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米国の核戦争実施計画、その立案者が告発する!《3》

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所要時間 約 11分

『我々は核兵器を持っている、持っているのになぜそれを使ってはいけないのだ?』と会議で3回繰り返したトランプ

大統領だけでなく、その下の司令官もその下の大差も中佐も、いつでも核兵器戦争を始めることが出来る

 

デモクラシー・ナウ 2017年12月5日

ホアン・ゴンザレス :

ダン・エルスバーグさんに改めて確認します、あなたが明らかにしたのはアメリカが核兵器による先制攻撃を行う結果、巨大規模の大虐殺によって死ぬ人間の数は、米軍統合参謀本部の予想の倍の数になるという事ですか。

そして私たちが信じているように、核戦争を始める発射装置を手にする、あるいはボタンに手を触れることが出来るのはアメリカ大統領だけだというのは間違いであり、実際には核戦争が始まるきっかけを作る機会を持っているという事ですね。

そうした状況について説明していただくことは可能ですか?

 

ダニエル・エルスバーグ:

まず最初に確認したいことがあります。

たとえそれが大統領であったとしても、この地上の誰も、どんな人間であっても、自らの意思で100倍の規模のホロコーストの可能性を作りだす、そしてもちろん実行する能力など持つべきではありません。

そしてそのようなシステムや装置は存在すべきではありません。

しかし現実にそれは存在しており、歴代のすべてのアメリカ大統領がその力を手にし、現在のトランプ大統領もその力を持っているのです。

 

しかし最近の大統領の権限に関する議論をみていると、大統領の絶対的権限ばかりが強調され、その権限は実は他に委譲できるのだという事実が考慮されていません。

トランプ大統領は核兵器による攻撃を命令する権限を他に委譲できるのです。

歴代の大統領すべてが攻撃を命令する権限を他に委譲できたのです。

私は冷戦以降、トランプ大統領が何をしてきた人物なのか詳細な知識はありません。

冷戦時代を通してずっと、カーターやレーガン大統領の時代に至るまでずっと、もし国内の通信が遮断された場合には核兵器を管理している指揮官に攻撃を開始する権限を委譲してきました。

それは、大統領が正式な承認された命令として認識される秩序を発する唯一の権限を持つ唯一の存在であるという考え方は全く間違っているということです。

この事実が意味することは明白です。

核兵器による攻撃を開始することについては、アメリカ大統領1人だけが絶対的権限を持っているという認識は間違っているということ課のです。

 

核兵器の発射ボタンに手を伸ばすことが出来る人間はいったい何人いるのでしょうか?

おそらく歴代の中でその実態を詳細に把握していた大統領はひとりもいなかったと思います。

例を挙げると、1961年私は太平洋軍総司令官(CINCPAC)のハリー・D・フェルト将軍の下で研究者として働いていましたが、司令官は第7艦隊の複数の指揮官に核兵器の発射ボタンの管理を委譲していたことを知っていましたし、さらにこれらの指揮官はさらにその部下たちに管理を任せていました。

もし通信手段が経たれた場合、核兵器の発射ボタンを押すことが出来る人間は当時どれだけいたのか、詳細は解っていません。

 

そして現在、通信の精度は飛躍的に上がっていますが、核兵器を発射できる地位にいる人間がどれだけいるのか、その詳細が不明なのは今も変わりません。

そして私たちは、敵が大統領や軍司令官その他の指揮命令系統を攻撃することによりアメリカが報復攻撃が出来ないようにする、その可能性を作りだすことは決して許されませんでした。

一方、ソビエト連邦の方は権限の所在を曖昧にはしていませんでした。

カーター大統領もその後任のレーガン大統領も、表向きは核兵器攻撃は飽くまで敵側の中枢部分、すなわちモスクワだけを攻撃目標としていると公表していました。

これはアメリカよりも小規模な軍事力しか持たないフランスと英国の対ソ連軍事計画と同内容のものでした。

しかし当時すでにソ連側が『デッド・ハンド』(死者の影響力)と呼んでいたシステムが存在することが知られていました。これはモスクワが破壊された場合には他の指揮官が権力を掌握し、核兵器による報復攻撃を開始できるようにするものでした。

 

こうした手続きはコンピュータによってすべて自動化されており、ハーマン・カーンやスタンリー・キューブリックがその著作や映画作品で描き出した通りの『地球を終末に向かわせる装置』(ドゥームズデイ・マシーン)に描かれていた通り、一定の規模の軍隊もいつでも命令を受領できるようになっています。

しかし一般的には、どの国ももっと下の指揮官クラス、大佐級、中佐級の指揮官が核兵器の発射権限に関与する可能性が高くなっています。

『来るべき時が来た。我々は指揮官を失ってしまった。もはや我々が決断するしかない…」

北朝鮮ではこうした状況にあることがほぼ確実です。

エイミー・グッドマン:

エルスバーグさん、トランプ大統領の次のエピソードはどう思われますか?

トランプ大統領が統合参謀本部のスタッフとの会議で

『我々は核兵器を持っているのだとしたら、なぜそれを使ってはいけないのだ?』

という発言を3回も行なったと伝えられています。

これに対しレックス・ティラーソン国務長官は、本人は発言したことを否定も肯定もしていませんが、

「F—ing moron」(ばか者、軽度知的障害者を指す差別語)

と言ったという報道が行なわれました。

 

ダニエル・エルスバーグ:

その話ですが、ジョー・スカーボロー氏その他の人びとの証言によれば、トランプ大統領は1年前の大統領選挙期間中からそうした趣旨の発言をしていたようです。

そしてもちろん、トランプは核兵器を使うつもりだと思います。
そして彼は今、まさに核兵器を使う意思を持っています。

今やトランプが核兵器を使用するつもりかどうかということはぎもんでもなんでもありません。

それは実際に発砲するつもりかどうか曖昧なまま誰か敵対する相手に銃口を向けるのと同じようなやり方で、トランプは今核兵器を使おうとしています。

現在この瞬間もトランプと北朝鮮のキム・ジョンウンは偶発事故的に発生した衝突で核兵器を使う危険性があります。

これは私が後になって確認した事ですが、そうした危険性は歴代大統領の時代にもありました。

ほとんどは秘密にされていますが、実際に敵に向け核兵器の照準をセットしてきました。

解っているだけで24回以上、恐らくは36回以上です。その事実を暴露した著作が数冊あります。

ダニエル・エルスバーグ:

その話ですが、ジョー・スカーボロー氏その他の人びとの証言によれば、トランプ大統領は1年前の大統領選挙期間中からそうした趣旨の発言をしていたようです。

そしてもちろん、トランプは核兵器を使うつもりだと思います。
そして彼は今、まさに核兵器を使う意思を持っています。

今やトランプが核兵器を使用するつもりかどうかということはぎもんでもなんでもありません。

それは実際に発砲するつもりかどうか曖昧なまま誰か敵対する相手に銃口を向けるのと同じようなやり方で、トランプは今核兵器を使おうとしています。

現在この瞬間もトランプと北朝鮮のキム・ジョンウンは偶発事故的に発生した衝突で核兵器を使う危険性があります。

 

これは私が後になって確認した事ですが、そうした危険性はこれまでの歴代大統領の時代にもありました。

ほとんどは秘密にされていますが、実際に敵に向け核兵器の照準をセットしたことが度々あったのです。

解っているだけで24回以上、恐らくは36回以上です。その事実を暴露した著作が数冊あります。

それ以外の時にはNATO軍でも同じですが、これ見よがしに核兵器の存在を見せびらかしてきました。

米軍指揮官の一人は次のように証言しています。

「ああ、毎日我々は何らかの形で核兵器をいじってるよ。毎日、毎時間…」

これは本当の話です、いつでも核兵器を使えるようにしているのです。

そしてたった今もこれらの人間たちは、まさに狂っている人間の見本ともいうべき2人の人物によって、いつでも核兵器を使えるように待機させられているのです。

これはきわめて危険です。

私はトランプもキム・ジョンウンも狂人のふりをしているだけであることを願っています。

しかしその際に核兵器を手にしているのは危険です。

これはどちらかが怖がって負けを認めるまで行う、危険な度胸試しです。

しかも使われている道具は核兵器なのです。

 

《4》に続く

https://www.democracynow.org/2017/12/6/doomsday_machine_daniel_ellsberg_reveals_he

+ – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – +

 

ここまで読むと、核兵器というものが「持っただけで人間を狂わせる」という指摘が実感としてよく解ります。

そして管理という点でも多くの問題を抱えていることも。

日本の政治家の中には簡単に核兵器の装備を主張する人間がいますが、原発すらズブズブの管理をしかできないのに、日本が核兵器を持ってしまったらどれほどの国家規模の危険を抱え込むことになるのか、洞察力が欠けているとしか言いようがありません。

 

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