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【 私は子供たち全員からきっとよくなる、必ず治る、というメッセージを受け取りたいと願っています 】

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所要時間 約 6分

[エジプト・カイロの小児ガン病院 - ヒシャム・ショアイーブの願い]

シーメンス / オリバー・ウィルキンズ 2011年9月13日

「私の家族にはガンの経験があります。
私には姉がいましたが、10年前に亡くなりました。
13歳でした。
名前はメイ。
彼女がまだ3つの時に脳腫瘍が発見されました。
そして11歳になった時、治療のため腫瘍を取り除くために手術するべき時が来た、と判断されたのです。

しかし、手術後脳腫瘍が再発しました。
手術の際、小さなガン細胞を切除せずに見逃すというミスが犯されていたのです。
彼女はその後3カ月間入院し、それが彼女の人生の最後となりました。

彼女が精いっぱいできたことは、病院の廊下を歩くことでした。
病院のスタッフは誰も彼女に話しかけませんでした。
専門家、心理士も、ソーシャルワーカーも、彼女の相談にのってあげられる人間は誰もいなかったのです。

この気持ちをどう表現していいのかわかりませんが、ただ、やりきれない思いだけが残りました。

私は意気消沈していました。彼女を励ましたかったのですが、私自身落ち込んでしまっていて、どうすることもできませんでした。

私は彼女に希望を持たせることはできませんでした、私自身そんなものは感じていなかったからです。

私が初めてこの病院を訪れ、正面玄関を入った時、この病院が他の病院と違っていることに気がつきました。
太陽の光が患者に希望を与え、病院内には自然な光があふれていました。
私が病院に入って感じたのは、人々が完治して退院する希望を持っているということでした。

私は「時間を寄付する」という考え方が気に入りました、それなら自分にもできるからです。
病院が私に与えた役割は病院を訪れた人々に、ツアーガイドのように案内する仕事でした。
私は病院の設備とともに、この病院がどのように子供たちを世話しているかについて説明します。

一度中に入ると、目に入るのは床のカラフルな色使いです。
これらの色は実は子供たちの心が落ち着くよう、慎重に選ばれているのです。

ここでの子供たちへの世話はあらゆる面に及びます。
私が言いたいのは、この病院では物理的治療、先進医療技術に加え、外部のボランティアが子供たちの心をいたわっているということです。

私は子供たち全員からきっとよくなる、必ず治る、というメッセージを受け取りたいと願っています。
亡くなった姉をここに連れてくることができたらどんなにいいだろう、と考えるんです。
それができたら......」

※ カイロにあるこの小児がん病院は、ガンになった子供たちが最新の治療を、無料で受けられる施設です。
ヒシャム・ショアイーブのようなボランティアは、精神的援助を行うことによりその運営を支えています。


+++++++++++++++++++

今日この映像をご紹介しようと思ったのは、昨日アップしたアルジャジーラの報道で、「放射線障害の発症が疑われる」10歳の女の子の映像を、実際に見てしまったからです。

このビデオには病気になった子供たちにとって、心のケア、そして自分の将来に希望を持つことがどれほど大切か、というメッセージが込められていま す。
アルジャジーラのビデオに登場したのは一人だけでしたが、現在も、これからも、この日本に「悲劇の子供たち」が現れる可能性は、残念ながらゼロではなくなってしまいました。
考えたくはありませんが、その時こそ、今日ご紹介したビデオのような取り組みが必要になるでしょう。
子供たちが、自分たちの未来・将来に希望を失わないよう、手厚くケアする取り組みが。

この国の政財界に巣食う一部の醜い老人たちが、東京電力が行うべき賠償を「国民の税金を使ってやるべきだ」と主張しています。

とんでもない話だ、と思います。

「原子力発電所建設は国の政策だったのだから、」というのがその論拠ですが、 東京電力の福島第一原子力発電所の管理が、とんでもないずさんなものだったことは、ドイツ国際放送の記事( http://kobajun.biz/?p=920 )が伝えました。
次週ご紹介する予定のアメリカの記事では、米国原子力安全委員会ですら「東京電力の福島第一原発の管理には、多くの問題があった。」と語っていることが明 らかにされています。
利益は自分たちが独占する、不利益は国家国民に押しつける、これは理論でしょうか?!

私たちの税金は、汚染されてしまった子供たちの体と心を治療するために、多額の費用が必要になった時にまず使われるべきだと考えます。
ツイッターにはなぜか先の醜い老人たちのお先棒をかつぐように、子供たちを守りたいという人々を中傷したり、揶揄する書き込みが散見されます。
でも、気にすることはありません。単なる陰口の類です、こういうことをする人は現実社会にもいくらでもいます。
言っていることは理論でもなければ、議論でもなく、事実認識も歴史認識もきちんとできていない場合がほとんどです。
経済、経済という割には、きちんとした経済の勉強をしているのでしょうか?
自由主義経済を強く主張した経済学者のミルトン・フリードマンですら、子どもたちの将来に対する投資だけは別だと言っています。
この部分への社会投資だけは削ってはならない、と主張しているのです。
見たい事実だけを見て、話したい事実だけを話す。
そのような「陰口」にひるんではいられません。

なおビデオの主人公のヒシャム・ショアイーブ Hisham Shoaib の読み方には誤りがあるかもしれません、ご容赦ください。

このサイトについて
ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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