできなくなってしまうと、生きる望みも無くなっていくものだよ。」

レポーター : あらゆる望みが絶たれてしまった時、彼と周囲にいた人々がドール医師に援助を求める手紙を書いたのです。

ラリー・ドール医師「この手紙を読めば、もはや頼るものが何もなくなってしまった人の気持ちがわかりますよ。手紙にはところどころ、涙のシミがついていました。」

レポーター:ラリー・ドール医師は途を切り開いていく、頼れる男です。彼に手紙を送った人々はもちろん、その郵便代以上のものを受け取ることになりました。
ナンシースナイダーマン、NBCニュース、ロサンゼルス

【放射能汚染・こどもたちの真のガン発生割合】〈第3回〉[フェアウィンズ]

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所要時間 約 17分

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「成人男性と比較し、5歳の少女は5倍、乳幼児の女の子は7倍、放射線被爆に対し傷つきやすい」
「放射性物質の危険性について、日本政府と大手メディアは一般市民の正しい知識の取得を妨害」

フェアウィンズ

Cancer Risk To Young Children Near Fukushima Daiichi Underestimated from Fairewinds Energy Education on Vimeo.

この日本のTV番組を見ると、放射性物質の危険性について日本政府と日本の大手メディアが、一般市民が正しい理解の下に、正しい対応ができるようにする能力を身に着けることを妨害しているということが、簡単にわかります。
このため私たちは安全なエネルギーを安心して 使える未来社会、ほんとうの民主主義社会の実現のため、声を上げることにしました。
そのようなわけですから、少々長い話になりますが、最後までおつき合いを願いたいと思います。

アメリカ合衆国科学アカデミーは放射線科学に関して検討する際、理論的根拠を提供してくれます。
そして同アカデミーは低線量被ばくに関する報告書を、定期的に刊行している数少ない機関なのです。
この報告書は危険予測モデルが形作られて以来の、数十年間の疫学・放射線生物学研究に基づいています。
科学アカデミーの最新の報告書は、調査の基になった資料と分析結果の両方を公開しているため、広い範囲で放射線被ばくが発生した場合のリスク・モデルを検証することができます。
この科学アカデミーの報告書で、20ミリシーベルトの被ばくのガン発生リスクについて確認してみましょう。

この表は100ミリシーベルトの被ばくによって引き起こされる、ガンの発生割合を表しています。
横軸に年齢、縦軸には性別が分類されています。
10万人当たりのすべての種類のガン発生予測割合は黄色で強調表示されています。
見てすぐにガンのリスクは男女とも、年齢の増加に伴って一様に減少していることがわかります。
言い換えれば、放射線に最も脆弱なのは子供たちである、という事になります。

このグラフの中にこれらのデータをプロットしてみましょう。
ガン発生リスクのグラフは、被ばく線量に関係なくこの形状を維持することがわかります。
つまり放射線被ばくによる、人間の生涯にわたってのガン発生のメカニズムを表現しているものと考えられます。

ある特定の量の被ばくについて科学アカデミーの基準に従い、グラフ左側のY軸は「安全である」と主張されている、被爆量20ミリシーベルトの部分に目盛りを打ち直していきます。そしてさらに10ミリシーベルト、2ミリシーベルトの部分にも目盛りを打っておきましょう。
科学アカデミーはこの被爆量には危険性は無い、としています。

しかし、明らかに20ミリシーベルトの被爆は安全ではありません!
さらにもっと問題なのは、子どもたち、特に女の子の放射線被爆による発がん性リスクが著しく高い、ということです。
事実、同年齢の男の子と比べ、女の子の場合、ガン発症リスクはほぼ2倍。そして30歳の男性と比べ、5歳の少女は5倍、乳幼児の女の子は7倍放射線被爆に対し傷つきやすい事が解ります。

従って乳幼児を含む少女たちが、全人類の中で放射線被爆にもっとも傷つきやすい存在である事が解ります。

原子力発電支持者の発言については、この点を考慮して話を聞く必要があるのです。

全米科学アカデミーが提供するこれらのデータは、すべての主要メディアと政府関係者が自由に利用できます。
しかしながら一般市民に対し放射線科学の真実と原子力発電の本当の危険性について知らせるよりも、主要メディアと政府関係者は、20ミリシーベルトの放射線被ばくは安全である、あるいはこの程度の低線量被ばくについては実態がまだ明らかでない、と信じ込ませようとしています。

CBS:「東京に押し掛けた住民は、低線量放射線の長期間被ばくすることの影響はまだ解明されていないという事実にもかかわらず、政府が安全基準を緩めたことに抗議しています。低線量放射線の長期間被ばくによる影響は不明なのです。」

イアン・ゴッダード:正確に伝えることに失敗したのならともかく、主要メディアは一般の人々に対し、今ここでご紹介した低線量被ばくに関する科学的分析結果など存在すらしていないかのように信じ込ませようとしています。
しかし大手メディアと政府当局が作り出した真実を隠すための繭の外側では、科学は進歩を続け、今や低線量放射線の長期間被ばくによる影響を解明しつつあります。
そしてこのような流れを受け、2006年に科学アカデミーが発行した低線量被ばくについての報告書は、その危険性について過少評価はあっても、過大な評価は決してしていないことを示唆しています。
〈つづく〉

http://fairewinds.com/content/cancer-risk-young-children-near-fukushima-daiichi-underestimated
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フェアウィンズのビデオは佳境に入ってきました。
しかし、『国民が正しい知識を得る、その邪魔をする大手メディア』とあり、アメリカCBSニュースが引き合いにされていますが、アメリカ3大ネットワークの中でもCBSは早くから福島第一原発事故の数限りない問題の存在を訴え続けてきています。
そのCBSですら、「正しい知識を得る、その邪魔をしている」のなら、日本の大手メディアはいったいどういう事になるのでしょう?
それはともかく、幼い女の子が放射線被ばくに対し、最も傷つきやすく危険である、という見解には焦りすら感じます。

これからどうやって東日本に住んでいるこの子らを守るのか?

グンダーセン氏が第一回で指摘した、『250,000ベクレルの放射線に汚染された スギ花粉の飛来』は間もなくです。
担当であるはずの厚生労働省は、今まさに「死んだふりを決め込んで」おり、どのような対策も聞こえてきません。
「飛んでくるものは仕方がないじゃないか…」
まさかそんなふうに考えているのではないでしょうね?!

次の話題について。
これまでミュージシャンの死に大きな衝撃を受けたことが2度あります。

1人目カーペンターズのカレン・カーペンター。
私生活のことでなんだか言いがかりをつけられ、それがもとで精神的に追い詰め られ、拒食症に陥っての死。
ものすごくかわいそうで、やりきれなかったことを覚えています。
彼女ほど音程に一切の揺るぎがなく、発音が美しく、表情が豊かな女性歌手には 未だお目にかかっていません。

2人目はジョン・レノン。
こちらは暗殺。
暗殺された、と聞いた時、「何で?! 何でジョンのような生まれたままのような 傷つきやすく、純粋な魂を持った人間を殺すのだ?!」と、すさまじい怒り、そして深い喪失感に襲われました。

私はモンキーズ・ファンではなく、ビートルズ・ファンでしたが、何気なく口ずさむのは『レット・イット・ビー』や『ヘイ・ジュード』よりも、『デイドリーム・ビリーバー』の方が多かったかもしれません。
この曲は20世紀の終わりごろコダックフィルムのCMで再登場し、テレビCMで 1960年代~1970年代のヒット曲が多用された、そのきっかけを作った曲でもありました。
デイヴィー・ジョーンズが逝ってしまったことは、また一つの時代の終わりを告 げられたようで、さびしい限りです。
なお動画はアメリカCNN、NBC、ABCの3本を(お好きな方は)ご覧ください。CBSは記事は2本ありましたが、動画ではなく写真集( http://www.cbsnews.com/2300-207_162-10011495-13.html?tag=page;next )がアップされていました。

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【ザ・モンキーズのデイビー・ジョーンズ、66歳で死去】

アメリカCNNニュース 2月29日

フロリダ州マーティン郡の保安官事務所によると、その魅力的な笑顔とイギリスなまりの英語で1960年代のテレビシリーズで数百万人のファンの心をとらえたザ・モンキーズのメンバー、デイビー・ジョーンズ氏が2月29日水曜日に死亡しました。享年は66歳でした。
「フロリダ州インディアンタウンで彼と一緒にいた目撃者の証言によると、ジョーンズ氏は気分の悪さを訴え、呼吸困難に陥った。」と郡保安官事務所は声明の中で述べています。

ジョーンズ氏は病院に運ばれた段階で死亡が確認された、と当局は述べています。
マーティン郡の警察当局によれば、ジョーンズ氏は明らかに心臓発作を起こした模様だ、と明らかにしました。

ハリウッドの往年のスターを登場させる番組を企画する『リビング・レジェンド (生きた伝説)』LTD.のローリー・ジェイコブソンさんは、しばしばジョーンズ氏をこの番組に出演させていますが、2日前にもジョーンズ氏と打ち合わせをしたばかりでした。
「彼は菜食主義者であり、体に余分な脂肪もついていませんでした。」
「彼はフロリダの海岸近くに住んでいて、毎朝数マイル走っていました。まさかこんなことになるとは考えても見ませんでした。まったくついてないとしか言いようがありません。」

小柄なボーカリストであり、俳優でもあった彼は、ザ・モンキーズでリードヴォーカルを担当し、『デイドリーム・ビリーバー』『リトル・ビット・ミー、 ア・リトル・ビット・ユー』など、たくさんのヒット曲があります。

ジョーンズに加えて、ザ・モンキーズのメンバーはミッキー・ドレンツ、ピーター・トーク、そしてマイク・ネスミスでした。
このポップグループは NBCのホーム・コメディ番組で主演し、ビートルズの十代前半の少女の人気にあやかろうと結成されました。
『ザ・モンキーズ』のTVシリーズは 1966年の秋に初めて放映されました。

Visit msnbc.com for breaking news, world news, and news about the economy

音楽業界の予想を覆し、モンキーズは予想を上回る成功を収めました。
モンキーズは全米第1位のヒット曲(1967年ビルボード・ヒットチャート1位の 『デイドリーム・ビリーヴァー』を含む)を量産し、アルバムも全米第1位のアルバムも制作しました。

批評家によって『にわか仕立ての4人組(プレハブ4)』と揶揄されたグループは、その音楽キャリアを着実に積み上げていくことで、こうした批判的意見に報いました。

しかし、こうした展開もやがて限界を迎えました - それまでレコーディングの際は楽器の演奏はスタジオ・ミュージシャンが代わって行っていましたが、モンキーズのメンバー自身が演奏を行い、曲も作るようになった結果、皮肉なことにそれと比例するようにモンキーズの人気は下がっていったのです。
NBCはこの番組を2シーズンで打ち切り、バンドもその後1年間しか続きませんでした。

テレビ番組はそれほど高い評価を得たわけではありません。ドタバタ喜劇で、マックス兄弟スタイルのコメディでした。これはビートルズの『ア・ハードデイズ・ナイト』に触発された、その焼き直しとも言うべきものでしたが、一定数のファンや信者を獲得しました。
そして1980年代半ばにMTVで再放送されると、モンキーズの人気も再燃しました。

『リビング・レジェンド(生きた伝説)』の番組でのジョーンズ氏の出番は好評を博していました、とジェイコブソン氏が語りました。

「彼は本当に多忙でした。」と彼女は語りました。
「バンドと一緒にツアーも行っていましたし、歌もまだなかなかのものでした。小規模でもサイン会を行うのを楽しみにしていました。ファンを大切にし、ファンと一緒の時間を楽しんでいました。彼は度々ステージで歌い、その都度ドアの外にはサインを求める行列ができていたものです。」

亡くなった日の午後、ハリウッド商工会議所はジョーンズ氏の名誉をたたえるため、ハリウッドの有名人の回廊にあるモンキーズのメモリアルに花束を捧げました。
「大切な時間の多くを共に過ごしたデイヴィッドが、私の手の届かないところに行ってしまい、私は悲しみに打ちひしがれている。」
マイク・ネスミスが彼のフェイスブックに記しました。
「彼がいなくなって本当にさびしい。しかし私は彼を追憶の彼方に追いやろうとは思わない。彼の魂はともに幸せな時を過ごした他の愛すべき人々とも に私の中でこれからも生き続け、必要な時にはいつでも私を慰め、そして思い出を作り続けるだろう。」

「彼の才能が発揮される機会が永遠に失われ、非常に惜しまれます。その輝きは彼の記憶とともに永遠に消えることは無いでしょう。」
同じモンキーズのメンバーだったピーター・トークがこう語りました。
「ジェシカ、そして残された彼の家族には深い同情を禁じえません。」

ビートルズのリンゴ・スターが短い声明を発表しました。
「デイビーに神の御導きがありますように。愛と静かな日々を彼の家族に与えたまえ。リンゴ・スター」

デビッド・トーマス・ジョーンズは、1945年12月30日にイギリスのマンチェスターで生まれました。
彼がモンキーズに加わったとき、母国ではすでに有名人でした。
モンキーズのウェブサイトによれば、彼はミュージカル『オリバー!』 のロンドンの舞台で『アートフル・ドッジャー(巧みなペテン師)』の役を主演、ブロードウェイではその演技力ゆえにトニー賞にノミネートされました。
確かに1964年2月9日に『オリバー!』の出演者としてエド・サリバン・ショーに出演した時には、ビートルズ並みの人気を得ていたことは本当の話です。
その日はビートルズの初出演の日でもありました。

モンキーズ解散後はジョーンズは『ゆかいなブレディ一家』にゲスト出演したり、『スポンジ・ボブ』や映画版『ゆかいなブレディ一家』の登場人物として現れたりと、その時々のパフォーマンスを楽しんでいました。
また長年にわたり、モンキーズの再結成の度に欠かさず参加をする一方、私生活では競走馬を所有し、自らもレースに参加していました。

ジョーンズは3回結婚しました。3番目の妻ジェシカ・パチェコとの生活はうまくいき、2人の前妻との間には4人の娘がいました。

彼はイギリスの日刊紙デイリーメイルに自分の身長は5フィート4インチ(162cm)だったが、
「1インチ(3cm)ほど縮んでしまった。」
と語っていました。

彼は自らのブログに馬、孫たちや自分自身の写真を掲載し、時にはファンにメッセージを投稿していました。
「ジョーンズのことを忘れないでくださいね。」
「私はしばらく前に、誰もが夢をかなえられるわけではない、と書きました。」
2011年1月のメッセージにこうありました。
「でも私の夢はかないました。後悔すること?もちろんあります。後悔のない人生なんて、馬鹿げたものに違いありません。でも私はあなた方みんなに、そうあなたに、心から感謝しています。長い間私を支え、そして愛してくれたことを。」

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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