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核兵器貯蔵施設を血に染めた、82歳の修道女 & 中国・三峡ダム完成と思わぬつまずき[米国ABC]

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所要時間 約 9分

「核兵器は適切に保管されているのか?!」

ジェニファー・アビー / アメリカABCニュース 8月2日

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アメリカ検事総局テネシー州東部事務所にABC放送が取材したところによれば、2人の男性と82歳の修道女が政府の関係者のみが立ち入りを許可されている、ウラン濃縮設備を持つ核兵器貯蔵施設に侵入し、人間の血液であたりを血に染めました。3人は複数の罪により刑事告発される可能性があります。

ネバダ州在住の平和活動家である82歳の修道女、ミーガン・ライス、ワシントンD.C.のマイケル・ヴァリ63歳、そしてミネソタ州ダルースのグレッグ・ボールティ・オーベッド57歳は、8月4日土曜日の午前4時30分ごろ、テネシー州オークリッジにあるY-12国家安全総合ビル内への不法侵入の嫌疑を受けています。

アメリカ連邦政府のビル・キリアーン検事は、より多くの罪状により刑事告発を受けるだろうと語りましたが、いちいちの罪状の中身については触れませんでした。
「この被告の一部には、アメリカ国内の他の核施設への侵入に関する前歴があります。」
と、キリアーン検事が語りました。
「今回の件は国家の安全に直接かかわる問題であり、近年では際立った事件となりました。」

今回逮捕されたのは『大地を穿つ改革者の会』のメンバーで、濃縮済みウランを貯蔵する『Y-12』ウラン燃料高濃度濃縮施設に侵入するため、4か所でフェンスに穴を開けて侵入しました。
施設のスポークスマン、スティーヴン・ワイアットによれば、彼らはスプレー缶を使って建物に聖書の一節をペイントした上で、人間の血を塗りたくりました。


アメリカ核安全機構のスポークスマン、ジョシュ・マッコナハは彼らは貯蔵されている核物質には一切触れていない、近づくことさえできなかった、と話しています。
『大地を穿つ改革者の会』は6日月曜日、ウェブサイト上で声明を発表し、核兵器が多くの人間の血を流させることを思い起こさせるために、人間の血を使ったと述べています。
「私たちの持つ人間性が、核・原子力による人間社会の支配、そして核戦争を拒否しています。その思いが、私たちを『Y-12』核貯蔵施設に連れて来たのです。」
「愛による平和の実現にかける信念、非暴力による抵抗運動の必要性の確信により、今回の行動を起こしました。『Y-12』施設が行っている行為は、過去も現在も、正すことが必要な誤りです。『Y-12』施設の能力を拡充するための、すべての試みはやめさせなければなりません。経済的にも、社会構造的にもその関わりを絶たなければ、この社会は常に戦争を必要とする、核・原子力が支配する帝国となってしまいます。」

ブラント郡にある刑務所への収監前、現在彼らが拘束されている場所で、ミーガン・ライス、マイケル・ヴァリ、グレッグ・ボールティ・オーベッドの3人、Y-12核施設の警備員にパンを与えました。

3人は月曜日、ノックスヴィルの地区連邦裁判所で連邦施設不法侵入容疑で告発されました。有罪判決が下されれば、3人の活動家は100,000ドル以下の罰金、1年以下の懲役を課せられる可能性があります。

今回の侵入を受け、Y-12施設の警備・管理を請け負っているB&W社は、セキュリティ体制の全面的な見直し作業に入っており、来週末まで続く見通しです。
この間、あらゆる核関連業務は中断されることになります。
そして警備員全員が再教育訓練を受け、警備マニュアルの内容も一新されることになりました。
「我々は施設の保安体制を向上させるため検討を行い、得られた結論を基に、警備体制を万全のものに仕上げていきます。」
Y-12施設のスポークスマン、スティーヴン・ワイアットが、ABCの取材に対しこう答えました。


アメリカエネルギー省の調査本部は、3人の具体的侵入方法について、検証を行っています。
「前代未聞の出来事です。」
ワイアットはこう語りました。
ワイアットによれば、今回侵入を受けた施設は2010年に建設されています。
この施設の規模はフットボール競技場以上の長さがあり、警備体制は万全のはずでした。
警備員の数は500名以上に上ります。

テネシー州ノックスヴィルにあるABC放送の系列局、WATEによれば、ヴァリは彼らが2010年にY-12複合施設で、連邦政府の管理区域を明確に区別するため表示している青い線を故意に横切ったかどで、昨年不法侵入の有罪判決を受けた10人の活動家のうちの1人でした。
「4日土曜日、拘束されている3人に面会して話をしました。反核活動をしている人々は皆、3人の行動に勇気づけられた、と話したら、自分たちがやりたいと思ったことをしたまでだ、という答えが返ってきました。釈放されたら、また同じような活動を続けると言っていました。」
エレン・バーフィールド(活動家の友人)が、WATEの取材にこう答えました。

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【巨大開発の行き着くところ 中国・三峡ダム】

アメリカNBCニュース 8月22日

三峡ダム近くの堤防を歩いて登る漁師
8月9日、中国湖北省宜晶市。


中国三峡ダムはその建設に17年間を要し、130万人の住民に移住を余儀なくしました。先月4兆7,000億円以上をかけた工事が完了しましたが、付近で巨大な地滑りが発生し、さらに数万人の住民の移住が必要になる事態となりました。
この世界最大規模の水力発電プロジェクトは、付近一帯の社会改革、環境整備を掲げて推進されました。
二度の移住を強いられた人々からの抗議は大きくはありませんでしたが、他の開発と比較してはるかに巨大なプロジェクトは、今年予定されている中国の指導部の交代に、影響を与えずにはおかないでしょう。

三峡ダム近くで発生した巨大地すべりにより、自宅の壁に入った亀裂を確認する住民。湖北省巴東市。


巴東市付近の揚子江を航行する船舶


三峡ダムの工事のため、強制移住させられた住民が暮らすはずだった新築のアパート群。巨大地すべりにより倒壊。湖北省巴東市。


移住した住民が暮らすアパートの建設現場に向かう作業員。湖北省巴東市。


三峡ダムから100マイルほど上流の揚子江の川辺で手を洗う住民。重慶市。


三峡ダム近くの揚子江で漁網を持つ漁師。湖北省宜晶市。

 

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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