星の金貨 new

星の金貨 東日本大震災や音楽、語学、ゴルフについて語るブログです。

ホーム » エッセイ » 【 小規模?! 福島第一原発の汚染水漏れ 】&【 チェルノブイリ事故の、新たな研究結果が明らかにしたもの 】

【 小規模?! 福島第一原発の汚染水漏れ 】&【 チェルノブイリ事故の、新たな研究結果が明らかにしたもの 】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

所要時間 約 6分

【 小規模?! 福島第一原発の汚染水漏れ 】
東京電力は福島第一原発の、事故収束・廃炉作業を完遂させられるのか?!

ニューヨークタイムズ 4月14日

4号機使用済み核燃プール
破壊された福島第一原発で放射能汚染水の地下貯蔵施設で水漏れが明らかになり、この汚染水を地下貯蔵施設から地上の汚染水タンクへ移すことが決定しましたが、14日・日曜日、地下貯蔵施設で新たな漏出が見つかり、作業全体が遅れることになりました。
今回の水漏れは地下貯蔵施設から地上の貯蔵タンクに汚染水を送り込むための、配管からのものと見られています。

東京電力は地下貯蔵施設間で汚染水をやり取りするための配管の、つなぎ目の部分から約23リットルの汚染水が漏れ出したとみられると語っています。
東京電力は現在、福島第一原発の敷地内で、膨大な量の高濃度の放射性物質汚染水をどう貯蔵し続けるか、大きな問題に直面しています。

2年前の大事故により破壊された原子力発電所内では、溶け落ちた核燃料と核燃料プール内の使用済み核燃料が過熱しないよう、絶えず水をかけ続ける必要があり、このため毎日高濃度の汚染水が作られ続けています。

少量とはいえ今回の漏出事故により東京電力は、配管の修理が完了するまで、第2番貯蔵施設からの汚染水の移動を延期せざるを得なくなりました。
この貯蔵施設からはすでに120トンの汚染水の漏出したものと見られており、今回の事故によりその量はさらに増えることになります。

汚染水池
この貯蔵施設は数枚のビニールなどを重ね合わせて作られていましたが、東京電力によれば汚染水はそこから漏れ出し、付近の土壌を汚染してしまいました。

今回の問題もまた、福島第一原発の事故収束・廃炉作業を完遂させられるだけの能力を、果たして東京電力が持ち合わせているのかどうかという疑問を、再び突きつけることになりました。
福島第一原発では先月来、繰り返し様々なトラブルが報告されていますが、中にはネズミが配電盤の中に侵入したため、原子炉や使用済み核燃料プールの冷却が出来なくなるという事故が発生したばかりでした。


  + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – +

【 チェルノブイリ事故の、新たな研究結果が明らかにしたもの 】
精神的ストレス障害、外傷的ストレス症候群、うつ、不安、そして被差別感情で苦しむ被災者たち

ジャード・アンダーソン アメリカAOLエナジー 4月26日

AOLチェルノブイリ
2013年4月26日、旧ソ連邦のウクライナ共和国で発生した、悪名高いチェルノブイリ原発事故が発生してから27周年を迎えました。
この日、国際的な場で人道的支援活動を行っている緑十字インターナショナルが、この恐ろしい原発事故が人間の心理的側面に長期的に及ぼしている影響に関し、新たな研究結果を明らかにしました。

大規模な放射性物質の放出には、ガンの発生は常に大きな懸念材料です。
しかし、チェルノブイリのような大規模な原発事故の場合には、約1,000万人に上る地方住民に対し、これとは別の深刻な長期的心理的ダメージを与えてしまっていることが明らかにされました。
精神的ストレス障害、外傷的ストレス症候群、うつ、不安、そして被差別感情で苦しんでいることが、調査で明らかになりました。
「うつ、不安、そして自殺は、汚染地域で暮らす人々と、避難をした人々の間の深刻な問題です。」と、緑十字インターナショナルの社会問題・医療問題責任者のマリア・バイタグリアーノが、公表された声明の中でこう述べています。

調査結果は、南カリフォルニア大学世界健康研究所の責任者ジョナサン M.サメット博士がリーダーとなり、ロシア、ベラルーシとウクライナの各緑十字が参加して行なわれました。

以下にご紹介する動画は、ウクライナ、ベラルーシ、モルドヴァ、ロシア連邦に住んでいる人々が抱える問題について、サメット博士が解説を行っているものです。


http://energy.aol.com/2013/04/26/video-findings-of-chernobyl-nuclear-disaster-study/?icid=related1
  + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – +

日本の原子力行政の狡猾なところは、福島第一原発放出した放射性物質の被害について、あたかも甲状腺がん、その他のガンに限られるような宣伝工作を行っている点です。

第1部から第4部までご紹介した『実録『トモダチ』作戦』シリーズの中にもありましたが、放射線による健康被害はまだまだ未解明・未知の部分が多いのです。

福島第一原発の事故を起こしてしまった日本は、これから放射線が人体に及ぼす影響について、どの国よりも積極的に取り組む義務があるはず。
なのに、原子力発電所を抱えるどの国よりも及び腰に見えます。

科学的姿勢、為政者としての良心、日本の原子力行政にはそのどちらも感じたことがありません。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事に関連する記事一覧

このサイトについて
ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
最近の投稿
@idonochawanツィート
アーカイブ
カテゴリー
メタ情報