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[ あれから半年 – 日本の3.11 ]

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所要時間 約 5分

あの日、皆さんは何をしていらっしゃったのでしょうか。

3月11日午後2時40分、私がいた仙台市若林区の会社にある地震発生警告装置が警告を発しました、
「地震が来ます、地震が来ます、10、9、8、」とカウントダウンを始めたのです。
これまでは「1、0」になっても何も起きない事も度々ありましたので、はじめはさほどの緊張もありませんでした。
ところがカウントダウンが「8、7、6」間で来た時、体が持ち上げられるような大きな縦揺れが来て、顔が引きつりました。
地震というのは最初に来るプライマリー・ウェーブが縦揺れ、次ぎに来るセカンダリー・ウェーブが横揺れ、という知識があったため、「縦揺れでこの強さなら…」と一気に緊張したのです。
そして長い長い横揺れ。
会社の同僚と部屋の真ん中に立って体を支え合っていましたが、耳をつんざくような金属音や破壊音がいつまでも続きました。

あとはすべて報道されている通りです。
3.11以来、人生が変わった、という方が大勢いらっしゃいます。
今日ご紹介する記事(ビデオ)も、そうした中の一人の方を紹介しています。
長い記事ですので、本日10日、そして明日11日の2日間に分けてご紹介します。

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【 災害の証人 】
〈 東日本大震災から半年を経て(前編) 〉

アメリカCNNニュー ス9月5日 - 釜石、日本

岩崎明子さんは津波にのまれながら、そこにたどり着ければ助かるかもしれない、という高い場所があるのを見つけました。
しかし彼女はどうする事もできませんでした。
巨大な津波が車も、家も、通り道にあるすべてのものをのみ込みんで行く中、岩崎さんは流される建物や車からわずか数フイートのところにいました。
始め彼女は、ここで人生が終わるだろうと思いました。
しかし、彼女は恐れるのをやめたのです、まだここで死んでなんかいられない、と。
「私は生きていたかったのです。」
約6ヶ月前、東北太平洋沖地震によって引き起こされた巨大津波が東北地方を襲った時の事を、岩崎さんが振り返りました。


震災直後の釜石市内

「私は水面に向かって泳ぎ始めました。一台のボートが私の真上にありましたが、手が届かぬうちに流れていってしまいました。すると頭の上の方に光を感じました。水面にさえ出る事ができれば私は助かる、と思いました。」
岩崎はさんは釜石市内の経営していたホテルの裏から、小高い丘に通じる細い道を通って避難しようとしていましたが、突然押し寄せる水に体を持っていかれたのです。
すでに丘の上高く登っていた蓬莱館の従業員や近所の人は、彼女の渦の中に消えていくのを見ていました。
彼女は一緒に流される車やがれきと一緒に、水面の下に沈んで行きました。
岩崎さんの娘が消えていく母親に向かって叫んでいました。

「私は生き残ることができました。だから、私は亡くなった人々のためにも、私の人生を全うすべきだ考えています。」

その日ホテルの支配人の伊藤聡さんは、すでに丘の上に避難していました。
彼のスマートフォンに記録された映像には、ホテルの従業員が津波から逃げようとする姿が映っています。
彼が後ろを振り返ると、岩崎がわずか数秒前にいた山腹に大きな破片がぶつかり、砕け散るのを見ました。

「私たちが岩崎さんは死んでしまったかもしれない、と気づくまでにしばらく時間がかかりました。」と伊藤さんは語ります。
しかし、しばらくして彼女が消えた場所か50フィートほど離れた場所で、岩崎さんは水面の上に浮かび上がり、がれきなどと一緒に近くの丘の中腹あたりに打ち上げられたのです。
彼女はどうやって生き残ったのか、説明することはできません、なぜ災害後に死亡、または行方不明のままの20,000人のうちの一人にならずに済んだのかを。
「私はただ単に、幸運だっただけでした。」
「私が生き残ることができたのは、一瞬の間に起きた偶然によるものでした。それがもう少し早くても遅くても、私は死んでいたでしょう。」

 

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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