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星の金貨 東日本大震災や音楽、語学、ゴルフについて語るブログです。

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【 放射線が子どもたちを攻撃するメカニズム・第2部 】《6》

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所要時間 約 8分

原発事故の影響はあまりにも長期に及ぶため、やがて人間の手による対策の継続が難しくなる
原発が事故を起こせば、最も貧しく最も力の無い人々が最も苦しむことになる
際限も無く繰り返される人間の悲劇を終わらせるためには、原子力発電を終わらせる必要がある

フェアウィンズ 7月7日

マーガレット・ハリントン :
子どもたちに地球温暖化の問題について教える教育カリキュラムが、恣意的な内容になっているという事ですね。

マギー・ガンダーセン :
原子力発電学会、これがアメリカにおける原子力産業界の議会工作機関です。
彼らが用意した『教材』が学校教育の場に持ち込まれ、初等教育の12年間にわたってすべての公立学校でそれが使用されるのです。
場合によっては高等教育の場にもこの教材が使われることがあります。
原子力発電所の職員や核関連施設のエンジニアを養成する場合などです。
そこにあるのは原子力発電の立場を有利にするための、あまりにも一方的な見解であり、教育される方は他にどのような方法をとることが出来るのかすら、教えられないままにされてしまうのです。

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マーガレット・ハリントン :
そのために私たちは他に選択肢が無いかのように思いこまされる。誤った情報しか提供されないことになります。
私たちは原子力産業界が偽りに満ちた情報を広めようとしている現実を目の当たりにしている訳です。
しかし私たちの前にある現実は違います。
あなた方が話してくれたように、日本で、ウクライナで、そしてチェルノブイリの人々に毎日起きている事実は全く異なっています。
しかもこれらの人々が背負わされてしまった現実は、数世代に渡って続くことになるのです。

マーガレット・ハリントン :
キャロラインがチェルノブイリの昼食プログラムにまつわるある事実について、明らかにしてくれます。

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キャロライン・フィリップス :
これまでチェルノブイリ周辺で通学している子供たちは、汚染されていない食材を使った学校給食を提供されていましたが、その財源の一部は政府の補助金であることは、前回の議論でお話した通りです。
ところがこの補助金が打ち切られることになりました。
経済的な事情により、子どもたちには汚染されていないことが確実な食材を使った学校給食がもはや提供されないことになります。
そうなれば母親たちは子どもたちの口に、チェルノブイリ周辺で栽培収穫された作物が入っていくことを避けることが出来なくなります。
こうした人々の多くが暮らすのが、チェルノブイリの事故が発生した後、危険なのか安全なのか判然としない、いわゆるグレーゾーンです。
彼らにはこれまで政府から補助金が支給されてきましたが、現在はもう支給されておらず、その事が子供たちが口にする食物の選択に影響を与えることになりました。
今や子供たちは放射性物質に汚染されている食物を口にせざるを得なくなっています。

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マーガレット・ハリントン :
その食物とは放射性物質で汚染された果実類、そして汚染された畑で栽培された野菜類です。

キャロライン・フィリップス :
母親たちはその事実を充分に把握しており、そうした現実に鬱の目されています。しかし彼らの経済力では他に選択肢はなく、子どもたちを飢えさせるよりは、とにかく食べ物を与えるという選択をせざるを得ないのです。

金子チホ :
原子力災害が発生した場所では、他に選択肢がないために、最も貧しく最も力の無い人々が最も苦しむことになるのです。

マーガレット・ハリントン :
さて前回の議論は、私たち市民が原子力発電にはっきりとNO!を突きつけることによって、こうした悲劇が続くことを終わらせることが出来るという結論で締めくくりました。
もう一度このことについて考えてみましょう。そしてその事を皆さんひとりひとりの言葉で表現していただき、今回の議論を終了したいと思います。
マギー、まずあなたにお願いします。

don't need it
マギー・ガンダーセン :
それこそが私がアーニー・ガンダーセンとともにフェアウィンズを設立した主な理由であり、現在もそれは変わりません。私たちは真実を明らかにすることにより、世界中の家族を守りたいと考えています。
単純な事です。

キャロライン・フィリップス :
私たちは、政府機関に対し市民が放射線被ばくをする状況を作りだすべきではないと考えており、また短時間あるいは少量なら放射線被ばくをしても大丈夫だと思わせることもしてはならないと思います。
アメリカ環境保護庁が新たに導入する安全基準は、一年間に250回のレントゲン検査をするのと同じ量の放射線被ばくをしても良いというものであり、決して導入して良いものではありません。

人類の敵
金子チホ :
これはより非常に重要な問題であると私は考えています。
原子力産業にと止まるものではなく、遺伝子組み換え技術や化学製品にまで及ぶものだと思います。
いずれにしてもいつも問題を作りだすのは、権力の頂点にいる人間たち、そして大きな富と力を持っている人間たちです。
その結果苦しむことになるのは、どこにでもいるごく普通の人びとです。
そうした状況を打開していくために、人々がもっともっと声を上げ、それが取り上げられる社会を作っていかなければなりません。
しかし現実を見る限り、私は少し楽観的に過ぎるかもしれません。

キャロライン・フィリップス :
楽観主義とおっしゃいましたが、それは必要な事です。あなたが意見を明らかにし、そして行動していることは、充分理解できました。
フェアウィンズの女性の皆さんにこの場に再びお集まりいただき、意見を聞くことが出来たことは、人々の知識と啓蒙のために大いに役立ったと思います。
みなさん、お集まりいただきありがとうございました。

〈 完 〉
http://www.fairewinds.org/nuclear-energy-education//children-suffer-nuclear-impact-worldwide-part-2
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【 2016リオデジャネイロ・オリンピック 】

アメリカNBCニュース 8月8日

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イタリア、ボートチーム。(写真上)

女子卓球シングルス予選会場。
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女子58キロ級重量挙げで優勝したマーシャル諸島代表のマスリン・サザー選手。
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http://www.nbcnews.com/slideshow/olympic-moments-france-japan-bask-victory-n625786

【 放射線が子どもたちを攻撃するメカニズム・第2部 】《5》

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所要時間 約 8分

原子力産業界が資金提供した調査研究は、稼働中の原子力発電所が極めて危険な存在だという事実を証明した
大胆なエネルギー政策転換により、再生可能エネルギー技術の革新が進んだドイツ
調査研究が進めば進むほど、原子力発電にとって不利な結果が出揃うことになった

フェアウィンズ 7月7日

マーガレット・ハリントン :
では再びウラン鉱山の話に戻りましょう。
ウランの採掘もまた地下水層を汚染し、人々の健康の脅威になります。
ところでこの問題についてどのような研究結果が出ているのでしょう?政府は充分な調査研究を行っているのでしょうか?

マギー・ガンダーセン :
米国の政府機関はあらゆる公式研究を妨害してきました。
米国国立衛生研究所は米国原子力規制委員会と共同で、放射線被曝に関するある調査研究を行っていましたが、原子力規制委員会の方が一方的にもうこれ以上資金を出せないと宣言し、研究はストップしてしまいました。

廃炉12
しかし原子力規制委員会はそもそもそんな研究はしたくなかったというのが本当のところです。
アメリカの原子力産業界が継続を中止するよう圧力をかけた研究は、ドイツにおいて完成していました。
稼働中のすべての原子力発電所を中心とする同心円の中で、白血病の多発が確認されたのです。
ここヴァーモント州でも、ヴァーモント大学医療センターの医師に対し、研究機関から質問方法などについて懇切な説明が行なわれたことを私も確認しました。
そして聴き取り調査を行った結果、存在が確認され明らかにされた事実は驚くべき内容のものでした。

実はこの調査研究に対し、アメリカの原子力産業界が資金を提供していました。
産業界は稼働中の原子力発電所は安全であり、周辺環境に影響を及ぼすことは無いという事を証明できれば良いと考えていました。
そうすれば何の問題も無く稼働を続けられると考えたのです。

02ドイツ・反原発
調査の結果明らかになったのは、稼働中のすべての原子力発電所が環境中に放射性物質を放出しており、それらが水資源、土壌、そして空気を汚染しているという事実でした。
そしてその場所にいる人間の体内へと入り込んでいました。
原子力産業界が証明したかったのは原子力発電所が安全な存在だという事でしたが、証明されたのはきわめて危険な存在だという事実でした。
そして結局、アメリカ国内の調査研究が成し遂げられるのを拒否したのです。

マーガレット・ハリントン :
そうそう、数年前この調査にアイゼンバーク博士が参加していたことを思い出しました。
結局この研究はドイツの原子力産業にどんな影響を及ぼしたでしょうか?

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マギー・ガンダーセン :
私はメルケル首相の原子力発電に対する見方を変えるのに、舞台裏で大きな影響力を発揮したと考えています。
メルケル首相は物理学者であり、当初原子力発電に対し非常に好意的な見方をしていました。
そこに新たな知識を加えたのが、これまでお話してきた調査研究の結果でした。
彼女はそのデータを詳細に検証しました。
そして日本で福島第一原発のメルトダウンが発生したのです。

この事態を受け、ドイツは国内のすべての原発を停止させる決定を行ったのです。
それと同時に国内の発電手段を思い切って太陽光発電と風力発電へと切り替える、大胆な政策転換を行いました。
ドイツの国土は太陽がさんさんと降り注ぐような場所ではありませんが、それでも国内すべての場所で屋上に設置する太陽光発電設備に対する補助金の交付を決断しました。
そして、状況は日に日によくなっています。今や太陽光発電システムはドイツ全土で一日16時間の稼働が可能になりました。

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マーガレット・ハリントン :
これは教育や調査研究が本来の目的通り、すなわち現実を本当に良い方向に変えていくために役立ったという非常に良い実例のひとつです。
こうした例を目の当たりにすると、原子力発電が人々、特に子供たちに対して非常に危険な存在であるという点を改めて認識できます。

金子チホ :
さて、私は社会が最も優先すべき価値観は何かということについて、母性本能こそ優先されるべきだと考えています。
母親は何よりもまず子供たちが健康であるかどうかという事を気にしますが、こどもたちこそは私たち人間という種の未来の根幹を形成するものです。
私は単に人間社会の事を言っているのではありません、私たちは人間として母親たちの声に注意深く耳をかけ向ける必要があります。

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キャロライン・フィリップス :
その母親たちの懸念は大きくなっています。
実際に今週、多分水曜日だったと思いますが、カナダのブリティッシュ・コロンビア州に住む一人の母親からの電話を受けました。
彼女の息子は小学生ですが、何年生かは言いませんでしたが、学校で原子力発電を行う事のメリットについて教えられていると語りました。
動揺した彼女が私たちフェアウィンズ・エネルギー・エデュケイションに連絡してきた目的は、子どもたちに真実を伝えるための何か教材のようなものは無いか、という事を問い合わせるためでした。
それこそは私たちが現在取り組んでいる、そしてできるだけ早く実現させたいものなのです。
彼女は母親として懸念を抱いており、学校に行って子どもたちに次のように伝えたいと語りました。
地球温暖化の問題は私たちの世代が解決しなければならない重要な課題だが、原子力発電だけが解決手段ではないと。

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私たちがこどもたちに教えなければならないのは、一方的な答えではありません。
彼女が言うように、私たちには多くの手段があります。
彼女は懸念についてとても熱心に語り、この問題が次の世代を担う子供たちにとって重要な課題だと考えていました。
原子力発電を使わなくても、方法はいくらでもある。
その事を教育され、知識として身に着ける必要があります。

彼女はこのような偏った教育が極めて早い段階から実施されていることにショックを受けていました。
その内容も他に選択肢は無いというほどのものだったのです。

《6に続く》
http://www.fairewinds.org/nuclear-energy-education//children-suffer-nuclear-impact-worldwide-part-2
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【 横浜ポケモン・フェスティバル 】

アメリカNBCニュース 8月7日

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うだるような暑さの中、たくさんの観衆がポケモンのキャラクター、ピカチュウのパレードを見るため、横浜に集まりました。
ピカチュウ02
ピカチュウ03
http://www.nbcnews.com/slideshow/pikachus-parade-through-pokemon-festival-n624971

【 放射線が子どもたちを攻撃するメカニズム・第2部 】《4》

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所要時間 約 9分

ヒロシマを訪問したオバマ大統領には、その目で見、感じたことをそのまま語ってほしかった…
放射性廃棄物の規準をはるかに超える土砂が、公共工事を通して日本全国にばらまかれる
核廃棄物貯蔵施設から漏出する放射性物質は、近隣の河川に留まらず地下水層までも汚染している

フェアウィンズ 7月7日

金子チホ :
ええ、私は昨年、国連で開催された核兵器不拡散条約(NPT)2015年再検討会議を訪れた被団協、すなわち日本原水爆被害者団体協議会のみなさんの通訳ボランティアを勤めさせていただきました。
その経験を踏まえ、私は日本人として少し異なる見解を持っています。
オバマ大統領の広島訪問について、彼が実際にヒロシマまで行った点は評価しています。
アメリカ大統領の広島訪問は歴史的出来事でした。
日本の人びとも、現職の大統領の訪問という点に心を動かされたと思います。

しかしそれはやっと事態が動き始めたという事だと思います。
日本の人々はこう考えたはずです。
広島訪問は通常のアメリカ人とは微妙な異なる見解を持ち、繊細な神経の持ち主であるオバマ氏が個人として成し遂げたものだと。
アメリカ大統領としてのオバマ氏には、制約と限界が大きくのしかかっていることを感じ取っています。
であればこそなおさら日本の人々は、オバマ大統領の人間的側面を見たいと考えていたはずでした。
広島にやってきてそこで起きたことがどれ程恐ろしいものであったかを、ひとりの人間として感じ取ってほしかったのです。

広島29
放射線と核爆弾が人間にどれ程ひどい災禍をもたらすものなのか、しかもそれは人間が同じ人間に対して行った事でした。
ヒロシマの事実をその目で確かめた後、人間の本能が命じるままに核兵器を使用した事への後悔を正直に語ってほしいと思ったはずです。
しかし今回の訪問で、それは実現しませんでした。

そのため、オバマ大統領に将来もう一度訪問して欲しいと願っている人々もいます。
そしてオバマ大統領がなぜフクシマについて語らなかったのかを理解することもできます。
広島において福島の事故に言及すれば、アメリカの産業界が抱える厄介な問題の存在を明らかにする可能性がありました。
原子力に関するアメリカの商業的利益を損なう事は、米国政府にとっても大きな痛手となる以上、それは出来ない相談でした。

マギー・ガンダーセン :
おっしゃる通りです。しかもその傾向は強まっています。
ウエスティングハウスが建設中の新しい原子力工場はすべて中国国内にあり、彼らは世界中で宣伝を行い、売り込み攻勢をかけています。
日本も同様です。

4号機建屋
福島第一原子力発電所で3基の原子炉が一度にメルトダウンし、それが日本の人々をどれだけ悲劇的状況に追い込んだかを私たちは目撃している訳ですが、日本もまた米国同様、世界中で原子力発電所建設の売り込みを行っています。

さらに言えば、原発建設はアメリカ合衆国の最大の輸出産業の1つです。
それは巨額の利益を生み出します。
私は女性として、母として、そして孫を持つ祖母として、そうしたことが明らかに道徳的に誤りであると強く感じています。
かつては私も原子力産業界に身を置いていましたが、原子力発電所の設置を推進する事業に携わる中で、それが道徳的に誤っていると思うようになったのです。
原子力がそのまま核兵器開発につながっているという事実、原子力産業のやり方は、我々人類があるべき姿とはかけ離れたものであるという事を私たちは学ぶ必要があると思います。

金子チホ :
すみません、議論を当初の問題に戻してもいいでしょうか?
先ほど(《2》に掲載)8,000ベクレルに汚染された土壌の問題について詳しくご説明するとお約束しました。

汚染01
つい最近、日本の環境省は1キログラムにつき最高8,000ベクレルまでなら、放射性物質に汚染された土砂を、公共事業の建設工事で使用しても構わないというガイドラインを提示しました。
実際にはこの汚染された土砂は日本各地で行われる道路建設の際、舗装路面の下土として利用されることになります。
福島第一原発の事故で出た大量の放射性廃棄物をどう処理していいか解決策が見つからない状況の下で、こうした『解決方法』が考え出されたものと考えられます。

マギー・ガンダーセン :
とんでもない『解決策』です。
前回の議論であなたは被災地の各所に放射性廃棄物を詰め込んだ黒いビニールバッグが、処理方法が満つからないまま山積みになっていると話してくれました。
これが見つかった『処理方法』なのですか…

金子チホ :
日本の当局者は徹底的に選別を行い、道路工事などに使われたこうした土砂の類から検出される放射線量が「ちゃんと、8,000ベクレル以下に留まっており、公共工事に使用することに問題は無いというつもりなのでしょう。なぜならコンクリートやアスファルトで覆ってしまうからです。
これが今日の現実なのです。
これが放射性物質に汚染された大量の廃棄物に対する、世界の原子力産業界の答えです。
これは日本だけに留まる問題なのでしょうか?

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キャロライン・フィリップス :
日本だけではありません。実は昨年4月、ケベックで開催されたウラン・シンポジウムに出向いたとき、私たちは様々な現実について認識する機会がありましたが、ウランを採掘する際に出た各種の選鉱くずを処理するのに似た方法がありました。
それは建設用のコンクリート製の基礎を打つ際の土砂の一部としてこのウラン採鉱の残土を使い、床下に埋め込んでしまうというものでした。
その上に建設されたのは一般住宅でした。
この驚くべき一連の作業については記録が残されており、この記録の中身を確認した住民たちは自分たちが原因不明の各種疾患に悩まされているという事実に思い当たりました。
住民たちはなす術を知りません。
カナダ政府はこれら一連の作業は安全上問題が無いという判断の下に行ったという態度であり、今のところ住民側にはなす術がありません。

金子チホ :
ガンダーセン氏はアメリカにおいても、1キログラムにつき100ベクレルの本来なら密閉容器に入れて廃棄物処分場送りにすべき汚染土がばらまかれている場所があると指摘しています。
ええと、テキサス…

マギー・ガンダーセン :
テキサス州からヴァーモント州にかけて。
アメリカでは州ごとにそれぞれ異なった核廃棄物貯蔵施設を有しており、特に高レベル放射性廃棄物貯蔵施設の周囲では放射性物質の漏出が起き、汚染が起きています。
ヴァーモント州もヴァーモント・ヤンキー原発に関連して汚染が起きています。

Marco Kaltofen
マサチューセッツ州のウースター工科大学で研究を行っているマルコ・カルトーフェン博士は、核廃棄物貯蔵施設とそこで働く労働者の放射線被ばくの状況に加え、近隣の河川への放射性物質の漏出、さらには貴重な地下水層を汚染している恐ろしい現実について研究をしています。

キャロライン・フィリップス :
特にニューメキシコで悲惨な事態が起きています。放射性物質による汚染が進んでいる問題についての米国環境保護庁による報告は、特に核関連施設の数が多いニューメキシコ州などの地域についてはきわめて雑なものです。
ニューメキシコの核関連施設がある場所と地下水層の近さは衝撃的です。
もちろんニューメキシコのような(砂漠が多い)州では、地下水層は貴重な、貴重な資源なのです。

《5に続く》
http://www.nbcnews.com/slideshow/today-pictures-august-2-n621911
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【 アイウィットネス 】

ガーディアン 8月3日
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民族舞踊を披露する順番を待つイ族の少女。中国四川省。(写真上)

中国湖南省張家界市永定区の天門山の長さ100メートル、幅1.6メートルのガラス製の桟道を歩く人々。(写真下)
Eyewitness05
英国カンブリア州ケンダル郊外のキンリントン湖でカヌーをこぐ人々。
Eyewitness06
https://www.theguardian.com/world/series/eyewitness

【 放射線が子どもたちを攻撃するメカニズム・第2部 】《3》

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所要時間 約 8分

こどもたちの命にかかわる問題の存在までが隠ぺいされている
フクシマ程甲状腺がんの発症割合が高い場所は、世界中でチェルノブイリ周辺以外にはない
事故前は国内最低だった福島の甲状腺ガン発症比率、事故後突出して高くなったにもかかわらず、放射線との関連を認めない『専門家』

フェアウィンズ 7月7日

マーガレット・ハリントン :
それでは福島第一原発の事故が発生した際、原子力発電所の周辺住民が事前に配布されていなければならなかったヨウ素剤の準備が全くなされていなかったことについて検証しましょう。

マギー・ガンダーセン :
さて、ヨウ化カリウムは人間の甲状腺に無害なヨウ素を吸収させることにより、放射線影響を緩和して甲状腺ガンの発症を予防する働きがあります。
しかし内部被ばくを防いだり、放射性物質が放つ放射線から皮膚を守ったりする効果はありません。
飽くまで甲状腺がんだけに対してのみ効果が期待されるものですが、特に甲状腺がんを発症しやすい女性や子供たちを守る際に一定の効果が期待できます。
しかしアメリカでは第二次ブッシュ政権時代、原子力発電所が事故を起こせばきわめて重大な事態が起きるという現実を住民に突きつけて怯えさせないようにするため、そのヨウ化カリウム(ヨウ素剤)の準備すらやめてしまったのです。
そうです、住民を放射線の脅威から守る代わり、原子力産業の印象を守るという選択です。
そして福島で3基の原子炉がメルトダウンした時に起きたことも、まさにその通りの出来事でした。

線量調査の列
日本の官僚機構は福島の住民を守るためのヨウ素剤の必要性の説明と配布を行いませんでした。
理由は上からの命令が無かったからです。
結局ヨウ素剤は配布されず、多くの子どもたちが甲状腺がんを発症するという結末を迎えてしまったのです。

マーガレット・ハリントン :
福島第一原発の3基の原子炉がメルトダウンしたことによって、福島の子どもたちの甲状腺がんの発症割合が高くなったという点について、さらに詳しい検証が必要なようですね。金子さん、あなたはこの問題について詳しい説明が出来ますか?

金子チホ :
ええ、福島県は福島第一原発の事故が発生した当時18歳以下だった子供たちの甲状腺がんの発症状況について追跡調査を続けています。該当するのは約300,000人の子供たちです。
最新の調査では172人 – 彼らは現在青少年といった年代に達しています - が甲状腺がんの発症が確認されるか、あるいは発症している疑いを持たれています。
このうち131人がすでに切除手術を受けました。
これはかなりの数です。
福島第一原発の事故が発生する以前、子どもたちに甲状腺がんが発症する確率は100万人に1人ないし2人でしたから、それと比べれば大変多い数であるはずです。

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マギー・ガンダーセン :
福島県の子どもたちの甲状腺がんの発症割合は、福島第一原発の事故以前は全国で最低レベルでした。現在は全国で群を抜いて高くなっています。

金子チホ :
問題なのは、こうした事実が何を意味するものなのか文政する立場の『専門家』達の行動です。
今日でさえ彼らは、子どもたちの甲状腺がんの発症割合が非常に高くなっているという事実について、放射線との因果関係を結論づけることは難しい、そう言い続けているのです。

マギー・ガンダーセン :
それはまったく偽りであることは明らかです。
世界中にそれ程甲状腺がんの発症割合が高い場所は、チェルノブイリ周辺以外ありません。
原子炉のメルトダウンが始まるとその早い段階で放射性ヨウ素が放出されることになります。
そして放射性物質はあらゆる配管からあらゆる廃水から漏れ出し、あるいは放出されて、人間の甲状腺を攻撃することになるのです。

GRD14
マギー・ガンダーセン :
おっしゃる通り、フクシマでは組織的に放射線の影響の事実が隠ぺいされています。
私たちはその目撃者です。
オバマ大統領はつい最近、ヒロシマへの歴史的訪問を実現させました。
しかし私は次のことは見過ごせない事実だと思っています。
オバマ大統領は広島における放射性障害については一言も言及しませんでした。
さらにはフクシマで起きたメルトダウンについても一切触れようとはしませんでした。
それはすなわち、事実の存在そのものを否定する行為です。

マギー・ガンダーセン :
オバマ大統領は日本に原爆を投下したことについて、日本の人々に対する謝罪は行いませんでした。私個人の感想を言わせていただければ、非常に失望しています。
アメリカの政府関係機関に残されている記録を検証すれば、原爆投下の本当の目的は戦争を終わらせることではありませんでした。
戦争そのものは実質的にはもう終わっていました。
しかしロシア人たちにアメリカは原爆を開発する技術を持っており、その威力はこれだけのものなのだという事を見せつけるためのものでした。
しかしその技術とはただただ破壊と殺戮をするためのものでした。
アメリカはこの点を謝罪すべきだったと私は考えています。

オバマ広島訪問02
そしてもう一点、オバマ大統領は福島第一原発についても一切言及しませんでした。
私は米国原子力規制委員会、エネルギー省、そしてアメリカ政府の諸機関が、フクシマの事実の隠ぺいに加担していると信じています。
アメリカ政府は核燃料の再処理施設の稼働を維持するために資金提供を行っていますが、その財源はアメリカ国民が納税したものです。
しかしアメリカ国民の80%は核燃料の再処理施設の閉鎖を望んでいます。
さて私はアメリカ国民としての立場から原子力・核兵器、政治権力とカネに関する私の見解を述べさせていただきましたが、金子さん、日本人としてのあなたの見解はどのようなものですか?

《4に続く》
http://www.fairewinds.org/nuclear-energy-education//children-suffer-nuclear-impact-worldwide-part-2
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【 8月2日の報道社員から 】

アメリカNBCニュース 8月2日

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リオデジャネイロの競技場で練習するドイツのトラック競技自転車チーム。(写真上)

イスラエル北部のアクレを取り囲む古代の城壁から地中海に飛び込むアラブ人の少年たち。(写真下)
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http://www.nbcnews.com/slideshow/today-pictures-august-2-n621911

【 世界に蔓延する暴力・状況をさらに危険にする過剰反応 】

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所要時間 約 9分

理不尽な暴力に苦しみ続ける世界にあって、日本は著しく安全
『危険な現実』に対する誤った対応は、弱い立場の人々に無用の不信感と恐怖心を植えつける

エコノミスト 7月30日

ECO相模原施設
理不尽な暴力に苦しみ続ける世界にあって、日本は著しく安全です。
強盗事件は珍しく、殺人事件の発生率も低い状態を保っています。
警察は1億2,600万人の人口を抱える国で発生した、昨年の銃犯罪の被害者は1人であったことを発表しました。

日本で怒りや狂気に支配された人間が選択し得る武器はナイフです。
7月26日一人の若い男が障害者施設に押し入り、この数十年間で最悪の大量殺人事件を引き起こしたとき、その手に握られていたのもやはりナイフでした。
犯人はベッドに横たわる40人の障害者を次々とナイフで刺し、19人を死亡させました。
大部分の犠牲者の致命傷は首に集中していました。

相模原01
警察は元施設職員だった26歳の植松聖容疑者の単独犯行と見ています。
犯人は自首した後、現在逮捕勾留されています。
植松容疑者は、障害をもった人々を殺すと繰り返し脅迫していました。

今年2月、植松容疑者は他人の介護を受けなければ生きていけない人々はすべて安楽死させるべきだという計画について説明する手紙を書きました。
植松容疑者はこの手紙を自ら参議院議長の自宅のポストに投函しました。

どこの国の人間であれ、大量殺人を犯す人間の病理学的特徴には固有のものがあります。
ほとんどの場合犯人は若い男であり、行動を駆り立てているものは怒りとテストステロンです。

多くの場合、大量殺人という愚劣で許しがたい行動の伏線になっているものは、犯人自身をその日常 –たとえば失業している等 - から解放したいという衝動です。
何本もナイフを入れたバッグで武装した植松容疑者が真夜中車を運転して福祉施設に到着した際、彼は自分の脳裏にあるものを明確に認識していました。

相模原03
植松容疑者は障害者に接する際の態度を問題とされて解雇されたと伝えられていますが、それ自体は驚くべくことでも何でもありませんが、本人の心の中には障害者に対する悪意が潜んでいた可能性があります。
植松容疑者に対しては今年始め短期間の強制入院の措置が取られましたが、その後は家族の世話に任せられることになりました。

今回の事件により、日本ではバブル崩壊後の世代、日本の停滞が続いている時代に成長した子供たちに対するより多くの詳細な調査を誘発することはほぼ間違いありません。

2008年6月、当時25歳だった加藤容疑者が東京都内の歩行者天国を歩いていた大勢の買い物客の中にトラックで突っ込み、その後トラックから飛び出してナイフで大勢の人にナイフで切りかかり、7人を殺害しました。
加藤容疑者は身分保障が不安定な非正規雇用労働者であり、25歳にしてすでに自分の人生が渦を巻くようにして落ち込んでいく一方であるかのような感覚を持っていました。
彼は犯行後、こう語りました。
「私が犯した犯罪の全責任は、(社会にではなく)自分自身にあります。」

DAY01
加藤容疑者による大量殺人事件の後、刃渡り6cm以上のナイフを持ち歩くことが禁止されるなど、こうした残虐な事件は厳しい規制が導入されるきっかけとなり、日本も世界の他の場所同様安全ではなくなったという感覚を抱かせるようになったのです。
しかし統計結果は異なる事実を伝えています。
犯罪の発生件数は、昨年、戦後の最低を記録しました。
そして日本は、他のほとんどの先進国の中で、市民が投獄されている割合は最低です。

もっとも危険なのは、過剰反応です。
2001年大阪で学校の元事務員が、包丁でおおさかでを使って8人の小学生を殺害しました。
宅間守の残虐な行為は、今日専門の警備員がいくつかの学校の外で警備の目を光らせる環境を作りだしました。

クルド 6
これは何百万という子どもたちに、今生きている世界は恐ろしい場所なのだという事を印象づける悲しむべき光景です。

事件の後日本最大の発行部数を持つ読売新聞は、知的障害者の施設がこうした先例に倣う可能性があると伝えていました。
確かに障害者の施設は害意のある者の侵入などは想定してはおらず、門もドアも侵入不能と言う訳ではありません。

しかし設備面での警備をいくら強化しても、社会の中での自分の不安定な立場に苛立ち害意を抱いた人間から誰かを守るという事は、きわめて難しい問題です。

http://www.economist.com/news/asia/21702806-massacre-care-home-risks-provoking-overreaction-still-safe
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【 放射線が子どもたちを攻撃するメカニズム・第2部 】の連載途中ですが、一回この原稿を間に入れさせていただきます。
【 放射線が子どもたちを攻撃するメカニズム・第2部 】《3》は8月5日に、以降順番に再び連載させていただきます。

日本の社会において外される若者を作ってはならないという主張を、エコノミスト誌は年来繰り返してきました。
疎外されて孤独感を募らせ、やがて自分を受け入れない社会に対し害意を抱くようになる、その連鎖を作ってはならないという事です。
今回の事件は少し性格が異なる可能性がありますが、暴力の問題の根幹であることは納得できます。

これに対し日本のメディアはどうだったでしょうか?
私が最悪だったと思うのは、日本のメディアがこぞって『勝ち組、負け組』という『分類』をしたときでした。
経済的成功を手にしたものだけが『勝ち』という判断、そこには英知も何もあったものではありませんでした。

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【 アウシュヴィッツで黙とうを捧げたローマ法王フランシス1世 】

ロイター / アメリカNBCニュース 7月29日

アウシュヴィッツ01
7月29日金曜日、ポーランドのアウシュヴィッツ強制(絶滅)収容所の入り口ゲート近くのベンチで、フランシス法王は背中を丸め、第二次世界大戦中ナチス・ドイツ軍によって毒ガスを使って殺害されたユダヤ人を始めとする150万人の犠牲者に黙とうを捧げました。

世界中のカトリック信者の若者が集う大会のためにポーランドを訪れたフランシス1世は、滞在3日目、101歳の女性を含むアウシュヴィッツの生存者12人と静かに会話を交わし数分間一緒の時間を過ごしました。

生存者の1人の男性が、他の囚人とともに収容所内で撮影された自分の写真を差し出し、法王にサインを頼みました。

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心を傷めていた様子のローマ法王は、生存者ひとりひとりにキスしました。

アルゼンチン人の生まれの79歳の法王はアウシュヴィッツ内の単調な通路を通って絶滅収容所内を見て回りましたが、改めて声明などを発表することはしませんでした。

ポーランドを占領していたドイツ軍はポーランド第2の都市クラクフ郊外にアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制収容所を準備しました。
1940~1945年、アウシュヴィッツはバラック、作業所、ガス室と火葬場などから形成される総合施設へと巨大化して行きました。

アウシュヴィッツ03
アウシュヴィッツへの訪問者のためのノートに、フランシス1世はスペイン語で次のように書き込みました。
「主よ、人々に慈悲をお与えください。 主よ、人間をこうした虐待行為から解き放ってください。」

http://www.nbcnews.com/news/world/pope-francis-offers-silent-prayer-auschwitz-n619726

【 放射線が子どもたちを攻撃するメカニズム・第2部 】《2》

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所要時間 約 10分

福島第一原発の事故前、放射線量が1キログラムあたり100ベクレルを超えれば、その物質は核廃棄物だった
事故で放出されたセシウム137の半減期は30年、しかし物理的に10分の1の量になるまでには100年かかる

フェアウィンズ 7月7日

金子チホ :
まず1キログラムあたり8,000ベクレルの放射性物質という事を念頭に置いてみます。
この数値はいったいどういうものでしょうか?
さて、福島第一原子力発電所の事故が発生する以前、日本では1キログラムあたり100ベクレルを超える土砂はキャスク等の密閉容器に入れ、原子力発電所などの核関連施設内で保管されなければならないと規定されていました。
つまり1キログラムあたり100ベクレルを超えれば、その物質は核廃棄物だったのです。
その程度の『核廃棄物』は日本中至る所にあります。

実例をご紹介すると、福島第一原発の事故後アーニー・ガンダーセン氏が日本の経済産業省の敷地の土壌のサンプルを採取し、その放射線量を測定したことがありました。
その結果は1キログラム当たり4,000~5,000ベクレルという値でした。
つまり規定の40倍を超える放射性物質に汚染されていたのです。

アーニー・ガンダーセン
マーガレット・ハリントン :
アーニー・ガンダーセン氏はフェアウィンズ・エネルギー・エデュケイションのチーフ・エンジニアであり、今年に入ってからも約1ヵ月間、日本で調査旅行を行いました。

マギー・ガンダーセン :
彼は約1カ月をかけて土壌調査を行いました。
科学者の協力の下、福島と東京で調査を行い、採取されたサンプルは研究機関に送られました。
研究結果がまとまれば、直ちにフェアウィンズとしての見解を添え、公表する予定です。

マーガレット・ハリントン :
そして金子さん、事態は改善に向かっているのではなく、悪化しているという事なのですね?

金子チホ :
そうです。間違いなく自体は悪化する傾向にあります。
放射性物質にはそれぞれ半減期があり、放射性崩壊により放出される放射線量は徐々に減少して行きます。
問題となっているセシウムにも半減期があります。

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マギー・ガンダーセン :
セシウム137の場合、半減期は30年、物理的に10分の1の量になるまでには100年かかります。

金子チホ :
その通りです。しかしセシウム134のように、半減期の短いものもあります。

マギー・ガンダーセン :
そうですね、セシウム134の半減期は2年、ほぼ完全に消滅するまでには約20年かかります。

マーガレット・ハリントン :
日本では食物中からセシウムが検出されているのですか?たとえば牛乳とか?

マギー・ガンダーセン :
牛乳から検出されたのはストロンチウム90です。
セシウムは肉と魚から検出されました。ストロンチウム90は化学組成がカルシウムと似ているため、人体に入り込むと骨の中に蓄積され、セシウムはカリウムに誤認されて筋肉内に吸収されます。

マーガレット・ハリントン :
セシウムに関する限り、その量は減少を続け、それに応じてその影響も小さくなっているという事ですね。しかしもっと大きな、そして長期的な観点から考え場合どうなのでしょうか。放射性物質の中には環境中に数百年、数千年の単位で残るものがあるとおっしゃいましたね。

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マギー・ガンダーセン :
環境中の放射性物質について考えるとき基準となるものが2つありますが、そのひとつがベクレルという単位です。
アーニーとベクレルという単位をどうすれば実感として理解できるかという話をしていました。
彼はたとえば環境中の放射線量が8,000ベクレルという単位は、毎日一時間ごとに8,000粒の雨粒を浴びている状況を想像すれば良いと語りました。
この値は日本政府が認めている数値ですが、実際に子供たちが遊ぶ場所で確認されたのはもっと高い数値でしたね、キャロラインあなたがおっしゃったのは24,000ベクレルでしたか?

キャロライン・フィリップス :
ええ、27,000~33,000ベクレルです。

マギー・ガンダーセン :
つまり子供たちはそうした量の放射性物質が含まれている地面が続く場所で遊んでいれば、ずっと放射能の雨、あるいは放射能のシャワーを浴び続けるのと同じ状況に置かれることになるのです。

キャロライン・フィリップス :
ずっととは、具体的に言えば『繰り返し』という事です。

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マギー・ガンダーセン :
そしてキャロラインは、米国環境保護庁がらみで現在アメリカで起きていることについて、皆さんにお伝えすべき情報を持っています。

キャロライン・フィリップス :
そうですね、先ほど金子さんが日本の状況について説明された時、100ベクレルが8,000ベクレルになったという事でしょうか。

金子チホ :
その辺は少し込み入った話になりますので、あとでご説明したいと思います。

キャロライン・フィリップス :
解りました。ではアメリカの話をしましょう。
日本同様、アメリカでも放射線に関する安全基準が変更になり、今度被ばくの限度が引き上げられることになりました。
6月初旬、環境保護庁(EPA)が放射線被曝に関するアメリカ合衆国としての許容限度を引き上げるよう提案を行うと発表しました。
そして現在7月25日までパブリック・コメントを募集しているわけですが、実は今回の被ばく限度量の引き上げは2度目のものになります。
引き上げられた結果は2倍などというものではなく、これまでの規準の実に25倍というものです。
これを具体的数値を用いて説明すると、かつての基準に基づけば一人の人間が被ばくして良い量は年間4ミリレムでした。

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それが今回の環境保護庁(EPA)の改定では最終的に500ミリレムにまで引き上げられてしまいます。
これは幼児や妊娠している女性、高齢者や看護師などの職業の人々にとっては緊急事態的な数値であると言えます。
これは言い方を変えれば、もしアメリカ国内で原子力発電所のメルトダウンのような事態が発生すれば、周辺の人々はこれまでの25倍以上の放射線被ばくをアメリカ政府が許容するという事です。
興味深いのは環境保護庁(EPA)がこの引き上げの理由として、目的はただ周辺住民と事故現場で対応を行環なければならない国や自治体の職員の安全を守るための規準を提示することだけである、という点です。
福島第一原発のメルトダウンの時、こうした人々の身に起きたことは何だったでしょうか。
被ばく線量の規準も何も、事故が発生して瞬く間に人々は無防備なまま、放射線に被曝してしまったのではありませんか?

金子チホ :
その通りです。

《3に続く》
http://www.fairewinds.org/nuclear-energy-education//children-suffer-nuclear-impact-worldwide-part-2
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第一部についても翻訳してご紹介するつもりでしたが、参院選の海外メディアの報道等をご紹介したりしているうちに、第二部が公開され、未掲載のままでいます。
機会があれば、翻訳・ご紹介したいと考えています。
第二部も出来るだけ続けてご紹介するつもりですが、間に別の記事のご紹介を挟むことになるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。

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【 山林火災を煽るカリフォルニアの乾いた風 】

アメリカNBCニュース 7月27日

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7月22日に発生したカリフォルニアの山林火災は折からの乾いた強い風にあおられ、100平方キロに近い面積を焼失させました。

7月27日カリフォルニア州ビッグスルで山林火災と戦う消防士。(写真上)

7月23日迫って来た山林火災を前に避難するカリフォルニア州サンタ・クラリタの住民。(写真下・以下同じ)
DRY02
7月23日火災が間近に迫り、一時消火活動の手を止めて自分の身を守る消防士たち。
DRY03
火災ですべてが消失したベア・キャニオンの山道を行く消防車。
DRY04
http://www.nbcnews.com/slideshow/dry-windy-conditions-fan-california-wildfire-n616271

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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