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【 福島第一原発で今も続く事故、そして危険、その真実 】《最終回》

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所要時間 約 12分

事故現場から取り出した核燃料を持っていける場所など、どこにも無い!
もはや日本には、どのような解決手段も無くなってしまった…
『国外への運びだし』を、必死に模索する日本
[対談 : アーニー・ガンダーセン氏&ヘレン・カルディコット博士]

フェアウィンズ 9月20日


ガンダーセン : 高速増殖炉のもんじゅは事故を繰り返すばかりで、これまでにかかった費用は、巨額という表現すら愚かしい程の恐ろしい金額になっています。

日本は地震が多発する島国であり、あちこちに断層があるため、事故現場から高放射性核廃棄物を取り出したところで、どこにもおく場所が無いのです。
日本は現在、これをモンゴルなどの国外に運び出す事が出来ないか、検討しているのです。

カルディコット : それは本当ですか?!

ガンダーセン : モンゴルは賢明にも、そんなものは要らないと言っています。
もはや日本には、どのような解決手段も無くなってしまいました。
日本の当局は決して認めようとしませんが、地球上で最も地震が多発する岩盤上に存在する国、それが日本なのです。

この問題に答えを出せる人間など、この地上に存在しないのです。

カルディコット : 私の祖国であるオーストラリアに送ろうなどと、言い出す人間が決していませんように…


ガンダーセン : 日本人はとにかくこの高放射性核廃棄物を国外に持ち出したい、その一念だと私は確信しています。
なぜならこれまで私が話をした地震学者は、口を揃えてこう語っています。
地震が多発する日本の国土に、核廃棄物を「安全に」保管できる場所などどこにも無い。
この高放射性核廃棄物は最低でも数千年間、理想的には25万年もの間、「安全に」保管し続けなければならないのです。

カルディコット : まさに。
オーストラリアでは国土の真ん中を通って、核廃棄物を輸送するための線路を建設した会社があります。
ハリバートンという企業です。
ハリバートンのCEOが誰だかご存知ですね、アーニー?

ガンダーセン : ディック・チェイニー。

ディック・チェイニー


カルディコット : カルディコット : ディック・チェイニー(アメリカの政治家、実業家。ブッシュ大統領時代のアメリカ合衆国副大統領)、その通りです。
彼こそはオーストラリアにとって、不吉な存在です。
ハリバートン社の鉄道線路のすぐわきに、先住民族であるアボリジニの人々が儀式を行う、マケイディー・ステーションと呼ばれる場所がある事がわかりました。
この場所は浅い帯水層の上に位置し、この帯水層はオーストラリアの砂漠地帯に古くから水を供給してきた、グレートアティジアン盆地の水脈とつながっている可能性があります。
そしてこの場所こそ、ハリバートン社が核廃棄物の一時保管場所を、建設しようとしている場所なのです。
ここにアメリカとオーストラリア間で現在も続いていると見られる、『国際原子力発電パートナーシップ』という名の協約があります。
ジョージ・ブッシュ元アメリカ合衆国大統領とジョン・ハロルド元オーストラリア首相が署名し、これにより諸外国の核廃棄物のオーストラリアへの持ち込みが可能になりました。
この『諸外国』にはアメリカも含まれるものと考えられます。
そして日本もこの協約に入り込む可能性があるのです。
なぜなら日本の原子力発電所の核燃料、ウランはオーストラリアで産出されたものだからです。
現時点で、オーストラリアにとって良くない諸条件が整いつつあります。

再処理施設内の核廃棄物。英国。


ガンダーセン : これまで原子力発電を支持する人間たちが、核廃棄物の保管は『もちろん』安全に行われていると、人々に信じ込ませようとしてきたことをお話ししました。
彼らは25万年もの間、高放射性核廃棄物を安全に保管する方法を知っているのです?!
そして同じ人間たちが、太陽光発電では夜通し充分な電力を供給することは不可能だと主張しているのです。
笑うしかないでしょう?!
人間が高放射性核廃棄物を25万年間も安全に保管する技術を持っているなら、再生可能エネルギーによる発電を軌道に乗せ、太陽光発電によって得られた電気を夜間利用することなど、簡単確実にできるはずです。

カルディコット : 太陽熱反応炉が現在スペインで建設されています。そして液体塩、融解塩による発電装置が建設されている場所もあります。
ですから、飽くまで原子力発電を推進しようとする人間たちが指摘する、再生可能エネルギーの欠点は『furphy』、ファーフィ、オーストラリアのスラングで言うところの『作り話』でしかありません。
そして最後にこうつけ加えさせていただきましょう。
原子力産業界が『安全だ』『安全は確保されている』という言葉を口にしたら、私は必ず、核廃棄物の問題について、人類はもうお手上げなのだという事を思い出すようにします。
そうそうこれも言わせてください、検査によってすい臓がんが発見されたら、そま人の余命は概ね半年です。
しかし私は腕の良い医者です、私に任せなさい、私が治療法を見つけてあげます。(笑)

太陽熱反応炉


ガンダーセン : この場にお招きいただき、ありがとうございました、ヘレン。

カルディコット : 改めてお礼申し上げます、アーニー。
皆あなたに感謝しています。

カルディコット : 今日、『もし地球を愛するなら』にご出演いただいたのは、アメリカで30年間原子力工学に携わり、様々な場でアドバイザーとして活躍しておられるアーニー・ガンダーセン氏でした。
彼は最も人気のあるゲストです。
福島の現状について分析し、その将来を見通すのに、これ程適任の方は他にはいらっしゃいません。それはあなたが今日、お聴きになった通りです。

〈 完 〉

http://www.fairewinds.org/ja/content/ongoing-damage-and-danger-fukushima
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長い連載が終了しました。
最後までお読みいただいたみなさんに、翻訳の行き届か無い点が多々あったことにつき、お詫び申し上げます。

それにしても現在日本が、本当に容易ならない状況にあることが解りましたし、お分かりいただけたと思います。
アーニー・ガンダーセン氏とヘレン・カルディコット博士は、原子力発電に対する世界の良心を代表する存在として、福島第一原発の事故発生以来、あらゆる場で、あらゆる問題の存在について指摘を繰り返されてきました。
その指摘が、たとえば国内では京都大学の小出裕章氏のような方の指摘と重なるとき、私たちの胸に危機の本質が刻まれることになりました。

今回の連載でも度々指摘がありましたが、日本の政界、そして原子力産業界の『エイタブリッシュメント』の危機感の無さ、正しい認識の欠如は、それ自体が日本の危機だという事を痛感しました。

日本で原子力発電が開始されて40年以上が経っても、本当の意味での「最終処分」の手がかりさえつかめない高レベル放射性核廃棄物。
それを日本全土で作り続け、『世界有数の地震の巣』の上に大量に抱え込んでいる日本。
地震、大火災などが発生して対応を誤れば、たちまち破局を迎える環境で暮らしているのが、私たち日本人だという指摘は、『重い』などというありきたりの言葉では表現できない程深刻です。

「政権を奪還したら、再び全国の原子力発電所を再開するだけでなく、新規建設もどしどしやる。」
こんな考えを持っている政治家たちを、これ以上権力に近づけてしまったら、日本は太平洋戦争を上回るリスクを抱え込んでしまうことになるでしょう。
こんな考えを持つ政治家には一票たりとも票を入れさせない、その覚悟を固め、発信し、行動することの大切さを、今痛感しています。

第9回の掲載が、手違いにより時間がずれてしまったことをお詫び申し上げます。

なお、後日、10回分の要約版を作成し、後日を前篇・後篇ぐらいに分けて再掲載したいと考えています。
よろしくお願いします。

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【英国首相と蔵相が殴り合い! ただし『飼い猫』の…】

ピート・ジェリイ / アメリカNBCニュース 10月17日

(写真をクリックして、大きな画像をご覧ください)


英国デイビッド・キャメロン首相の飼い猫ラリーと、ジョージ・オズボーン財務大臣の飼い猫フレイアが、それぞれの官邸があるロンドンのダウニング街の路上で戦いました。

英国政府の首相と国の金庫番を務める財務大臣は、ダウニング街の隣り合った官邸で暮らしています。
首相は長年に渡り、彼の政府の金庫番が公正な男であることを認めてきました。

しかしそれぞれの官邸 – ダウニング街10番地と11番地として知られています – から飛び出してきた2匹の飼いネコどうしはそうはいきませんでした。
2匹は路上で出会うやいなや、派手にパンチの交換を始めたのです。

しかし勝負はあっけなくつき、ラリー(デイビッド・キャメロン首相の飼いネコ)は、フレイア(ジョージ・オズボーン首相の飼いネコ)からおもいきりのどを引っ掻かれました。
目撃者によればこの後ラリーは戦いをあきらめ、すばやく安全な我が家 – 首相官邸へと撤退して行きました。
どうやらこうした戦いでは、フレイアの方が一枚上手のようです。

ラリーはロンドン市内にある犬と猫のための動物避難所から2年ほど前にダウニング街10番地に連れて来られましたが、しばしば痛い目にあわされているようなのです。
ラリーはダウニング街10番地に潜り込もうとしたネズミを、少なくとも一匹はつかまえたことがあり、その方の腕前については誰もが認める所です。

しかし、彼のダウニング街10番地での暮らしは、順風満帆とは言えないようです。
テレビリポーターのせいで、鼻血を流したこともあります。

英国の政権にとって実に得難いこのPR写真の撮影に成功するまで、数か月もの努力を必要とした、とザ・ガーディアンが報じました。

【 福島第一原発で今も続く事故、そして危険、その真実 】《第9回》

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所要時間 約 12分

金や権力に媚び、あらゆる状況を検証もせず安易な安全論を口にする科学者、彼らは原子力発電の推進者よりも悪質
使用済み核燃料を最終的にどう処分するのか、原子力業界の幹部たちは、この問題に決して触れようとしない
原子力産業界が主張する廃棄物の再処理、再処理が成功した事など無い
[対談 : アーニー・ガンダーセン氏&ヘレン・カルディコット博士]

フェアウィンズ 9月20日


カルディコット : そしてこれは氷山の一角に過ぎません。

この手の、金や権力に媚び、あらゆる状況を検証もせず安易な安全論を口にする科学者は、原子力発電の推進者よりも悪質です。

あなたがおっしゃるように科学者がごまかしを言ってはなりませんし、まして医療の分野においてはごまかしなどは論外です。
医療の分野でごまかしを行えば、患者の様態を悪化させるか、死に至らしめるか、そのどちらかになってしまいます。
そのようなごまかしを行えば、私たちは医師免許を剥奪される事になります。
医療にごまかしは許されないのです。
自分自身が何を言っているのか、それすら理解できない人々にコメントする権利はありません。

それでもあえて口を出そうとするなら、彼らは犯罪者と呼ばれるべきです。

なぜならこうした科学者たちが口を出す事で、人々は真実がわからなくなり、その結果自分の身を守れなくなってしまうからです。
その行き着く先は…
身を守れなくなった人々はやがて病気を発症し、場合によっては死に至る事があります。
この良心の無い科学者の問題は、きわめて、きわめて深刻な問題なのです、アーニー。


ガンダーセン : 私が日本政府、そして日本社会の仕組みに対して平静ではいられない点も、まさにそのことです。
世界中の医師は、医師になるときヒポクリティック(hypocritic - 偽りを語る者、という意味)の誓いを立てているはずです。

カルディコット : あら、アーニー、ヒポクリティックでは無く、正しくはヒポクラテスですよ。似ていますけど、でも確かに…
ガンダーセン : そうそう、あなたのおっしゃる通りでした。ヒポクラテスの誓いを立てた医師の事ではなく、日本のごまかしばかりを言っている人間についての話になってしまいました。

カルディコット : 本当にそうですね(笑)。

ガンダーセン : そう、私が心配しているのは、医師たちが被災してしまった人々を助ける事より、国家の利益を優先してしまっている、という事なのです。

カルディコット : もう一つ、これまで議論してきた事と、また別の疑問があるのですが。
使用済み核燃料を格納している、プールの冷却に使った水についてです。
この水もまた、高い放射性を帯びているのでしょうか?
そして今どうなっているのでしょうか?
24時間循環し続けているのですか?
この水は最初に原子炉そのものを、冷却するために使用された水なのでしょうか?
この水こそが主要な冷却手段なのですか?
使用済み核燃料プールの中にある水と、原子炉を直接冷却している水の放射性濃度は同じなのでしょうか?

ガンダーセン : 原子炉4号機の汚染は、4号機の使用済み核燃料プールと比較すれば、低くなっています。
しかし原子炉そのものを冷却し、浄化装置を経由しながら循環している冷却水の汚染濃度は、どの使用済み核燃料プールの水よりも高く、普通では考えられないほどひどく汚染されています。
使用済み核燃料は損傷している事が考えられ、プール内が汚染されている事は明らかですが、しかし格納容器内の、原形をとどめていない核燃料に接している冷却水の汚染とは比較になりません。
核燃料プールと原子炉は、それぞれ別の冷却システムを使っています。

カルディコット : そうですか。


ガンダーセン : しかし、これらの水はまだきれいな方なのです。そもそもの始まり、他のどこでも無く、最初から原子炉内にあった水、その汚染は極めて深刻です。

カルディコット : そしてこれが本当に最後の質問になります、アーニー・ガンダーセン。
日本はこの使用済み核燃料を、どうするつもりなのでしょうか?

ガンダーセン : これこそが大きな難題なのです。
あなたにはお話ししましたが、私は来週、8月27日から9月7日まで、福島の問題を検証するために日本に行ってきますが、この問題が最も大きなテーマの一つになるでしょう。

使用済み核燃料を最終的にどう処分するのか、原子力業界の高い地位にいる人々は、この問題に決して触れようとしません。

一体どこに持っていくつもりなのでしょうか?
原子力産業界は、あたかも再処理が存在するかのような説明をしています。

六ヶ所村の再処理施設群。稼働できる可能性は極めて低いが、稼働すればしたで、原発が排出する汚染水一年間分を一日で、「毎日」海に放出することになる。


しかしもちろん、再処理が成功した事など無いのです。
〈つづく〉

http://www.fairewinds.org/ja/content/ongoing-damage-and-danger-fukushima
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いよいよこの連載も、残すところ明日の最終回のみとなりました。
訳し終えてみれば、A4版でちょうど30枚という長さでした。

しかし、いま原子力の問題について最も信頼できる少数の科学者である、カルディコット博士とガンダーセン氏が明らかにしてくださった、福島第一原発の現状については、一人の日本人として大きな失望感、いや敗北感を持たざるを得ません。

この連載をご覧いただいた上で、(すでに多くの方がお読みになっていらっしゃるとは思いますが)小出裕章氏の著作『原発のウソ』をお読みいただくと、無責任以外の何物でもない原子力発電の運営により、日本という国が、いかに危険な状況にあるのか、ひとつひとつを肌を刺すように、心に突き刺さるように、理解することができます。

これらを読んだ後で、日本が今後も原子力発電を続けてもよい、と思う人はいないと思います。
ではなぜ日本の財界、そして自民・民主は原子力発電の継続を声高に叫んでいるのでしょうか。

既得権、利権という事もあるでしょう。
しかしもっと見過ごせないことがあります。
それは彼らは国民のため何かしようとしているのではなく、国民を利用して自分たちの価値観を守ろうとしていることです。

少し近代日本を振り返ってみましょう。
江戸時代は、徳川家という家族の安泰を守るための体制が260年続きました。
続く明治期は太政官制による有司専制、つまり官僚が国家の方針を『専断』する時代が続きました。
井上馨のような私利私欲の権化もいましたが、大久保利通のような私欲の少ない官僚も多かったため、権力の横暴も目立ちましたが後年の発展の基礎を築くことができました。

しかし明治が終わると、肥大化した官僚と軍部により、日本はとんでもない方向に走り出し、昭和10年代、国民の命は信じられない程安いものになり、『南方』や中国大陸で日本人兵士は無意味な死を繰り返し強いられ、ソ連の参戦により満州地区にいた官民が大量に虐殺され、挙句2発の原爆投下によって日本帝国は無残な結末を迎えました。
この10年間を一言で表現するとすれば、到底実現不可能な『帝国建設』の妄想を抱いた軍部・官僚が、国民を徹底的に利用した時代だと言えるのではないでしょうか。

そして現在、太平洋戦争 = 第二次世界大戦が終わって70年近くが経つにも関わらず、また同じことが繰り返されようとしているように感じます。
福島第一原発の事故後の、福島の人々に対する『扱い』を見れば、そのことを感じ取ることができます。

被災者の方々の人権に対する政治の配慮を、あなたは感じますか?
被災者の方々の苦しみを和らげたいという願い、今の政治家に感じますか?
一日も早く被災者の方々の未来を再建したい、その熱意が日本の『二大政党』にはありますか?

このままの政治が続けば、福島の被災者の方々の姿は、明日の私たちの姿です。
『いつか来た道』に迷い込まないために、福島の人々の真実の姿を常に心に置いて行動する、それが『今の日本人』に課せられた使命だと思います。

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【 危険の過小評価、事故対策の手抜きを認めた東京電力 】

アメリカCNNニュース 10月12日

完全に破壊された福島第一原発4号機の原子炉建屋。2012年5月。


12日金曜日、昨年の巨大地震と津波により大惨事となった事故を引き起こし、壊滅した福島第一原発の運営企業が、原子力発電所が操業を停止しなければならなくなることへの恐れから、事故のリスクを過少評価していたことを認めました。

福島第一原発を運営する東京電力は、2002年に採用された『格納容器のベント作業及び原子炉間の複数電源確保対策』などを含めた『シビアアクシデント規制対策』を採用したものの、それ以降は何ら具体的対策をとっていなかったとしています。

さらに東京電力は具体的対策を講じれば、地元の『原発への懸念に火をつけ、ひいては反原発運動が一気に過熱してしまう事になる』ことへの恐れがあった、と付け加えました。

金曜日に公表された報告書には、東京電力が福島第一原発の安全を守るための対策を怠っていた、という決定的表現が盛り込まれていました。
これらの対策が取られなかったために、福島第一原発は莫大な量の放射性物質を環境中にまき散らし、発電所の周囲で暮らしていた何万人もの人々が自宅、そして故郷を捨てることを強いられました。
その結果、1986年にウクライナのチェルノブイリで発生して以来、最悪の原発事故が発生してしまったのです。

「シビアアクシデント対策の厳格な実施を求められれば、福島第一原発を一時休止させなければならなくなる、そのことに対する恐れの方が優先されてしまいました。」
報告書にはこう書かれていました。
「諸外国で採用されていたシビアアクシデント対策をもし実施していれば、多様な安全対策を施すことは可能でした。」

この1年間、東京電力は福島第一原発事故の根本原因の究明に積極的に取り組まず、世間の厳しい目にさらされてきました。
先に公表された政府の事故調査・検証委員会の最終報告書の中では、東京電力や原子力規制機関の災害対策は『不充分』であり、事故後の対応は『不適切』なものだったと指摘されていました。

http://edition.cnn.com/2012/10/12/world/asia/japan-tepco-report/index.html?hpt=ias_c2

【 福島第一原発で今も続く事故、そして危険、その真実 】《第8回》

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所要時間 約 13分

肝臓、心臓、脳、筋肉、骨…すべての場所に生命の危険の兆候が
いたる所に現れ始めた放射線の影響、認めたくない日本社会
日本の医師たちはすでに、様々な症例に遭遇しているはず
日本の人々は、危機を脱してなどいない
[対談 : アーニー・ガンダーセン氏&ヘレン・カルディコット博士]

フェアウィンズ 9月20日


カルディコット : そしてこれは氷山の一角に過ぎません。

今度は内部ガンマ線により、各種のガンの発症が始まりつつあります。
彼らの肝臓、彼らの心臓、彼らの脳、彼らの筋肉、彼らの骨やその他、すべての場所に生命の危険の兆候が現れ始めているのです。

ガンダーセン : そうなってしまうのです。だからこそ私たちは希ガス化学物質、放射性ヨウ素、そしてさまざまな種類のセシウムについて、深刻な問題として取り上げているのです。
セシウム134、セシウム137、ストロンチウム、ルビジウム、その他の放射性物質について。

カルディコット : あなたは原子力技術者ですね。この問題についての情報をもっと教えていただけませんか、アーニー。きっと人々の役に立つと思うのですが。

ガンダーセン : 私が一番心配しているのはウラニウムそのものです。
実は日本で核燃料がメルトダウンを起こしたことの証拠集めを行っていた際、収集したサンプルの中にウランが混じっていました。ウランのように非常に重い物質が300km以上離れた場所で発見されたことに、私たちは驚いています。
東京で採取したサンプルの中にウラニウムがあったのですから。
これは原子炉の内部などから、直接外に漏れ出したものがあることを証拠立てるものなのです。
100マイル離れた場所の異なる2軒の家の中に、全く同じ塵が落ちていたことを証明する資料が、ヨーロッパで作られたことがありました。
ただし私たちが今話しているのは、1立方メートル当たり184kgの重量があり、1秒間に100,000回の放射性崩壊を起こす塵についてです。
そしてこの塵が大量に確認されているのです。
このことにも、日本人は目を閉ざし、問題の存在を認めていません。

カルディコット : うーん…


ガンダーセン : ですから福島第一原発から100マイル(約160km)離れて暮らしている人々は、肺の中、口の中に、その他の器官にこの放射性物質である塵を貯めこんでいる可能性があります。
ですから日本の人々は、危機を脱してなどいないのです。
そして先ほども別の問題においても指摘した通り、日本の政府や自治体はこの問題を認めようとしないのです。
さらに不幸なことは、日本の医学界もこうした政府や自治体の対応に、同調してしまっていることです。
日本の医学界は、ヒポクラテスの誓いを忘れてしまっているのではないでしょうか。
実際には様々な症例に遭遇しているはずですが、それが放射線によるものだと証言することを拒否し続けているのです。

カルディコット : 福島の子供たちの甲状腺に異常が現れ始めたことを除けば、私たちはまだ、これが放射線によるものだ、という具体的症例には遭遇していません。
しかし正常な白血球数が減少し始め、白血病の領域に近づき始めている症例、そして肺の機能に異常を呈し始めている子供たちが確認されるようになりました。
そして鼻血を出す子供たちの症例が多数報告されていますが、これは血小板の数が減少している可能性があり、放射線被ばくの影響が考えられます。

これらはすべて放射線による障害の警告として扱われるべきですが、日本では闇から闇に葬られています。


そして医療。症例によって放射線の脅威に目を向けるべきだとの警告が発せられることは、まず期待できません。この症例でも、別の症例でも、あれも、これも…
環境疫学(環境要因が与える人体影響について調査すること)に基づく研究が必要になります。被ばくした人々と、影響を受けなかった人々との比較研究を行わなければなりませんが、そのためには何年も何年もかかります。多額の費用が掛かりますし、時間もかかります。見たところ、日本の医師たちはあまり乗り気ではないようです。

もう一つの問題は病院の検査結果や福島の被災地で実施された各種の調査結果、これら本当の結果を手に入れようと思っているのですが、今のところ壁にぶつかったままです。
正しい資料が無ければ私は何も判断する事が手来ませんし、医師なら誰でもそうだと思います。
現在私たちは暗闇の中を手探りで真実の資料を手に入れようとしていますが、真実を確認できずにいる状態です。
しかしこれので明らかになったデータを検証する限り、日本の状況はきわめて深刻である、そう結論せざるを得ません。

ガンダーセン : あなたのご見解とは明らかに逆の結論に達した記事が、つい最近ウォール・ストリート・ジャーナルに掲載されました。この記事、残念な事は福島の事故により日本が原子力発電を止めてしまった事であり、これから30年間、福島第一原発の事故の影響による死者は100人前後だと書いています。

カルディコット : ええ、知っています。


ガンダーセン : 私はスリーマイル島の事故の一部始終を、専門家として検証しました。
この時も原子力産業界は、同じような事を言ったのです。
彼らは事故による影響を出来るだけ小さく、放出された放射線による被ばく量を出来るだけ小さく、さらには被ばくした人々の数も出来るだけ少なく見せようとしました。
あげく、内部被ばくについてはも触れようともしなかったのです。
そうして今回ウォール・ストリート・ジャーナルに掲載されたような、あり得ないような低い数字を公表したのです。

カルディコット : はい、そのウォール・ストリート・ジャーナルの記事は私も読みました。よくもこんな記事を書けるものだと、お考えになりませんか?
この記事を書いたのはひとりの物理学者ですが、彼は放射線生物学を理解していませんし、内部被ばくについてまったく無視しています。

この手の、金や権力に媚び、あらゆる状況を検証もせず安易な安全論を口にする科学者は、原子力発電の推進者よりも悪質です。


あなたがおっしゃるように科学者がごまかしを言ってはなりませんし、まして医療の分野においてはごまかしなどは論外です。
医療の分野でごまかしを行えば、患者の様態を悪化させるか、死に至らしめるか、そのどちらかになってしまいます。
そのようなごまかしを行えば、私たちは医師免許を剥奪される事になります。
医療にごまかしは許されないのです。
自分自身が何を言っているのか、それすら理解できない人々にコメントする権利はありません。

それでもあえて口を出そうとするなら、彼らは犯罪者と呼ばれるべきです。

なぜならこうした科学者たちが口を出す事で、人々は真実がわからなくなり、その結果自分の身を守れなくなってしまうからです。その結果行き着く先は…
身を守れなくなった人々はやがて病気を発症し、場合によってはしに至る事があります。
この良心の無い科学者の問題は、きわめて、きわめて深刻な問題なのです、アーニー。

ガンダーセン : 私が日本政府、そして社会構造に対して平静ではいられない点も、まさにそのことです。
世界中の医師は、医師になるときヒポクリティック(hypocritic - 偽りを語る者、という意味)の誓いを立てているはずです。

カルディコット : あら、アーニー、ヒポクリティックでは無く、正しくはヒポクラティスですよ。似ていますけど、でも確かに…


ガンダーセン : そうそう、あなたのおっしゃる通りでした。ヒポクラテスの誓いを立てた医師の事ではなく、日本のごまかしばかりを言っている人間についての話になってしまいました。

カルディコット : 本当にそうですね(笑)。

ガンダーセン : そう、私が心配しているのは、医師たちが被災してしまった人々を助ける事より、国家の利益を優先してしまっている、という事なのです。
〈つづく〉

http://www.fairewinds.org/ja/content/ongoing-damage-and-danger-fukushima
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【 タリバンによる銃撃を受けたパキスタンの少女、英国の専門病院に 】

アメリカNBCニュース(ロンドン) 10月15日

14歳のパキスタンの少女、マララ・ユースフザイは武力で故郷を支配したタリバンに対し、軍事支配と女性の権利抑圧に対する抗議を続け、銃撃された。


15日月曜日に英国人医師が語ったところによると、タリバンによって頭部に銃弾を受けたパキスタンの女子学生、14歳のマララ・ユースフザイは、「より確実な回復を図るため」高度な医療を受けるべく、英国中部にある病院に重傷の身を移されました。
マララは女性が教育を受ける権利について発言を続けてきた結果、タリバンの標的にされ、頭部に銃撃を受けました。

マララはパキスタンから空路、複雑な外傷性ショックによる精神治療について経験が豊富な、バーミンガムにあるクイーン・エリザベス病院に移送されました。

「医師団は、すべての負傷から彼女が回復チャンスがあると確信しています。」
病院長であるデイヴ・ロッサー博士はこう語り、ただし傷の回復とリハビリに数か月はかかるとつけ加えました。
この病院は様々な障害を負った数百人のアフガニスタン帰還兵に対し、高度な専門治療を行ってきました。
ロッサー博士は英国の医師団はまだ彼女の様態を確認していないが、回復が順調なら彼女を英国まで連れてくることは無いはずだ、と取材に答えました。

10月15日イギリスのバーミンガム空港に到着した、マララを乗せた旅客機。英国のデイビッド・キャメロン首相のスポークスマンは彼女がエリザベス女王病院で治療を受けることを発表した。


ペルシャワールで催された、マララの回復を祈る集会。10月15日。


10月12日、ペシャワールで催された、マララの回復を祈るこどもたちの集会。


10月12日、ペシャワールで催された、マララの回復を祈るこどもたちの集会。


10月12日、カラチで催されたマララの回復を祈る集会。

http://msnbc.msn.com/id/49402511/displaymode/1247?beginSlide=1
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【中国からの観光客の減少、日本経済の先行きを象徴?】
尖閣諸島の領土紛争に揺れる日本と中国

アメリカNBCニュース 10月14日


10月14日の東京、ショッピングモールにあるペデストリアンデッキの鏡に映る風景。
尖閣諸島の領土紛争が発生して以来、おびただしい数の中国からの観光旅行客の減少により、日本国内の消費が縮小してしまう事が懸念されており、日本経済の先行きに影を落としています。

【 福島第一原発で今も続く事故、そして危険、その真実 】《第7回》

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所要時間 約 11分

テラベクレル規模の汚染が、とめどもなく繰り返されている
「福島の子供たちの甲状腺の異常、発症が早すぎる!」
チェルノブイリと比較して、異常に早く、異常に高く、甲状腺に異常が出始めた福島のこどもたち
甲状腺の異常が見つかった子供たち、行政は追跡調査を放棄したまま
検査結果の本当の意味を、知らされないままの親たち - 医療の上で、許されない無責任な行為
[対談 : アーニー・ガンダーセン氏&ヘレン・カルディコット博士]

フェアウィンズ 9月20日


カルディコット : あなたが指摘された、格納容器のいたるところから放射性物質が漏れ出している問題ですが、1号機、2号機、3号機併せてどれだけの量が毎日漏出しているのでしょうか?

ガンダーセン : 液体、気体あわせて1日10億ベクレル程度なら、驚くには当たりません。1秒ごとに10億回の放射性崩壊が、毎日続いているという事です。そしていったん放射性崩壊が始まれば止めることはできません。それが今、原子炉の外側で起きているのです。そして世界中に飛散し、崩壊し続けるのです。
いま10億ベクレルと言うと非常に大きな値のように思われるでしょうが、事故発生直後はその後ろにゼロが12個ついていたのです(1,000,000,000,000,000,000,000ベクレル)。
当時と比較すれば、10億ベクレルでも相当に低い数値なのです。
しかし何の問題も起きていない原子力発電所と比較すれば、きわめて莫大な量の放射能が漏れていることになります。

カルディコット : 1日10億ベクレル。それはつまり1秒間に10億回の崩壊、1日に10億回ではないのですね?

ガンダーセン : 違います、1秒間に10億回、それが毎日です。その状態が10億ベクレルの放射性物質が放出されているという事なのです。

カルディコット : わかりました、10億ベクレルですね。ところで一番最初の放射能の放出規模はお分かりですか。

ガンダーセン : ごめんなさい、10億の下にゼロが15個付いた値(1,000,000,000,000,000,000,000,000ベクレル)なのですが、何と言う単位で呼べばいいのかわからないのです。

カルディコット : えーと、百、千、万、億、兆…

ガンダーセン : テラベクレルの単位で表せばいいと思います。


カルディコット : テラベクレルとはどのような単位ですか?

ガンダーセン : ゼロが15個付いた単位です。

カルディコット : ゼロが15個…

ガンダーセン : つまり100,000テラベクレルになります。ゼロが20個という汚染規模。

カルディコット : ゼロが20個という汚染、それが毎日!

ガンダーセン : そうです。1の次に20個のゼロをつけましたが、今日はここに電卓を持って来ていないので正確なことは言えませんが、100,000テラベクレルであれば100ペタベクレルという事になります。

カルディコット : ペタベクレル。それは10の20乗近い数という事ですか。

ガンダーセン : おおよそです。ペタベクレルは10の18乗になります。しかしこれだけ巨大な数字になると、感覚的にお分かりにならないでしょう。

カルディコット : そしてもっと問題なのは、これ程の規模で汚染、つまりは放射性物質を生み出しているものは何なのですか?
その正体を教えてください。

ガンダーセン : まず最初の爆発ではもちろん、キセノン、クリプトンといった希ガス化学物質が発生した事はすでにお話しました。これらは病院で検査の際など、あなたもお使いになることがありますね。

カルディコット : 強力極超短時間パルス放射線発生装置の事ですね、ええ使います。


ガンダーセン : そしてもちろん放射性ヨウ素です。半減期はわずか8日間ですが、人間の甲状腺に選択的に集まります。
これに関して私は先週、価値のある研究に出会いました。広島の被爆者に関するものです。子供の時に原爆に遭った被爆者は、50代、60代、そして70代になっても甲状腺に問題を抱え続けていたのです。
ですからこう考えることができるかもしれません。
あなたがもう成人に達していれば、最初の2年間で甲状腺がんを発症しなければ、そのままこの問題に遭遇せずに一生過ごすことができるかもしれない。
しかし子供たちはそうではないのです。
彼らの甲状腺は成長の途上にあります。
一度問題を抱え込んでしまったら、一生ついて回る可能性があるのです。
放射性ヨウ素の厄介な問題が明らかになったのかもしれません。

カルディコット : そうです、広島と長崎の被爆してしまった子供たちは、主に外部ガンマ線による影響を受けましたが、放射性ヨウ素が発する内部ガンマ線に関してはそれほどではありませんでした。
しかしそれから長い年月を経た今でも、えーと45年、いや60年以上を過ぎた今も甲状腺がんの発症が続いているのです。
そして甲状腺がんを発症した患者の3分の1の人々が、がんの転移により亡くなられました。


現在福島は事故を起こしてから18か月目に入りましたが、これまで36,000人の15歳~18歳以下の子供たちの検査が行われ、そして本当に残念なことに、超音波検査によって36%の子供たちに嚢胞(のうほう)や小結節が見つかりました。
この嚢胞(のうほう)や小結節が、悪性かどうかの生体検査は行われていません。

これは医療の上で、著しく無責任な行為です。

行政はこの問題を軽視したあげく、この検査結果が本当に意味するところを、子供たちの両親には伝えていないのです。

ガンダーセン : かつて私が見た資料では、こともたちの甲状腺に異常が見つかる確率は1%に過ぎなかったはずです。これは明らかに…

カルディコット : 福島では36%です。これ程の数値を示す資料は、これまで存在したことがありません。

しかも発症が早すぎるのです。


見てください、チェルノブイリの例からは考えられない程、発症が早いのです。チェルノブイリでは事故後3年から4年後に、子供たちの甲状腺に腫瘍が出始めたのです。しかし福島はまだ事故が発生してから18ヶ月しか経っていません。
したがって呼吸によって、汚染された食品によって、莫大な量の放射性ヨウ素が、福島の子供たちの体内に入ってしまった可能性があるのです。
〈つづく〉

http://www.fairewinds.org/ja/content/ongoing-damage-and-danger-fukushima
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この稿を訳し終えた後ほど、日本の政治に「良心」が欠けている事を痛感した事はありません。
ここに登場するガンダーセン氏も、カルディコット博士も、そして日本では京都大学原子炉研究所助教の小出浩章氏などが、早くから、子供たちの被ばくが一番危ない、細心の上にも細心の注意と対策が必要だ、と繰り返し警告していました。

これらの警鐘を完全に無視した対応をしてきたのが日本の政府、文部科学省をはじめとする官公庁でした。
その結果、カルディコット博士によれば
「福島の子供たちの甲状腺の異常の発症が、チェルノブイリの例からは考えられない程早いのです。チェルノブイリでは事故後3年から4年後に、子供たちの甲状腺に腫瘍が出始めたのです。しかし福島はまだ事故が発生してから18ヶ月しか経っていません。
したがって呼吸によって、汚染された食品によって、莫大な量の放射性ヨウ素が、福島の子供たちの体内に入ってしまった可能性があるのです。」

薬害エイズの際も、C型肝炎感染の問題の時も、日本の政府、厚生労働省のその場その時だけを取り繕う対応によって、無数の人々の悲劇が作り出されてしまいました。

そしてフクシマ。

これだけ国民の悲劇を作り出す行政が繰り返されるという事は、その時々の「担当者の問題」などでは無く、日本国の行政に一番欠けているものが「人間としての良心」だからなのではないでしょうか?

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【飢餓の克服、その改善速度が鈍化している】

アメリカNBCニュース 10月13日


国連は、飢餓の克服、その改善速度が鈍化していると警告しています。
写真の少女は2012年10月11日、ニカラグアのデッラボナで親戚の老人の隣で、無心に食事をしています。

国連の食糧計画事務所は世界中で8人に1人の割合で、慢性的に栄養不良が蔓延している、と警告しました。
2007年〜2008年以来、飢餓の改善速度が鈍化し、貧しい国々では追いつめられた民衆の暴動が多発するようになりました。

【汚染された遊び場】

アメリカNBCニュース 10月10日


バングラデシュ・ダッカの製革所で、廃棄物の上でジャンプする子供。

10月9日にヒューマン・ライツ・ウォッチによって発表された調査結果によれば、世界中で売られている高級皮革製品は、子どもを含む労働者が危険な化学化合物にさらされ、しばしば恐ろしい事故で負傷する、こうしたスラム地区で作られます。
どの製革所も汚水の処理などはしていません。
むき出しの側溝の中に、腐敗した動物の肉、硫酸、クロムおよび鉛などが絶えず流れ込んでいます。
そしてそれは市内の中心部を流れる川にそのまま流れ込み、環境を汚染し続けています。

【 福島第一原発で今も続く事故、そして危険、その真実 】《第6回》

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所要時間 約 9分

3号機の爆発は水素爆発か?! 核爆発か?! それとも…
未だに原子炉建屋内には、水素が充満している – 5年~7年は続く水素爆発の危険
[対談 : アーニー・ガンダーセン氏とヘレン・カルディコット博士 ]

フェアウィンズ 9月20日


カルディコット: ところでアーニー、別の質問があるのですが。
あなたは事故の初期の段階で、1号機、2号機、3号機の原子炉建屋内に水素が充満したとおっしゃいました。
そこで福島第一原発の現場では、水素爆発が発生しないように建屋内に窒素を充てんしました。
この水素は現在も建屋内に充満しているのでしょうか?

ガンダーセン : 本当にひどいことになってしまいました。1号機、2号機、3号機、そして4号機、このすべてで水素爆発が起きてしまいました。
それぞれ原因と状況は少しずつ異なっていたかもしれませんが、3号機の事故は水素爆発が引き金になって、即発臨界と呼ばれる状況に陥り、結果はより一層ひどいものになりました。
興味深いのは、悪い意味でですが、この点において、ある日本の研究が3号機で起きた爆発は水素爆発ではなく、爆轟(ばくごう・爆発物の燃焼速度が音速を超えること。衝撃波が作られ、大きな破壊力を持つ)だとしていることです。


この違いは爆発の衝撃波の第一波の速度に関係しています。
爆轟が放つ衝撃波に耐えられる原子炉格納容器は、世界中探しても存在しません。
世界中の原子力業界は、この問題には触れてもらいたくないはずです。しかし証拠が…
スリーマイル島の事故でも、爆発が起きましたが、これは水素爆発でした。
福島第一原発1号機の爆発も水素爆発です。
しかしアーニー・ガンダーセン以外の世界の関係機関が、いまや3号機の爆発は爆轟だとしているのです。

カルディコット: その爆轟というのは?

ガンダーセン : 爆発の際に発生する衝撃波が音速を超えてしまう事です。コンクリートすら破壊するほどの威力を持っています。

カルディコット: わかりました、でもどんな爆発が引き起こされたのでしょうか?あなたは水素爆発ではないとおっしゃいましたが、それでは核爆発なのでしょうか?

ガンダーセン : 私は即発臨界だと思っています。

カルディコット: それはいったい何ですか?


ガンダーセン : 核爆発とは違います。
核爆発は爆発の際に100万分の1秒ごとに爆発の大きさが倍になっていきますが、即発臨界は1,000分の1秒ごとに倍になっていきます。1,000分の1秒というのは、人間がまばたきをする一瞬の間ぐらいの時間です。
3号機の爆発は核爆発よりはゆっくりと核反応が進みましたが、原子炉はこれ程の衝撃に耐えられるようには設計されてはいないのです。

カルディコット: それで即発臨界と言うのですね。

ガンダーセン : 即発と言うのは、中性子の照射によりウランの崩壊が急速に進むことを意味します。
しかしそれはすぐに水とぶつかることによって減少し、熱中性子に変わるのです。
私たちは今、物理学的に相当踏み込んだ話をしています。
私たちが福島第一原発3号機の爆発に見たもの、それは1,000分の1秒ごとに威力が倍になる即発臨界だったのです。

カルディコット: 核爆発ではないのですか?水素爆発でも無いのですね、だったら核爆発の一種になりますよね?あなたの見解はどうなのですか?

ガンダーセン : 私の見解は即発臨界です。
これを私は核爆発と呼ぶつもりはありません。私の見解は飽くまで即発臨界であり、核爆発が起きたと考えていません。

カルディコット: しかし核燃料による爆発なのですよね。

ガンダーセン : そうです。しかし核分裂反応の速度が明らかに違っている以上、核爆発と呼ぶことはできません。


カルディコット: この点については随分慎重ですね、アーニー。でもまだ私の質問には答えてもらっていません。1号機、2号機、3号機の原子炉建屋内に水素は充満しているのでしょうか?

ガンダーセン : そうでしたね、あなたの質問に未だ答えていませんでした。水が電気分解されているため、水素が原子炉建屋内に充満していると考えられます。
核燃料から出ているガンマ線が水に衝突し続けており、酸素と水素が生成され続けています。
このため現場では、途絶えることなく窒素の注入を続けなければならないのです。

カルディコット: まだまだ危険な状態ですね。
ガンダーセン : しかしここに来て、現在は少しばかり窒素を注入しすぎているきらいがあります。気体の圧力のため原子炉建屋がところどころ損傷し、そこから放射性物質が漏れ出している恐れがあります。これ以上建屋内の圧力を上げてしまうと、放射性物質が大量に押し出されてくるでしょう。
そのため現場では放射性物質の漏出を防ぎながら、建屋内の窒素の量を維持する取り組みが行われています。しかし格納容器のいたるところから放射性物質は漏れ出しているようです。そしてさらにはこれから5年、6年、いや7年ぐらい、水素の生成も続くでしょう。
ですから窒素の注入を止めるわけにはいかないのです。爆発を防ぐ唯一の手段なのですから。

カルディコット: という事は、1号機、2号機、3号機にはまだ水素爆発の危険性があるという事ですか?

ガンダーセン : そういうことです。
カルディコット: ほんとに何という事でしょう。水蒸気爆発の方の危険性はどうですか?最初にその危険をおっしゃいましたが。


ガンダーセン : 溶けたままの状態と比べ、固体化しつつある現在は、溶け落ちた核燃料の崩壊熱も、それなりには下がっているものと思われます。このため水蒸気爆発の危険はもう無くなったと考えています。核燃料が物理的に高温状態を保ってはいますが、事故を起こしたとき程ではなく、水蒸気爆発を引き起こすほどの温度ではありません。
〈つづく〉

http://www.fairewinds.org/ja/content/ongoing-damage-and-danger-fukushima
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【食べるものにも事欠く日々】

アメリカNBCニュース 10月11日

ゴミ箱の中、食べるものを探す21歳の青年

米国国勢調査局によれば、ニュージャージー州のキャムデンの町は現在、貧困基準以下の生活をしている住民が32,000人と、全米で最も困窮率の高い場所になっています。
犯罪が蔓延し、今年1年だけで48件もの殺人事件が発生しました。
かつては工業の町として栄えたこの町も、1960年代と1970年代にその生産基盤を失い、慢性的に働き口が不足しています。
ニュージャージー州の平均失業率は9.9%ですが、キャムデンの失業率は19%に昇ります。

教会でボランティアとして働く少年


路上生活者の全財産


調理の実習を兼ねて、教会の無償食事提供の仕事に励む調理師志望の人々。この教会では週に6回、毎日300食から600食の食事を無償で提供している。


荒れ果てたかつての住居。

【 福島第一原発で今も続く事故、そして危険、その真実 】《第5回》

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所要時間 約 17分

福島第一原発の事故処理費用、その総額は40兆円
福島第一原発の事故で死亡する日本人は25年間で100万人前後、しかし『2%』という数字に隠される可能性が
東京の住民の被ばく線量は、永遠に秘密にされる…
放射線による問題は、世代を重ねる程悪化の恐れ
[対談 : アーニー・ガンダーセン氏とヘレン・カルディコット博士 ]

フェアウィンズ 9月20日


福島第一原発の事故処理費用、その総額は40兆円
『25年間で100万人死亡の懸念』、しかし『2%』という数字に隠される可能性
東京の住民、本当の被ばく線量は永遠に秘密に
アーニー・ガンダーセン氏とヘレン・カルディコット博士の対談

フェアウィンズ 9月20日

ガンダーセン : そして考えなければならないことは、巨額の事故処理費用をどこから持って来るのか、という問題です。
国際社会がどう言っているかは知りませんが、日本において、必要な事故処理費用は40兆円になるでしょう。
それはすべて日本の財務省が支払うことになるでしょう。
しかし彼らはこの事実を認めたがりません。

日本は今回の福島第一原発の事故が、40兆円の損害をもたらすことになるという事を認めません。

ちょうど今月、事故処理費用は10億ドル(約800億円)でした。そしてこの四半期、さらに10億ドル、そしてその次の半年で10億ドル必要になります。

誰も全体像、総額については語ろうとしません。


しかしこれだけの規模の出費が、これから50年、60年、あるいは100年続くのです。
最終的に支出金額は5,000億ドル(約40兆円)に達してしまうでしょう。
日本の人口は高齢化し、しかも減少傾向にあります。
縮小し、高齢化する人口が、多額の債務を抱えてしまうことになるのです。
明るくない見通しですが、避けることはできません。

カルディコット : 残念なことです。
さて次のテーマに移りましょう。
当然ながら福島第一原発の事故が引き起こす悪性疾患、疾病の数に関する問題ですということになります。
さてチェルノブイリの事故発生から25年間に、事故の影響により100万にのぼる人々が死亡したことを資料が明らかにしています。そしてこれから300年から600年の間、環境に残留する放射性セシウム(半減期が一番長く、最も危険な135の半減期は230万年)をどうするか、という問題に取り組まなければなりません。
さらには数百年、数千年、あるいは数百万年の間、放射性物質として換気中に留まり続けるものもあります。そしてこれらにはセシウム同様、様々な同位体があります。


アーニー・ガンダーセン、あなたはかつて福島第一原発が放出した放射性物質の総量は、チェルノブイリの2.5倍から3倍になると考えられる、そうおっしゃったことがありますね。
そして日本の人口密度は、チェルノブイリ周辺よりもはるかに高い。
チェルノブイリ周辺で死亡した人が100万人という資料と、あなたの放出された放射性物質の量が2.5倍から3倍という見解を重ね合わせると、これからの25年間で福島第一原発の事故が原因で死亡する日本人は300万人に上ることがあり得るのではないでしょうか。

ガンダーセン : 私自身は福島第一原発の事故で死亡する日本人は、100万人前後だろうと考えています。しかし日本の原子力産業界は私のこの見解に敵意をむき出しにしているようであり、死亡するのは100人前後にとどまると主張しています。

カルディコット : それはおかしい。

ガンダーセン : しかし私の手元にはスリーマイル島の事故に関するスティーヴ・ウィングの資料があります。彼の研究はスリーマイル島の事故による影響で10,000人が死亡したことを、鮮やかな手際で明らかにしました。
そしてチェルノブイリでは100万人。
福島では人口密度の高い国土で、大規模な放射能汚染が発生したことを考えると、私個人の見解としては100万人という数字が確実に信用できるのです。


チェルノブイリ周辺と事情が異なるのは、福島は一方が海側だという事です。これに対しチェルノブイリは周辺すべてが陸地です。
しかし日本は人口が約1億4,000万人、その辺のところは原子力産業界も理解しているはずなのですが…。
そして日本では死亡原因の約3割がガンですから、25年間では4,000万人から5,000万人が福島第一原発の事故とは関係の無いガンにより死亡することになります。ここに福島第一原発の事故が原因でガンを発症し、死亡した人が100万人加算されるとどうなるでしょう。その割合はたった2パーセントにすぎません。
ですからよほど注意深く検証しないと、このことを解明するのは極めて難しいのです。

カルディコット: しかしこれからも疫学分野の研究が続くことになるでしょうが、あなたがおっしゃるように福島第一原発が放出した放射性物質の量がチェルノブイリの2.5倍から3倍に達するとするなら、100万人という数字は少なく見積もり過ぎではありませんか?

ガンダーセン : いえ、わたしはこの数字に確信を持っています。

カルディコット: そうですか。


ガンダーセン : キセノンとクリプトンについては、事故後最初の一週間の間、東西南北を4つに割った北西部分の、1立方メートル(縦1メートル×横1メートル×高さ1メートル)ごとの観測記録があります。その値は1,000ベクレル、つまり1立方メートルあたり1秒間に1,000回の放射性崩壊が起きていました。
原子力産業界は認めるつもりは無いでしょうが、これ程の値では肺がんの発生、そして全身の被ばくは避けられません。
もう一つの懸念は3月16日前後に2号機で内部爆発が起きたことです。
2号機は外見上原子炉建屋に損傷が無く、問題が少なそうに見えます。

しかし実際には、発電所が原子炉のベント窓をすべて解放した時点で、格納容器がひび割れてしまっています。
3月16日、莫大な量の放射性物質の煙が立ちのぼり、風に乗って東京方向に流されて行きました。
現在は事故発生直後のような、高い放射線量は測定されていません。
しかしこの時点では日本も東京電力も混乱の渦中にありました。
未だに誰もが口を閉ざしていますが、3月15日、16日、17日の3日間、東京の人々はどれだけの被ばくをしたのでしょうか?
歓迎すべき測定結果など存在しませんし、事実もまたその通りなのですが、日本は頑なに軽視し続けています。
被ばく線量を過少に見積もっているのです。


ご存知のように2012年2月に私は東京に行きましたが、地表近くでの放射性崩壊は1キログラム当たり毎秒7,000回に達していました。
この値はアメリカなら、立派に放射性核廃棄物としての取り扱いを受ける値なのです。
しかし日本政府はこう言い続けています。
「気に病む必要は無いので、笑顔でいてください。いつもと変わりません。」

カルディコット : 笑顔、そう言っているのですか…笑顔。
私は癌や白血病だけでなく、この時点で糖尿病を除いて考えられる疾病を指摘しました。
チェルノブイリとその周辺では、子供たちの早期老化、白内障の発症率の急増、重度の先天性異常発生の確率の急増が確認されました。
実は今日私は奇形児、つまりは胎児の時すでに障害を負ってしまった子供たちの研究を専門にする小児科医に、インタビューを行うことになっています。内容は現在も続いている、高率の先天性異常の発生率の確認です。

これから私たちは福島でこうした問題と向き合うことになるでしょう。
これは悪性腫瘍、ガンの発生とはまた別の問題です。
放射線被曝が引き起こす病気は実に様々です。
一人の医者として私が放射線被ばくについて指摘したいのは、これから日本は政府も一般の人々も、放射線被ばくに対しては、最新の注意を払ってほしいという事です。
そして発生する問題は多岐多数にのぼり、対処するための出費もまた莫大な金額になるだろう、という事です。
この点については、事故発生当時思いもよらなかったはずです。


ガンダーセン : 本当にご指摘の通りだと思います。
すべての問題の基本にあるのが、遺伝子の損傷です。
このことは、9月に公表された蝶の突然変異に関する研究( http://kobajun.biz/?p=4241 をご参照ください)によっても明らかです。
この研究によって明らかになったのは、突然変異が世代交代によって一層悪化していく、という事実でした。
第三世代の遺伝子が受けた障害の方が、第一世代のそれよりも一層悪くなっていました。
事実を解明するためには、さらにたくさんの研究が行われる必要があります。

現時点で明らかなことは、遺伝子損傷の障害が発生するのは10年とか20年という単位ではなく、1世代、2世代というように、世代単位で発生するという事です。

カルディコット: まさにこれこそが原発事故、そして原子力発電いっさいに関わる最も深刻な問題です。
これは遺伝子(ゲノム)不安定性といわれるものです。
〈つづく〉

http://www.fairewinds.org/ja/content/ongoing-damage-and-danger-fukushima
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今週いちばん驚いた国内報道は
「原発を止める止めないは、国民が決めることではない」
という自民党幹事長の発言でした。
自ら自分が奉じているのは民主主義ではない、と宣言したようなものだからです。

次に驚いたのは、復興予算を3.11の復興とは関係ない事業に「まわしていた」ことについて、この問題を究明するための委員会を、与党民主党の委員全員が欠席したこと。
この問題が存在することを認めない、という実力行使にでたものです。

いずれの報道にも、日本の政治の『劣化』はここまで進んだか、と暗然となりました。
カルディコット博士やガンダーセン氏が、あふれるほど持っている「人間としての良心」がまるで感じられません。

そう、原発を今止めなければならない、それは政治や経済などの問題などではなく、人間としての課題なのだと、このおふたりが気づかせてくれました。

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【銃撃を受けた少女、首都の陸軍病院へ移送】
子どもたちへの暴力が止まない、悲惨な現実

ジブラン・アフマド / アメリカNBCニュース 10月11日

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パキスタン・ペルシャワール(ロイター)
自らの人生のための戦いを行い、タリバンによって銃撃されてしまった女子中学生が、11日木曜日、軍の駐屯地があるラワルピンジの専門病院に移送されました。

14歳の女子中学生マララ・ユースフザイは9日火曜日、学校から出たところを襲われ、頭と首に銃弾を受け意識不明に陥りました。
しかし医師は10日になって、彼女が手足をほんの少し動かした、と語りました。
この日医師は彼女の体内から銃弾を摘出する手術を行いました。

マララは軍事支配に反対し、女性が教育を受ける権利について主張、これを根に持ったタリバンが彼女を襲ったのです。

彼女の勇気は、彼女を国民的英雄にしました。
そしてこの銃撃に対し、世界中の指導的立場の人々、そして多くのパキスタン人が非難の声を上げています。

マララが暮らしていたスワト渓谷一帯は、2009年にタリバンに実効支配から解放されましたが、以来彼女はたった11歳で闘いを始めたのです。

女子のための学校を経営する彼女の父、ジアウッディン・ユースフザイは、地域のために一番良い取り組みを続けることが、自分の身を守ることになると信じ、たびたびの脅しにも屈することは無かった、と語りました。

ロイター通信は専門的治療を施すため、マララがペルシャワールの中心部にあるラワルピンジのカルディオロジー研究所に移送されたのを確認しました。
「どうかマララのために、祈ってあげてください。」
取り乱した様子の叔父ファイズ・モハンマドが、救急車がペルシャワールに向け出発する際、こう語りました。

学界に出席するためペルシャワールを訪れていた英国人医師の夫妻も、地元の医師団とともに手術に参加することになりました。
マララは友人二人とともに、イスラマバード北西のスワトにある学校を出たところを銃撃されました。友人の一人は何を免れましたが、もう一人は重態です。

タリバンのスポークスマンはマララが西洋文化を広めようとしたために銃撃したことを認め、もし命を取りとめれば、再び彼女を襲うと表明しています。

「野蛮、そして臆病」

地元の警察当局は犯人を特定したと、この地のマスード・カウサル知事が発表し、地方政府は犯人に1,000万ルピーの懸賞金をかけました。
「各保安当局は緊密に連携し合いながら捜査を続けており、幸いに情報も豊富にあります。当局が一刻も早く犯人たちを逮捕し、法廷に立たせることを願っています。」

今回の襲撃に対し、多くのパキスタン国民が怒りを募らせています。
小規模ながら、各地で彼女を支持するための集会が次々開催されました。
スワト一帯の学校は抗議の意思を表すために休校し、マララの出身地のミンゴラでは小規模なデモ行進も行われました。

人権保護団体のアムネスティや国連がいち早く非難声明を発しましたが、パキスタンの大統領、首相、各界の指導者もこの動きに加わりました。
ホワイトハウスのスポークスマン、ジェイ・カーニーは、アメリカ合衆国は必要とされるいかなる援助も行うと表明しました。
「大統領は今回の事件は極めて遺憾であり、悲劇的であり、許せない蛮行だとしています。」
彼はこう述べました。
「子供たちに対する暴力は野蛮、そして卑怯以外の何物でもなく、我々の心は家族とともに、傷ついた彼女とその友人のもとにあります。」

実効支配の開始とともに、タリバンは女生徒が学校に行くことを禁じました。
以来3年間、マララは女性が教育を受ける権利を守るため3年間闘いつづけて来ました。
マララはパキスタン市民が受ける最も高位の賞を受賞しましたが、度々命の危険にさらされても来たのです。

2009年になって政府軍はマララの生まれ故郷、ミンゴラの町からタリバンを押し出しましたが、いくら政府軍がパトロールを強化しても、タリバンの民兵による攻撃が止むことはありませんでした。





http://www.msnbc.msn.com/id/49373714#.UHcrCsXA9mg&__utma=14933801.520676263.1342579093.1349923253.1350003262.84&__utmb=14933801.2.10.1350003262&__utmc=14933801&__utmx=-&__utmz=14933801.1347953721.58.4.utmcsr=kobajun.biz|utmccn=%28referral%29|utmcmd=referral|utmcct=/&__utmv=14933801.|8=Earned%20By=msnbc|cover=1^12=Landing%20Content=Mixed=1^13=Landing%20Hostname=www.nbcnews.com=1^30=Visit%20Type%20to%20Content=Earned%20to%20Mixed=1&__utmk=254521608

【 福島第一原発で今も続く事故、そして危険、その真実 】《第4回》

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所要時間 約 12分

「今、3号機が4号機をさらに汚染する状況が続いている」
「福島第一原発ではこれから300年間、人が近づけない程の汚染が続く」
[対談 : アーニー・ガンダーセン氏とヘレン・カルディコット博士 ]

フェアウィンズ 9月20日


カルディコット: 今はどのような努力も報われる段階ではない。それなのに彼らは作業している。おかしいですね、とにかく今は…

ガンダーセン : その通り、とにかく今は大量の汚染水が地下水脈に入り込まないように、その問題をまず解決しなければなりません。

カルディコット: しかしもし原子炉をコンクリート漬けにしてしまえば、汚染物質が漏れ出して地下水脈に入り込み、これからずっと太平洋が汚染され続けるのではないでしょうか?

ガンダーセン : そうです。だから福島第一原発に関しては、現段階では究極の解決策など無いのです。

カルディコット: 何もない…

ガンダーセン : すべての問題の解決は不可能です。
しかし多分ですが何が漏れ出しているにしても、まずは原子炉建屋の下の部分に穴を開け、下に溜まっている汚染水を抜き取ることで解決の糸口がつかめるように思います。
そこで問題が、先にご説明した巨大な汚染水の浄化装置に戻ることになります。
しかし私自身の気持ちとしては、これ以上2,000人の作業員の方々をこの時点で、廃炉のため危険な作業に従事させ、被ばくを続けさせたくはありません。

カルディコット: わかります。では違う問題に目を向けましょう。
発電装置が収納されているタービン建屋というのは、原子炉一基に対しひとつの割合で設置されているのでしょうか?

ガンダーセン : 原子炉一基につき、一棟のタービン建屋があります。

カルディコット: 数百万ベクレルも汚染されているのは、何号機のタービン建屋なのでしょうか?

ガンダーセン : 1~4号機、すべてです。

カルディコット: 何てことでしょう?!


ガンダーセン : 3号機が最悪です。そして興味深いことに、現在3号機が4号機を汚染しているのです。

カルディコット: 何ですって?

ガンダーセン : 驚くでしょう、でもこの二つはつながっているのです。
3号機から漏れている汚染水が4号機を汚染していることが解ります。
一か所の原子炉建屋から漏れ出した汚染水は、地面にしみこむと同時に、隣に立っている建屋も汚染してしまうのです。
そうなるのです。
ではどうしてそれがわかったのか?
私にはゼネラルエレクトリックの電気技術者である、親しい友人がいます。
彼がその状況を教えてくれたのですが、原子炉格納容器は完全に独立した構造にはなっていません。
様々なものを行き来させるため、ワイヤー状のパイプが無数に取り付けられ、ゴムの被膜で覆われた電線も無数に取り付けられてます。
そしてこれだけ高い放射線が存在する場所では、ゴムの性能は保証されていません。同じく熱に対しても、塩水に対しても、ゴムの性能保証などはありません。


このために原子炉建屋と他の建造物とをつなぐ電気配線により、放射能汚染があらゆる場所に運ばれてしまっている可能性があるのです。

カルディコット: お話を伺って、ちょっと言葉が出てきません。
解りました、次の質問をお願いします。
3つのタービン建屋それぞれが1リットル当たり100万ベクレルに汚染されている、それで間違いはありませんか?

ガンダーセン : 一番ひどいのは3号機で、これは100万ベクレルです。その他も似たような値だと思います。
正確な数値は知りようがありませんが、途方もない数値です。
壁の汚染をこそぎ落とすため誰かをこの場所に送り込むなど、考えられないような数値であることは確かです。

カルディコット : 3つのタービン建屋はそれぞれ独立した、原子炉建屋から離れた場所にある構造体である。しかしご説明いただいたような状況では、タービン建屋内も高濃度に汚染され、そこからさらに原子炉本体に近づくにつれ、汚染はどんどんひどくなっている、そのように推察されているわけですね?そのようにお考えですね。


ガンダーセン : まったくその通りです。
原子炉建屋を解体するとすれば、それだけの汚染と向き合う必要があります。
現在現場では、汚染されていない場所まで移動させてこれを解体しようとしてますが、ほとんど意味はありません。かなり高い確率で日本人はこう言わなければならないと思います、自分たちは間違いを犯してしまった、と。
ですから私たちは福島第一原発を、事故現場で見つけたありとあらゆる汚染物質の、仮処分場にする必要があります。この場所の汚染はひどいものになりますが、他の場所を汚染してしまうよりはましなのです。

カルディコット: そうですね。

ガンダーセン : 福島第一原発の事故現場は犠牲になってしまった土地なのであり、人間は近づくべきではありません。

カルディコット: わかりました。ところであなたは太平洋もまた犠牲になってしまった、とおっしゃいました。この太平洋から獲れた魚をアメリカ西海岸やオーストラリアの人々は食用にしているわけですが、魚は回遊してどこへでも行ってしまいます。太平洋が犠牲になるという意味は、これからずっと福島第一原発から漏れ出した放射性物質が太平洋を汚染し続ける、という事でしょうか?

ガンダーセン : その通りです。完全に汚染を取り除き、再び人が入って福島第一原発を完全に解体するためには、100年、200年という単位で汚染水を途切れることなくくみ出し続ける必要があります。


カルディコット: このことについて、人類の子孫たちはいったいどういうでしょう?100年間で3世代が交代するとして、300年間で9世代が交代することになります。
これらの世代の人々は、いったいこのことをどう思うでしょうか?
子孫たちはどうすればいいのでしょう?
今の私たちに何を望むでしょうか?
子孫たちの時代に、この問題を解決するための機械や技術は生み出されているでしょうか?
私たちの世代は子孫に対し、取り返しのつかないことをしてしまったのではないでしょうか?
これから9世代に渡る人々は、福島第一原発の危険性について、今の私たちと同じように真剣に受け止めることはできるでしょうか?

ガンダーセン : そうですね、私たちは300年後もこうした社会がきちんと機能していると思っていますが、その時点でも福島第一原発は最低でも今と変わらないレベルに汚染されているでしょう。
〈つづく〉

http://www.fairewinds.org/ja/content/ongoing-damage-and-danger-fukushima
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「私たちの世代は子孫に対し、取り返しのつかないことをしてしまったのではないでしょうか?」
カルディコット博士のこの一言に、非常に重い課題が表現されていると思います。
原子力発電は当初から、核廃棄物に関する処理方法が無いままに始められてしまいました。
「高放射性核廃棄物の問題が深刻化する30年後、40年後には、科学の進歩によって、うまい解決方法が見つかるだろう」
という、とんでもない無責任な考えに上に立って、原子力発電は続けられてきました。

そして3.11を迎えたのです。
「うまい解決方法」など、世界中で見つかりませんでした。
1970年代に無責任極まりない考えに立って始められた原子力発電は、充実した人生を歩むべく、これから生きていく人々にとんでもない重荷を背負わせ、未来の日本人にきわめて厄介な問題を押し付ける結果になったのです。

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【少女の回復を願い、卑劣な犯行に憤る世界】

ムスタク・ユースフザイ / アメリカNBCニュース 10月10日

パキスタンのムルタンで銃撃された14歳の少女、マララ・ユースフザイの回復を祈る、パキスタンの少女たち。


10月10日、世界中の国家元首や人権団体などから厳しい批判を浴びている、この銃撃事件の被害者である14歳の少女の体内から、パキスタンの医師団は銃弾の摘出に成功しました。銃撃は少女のブログでの発信を敵視した、パキスタン国内のタリバンによる犯行です。
犯行はパキスタン北西部の、スワト渓谷の中心都市であるミンゴラで発生しました。
2009年ら紛争が勃発し、政府軍が鎮圧を宣言したまでの2年間、ミンゴラではタリバンの実効支配が続く中、マララは教育を受ける権利を主張し、ブログなどで発信を続けていました。

14歳の少女、マララ・ユースフザイは戦火が続くスワト渓谷にあって、ブログに日常生活に関する事柄を書き綴り、タリバンによって襲撃されました。手術により銃弾は摘出されましたが、未だ予断を許さない状況だと、担当医がNBCの取材に答えました。
衝撃を受けたパキスタン国民は少女の回復を祈り続けています。

パキスタン国内には大きな衝撃が走りました。全国紙は第一面に血まみれのまま包帯でぐるぐる巻きにされたマララが、病院に運び込まれる写真を掲載しました。
「標的にされた犠牲者の願い」、エキスプレス・トリビューンは見出しでこう伝えました。

パキスタンの大統領、首相、そして各野党の党首は、人権団体アムネスティや国連とともに、この犯行に対する非難の声をあげています。

「パキスタンの未来はマララのような、勇気ある少女とともにあります。彼女を学校で襲撃したような卑怯者の名が、パキスタンの歴史にきざまれることは絶対にありません。」
アメリカのスーザン・ライス国連大使は、ツイッターでこう発信しました。

10月10日、イスラマバード市内でプラカードやマララの写真を掲げ、暴力に抗議する女性たち。


10月10日、ラホール市内でキャンドルに火を灯し、プラカードを掲げ、マララの回復を祈る市民たち。

【 福島第一原発で今も続く事故、そして危険、その真実 】《第3回》

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所要時間 約 14分

アーニー・ガンダーセン氏とヘレン・カルディコット博士の対談
メルトダウンした核燃料の「取り出し」、具体的解決策はいまだに無い!
これから5年間、途切れる事無く3基の原子炉に注水を続けなければならない!
[対談 : アーニー・ガンダーセン氏とヘレン・カルディコット博士 ]
フェアウィンズ

福島第一原発4号機


ガンダーセン : 現在、福島第一原発4号機に関するわずかな慰めは、原子炉内に何も無いという事です。
しかし1~3号機についてはもちろんそうではなく、核燃料プールの中がどうなっているかもはっきりしません。
特に3号機の核燃料プールについては全く何も解っていません。
私自身は3号機の核燃料プールの損害は、深刻なものだと考えています。
そして1~3号機の内部がその後どうなっているのか、確認しなければなりません。
ご存知の通り、各原子炉内の燃料はメルトダウンしてしまいました。ですから燃料棒の束をつかんで、外に取り出すなどという事はできません。
溶けだした核燃料は、運が良ければ原子炉の底にたまった状態になっているでしょうが、実際には格納容器の底を突き破り、基礎のコンクリート部分に入り込んでしまっているようです。
この結果、事故処理は4号機の場合より、はるかに難しいものになってしまいます。

事故当時のスリーマイル島原子力発電所


カルディコット: 私の記憶では、これまでメルトダウンした核燃料の除去作業を行ったのはスリーマイル島での事故処理が唯一の例です。確か除去するのに10年かかりましたが。

ガンダーセン : その通り。簡単な作業でした。

カルディコット: スリーマイルの場合、福島第一原発1~3号機のような完全なメルトダウンでは無かったように記憶していますが…

ガンダーセン : そうです。スリーマイル島の事故の場合、溶けた燃料は原子炉の底に溜まっていて、格納容器には漏れ出していませんでした。
しかし福島の3つの原子炉では溶けた燃料は格納容器から漏れ出しました。下の方から制御棒を差し込んだのですが、その部分から櫛の歯を伝わるようにように漏れ出したのです。
燃え上がったのでなければ、制御棒のところから滲み出してしまったと考えられます。
2号機では火災が発生した可能性があり、溶けた核燃料は基礎のコンクリート部分に達しました。
私はここの部分は大きな違いだと思っています…私が問題としてとらえていること、それは1~3号機、それぞれで今確認されていることです。
解りやすくするため、原子炉を料理に使う圧力釜に例えてみましょう。

カルディコット: いいですよ。


ガンダーセン : そして原子炉が格納容器に入っているように、圧力釜の周りに非常に強固な箱を作ります。さらには原子炉格納容器と原子炉建屋内の間に、円環体の構造物が存在しています。
そして原子炉建屋の隣にあるのがタービン建屋です。
つまり1基の原子炉に対し、3つないし4つの構造体が存在することになります。
タービン建屋に関して言えば、高い放射性を帯びた物質は3つの異なるバリヤーを経て、タービン建屋内に入ることになるわけです。
数百万ベクレル、つまり1秒間に100万回の自然崩壊が起きるわけですが、これだけの値の放射性物質が集中している場合について、考えてみましょう。
そうですね、1リットルのコーラを例にしてみましょう。毎秒100万個の泡がはじけていると考えてみてください。
そう、原子炉内部ではなく、格納容器の中でもなく、原子炉タイヤの中でもなく、そこから離れた場所にあるタービン建屋内における高濃度汚染水が問題なのです。
このようなことから今私が心配しているのは、この場所における作業員の被ばくの問題なのです。私個人としてこの点が非常に気にかかるのです。
60年ほど原子力発電に関わってきた挙句、こうした結論にたどり着いたわけです。現場の人々は3基の原子炉を廃炉にする作業に関わることになるかもしれないわけです。しかし、彼らは必要な情報を与えられていないと思います。
現在現場で作業をしている人々が廃炉作業にまでかかわることになれば、彼らの被ばく線量は容易ならない値に達することになるでしょう。


物理的根拠に基づく配慮はごくわずかしかありません。
使用済み核燃料は取り出されたばかりのときは非常に熱くなっていますが、その後日を追って段々と温度が下がっていきます。
しかし物理的な高温状態は続いており、現在も福島第一原発の事故現場で蒸気が上がっているのを確認することができます。
ただ事故直後に比べればその温度は明らかに低く、5年経てば使用済み核燃料が発する熱量は明らかに低下します。
ですから5年が経過すれば、その時点で再びメルトダウンの発生はあり得なくなります。
今もその危険性は下がりましたが、メルトダウンの可能性が消えるためには5年という時間が必要なのです。
ですから原子炉、そして原子炉建屋の冷却を続けなければなりません。いったいいつまでかかるのか?5年間かかるのです。5年経てば、給水ポンプの動作を停めることが可能になります。

カルディコット: そのために福島では、溶けた燃料の上に水を注ぎつつけているのですね?

ガンダーセン : その通りです。

カルディコット: 海水をですね?

ガンダーセン : 多分もう溶けてはいないと思いますよ、ヘレン。今は高熱の個体になっているはずです。
そして1~3号機の各原子炉に、毎日何十トンという水が注ぎこまれているはずです。その水は高濃度に汚染されて戻ってきますが、それをすぐには戻さず、鉱化流体中の揮発性成分を使う、費用は高くつきますが最新の方法によって、浄化処理を行います。しかしそのプロセスを繰り返した結果、今や何百というかすがたまってしまいました。
浄水器のフィルターがありますね、あのフィルターが数百個あると考えてください。もちろん一個一個は自動車ほどの大きさがあり、300年経たなければ消えないセシウムによって汚染されています。それが数百基、原発の後ろにずらっと並んでいるのです。
そしてここに蓄えられた水は核燃料と直接接触するため、非常に高い放射性を帯びています。


カルディコット : わかりました。

ガンダーセン : このために原子炉内部、格納容器の底部、ドーナツ形の円環体、そしてこれらを覆う原子炉建屋 - 一部は吹き飛ばされてしまいましたが、これらすべてが汚染されてしまいました。そして隣にあるタービン建屋も放射能に汚染され、汚染水の循環のため1秒あたり、1リットルあたり何百万回もの放射性崩壊が続いているのです。
これは私の個人的意見ですが、このような場所で、至る所高濃度の汚染が広がる場所で、作業員に危険な作業を続けさせるべきではないと思います。

では私が東京電力の役員ならどうするでしょうか?
私なら使用済み核燃料の温度が十分に下がるまであと2年間待った上で、原子炉建屋の中にコンクリートを流し込み、全体をコンクリート漬けにして300年間待つことにすると思います。
モニタリングされている放射線量を見れば明らかなことですが、現在のように非常に高い放射線量が計測されている現場で、これ以上作業員を働かせるべきではありません。
まして現段階では、どれ程彼らが努力したとしても、原子炉は安定した状態にはならないのですから。
〈つづく〉

http://www.fairewinds.org/ja/content/ongoing-damage-and-danger-fukushima
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【アルツハイマー病の史上初の治療薬について】
『ソラネジマブ』と名付けられた治験薬が、アルツハイマー病の軽症の患者の、それ以上の症状悪化を遅らせる可能性を示しました。

アメリカNBCニュース 10月9日

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全世界で3,600万人、アメリカ国内では500万人の患者がいるアルツハイマー上について、『ソラネジマブ』と名付けられた治験薬が、史上初めて治療に対する大きな可能性を切り開きました。

この薬に関する大切な情報をお伝えします。

▽新しいアルツハイマー治療薬『ソラネジマブ』についての重要な事実
1. この製品はイーライ・リリィによって作られました。
2. 現在市販されておらず、製品化されるのは数年後になります。
3. それだけ時間がかかるのは、実権が失敗したとされる2件の例について、再検証が行われているためです。
4. 再検証を経た後でも、治療効果が期待できるのは軽度の患者についてであり、重症患者への効果はほとんどありませんでした。
5. また治療効果も著しいものではありません。
6. 現在発売を予定している会社からFDAに許可申請が出されていますが、許可の見通しは不明です。
7. 許可を得るためには、さらにたくさんのアルツハイマー病に対する有効事例を集める必要が大いにありそうです。
8. 今後の症例では、多くの科学者がアルツハイマー病の発症原因と考えている『アミロイド・ベータ』というたんぱく質に対する効果を証明することが重要な点になります。
9. 症状の初期にこの薬を投与すれば、より高い治療効果が発揮される可能性がありますが、この点についても証明する必要があります。
10. 従って現在アルツハイマー病を発症してしまっている患者に対しての恩恵はありません。しかしこれまで治療方法が無かったアルツハイマー病について、希望の光が射しこんできたことは事実です。

http://dailynightly.nbcnews.com/_news/2012/10/08/14301366-important-facts-about-new-alzheimers-drug-solanezumab?lite#__utma=238145375.780015944.1342436760.1349401497.1349751691.90&__utmb=238145375.4.9.1349751766687&__utmc=238145375&__utmx=-&__utmz=238145375.1349751691.90.56.utmcsr=nbcnews.com|utmccn=%28referral%29|utmcmd=referral|utmcct=/&__utmv=238145375.|8=Earned%20By=msnbc|cover|nbc%20nightly%20news%20with%20brian%20williams=1^12=Landing%20Content=Mixed=1^13=Landing%20Hostname=www.msnbc.msn.com=1^30=Visit%20Type%20to%20Content=Internal%20to%20Mixed=1&__utmk=69485907&__utma=238145375.780015944.1342436760.1349401497.1349751691.90&__utmb=238145375.4.9.1349751766687&__utmc=238145375&__utmx=-&__utmz=238145375.1349751691.90.56.utmcsr=nbcnews.com|utmccn=%28referral%29|utmcmd=referral|utmcct=/&__utmv=238145375.|8=Earned%20By=msnbc|cover|nbc%20nightly%20news%20with%20brian%20williams=1^12=Landing%20Content=Mixed=1^13=Landing%20Hostname=www.msnbc.msn.com=1^30=Visit%20Type%20to%20Content=Internal%20to%20Mixed=1&__utmk=69485907

【 福島第一原発で今も続く事故、そして危険、その真実 】《第2回》[フェアウィンズ]

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所要時間 約 12分

「福島第一原発の敷地内には、8,800トンをはるかに超える高レベル放射性核廃棄物!」
「日本国内の原発には、30,000トンを超える『処理不能の』高レベル放射性核廃棄物が隠されている!」
[対談 : アーニー・ガンダーセン氏とヘレン・カルディコット博士 ]

フェアウィンズ 9月20日


昨年2011年6月に私はクリス・マーティンソンの番組に出演しましたが、そこで私は破壊された原子炉建屋を覆う、新たな建屋の建設が必要だと指摘しました。

カルディコット: そうでした。

ガンダーセン : しかし作業は遅々として進みませんでした。そして残念なことに、母なる自然には人間の事情とは関係ない春夏秋冬があります。
ですから今や時間との戦いなのです。
ふたたび巨大地震が発生して原子炉建屋が破壊されることの無いよう、祈るしかない状況なのです。

カルディコット: 一体いつになればクレーンを設置できる程度に、建物の補強ができるのでしょうか?あなたは海側ではなく、陸側に新たな壁を築く必要があるとおっしゃっていますが。

ガンダーセン : そうです。
カルディコット: 大きく重いクレーンを原子炉建屋の上に設置するために必要なのですか?そのためにはどれだけの時間がかかるのでしょうか?

ガンダーセン : 現場では約1年だと見ています。


カルディコット: 1年ですか。原子炉建屋の補強に1年。そうすれば巨大クレーンの設置が可能になる。そこまではさほどの年月を必要としないようですね?

ガンダーセン : そうですね、かかっても18カ月といったところでしょうか。その後使用済み核燃料の取り出しが可能になると思います。

カルディコット: 18カ月後に使用済み核燃料の取り出しが可能になり、すべてを冷却用のプールから取り出すのに1年かかる。つまりは2年6カ月を要するという事になりますね。

ガンダーセン : 2015年ないし2016年になれば、最初の問題が片付くことになります。

カルディコット: なんということでしよう?!

ガンダーセン : そうなのです。そして最後に取り出す使用済み核燃料の放射性濃度が最も高く、そして最も危険なのです。
実際のところ、最初の使用済み核燃料を取り出す作業は、さほど難しいものではありません。
最後に取り出さなければならない使用済み核燃料が最も新しいもので、物理的にも高温で、そして放射性がきわめて高くなっています。この使用済み核燃料を取り出すのが2014年、または2015年になると思われます。


カルディコット: 100トンもの重量がある使用済み核燃料を詰め込んだ、巨大な容器を地面に降ろすのはいつになるのでしょうか?そして一度に扱える使用済み核燃料は一束だけのようですが、一束の使用済み核燃料には何本の核燃料棒が入っているのでしょうか?
ガンダーセン : 9×9、すなわち81本です。

カルディコット: 約80本。

ガンダーセン : そうです80本が一束になった使用済み核燃料が1,000以上残っています。

カルディコット: その重量はどのくらいになりますか?

ガンダーセン : 約1トンです。

カルディコット: 1トン?

ガンダーセン : そう、約1トンです。さあここで目下一番の問題とされたことを思い出してください。
ここにある使用済み核燃料は地震によって、あるいは事故後の過熱によって、あるいはがれきがプール内に大量落下したことにより、変形してしまっているのではないか?そうなってしまえば、クレーンで取り出せない可能性があります。クレーンを使用済み核燃料の上に持って来て持ち上げようとしても、そこで作業を継続できなくなる可能性があるのです。

カルディコット: そしてどうなるのでしょう?

使用済み核燃料プール


ガンダーセン : 新たな問題が発生することになります。そうですね、時間の経過を待つことになるかもしれません。不幸なことに、こうした問題を解決するためには長い時間が必要です。
変形した使用済み核燃料を取り出して地上に降ろし、そこに設置しておいた別の使用済み核燃料プールに沈めるのです。原子炉建屋には巨大な使用済み核燃料プールがありますが、それを空にするのです。取り出して、降ろして、また沈める。何度も何度も何度も、この作業の繰り返しです。
これができれば嬉しいことに、破壊された原子炉建屋の上層階に放置しておくより、いったん地上に降ろして廃棄物格納容器に入れる方が、はるかにましなのです。

カルディコット: だから通常の核燃料プールに格納するのですね。現在のところ、その通常の核燃料プールの中にはどれだけの使用済み核燃料の束があって、それはどこにあるのでしょうか?

ガンダーセン : 核燃料プールには約7,000束の核燃料が残っています。場所は原子炉から見て海側ですが、このプールは津波による直接の被害は受けてはいません。原子力発電所の敷地全体から見れば、陸側の少し小高い場所という事になります。
そこから最も古い核燃料を取り出し、発電所内のキャニスターにいったん保管します。充分に温度が下がるまで、数十年間そこにとどめ置かれることになるでしょう。
こうして使用済み核燃料を福島第一原発4号機から取り出し、原子力発電所内のしかるべき場所で保管を続けることになります。なぜなら4号機の核燃料プールにはがれきなどがいっぱい入っていますから。

カルディコット: 核燃料プールには7,000束の使用済み核燃料があり、一束の重量が1トンという事は、ここにカルディコット: あなたが使用済み核燃料の総重量は7,000トンという事になります。

ガンダーセン : その通りです。そして4号機以外、2号機、1号機、3号機の順でそれぞれに500~600束の使用済み核燃料があります。ですから各原子炉が600トンの使用済み核燃料を抱えている、そうなります。
これほど大量の高放射性核廃棄物があるのです。
40年間原子力発電を続けた結果、これだけの高放射性核廃棄物が貯まってしまったのです。
さらにはすでにドライ・キャスクに収納済みの高放射性核廃棄物もあります。
これも福島第一原発の原子力発電所内に保管されています。
これらが巨大地震と巨大津波によって、事故を拡大しなかったことは幸運なことでした。
ですから当面の目標はこれからの10年で、すべての高放射性核廃棄物をドライ・キャスクに収納することなのです。


カルディコット: 簡単な算数の計算をしてみましよう。
7,000+600×3=8,800トン。これだけの使用済み核燃料が福島第一原発の敷地内にあるのですね。これにドライキャスクの分を加え、約10,000トンもの高放射性核廃棄物が未だに福島第一原発の原子力発電所内に残っているのです。
これには事故を起こさなかった5号機、6号機の分は含まれていません。
一体全体、日本はどれだけの使用済み核燃料、つまりは高放射性核廃棄物を抱え込んでいるのですか?
ガンダーセン : 残念ながら正確な数字は解りません。しかし日本の原子炉はほとんどが古いものばかりです。そして東海村の原子力発電所には2基、女川原子力発電所には3基、というようにそれぞれ保有する原子炉の数も異なっています。
しかし大体の推測は可能です。日本には現在稼働可能な原子炉は50基あり、それぞれ最低でも600束、おそらくはそれ以上の使用済み核燃料を抱え込んでいると考えられます。
さあ、また簡単な計算です、600トン×50=?

カルディコット: 30,000トン。それでいいですね。

ガンダーセン : 最低でも、ですよ。

カルディコット: 最低でも!
〈つづく〉
http://www.fairewinds.org/ja/content/ongoing-damage-and-danger-fukushima

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日本全国の原発に30,000トンもの、『処理不能の』使用済み核燃料が隠されている!
この指摘を読んで、私は改めて原子力発電所の廃止はなんとしても軌道に乗せなければならない、そう思いました。
広瀬隆さんの著作『原子炉時限爆弾』には、六ヶ所村の再処理など失敗続きで、とうに破綻してしまっている事が書かれています。

結局、原子力発電は「未来になれば、高放射性核廃棄物について何か良い解決方法が見つかるだろう」という、きわめて無責任な見切りによって発車した事が明らかになりました。
しかし福島第一原発が建設されて40年以上、何の進展もありませんでした。
カルディコット博士がかつてニューヨークタイムズに書かれたように、人類は「ただそれを地中深く埋める」しか出来ないのです。
ただでさえ、地震多発地帯に建設した事により、日本の原子力発電所は世界で最も危険な原発群のはず。
そしてそこには、大量の使用済み核燃料が隠されているのです。

3.11直後、週間ダイヤモンドに掲載された記事に、仮に六ヶ所村が福島第一原発と同じ被害を受けた場合、半径100km以内の人間がほぼ全員即死する、とあるのを読み、高放射性核廃棄物処理問題の容易ならなさを教えられました。

日本の原子力発電所、それは考えられている以上に危険な存在。
そしてその問題から、目をそらし始めた日本…

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【開催、ワールド・ヒッコリー・オープン】

アメリカNBCニュース 10月9日
(写真をクリックして大きな画像をご覧ください)

この写真は近日公開予定の、時代物の映画のワンシーンのように見えるかもしれません。
しかしこれはスコットランドで実際に開催された、ゴルフ・トーナメントでのシーンです。
もう使われてはいないヒッコリーシャフト(柿の木製のシャフト)のクラブを使ったトーナメント、『世界ヒッコリーオープン』が、10月8日モニフェイス・リンクス・ゴルフコースで開催されました。
参加者は1935年以前に作られたクラブ、もしくはそのレプリカを使用しなければなりません。
服装も1930年代の時代考証を求められます。
こうして見て見ると1930年代のゴルフ・トーナメントそのもののように見えますが、もちろんこの時代もボールを手で投げることは認められていません。




【 福島第一原発で今も続く事故、そして危険、その真実 】《第1回》フェアウィンズ

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所要時間 約 11分

今再び大地震が起きれば、事態は考えられない程深刻なものに!
現在福島第一原発は、今事故処理の真最中
[ 対談 : アーニー・ガンダーセン氏とヘレン・カルディコット博士 ]

フェアウィンズ 9月20日


フェアウィンズ 9月20日

アーニー・ガンダーセン氏が『もし地球を愛するなら』プロジェクトの企画に招かれ、現在も続く福島第一原発からの放射性物質の漏えい、そしてどうすればこの事故を収束に向かわせることができるのか、ヘレン・カルディコット博士との対談が行われました。
福島第一原発では原子炉を冷却するために使われた冷却水が未だに高濃度に放射能に汚染されており、現在も太平洋の海へ流れ込んでいます。
現場は作業員を被ばくさせる危険、そして放射能漏れが続くことへのジレンマと戦い続けています。
事故発生から18カ月間の子供たちに対する健康上の影響について、2人の議論が行われました。

『もし地球を愛するなら』プロジェクトにようこそ。
私はヘレン・カルディコット、このプログラムでは、この地球上のすべての生命に対する医学上の脅威、環境上の脅威について議論を行います。
核兵器、原子力発電、オゾン層破壊、有毒な汚染物質、森林伐採、その他、この地球を守るべく、社会的、政治的問題について論じて行きます。
あなたがこの地球を愛しているなら、どうか続けて聴いてください。

ヘレン・カルディコット博士


今日のお客さまは、私の旧友でもあるアーニー・ガンダーセン氏です。ガンダーセン氏は環境とエネルギー問題に関する調査、分析、そして法的援護を行うフェアウィンズにおいて、エネルギー問題のアドバイザーを務めています。彼はまた独立した原子力発電の技術者であり、安全に関する専門家でもあります。
彼は原子力規制員会を始め、上下両院議会、各州議会、各政府機関や規制当局に対し、原子力発電所の運営、信頼性、安全に関する課題、放射線問題に関する提言などを行っていますが、その活躍の場はアメリカ、カナダをはじめ世界各国に及んでいます。

アーニー・ガンダーセン: やあヘレン、ありがとう。 再会できてうれしいですよ。

ヘレン・カルディコット: あなたが福島第一原発の現状について新たな見解を示されたので、ぜひお話をお伺いしたくて、ここにお招きする必要があると考えたのです。
本当にたくさんお伺いしたいことがあるのです。
福島第一原発の1号機、2号機、3号機、4号機が現在置かれている状況について、ぜひお聞かせください。
現状についてどうお考えですか?
今日は存分にお話しください。

アーニー・ガンダーセン氏


ガンダーセン : ありがとうございます。
では1号機、2号機、3号機、4号機がそれぞれ今どうなっているのか、お聞きください。
4号機は建屋の壁が崩壊してしまっており、その分作業がしやすくなっています。今後の計画ですが…

カルディコット: 壁が崩壊しているとはどういうことでしょうか?その部分が良くわからないのですが。

ガンダーセン : 爆発はあらゆるものを破壊しました。原子炉建屋の上部2つのフロアは崩壊し、そのために破壊を免れた構造部分が露出される結果となりました。
そして現在作業エリアと呼べる状況になっているのです。
カルディコット: 原子炉建屋は構造物として残ってはいるものの、2つのフロアは無くなってしまっている、そういう事でよろしいですね。
ガンダーセン : そうなります。原子炉建屋が本来30メートルの高さがあるとすれば、現在は18メートルになっているという事です。爆発により原子炉の上部構造が破壊されましたが、その上部構造とは東京電力が原子力発電所を運営していた海浜地帯で、核燃料棒を出し入れするための巨大クレーンと、その燃料棒を一時的に格納するためのブリッジ構造の事です。

カルディコット: ちょっとお待ちください。つまり燃料の出し入れをするためのクレーンがあった上層階2フロアが破壊された、という事になりますか?そうなりますと、原子炉格納容器、その隣には100トンを超える高放射性の核燃料棒で一杯の冷却用プールがそのまま取り残されていることになります。


ガンダーセン : その通り、まったくおっしゃる通りです。

カルディコット: 正しいのですね。

ガンダーセン : 目下の計画はかつてはそこに存在した構造物、特に使用済み核燃料プールを破壊された建屋の上に、もう一度建設することです。
これは残っている構造物を利用して行いますが、その場所は海のすぐ近くであり、燃料棒を扱うための巨大クレーンを支える橋脚部分を、破壊された建屋に隣接して建設しなければなりません。
いいですか、かつてはそこに巨大クレーンがありましたが、現在は破壊されてしまっているため、新たにクレーン設備を設置しなければならないのです。
なぜそれほどの設備が必要なのかといえば、使用済み核燃料を詰め込んだ容器は非常に重く、全部で約130トンに上る量を処理しなければならないからです。こうした作業には巨大クレーンが欠かせません。

カルディコット: あなたがお話になっているのは、束ねられた核燃料棒の事でしょうか?間違っていますか?

ガンダーセン : いえ、束ねられた核燃料棒を取り出し、水中の遮蔽された格納容器に収納しなければならないのです。

カルディコット: わかりました。

4号機使用済み核燃料プール内部の写真


ガンダーセン : もしこれらの使用済み核燃料が直接大気に触れるようなことになれば、非常に高い放射性があり、作業エリアにいる人々はその場で死んでしまうことになります。
そのためこの使用済み核燃料を水に沈める作業は、迅速に行う必要があります。
そして束ねられた使用済み核燃料をそのまま取り扱う必要があるのですが、ここで重大な疑問が出てきます。すなわち一度高温になってしまったこと、そして爆発により使用済み核燃料プールに大量のがれきが飛び込んでしまったため、燃料棒が変形してしまっているのではないか、という懸念があるのです。
しかしまあとにかく理論上は、クレーンを使って使用済み核燃料の束を掴み取り、冷却用プールの方に運び、水中に沈められた巨大な容器の中に収納しなければなりません。
使用済み核燃料を持ち上げてこの容器の中に格納し、ふたを閉めなければなりません。
この巨大な容器の重さは約100トンほどあります。

カルディコット: まあ…


ガンダーセン : 次に巨大クレーンを使ってその容器を持ち上げ、地上に降ろします。
その作業を何十回となく繰り返さなければなりません。建屋の上の使用済み核燃料プールを空にするには、おそらく1年以上かかるでしょう。

カルディコット: 少しお待ちください。束ねられた使用済み核燃料棒を水中から取り出し、別の冷却用プールに移動しなければならないが、それを格納する巨大な容器はまだ用意できていない、それでよろしいでしょうか?これからこの巨大容器を製作し、水中に沈めて使用済み核燃料棒を受け入れるための準備を行い、それができたら地上に降ろす、この手順で間違いはありませんか?

ガンダーセン : その通りです。まず最初にしなければならないことは、破壊された建屋の上にある冷却用プールの中の、使用済み核燃料をすべて取り出すことです。
そのためには、その設備の建設が完了した後、1年ないし2年の月日を必要とします。
ですから現在の状況は、いかなる意味合いにおいても、危機を脱したなどとは言えない状況なのです。
もし地震が発生すれば高濃度汚染水が漏れ出す恐れがあり、使用済み核燃料が火を噴くような事態に陥れば、日本全土がたちまち汚染されつくしてしまいます。
これが証明するのは、現在福島第一原発は事故処理の真最中だという事です。
おわかりですか、今年になってやっとこの状況が見えてきたのです。
〈つづく〉

http://www.fairewinds.org/ja/content/ongoing-damage-and-danger-fukushima
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今日からアーニー・ガンダーセン氏とヘレン・カルディコット博士の対談を連載します。
9月20日付で[フェアウィンズ]のホームページ[ http://www.fairewinds.com/ja ]に掲載されたこの対談は、まだ公式の日本語訳は掲載されていませんので、【星の金貨】の『私訳』という事で、ご覧ください。
原文はA4版で出力すると21枚ほどの原稿になりますが、実を申し上げますとまだ翻訳作業は完了していないため、全何回という事をまだ申し上げられません。
8ページほど翻訳して3回分ほどの分量になっていますので、8〜9回という事になろうかと思います。
福島第一原発の現状について、きわめて重要な分析が行われており、皆様にはぜひ全編をお読みいただきたいと思っております。

それにしても日本の原子力規制委員会のメンバーにこのお二人に小出裕章氏が加わっていれば、と心から思います。
そうすれば、今生きている「人間」を何より大切にしてくれるだろうに…
誰もがその発表を、素直に受け入れる事が出来るだろうに…
それが出来ない日本の政治システムに対する、疑問と怒りが私たちの中で色あせてしまわないよう、ぜひこの連載をご活用くださいますよう、お願い致します。

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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