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「歩くこともできなかった子供たちが、街を疾走していく!」

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所要時間 約 8分

[ 障害を持つ子供たちに『可能性』を贈り続ける夫妻 ]
【「これも治療のひとつです」障害児用の三輪車を制作し、贈り続ける 】

アメリカABCニュース 8月19日

誰に尋ねても、三輪車に乗ったら『最速の』女の子は「それはフランチェスカ・フランキー・ロバートソンだ!」と答えが返ってくるでしょう。
彼女は確かに今とっても幸せです。
兄の後に続いて歩道を下りてきたフランチェスカは、明るいピンクバニーの自転車に乗ってウサギの耳のついた自転車用ヘルメットをかぶり、青い目を輝かせました。

近所中に4歳の女の子の笑い声がこだまします。 彼女は本当に三輪車に乗るのを楽しんでいます。
ほとんどの子どもたちにとっては当たり前のシーンかもしれませんが、フランチェスカにとっては奇跡なのです。
ちょうど4年前 - 出生時 - 彼女は体重がわずか1ポンド10オンス(約740グラム)しかありませんでした。
父の結婚指輪が彼女の前腕腕輪として、ちょうどいいくらい小さかったのです。
「彼女は脳性麻痺なんです。」フランチェスカの母親、ダナ・ロバートソンは話しました。
「彼女は手足に麻痺があるため、自分自身の力では立っている事ができませんでした。」
数年間の治療により、フランチェスカは徐々に正常な手足の機能を回復して行きました。
5ヶ月前、彼女が兄と一緒に走っていたとき、そして遊んでいたときにはトラブルがありました。

けれども、彼女のもとに新しい赤い三輪車がやって来た時、すべてが変わったのです。
「あの子は自分自身の力で走らせているのです。だから私はあの三輪車に、あの子をゆだねました。」
ダナ・ロバートソンは語りました。
「三輪車があの子に、力を与えてくれました。」
三輪車は、コニーとゴードン・ハンキンズ夫妻から贈られたものでした。
自分たちも孫を持っている、イリノイ州ネーパーヴィルに住む退職者の夫妻が、この取り組みの推進者です。
彼らの地下の作業場では、障害のある子どもたちでも乗ることができるように、シートベルト、カスタム・ハンドルバー、固定しやすいペダル、そして高さのある背もたれを追加して、三輪車を改造しています。
「これは単なる遊具ではありませんよ。」ゴードン・ハンキンスさんは言います。
「この三輪車は彼らが必要とする手足の強さを鍛え、ほかの日常動作もできるようにするためのものなのです。」

コニー・ホーキンズさんは引退した看護師、そして夫は退職した電気通信労働者です。夫妻は今一緒に、療法用三輪車[Therapy Oriented Tricycle - TOT ]プロジェクトに取り組んでいます。
1999年以来、彼らは全国の子どもたちに900台以上の三輪車を、無料で贈りました。
コニー・ハンキンズのファイル・キャビネットは、その一つ一つの写真でいっぱいです。
「ここにある写真はいくら見ても見飽きないわ。」彼女は贈った三輪車に腰掛けている、子どもたちの笑顔を眺めながら言いました。
別のキャビネットは、感謝の言葉を綴ったノートでいっぱいになっています。

彼女は声を出して、その中からいくつかを読んでくれました。
「私たちの息子のルークに移動する自由を与えてくれて、ありがとうございました。」最初に読んでくれた分です。
「娘が三輪車に乗って遊んでいる姿を見ると、涙が流れます。」別の感謝の言葉です。
結婚して50年、ハンキンズ夫妻のチームワークはじつに見事です。
夫妻が協力すれば、特製三輪車を完成させるのに15分とかかりません。

「私たちはもう声を掛け合わなくとも、三輪車を組み立てられるわ。」とコニー・ハンキンズさんは語ります。
三輪車を購入し、カスタマイズするには200ドル程かかりますが、夫妻はその費用を寄付に頼っています。
「実を言うと今年の予算はもう底をついてしまったんだけど、何とか枠を広げたばかりよ。」とコニー・ハンキンズさんは語ります。
「だって、もうできません、なんてとてもじゃないけど言えないわ。」
ハンキンズ夫妻は申し込みを受け続けていますが、すべての申し込みに応えるためには、さらなる寄付の提供者の出現を待たなければなりません。
ハンキンズ夫妻はすでに数千ドルの個人資産を、三輪車を国中・世界中に届けるために使ってしまいました。
ある家族は夫妻が三輪車をアフガニスタン宛発送する前に、いったん分解し、もう一度組み立てるやり方を教わりました。

2歳になるノア・フォンテノットは、いちばん最近夫妻の善意を受け取りました。
彼もまた脳性麻痺であり、歩く時には歩行用装具が必要です。
歩く姿はここもとありませんが、彼の真新しい赤い三輪車に乗って体を固定すれば、自由に移動する事ができます。
「ノアは他の子供たちが三輪車で遊ぶ姿を見ていました。ノアはその仲間に入って、一緒に遊びたかったんです。」
ノアの母親のデブリナ・クレイは語ります。
「この三輪車はノアの宝物になると思います。何もかもノアの体にぴったりですから。」

フランチェスカの母は、三輪車は娘の人生を変えたと話します。
フランチェスカが受け取った大きな可能性が故に、「ハンキンズ夫妻は間違いなく天使です。」ダナ・ロバートソンは涙ながらに語りました。
「彼女は自信持つ事を覚え、自分自身を信じる事を学びました。彼女は生涯、そのことを忘れないでしょう。」
フランチェスカが三輪車に乗って行きたい場所はどこ?と質問されました。
彼女は満面の笑みとともに、彼女はこう答えました。
「どこへでも!」

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これまでも何度か妻と話し合った事があるのですが
「世の中の恵まれない子供たちのために、何か私たちにできる事は無いだろうか?」
そして、里親制度やアダプテッド・チャイルドなどについて話し合うのですが、つまるところ
「まず、我家の子供たちを2人ともちゃんと独立させてからだね。」
という結論になります。
今年になってやっと、あいなが育英会への口座引き落としによる毎月の募金を始める事ができましたが、それとて私自身が何か特別の努力をしている訳ではありません。

けれども今日ご紹介するこの夫婦は寄付も受けていますが、本文中にもあるように自前のお金と時間を費やした上に、さらに自分たちが労働することで、障害を持つ子供たちの「可能性」と「将来」を広げています。
何より素晴らしいのは子供たちにとっても
「障害があるからといって、あきらめる必要はない」
という事を、ごく自然に学ばせてしまっている事だと思います。

三輪車を贈られる事自体、子供にとっては嬉しい事に違いありませんが、それによって本人も周囲もこれまでできない、と思っていた事ができるようになる。
これほどの贈り物がこの世の中にあるでしょうか?!

私たち夫婦も、いつの日かこのハンキンズ夫妻に近づく事ができれば、とため息が出る思いです。

 

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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