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1898年~現在、世界最悪の地震発生区域、それはどこだ?

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所要時間 約 8分

【 新たに制作された地図が明らかにした、1898年~現在、世界最悪の地震集中地帯とは?】

私たちの素晴らしい地球 6月28日

掲載されている写真は、クリックすれば、拡大画像を見ることができます。

あなたは「地震が一番起きやすい場所はどこか?」そして「なぜ、そうなるのか?」という疑問を抱いたことはありませんか?
一世紀以上にわたり、少なくとも本棚がガタガタいうくらい強い地震が起きた場所を、世界地図の上に一つずつ記していき、これ以上詳しいものはこの世に存在しないだろう、という地震発生記録地図が完成しました。

この地図は1898年以降、マグニチュード4.0以上の地震発生個所を蛍光色でマークし、地震の強さが増す程明るい色で表現されています。
一見するとこの地図は美しく、印象的です。
輝くばかりの光が、地球全体の地殻構造 – 陸と海の境界線をくっきりと描き出しています。
この地図を作製した、各種のデータを視覚化する業務を行う企業『IDVソリューションズ』の地図製作部門責任者のジョン・ネルソン氏は、地図を作製してみて、改めて驚くことがたくさんあった、と、[私たちの素晴らしい地球]の取材に答えました。
「まず驚いたのは、あまりにも多くの地震がこれまで記録されている、ということです。」
「太平洋をぐるりと取り囲むように、アメリカ西部のシアトルから日本を通って、ニューシーランドのウェリントンまで巨大地震発生発生の跡をたどっていくと、発生地点がほぼ切れ目なく続いています。この点が海に浮かんでいれば、ずっと歩いて行くことが可能なんです。こんなことは予想もしていませんでした。」
全部で203,186回のマグニチュード4.0以上の地震が記録されています。
そしてそれは地殻プレートの変動運動そのものを、明らかにしているのです。

▽ 地震を生み出すもの

世界中の海を横切り、曲がりくねった長い長い海底火山の列が、この地球に地殻が誕生した際の境界線を縁どっているのが解りますが、これらは一般に『スプレッディング・センター』と呼ばれています。
これら大陸と大陸の中間にある『スプレッディング・センター』が生み出す地震は、それほど強くならない傾向があります。
確認されている『スプレッディング・センター』で最も有名なのは、この地図の右端の方に見える『大西洋中央海嶺』で、大西洋の真ん中を南北に走っています。

ここから派生した『スプレッディング・センター』が太平洋に向かって、東に延びています。南アフリカ沖合の海域を切るように東進しています。そしてもう一本の『スプレッディング・センター』がインド洋から、アラビア半島西側の紅海に向かって進んでいきます。

しかし地図を一目見れば、地震が頻繁に発生する場所は他にあることが解ります。

プレートの沈み込みが発生する場所、一方のプレートが他のプレートの下に急激にもぐりこむ、あるいは沈み込む地点に、この地球で最も巨大な地震を発生させる場所が存在します。
その場所はまるでラスベガスの夜景のように、煌(きら)めいて見えます。


[3.11東日本大震災のマグニチュード9.0、それがどれほど巨大なものだったか?!]

太平洋の北部から西部に存在する地殻プレートの沈み込み地点であり、広大な巨大地震発生地帯である『リング・オブ・ファイア』、その存在こそが田とは比較にならない脅威だ、とネルソン氏が語りました。
「私は『リング・オブ・ファイア』の存在に関する、一般的な概念は持っていたつもりでした。しかしそのデータを抽出し、ひとつひとつ地図の上に落とし込む作業を続けるうち、それが他とは著しく異なっていることに気づかされたのです。」
「私は『リング・オブ・ファイア』が、どれ程強力な地震発生地帯であるかを目の当たりにし、言葉にはできない衝撃に全身が震える思いでした。」

受けた衝撃の大きさが、地図の製作にあたり、ネルソン氏に一大決心をさせました。
アメリカで一般的に作られる地図は、真ん中に大西洋があります。しかしネルソン氏は、今回の地図に限り、太平洋を真ん中に据えることにしたのです。
これより、アメリカのカリフォルニアで度々発生する地震の原因が、『リング・オブ・ファイア』に連なるものであることが、明るく輝く無数の点によって明らかにされたのでした。

2004年、スリランカ南西部の海岸を津波が襲う瞬間。衛星写真。

▽理解を助ける方法

1898年以降、何らかの理由により、記録が失われた地震が多数あることに、疑いの余地はありません。
そして1898年から今日至る過程で、地震学が取り扱う範囲と計測手段には劇的な変化がありました。
ネルソン氏は、1960年代に入ると、地震データが急に充実してくると語ります。
仮に記録に残されなかった地震の記録があったとしても、今回の地図製作により、どの場所にどれほどの地震が集中しているのか、判断は可能になったはずです。

地震に関するあらゆる情報が、インターネット上で無料で手に入ります。
アメリカ地質学研究所、カリフォルニアの大学と州当局による共同研究機関、そしてNASA。
「入手可能な記録に基づき、すべての地震がこの地図上に表現されています。そのことが、この地図のさらなる用途を教えてくれています。」

ネルソン氏自身はデザイナーとしての自らの手腕については、控えめな態度を取っています。
しかし、データを視覚化することの意義については、強調することを忘れませんでした。
今後彼の部門は、この50年の間にアメリカを襲った、竜巻の地図を製作することになっています。
地震と竜巻の地図の両方を比較検討することで、これまで知られていなかった地球のメカニズムの解明につながるかもしれません。
「その地図が完成すれば、解明すべき何かが見えてくるかもしれません。」

要は簡単なことです。
同じデータを表現している資料で、エクセルで作られた表と、色を使って塗り分けられた地図と、どちらが解りやすいか?
「見た目だけの問題のようにも思えますが、それが事実なのです。」
「そして表現方法を工夫すれば、理解はさらに容易になります。」

アメリカ海洋大気局が作成した、3.11の津波の波及の様子のコンピュータ・モデル。最大の高さの津波は仙台市を襲ったとみられる。

www.ouramazingplanet.com/3114-world-earthquakes-map.html

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【桜島噴火の瞬間の映像】
アメリカCNNニュース 7月26日

7月24日午後7時過ぎ、鹿児島県桜島の活火山噴火の瞬間。

 

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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