星の金貨 new

星の金貨 東日本大震災や音楽、語学、ゴルフについて語るブログです。

ホーム » エッセイ » 翁長知事の遺志を継いで辺野古への基地移転を阻止する!数万人の沖縄県民が誓った

翁長知事の遺志を継いで辺野古への基地移転を阻止する!数万人の沖縄県民が誓った

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

所要時間 約 9分

広告
広告

沖縄にしかない自然を破壊して大規模な米軍基地を建設する、それが安倍首相の『美しい国づくり』

日本に駐留している約5万のアメリカ軍、その約半数が沖縄に拠点を構えている

 

ブルース・コンヴィザー / ドイチェ・ヴェレ 2018年8月11日

米海兵隊基地の移転に対する反対の意思を表明するため、数万人の沖縄県民集まり台風が接近して強まる風雨に耐えていました。

安倍政権はアメリカ軍海兵隊基地を新たに建設するための次の日に開始する予定にしていましたが、抗議を続ける沖縄県民はそれを阻止することを誓っています。

 

安倍政権が人口密度の高い場所から島内の過疎地にアメリカ軍海兵隊基地を移転させようとしていることに対し、これを阻止することを誓った数万人の沖縄県民が8月11日、大規模な抗議行動を行いました。

 

デモに参加した人々が望んでいるのは、普天間飛行場を日本の南部にある沖縄本島から完全に撤去することです。
そして辺野古の沿岸に新しい基地を建設することは、この地域の環境を破壊することになると主張しています。

 

台風が近づいて風雨が強まる中、約7万人の沖縄の人々が県庁所在地の那覇市に集まり、この移転計画への反対の意思を表明しました。

抗議者たちは手に手に「沖縄はあきらめない!」と書かれたサインボードを掲げ、「!Henoko new base、NO!」というスローガンを唱えていました。
会場に集まった人々はその場で基地移転計画を日本政府が直ちに白紙撤回するよう求める決議を採択しました。

日本国内には約5万人の米軍が駐留していますが、その約半数が沖縄に拠点を置いているのです。

 

▽ 急逝した知事を悼む

 

この日抗議行動に参加した人々は8月8日にガンで死去した翁長雄志知事を追悼するため、黙祷を捧げました。
沖縄に点在するアメリカ軍基地の撤去を求めて2014年に沖縄県知事選挙に勝利した翁長雄志知事は、今回の辺野古への基地移転問題についても反対運動の先頭に立って戦ってきました。

彼は首都東京に陣取る日本政府に対して訴訟を起こし、前の知事が与えた埋め立て許可を取り消すことを誓っていました。
新たな基地はこの許可なしがなければ建設することはできません。

土曜日に開催された抗議集会で翁長知事の代理を務めた小谷嘉一郎副知事は、翁長知事の「強い決意と情熱」を引き継いで、失効手続きを続けることを誓いました。

(写真上)亡くなった知事からのメッセージを聞いて涙をぬぐう抗議集会に参加した女性たち。

 

▽ 数百年続いてきた紛争

 

安倍首相が率いる日本政府は13日月曜日、辺野古の海に土壌を大量投棄し、米軍基地建設のための新しい埋立地を作ることを計画している。

環境保護主義者もこの基地建設に反対しており、開発によって海の珊瑚や絶滅の危機に瀕しているジュゴンを危機的状況に追い詰めることになるだろうと語っています。

 

これに対し安倍政権は、現在の計画だけが実行可能な選択肢だと主張しています。

米国の基地をめぐる政治的な紛争は、一面では1878年に日本に併合されるまで琉球という名の独立王国であった沖縄と日本本土との数百年にわたる紛争を反映しています。

 

沖縄は第二次世界大戦の終了間際、国内で唯一の戦場になりました。
日本の本土が主権を取り戻した後も、沖縄だけがその後も20年間アメリカの支配下におかれました。

自身那覇市議会議員であり翁長雄志知事の次男の翁長雄治氏は、沖縄は未だに日本本土のために犠牲を強いられていると抗議のため集まった人々に語りました。

 

「日本本土の誰も米軍基地が建設されることを望んでいません。そのために、基地問題は沖縄に押し付けられているのです。」
翁長雄治氏はこう語り、沖縄以外の日本の人々にも基地問題についてあらためて考えるように求め、次のように締めくくりました。
「最後までみなさま諦めずに戦い続けましょう。父に翁長雄志に辺野古新基地建設が止められたと報告できるように頑張りましょう。」

 

https://www.dw.com/en/thousands-in-okinawa-protest-us-marine-base-relocation/a-45046501

+ – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – +

 

先日仙台市郊外の幹線道路を車で走っていたら何の合図もあげずに左折したり、他の車線に割り込んだりを繰り返しているワンホックスカーがいました。

トラブルに巻き込まれるのはまっぴらなので、右車線に出て追い越しましたが、その時見慣れないナンバープレートが付いていることに気がつきました。

『Misawa Air Base』と書かれていました(Air の文字が入っていたかどうか記憶はあやふやです)。

運転していたのは黒人の男性でした。

「アメリカ軍基地の兵士と言うのは、皆こんな運転をするのだろうか?だとしたら、基地周辺で暮らすのは随分とストレスだな。」と思いましたが、改めて沖縄の負担というものが、それどころの話ではないことに思い至りました。

 

代表的なものだけでも、

基地周辺では米軍が離着陸するたびにとんでもない爆音が空から降ってくる。

米兵の粗暴なふるまいによって地域の風紀が悪化し、女性や子供たちへの心配が去らない。

などの問題がある上、最近では空から様々な物体が市街地に落下する等の問題が深刻化している(【 子どもたちの未来に基地はいらない! 】「2017年米国海兵隊による航空機事故の発生件数は、2004年以降最高を記録した」アルジャジーラ - http://kobajun.biz/?p=33327 )という記事をご紹介したのは最近のことです。

 

市街地に問題が起きるなら過疎地に基地を移せば良い、と言って、{多数の希少種を含む何百万もの動植物が暮らすサンゴの海が、ダンプトラック350万台分の土砂によって埋め立てられ」(【 沖縄はなぜ米軍基地建設に強硬に反対しているのか? 】エコノミスト - http://kobajun.biz/?p=31500 )沖縄にしかない貴重な自然を根こそぎ破壊するなどという行為は、トランプのアメリカと安倍政権のコンビならではの想像を絶するほどの野蛮な行為です。

それでなくとも建設業界とベッタリ癒着している安倍自民党にしてみれば、多額の国家予算を巨大規模の建設工事につぎ込むことができるなんて、願っても無い機会なのでしょう。

 

とにかく地元の人々の意向を全く無視していることを含め、辺野古の米軍海兵隊基地建設は徹頭徹尾『不正義』だらけです。

そしてこれが安倍トランプ・コンビの日本国内における政策の特徴なのです。

 

理不尽な負担を強いられるのは沖縄の人々だけではありません。

 

給与明細を見て、安倍政権になってからずいぶんと社会負担が増えているな、とお感じになりませんか?

その負担が日本の人々のために、公平に使われているという確信があなたにはありますか?

 

 

 

 

広告
広告

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事に関連する記事一覧

このサイトについて
ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
最近の投稿
@idonochawanツィート
アーカイブ
広告
広告
カテゴリー
メタ情報