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【 ホルムズ海峡の今 : 独占取材報道 】

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所要時間 約 8分

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アメリカNBCニュース1月27日

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その核開発疑惑が原因になり、戦争が始まってしまうのではないか、と懸念を深めているのがイランです。この狭い海峡に世界中の注目が集まっています。
世界の5分の1の原油がまさにここ、イランの目と鼻の先にあるホルムズ海峡を通過していきます。
NBCテヘラン支局長アリ・アルーズが、現地の最新の状況を伝えてきました。

アリ・アルーズ:
私たちは幸運にも海峡を2,3マイル超えた辺りまで入る事ができました。そこはまさに渦中の場所です。
おなじみのオイル・タンカーのパレードにとどまらず、漁船、大型貨物船、そして数えきれない程の無標識のイランの高速艇が行き交っています。特に目立つ中国、そして日本の船舶が危険を冒しながら、毎日この海域を行き交っています。
イランの戦略はこの海域を封鎖する事により、1日あたり1,700万バレルの原油の供給を絶つ事にあります。

アメリカはこの海峡の自由通行を保証する、と誓いました。
つい先日、アメリカの航空母艦『エイブラハム・リンカーン』が海峡を通過し、現在ペルシャ湾で待機中です。
政治家や世界中の企業が懸念するのは、ホルムズ海峡が世界でも有数の重要な水路であるねという点です。
ここペシャ湾でアメリカとイランが何らかの妥協点を見いだせるかどうか、その点が問割れています。
イランは戦争に拡大することは避けたい意向ですが、一方で経済制裁による経済の低迷にも苦しんでいます。
「何もかも値上がりしてしまっているんだよ。」
魚屋だというこの男性が語りました。
この男性は海で『浮かぶ要塞』の要なアメリカ第5艦隊の威容を目の当たりにし、『死の恐怖』を感じたとも語りました。

しかし、誰もが怖がっているわけではありません。
この商人はイラン・イラク戦争の際は現役の兵士でした。
この種の緊張は対イラク戦争の時にもあったし、イランはこの問題を解決する事はできるだろう、と彼が語りました。

このホルムズ海峡の緊張状態が、果たして戦争にまで拡大してしまうのかどうか、今、世界の関心が集まっています。
NBCニュース、ペルシャ湾から。

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前半も後半もちょっと、キナ臭い話題になってしまいました。
後半は先週NBC、ABC、CBSで大きく報道されました。
このニュースは日本ではあまり取り上げられなかったようですが、ツイッターなどでコメントが目立ちましたので、ご存じない方のため念のためご紹介します。

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【 再び実施されたアメリカ海兵隊特殊部隊SEALSの特殊作戦 】

アメリカNBCニュース 1月25日

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ブライアン・ウィリアムズ :
それはちょうど私たちが大統領の一般教書演説についてお伝えしようとして放送中、まさに大統領が演壇に上がろうとしたときの事でした。閣僚が居並ぶ席に近づくと、大統領は防衛長官のレオン・パネッタに向かって拍手をし、何かを話しかけました。
国防長官?我々は何が起きたのか、疑問に思いました。

「よくやった、今夜はよくやってくれた。」

『今夜はよくやってくれた』とはいったいどういう事なのでしょうか。
数時間後、我々はやっと何が起きたのかを知る事になりました。

アメリカ合衆国海兵隊の最精鋭部隊が、再び出動したのでした。
海兵隊特殊部隊SEALSは外国に降下し、きわめて危険な、命がけの任務をこなしました。
今回はアメリカ人1人を含む2名の救出を行いました。

今夜はNBCのペンタゴン担当特派員ジム・ミクラジュースキーに伝えてもらいますが、彼は大統領の一般教書演説をテレビで見るべく自宅にいました。しかし大統領の発言を聴くと、彼はすぐに国防総省の彼の情報源にすぐに電話を入れ、この夜の一部始終が明らかにしました。

ジム・ミクラジュースキー(レポーター):
今回出動したのも昨年5月、ビン・ラディンの殺害を行った6名を含む、アメリカ海兵隊特殊部隊SEALSのエリート・チームでした。しかし、今回の方が危険が多かったかもしれません。
今度の相手は重装備した9名の誘拐犯人でした。彼らは高性能爆薬を所持し、人質には銃口が向けられたままでした。

しかし、任務は滞り無く実行されました。
ビデオの中のこの2名の人物が、アメリ人女性ジェシカ・ブキャナンと彼女の同僚のデンマーク人男性ですが、彼らは昨年10月、北部ソマリアで誘拐犯に拉致されました。
真夜中午前1時、20名程のエリート隊員の中から選ばれた6名の隊員が、飛行機でやって来て犯人たちがいる場所から2参る程離れた地点に降下し、誘拐犯たちの不意を衝きました。
完全装備の彼らが、誘拐犯のキャンプに向け疾走し、武装した屈強なソマリア人誘拐犯たちに襲いかかりました。
短い銃撃戦の後、SEALSのチームは誘拐犯9名全員を射殺、人質2名は無傷で救出されました。
彼ら全員が戦闘用ヘリコプターに乗り込み、アメリカ軍キャンプのあるジブチに向かったのです。

オバマ大統領は、ジェシカの父に電話をし、ジェシカの無事を伝えました。
彼女とデンマーク人男性は3カ月前に誘拐された時、デンマークの救援組織のために働いていました。

FBI事件発生以来、犯人たちとの連絡を絶やさないようにしていましたが、今週、オバマ大統領は人質になっているジェシカさんの健康状態が憂慮すべき状態にある、との説明を受けていました。
23日月曜日、ついに大統領から救出のための軍事行動決行の命令が発せられました。
25日朝、NBCの番組『TODAY』の中で、副大統領ジョー・バイデンが、他に取るべき手段は無かったのだ、と語りました。

「大統領が昨日、この特殊作戦を行うのにもはや時間は残されていない、と告げられ、決行を決断しました。ジェシカさんの健康状態は悪化する一方でした。彼女はまだ30代の若い女性です。私たちは救出を切望し、SEALSのチームがそれを成し遂げました。

2人が働いていたデンマークの難民保護局は、信じられない程の成功だと語りました。

デンマーク難民保護局担当官「この3ヶ月間の非常に辛く困難な時間が過去のものとなり、ほっとしています。」

レポーター:今夜、今回の誘拐犯が2人の人質の解放のために、100万ドル以上の身代金の申し出を拒否したことが報告されました。
関係者は今回の誘拐犯は海賊やテロリストではなく、犯罪者、それも凶悪な部類の犯罪集団であったと主張しています。

ブライアン・ウィリアムズ :
休暇中にも関わらず、ペンタゴンに駆けつけたジム・ミクラジュースキーがお伝えしました。

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