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東日本大震災の被災地に、今必要なもの – [メイド・イン・アメリカ]シリーズの同じ願いとは?

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所要時間 約 3分

さて、今日はアメリカABCワールド・ニュース企画番組の[メイド・イン・アメリカ]シリーズからです。
これまですでに
『夏のシリーズ第1回 - アメリカ人労働者の雇用に、一番貢献している車のブランドは何?(答えはトヨタ・カムリ)』
『夏のシリーズ第2回 - たちあがるおばあちゃんたちからのメッセージ』
をお送りしました。
その都度言わせていただいたのは、東日本大震災の被災地に今必要なもの、それは職を失ってしまった人、職場を得られない若者のための「働く場」なのです、ということでした。

ご覧のようにABCテレビ・ワールドニュースの[メイド・イン・アメリカ]シリーズは、アメリカ国民に自分たちの雇用を守るためには、[メイド・イン・アメリカ]商品を購入することが有効なのではないか?と語りかけます。
一歩間違えれば「排外」キャンペーンになりかねない内容ですが、結論と行動は視聴者にまかせています。
東日本大震災の被災地で雇用を生み出すために、私たち日本人が今できる事は[メイド・イン・被災地]の商品をできるだけ多く消費する事だと思います。
しかし、一部の週刊誌を除くと、新聞も全国テレビもそんな事は取り上げません。
日本のマスコミは市民一人一人が考え、行動するようになる事を望んではいない。
3月11日以降、そう思えて仕方がないのです。

[メイド・イン・アメリカ]ストア
【3,000のアイテムが商品として育ち、購入されています】

[メイド・イン・アメリカ]チームが、アメリカのもっとも代表的なヴァケイション・スポットであるナイアガラの滝に旅行したときのこと。
ナイアガラは家族みんなでびしょぬれになっちゃう観光地というだけではなく、記念にいくつか土産物を買こともできますが、その大半に中国製、ボジュラス製のラベルがついています。
[メイド・イン・アメリカ]チームは数百人もの観光客がナイアガラからバスに乗り込み、40分程離れたニューヨーク州にある小さな町エルマに、「アメリカ巡礼の旅」に出て行くのを見つけました。
実はエルマには[メイド・イン・アメリカ]ストアがあったのです。
オーナーのマーク・アンドルが店を始めたときには扱い品目は50程度しかありませんでしたが、今では3,000品目の商品があり、全てが[メイド・イン・アメリカ]製品なのです。
アリゾナからはペーパータオル、 ジョージアからのサンダル、イリノイからは掃除用品、そしてミネソタからのドッグフード。 どの商品もよく売れています。 ちょうど1年間で、[メイド・イン・アメリカ]ストアの売り上げは倍増しました。

【 乳ガン患者の女性たちのガーデニング 】『この数年で、様々な恐れや苦しみが100以上の花園に生まれ変わりました』

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所要時間 約 4分

今日は「自分はこの問題に詳しい訳ではないのですが」という前置きをつけさせてください。
実は私の母親も、6年程前に乳ガンの切除手術をうけました。
母はすでに年齢的には「後期高齢者」であったのですが、切除手術が精神的にかなり堪えているような様子でした。
それを見て私も、女性にとって乳ガンが、普通の病気以上にショッキングな病気であるということが、何となくわかったような気がしました。

母の場合は術後に薬剤師である妻が、サプリメントなどを選びに選んで、充分すぎる程摂取させました。
おかげで回復も順調で、再発などもありませんでしたが、術後のケアの大切さを痛感しました。
NBCは術後のケアについて、また違った効果的な方法を紹介しています。

【 乳ガン患者の女性たちのガーデニング 】

ガンは往々にして体力と精神の両方を消耗させ、事態を好転させる方法を見つけ出すのは容易ではありません。
しかし、ボストン郊外で、とあるアイディアが文字通り根付きつつあります。

リポーター : 彼女達が出にしているシャベルと耕す土の間には、庭仕事そのものはるかに超える大きな価値を持った種子があります。
ここは乳癌患者のために3つのガーデンを建設した、マサチューセッツ州の非営利団体(NGO)が運営しています。
4年前、ある園芸愛好家が乳ガンで大切な親友を失いました。
園芸愛好家でNGO組織の女性「私は最初は悲しくてどうしたら良いかわかりませんでしたが、大好きな園芸を通して何か他の人のためにできるような気がして来たのです。」

リポーター : それ以来、グループは800人以上のボランティアを擁するまでに成長しました。活動は寄付によってのみ賄われています。
彼らの役割はシンプルで、自然が持つ沈静化作用と癒しの力のすべてを、それを最も必要とする人にもたらす事だけです。
新しいおかあさんになったレベッカ・バーンズは今日、彼女は妊娠3ヶ月目の定期検査の際、乳ガンを発見されたました。
レベッカ「妊娠していることをお祝いするべきである時があるときの - (涙を拭きながら)ごめんなさい - わかるでしょう、妊娠していることに興奮していていいはずなのに、私は怯えていなければならなかったのよ。」
リポーター : 彼女は元気な赤ちゃんを出産した直後に、乳房切除手術を受けました。
レベッカ「彼女は奇跡の赤ちゃんなのよ。」

リポーター : この数年で、様々な恐れや苦しみが100以上の花園に生まれ変わりました、そしてそこには単なる花以上のものが咲いているのです。
「花や植物たちは愛によって育まれ、神が私たちの庭園を守ってくださっています。」
バーンズ家に戻ってみると、レベッカが初めて新くなった裏庭を眺めていました。
レベッカ「まあ、すてき。」
「この場所はガンとのつらい戦いをした、去年一年間の事を思い出させる事になるわ。そして今は未来への希望がある、という事も。」
NGO組織の女性「私たちは家庭にもガーデニングしています。患者さんたちの自宅の庭にも希望が育って行くように。」
リポーター : 希望を植えると、幸福と癒し(ヒーリング)をもたらす花々が咲いて行くのです。
レベッカ「本当に、ありがとう。」

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事故調査・未解決の疑問を放置したままのIAEAの見解〈3〉

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所要時間 約 4分

『水に侵される可能性のない原子力発電所』の原則を守れ

(福島第一原発の事故が、想定をはるかに超える津波があらゆる施設を破壊した事により、重大事故になってしまった点について)
IAEA報告書のこの事故に関する記述の核心部分にはこう書かれています。
「以後、原子力発電所は『乾燥状態』が持続しうる場所に建設されるべきである、可能ならば。」
「可能ならば」という言葉には多少驚きを禁じ得ません。
実際に水に侵されやすい場所に原子力発電所を建設すれば、社会的にも経済的にも大変な事態を引き起こす事は、私たちが今実際に日本において見ている通りのはずです。
『水に侵される可能性のない原子力発電所』の原則は現実のものにしなければなりません - 「可能ならそうすべき」ではなく「この点については譲れない」と。
これからの2年間の原子力産業のあり方とその規制の重要性は、いくら強調してもしすぎるという事はありません。

例えば、IAEAの会合に出席したロシア代表は、原子力発電はロシアでは継続されると発言しました。ロシア代表はまた、将来起こりうる事故に対応するため、動力源を必要としない安全装置の開発の必要性も強く主張しました。
このアイディアは武器に転用可能なプルトニウムを発生させず、無害化までに長い年月を必要とする核廃棄物を出さず、他の動力を必要としない安全な原子炉についてのものです。

もっともこうした計画が加圧水型、沸騰水型原子炉などと比較して非常に優れているとしても、それを実現するための態勢は準備されているのでしょうか?
それに福島やチェルノブイリやスリーマイルの原子炉を、邪魔な物としてひとまとめに処分できるというのでしょうか?
ドイツやスイスがすでに行ったように、世界が原子力発電に終止符を打てば、原子力発電設備に関わる巨大なマーケットは消えてなくなります。
そしてマーケットの消滅とともに、関連産業の利潤もより少ないものとなります。

けれども、一般の人々が
「原子力産業は的確に規制されている」あるいは
「最も優れた技術が実用化されている」
と言って安心させられる事が無いのであれば、人々はいったいどんな理由で原子力産業の持続や拡大を支持するというのでしょう?

核STOP犬

核STOP犬

[ 本日の動画 : 希望と栄光の国 ]
BBC交響楽団と合唱団、というよりは毎年8月にロンドンで開催されるプロムスにおける、イギリス国民によるサー・エドワード・エルガー作曲【威風堂々】第1番をどうぞ。
歌詞の方は後からつけられたものですが、今ではイギリスの第2の国歌として多くの人に親しまれています。
プロムスは100以上のイベントが組まれる世界最大のクラシック・コンサートですが、最後に必ずこの曲が演奏され、来場者全員による大合唱となります。
歌詞の中身は
希望と栄光の国 自由の母よ
如何に汝を賞揚せん......
というものですが、会場ではイギリス国旗はもちろん、イングランド、ウェールズ、スコットランド各王国の旗の他、南アフリカやなぜかドイツの国旗までが打ち振られています。
一方、原発事故のために日々汚染されていく国土を持つ私たち日本人。
ひたぶるにうら悲し、ではいけません。
それぞれの人がそれぞれの立場から、声を上げ続けなければならないと思います。
もうこれ以上、悲劇の子供たちを増やさないようにするためにも。

事故調査・未解決の疑問を放置したままのIAEAの見解〈2〉

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所要時間 約 4分

世界は今、福島第一原発の事故対応をどう見ているか 『日本の原子力産業の監視態勢は企業と政府との「馴れ合い」 』

環境問題特派員 リチャード・バック / イギリスBBC放送 6月23日

6月28日に〈1〉を掲載し、〈2〉〈3〉と続けてお送りするつもりでしたが、29日にロス・アラモス国立研究所に迫る大火災、30日には水没するフォート・カルフーン原子力発電所の話題をお送りしたため、今日〈2〉をお送りすることになりました。
日本のNHKなどは東京電力に対する原子力保安院の監視が「充分に機能しない」などと、一応は機能していたかのごとく報道しました。
しかし、BBCは「COZY」、つまり東京電力と原子力保安院の関係は「なれ合い」だったと伝えています。
このように、ちょっとしたニュアンスを「変える」事で、伝わり方は大分違って来ます。その結果としての認識の方は、大きく違ってしまうことになります。

- 以下、記事の翻訳 -
(6月のIAEA閣僚会議が公にしたレポートについて)
しかしながら、ひとつの条項が数名の各国関係者をうろたえさせました。それは「原子力産業における企業と担当者の安全規則実行責任...云々」に言及している点です。
日本の原子力産業の監視態勢は企業と政府との「馴れ合い」関係に陥っています。
これを見ても、監視機関が能率的に手早く、利害関係から完全に解き放たれてこの規則を厳格に実施できるようにすることは、大変難しい事のように見受けられます。

福島第一原発の事故に関して、主席調査官であるイギリスのマイク・ウェイトマンに率いられた国際的な実状調査団による調査報告書が、IAEAの会合で配布されました。
報告書の中では(2、3週間前に発行された日本の政府報告書にもあったように)3月11日の東北太平洋沖地震が発生した当時、予測されていたよりもはるかに早く、そして深刻なメルトダウンが進行していた事実が明らかにされています。
例えば原子炉一号機に関する分析結果は、冷却水の高さが事故三時間後には燃料棒を露出させるレベルにまで、急激に下がった事を示しています。
「停止後2時間後には炉心は完全に露出していました。露出4時間後には炉心の損傷が始まり、中央部の燃料は5時間30分後にメルトダウンを始めたと計算されています。」
「停止後14時間30分で炉心は完全に損傷、15時間後には容器の底に燃料が溶け落ちて溜まっていたことになります。」
他の3基の原子炉もほぼ同じような状態に陥りました。
知られているように、電源の供給、冷却装置、そして各種装置がすべて稼働しなくなり、そこに人為的ミスも加わり、これらが連続していった結果、福島第一原発の重大事故は起きました。
しかし最も重要な原因を「ひとつ」あげるとすれば、それは実際には14メートルもの高さの津波が襲ったにもかかわらず、この原子力発電所はその3分の1の規模の津波しか想定せず、そのための備えしかしていなかった事です。

本日の動画【王宮の花火の音楽】
夏になると演奏される機会が多くなる、ヘンデルの「水上の音楽」と「王宮の花火の音楽」。
いずれも当時莫大な借金を抱えていたヘンデルが、イギリス国王の発注により、いわばイベント用に作曲しました。
こちらの動画、「王宮の花火の音楽」から序曲。エリザベス女王の誕生50年を祝って、バッキンガムで開催されたコンサートから。

アメリカの原子力施設を襲う大火災〈 老朽化した原子炉からはトリチウム(放射性三重水素)漏出の恐れ 〉

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所要時間 約 5分

ニューメキシコ州の山火事(大火災)がロスアラモス国立研究所に迫り、危機に陥っている事は昨日アップしましたが、その後進展はありません。火災は衰える事は無く、研究所側は「危険なものはすべて密閉されている。」という発表を繰り返しています。
一方、ミズーリ川の氾濫による脅威を受けているのが、 ネブラスカ州の2つの原子力発電所です。
こちらは日本時間29日(アメリカ28日)のニュースで「安全は確保されている」状態にあると伝えています。
しかし、原発の立地によっては住民の避難に大変な困難が伴う事がわかってきました。

『今の原子力事故の避難プランでは、増加している人口を避難させることはできない』
- ネブラスカ州フォート・カルフーン原子力発電所の危機 -

AP通信の新たな調査によれば、アメリカ国内に多数ある原子力発電所は、事故の際必要となる避難マニュアルを何十年間も見直していません。
特に地震などの天災によって引き起こされる可能性がある、道路と橋などの損傷についてはほとんど顧慮していないのです。
原子力プラントが老朽化していくのとは対照的に、周辺では一般住宅が立ち並ぶようになり、現在ではその人口はかつての4倍を数えるまでになりました。比例して万が一の際の住民の避難も、ますます難しくなって来ました。
現在、洪水の脅威にさらされている。 ネブラスカ州フォート・カルフーン原子力発電所の周囲の人口は、ここ30年間で41パーセント膨らみました。
「避難プランは更新されましたが、私の意見では、原子力施設の関係者や当局者は、原子力施設に近接している地域の一方的な人口増加の問題を考慮に入れていません。」と、エド・ライマン(憂慮する科学者連盟の研究主幹)は語っています。
アメリカの原子力行政のトップは、福島原発事故の際は在日アメリカ人に50マイル(約80km)より外に避難するように勧めたにもかかわらず、アメリカ国内では政府は原子力事故が起きた際、半径10マイル(16km)外への避難しか求めていません。
ニューヨークのインディアン・ポイント原子力発電所の半径50マイルの住民を避難させるとなると、実に1,700万人(米国人口の6パーセント)以上の人々を移動させなければなりません。

実は、老朽化していく過程で原子力発電所は、重大事故は起きていなくとも、すでに汚染を引き起こしているかもしれないのです。
別のAP調査によれば、トリチウム(放射性三重水素が)米国原子力サイトの四分の三から漏れていたことが判明しました。
連邦政府の監督機関が原子力発電所の認可期間を延長していた間にも、漏出箇所と厳しさは増加しました。
トムとジュディ・ジンマーは、2005年にシカゴの郊外のブレイドウッド原子力発電所のすぐ近くの家に引っ越しました。しかしそれは発電所の所有者が、同発電所においてトリチウムの漏出があった事を発表する直前だったのです。
「トリチウムが何であるかを知りませんでしたが、それが放射性物質である以上、人間の体にとって良くないことは知っていました。」と、トム・ジンマーは言いました。
「私たちの人生を台無しにするたぐいの何かである、とね。」
- 6月27日付ABCワールド・ニュース

ネブラスカ州フォート・カルフーン原子力発電所および80マイル下流のブラウンズビルのクーパー原子力発電所は、ともに耐水装置が正常に稼働しており、現在のところ安全性に問題はありません。
- 6月28日付NBCナイトリー・ニュース

いずれの発電所の周囲でもやはり住民の避難が行われ、不自由な生活を強いられています。
東日本大震災で私たちは地震、津波に福島第一原発の事故による放射能汚染、と三重苦を強いられています。
現在はアメリカでも大火災と原発、大洪水と原発、苦しむのは一般の人々、普通の人々ばかりです。
大都市を中心に有り余る電力を供給し、「快適」な生活を保障してくれるはずだった原子力発電所。
この夏、クール・ビズなんて中途半端なことを言っていないで、暑苦しい都会を抜け出して、緑の木陰で仕事しませんか?

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