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次々と発生する、環太平洋火山帯の大地震[米国NBC]

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所要時間 約 11分

【中米コスタリカ大地震・やはり原因は地殻プレートの破壊】

アメリカNBCニュース 9月5日

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9月5日中央アメリカのコスタリカの北西部で大地震が発生、当局の発表によれば3人が死亡しましたが、このうち2人は地震のショックによる心臓発作でした。
少なくとも20人が重軽傷を負い、他に2人が行方不明となっています。
しかし赤十字によれば、これらの数字は調査チームが各地に入った段階で、さらに増える可能性があります。

地震は当初マグニチュード7.9と発表されましたが、アメリカ地質調査研究所によって7.6に訂正されました。
東部時間5日午前10時42分(日本時間午後7時42分)に発生したこの地震の震源域は、ニコヤの南東約11km、深さは約40kmです。
ニコヤは首都サンホセから145km、人口15,000人の太平洋岸の都市です。

首都サンホセにある、下院議会施設を含む政府ビルには避難命令が出されたと、地元紙のラナション(La Nacion、英語ではThe Nation)が伝えました。
余震に備え、数千人の子供たちが学校から自宅に送り届けられました。

太平洋の津波警報センターは、コスタリカ、パナマ、ニカラグアの三か国に対して発した津波警報を解除しました。

ひとりの男性が崩れ落ちた壁の下敷きになって死亡しましたが、身元確認に手間取ったと、国家非常事態相のヴァネッサ・ロザレスが語りました。
今回の地震で2人目の犠牲者となった、スミスという名前以外は身元不明の年配の男性は、デサンパラドス行政区のサンアントニオで心臓発作のため亡くなりました。
フィラデルフィア病院院長のエバ・カマルゴによれば、太平洋岸の町カリッリョでも女性が一人心臓発作で亡くなりました。女性は年齢が55歳前後、ロドリゲス・マチャドと言う名字だけが判明しています。

カマルゴ院長は、フィラデルフィア病院では少なくとも20人の地震による負傷者の治療にあたっている、と語りました。

沿岸の町プクエラの市長アルシデス・ゴンザレスは、軽傷の2人がプラヤ・タンボルにあるバルセロ・タンボル・ビーチ・ホテルに収容されていると語りました。
2人のけがの程度も、ホテルの従業員なのか宿泊客なのか、いずれも不明ですが、このホテルでは地震が配管が壊れたと、ゴンザレス市長がラナションの取材に答えました。

コスタリカのテレビ局は今回のマグニチュード7.6の地震による、地響きと激しい揺れの様子をとらえた映像を放映しました。

コスタリカのローラ・チンチジャ・ミランダ大統領は、昼近くになって国家非常事態省と国際赤十字委員会との会談を相次いで行いました。
記者会見でミランダ大統領は、首都の数多くの建物が被害を受けたことを確認しましたが、西海岸一帯の国民に対し、平静を保つように呼びかけました。

プンタアレナス行政区の中心都市プンタアレナスでは停電が起き、同地のモンシニョール・サナブリア病院では見た目の損傷も甚だしく、入院患者の移送を始めました。
地方局によれば、ララピクイの町ではスシオ川に架かる橋が倒壊しました。

何本かの幹線道路が地滑りにより通行不能となり、赤十字によれば数か所の被災地に救護隊が入れずにいます。

▽ みんな泣き叫んでいる


コスタリカ国立大学の地震火山観測所は、マグニチュード2.0から4.0の間の余震を60回以上観測した、と発表しました。
観測所の地震学者であるホルヘ・マリーノ・プロッティは、ココス地殻プレートとカリブ地殻プレートの間で発生した崩壊によって、今回の地震は引き起こされた、と語りました。
こうした崩壊はいつもだとニコヤ半島付近で発生するのですが
「震源を特定するのは困難です。なぜなら今回は極めて広いエリアでプレートが崩壊したからです。」
プロッティ氏は状況説明の場でこう語りました。
今回の地震でニコヤ半島が1メートル隆起した、とも語りました。

プンタアレナスでホテル『サマラハウス・イン』を経営するビクター・スニガ氏は、非常に強い揺れを感じたと、NBCニュースの取材に答えました。
「みんな会社の建物家から、通りへ飛び出してきました。」
「みんな恐怖におののいていました。でもまだ被害の状況がよくわからないのです。念のため電気が停められているので。今になって、徐々に通電が始まっていますが。」


「ここでは人々が、ことのほか動揺しています。」
サンホセ近くにある聖イシドロ・デ・エレディア大学の英語教師エリン・モリスはこう語りました。
「建物が前後に揺れ始めたとき、私たちはちょうど授業中でした。」
合衆国のサウス・キャロライナ州からここに来ている30歳のモリス先生は、NBCの取材に対し、電子メールでこう伝えてきました。
「教室にいた全員が突然口を閉ざし、永遠とも思える静寂が一瞬辺りを支配しました。そして次の瞬間、みんな椅子から飛び上がり、あわてて外に飛び出したのです。」
「私が教室から歩いて出てくると、すべての窓ガラスが割れた建物が前後に揺れているのが解りました。」
「何もかも傾いてしまい、窓枠は外れてしまっていました。」
最後に彼女がこうつけ加えました。
「すべては斜めで、フレームでそれました。」

ニコヤのホテル・リオ・テンピスクエの支配人、ロバート・トレス氏はここでも地震を感じた、とNBCの取材に答えました。
「この日、街のすべての会社が臨時休業になり、従業員全員を自宅に帰しました。地震直後停電はありませんでしたが、その後、安全点検のため電気の供給がストップしました。」
トレス氏は今のところニコヤ市内で、損害を受けた話は聞いていないとも語りました。

地元の報道では、サンタ・クルス地区の住宅街が大きな損害を受けたと報道しました。


この点につき、アメリカ地質調査研究所が以下のようにコメントしました。
「多少地震に強い構造物があるものの、コスタリカ国内では全体には揺れに弱い構造物が大半を占めています。」
「その代表的なものが、日干しレンガを泥で固めた構造の家なのです。」

写真1: 強力な地震が水曜日にコスタリカの太平洋岸の近くで襲ったあと、サンホセのカルデロン・グアルディア病院の患者は避難します。
写真2: アメリカ地質調査所によってリリースされる地図は、水曜日にコスタリカ沖で地震の強さを示します。

http://worldnews.nbcnews.com/_news/2012/09/05/13681490-three-dead-20-injured-as-major-earthquake-damages-costa-rica-coast?lite
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広瀬隆さんの著作、「原子炉時限爆弾」では、環太平洋火山帯『リング・オブ・ファイヤ』が活動期に入り、地震リスクが高まっている点が、論拠の一つになっています。


事実、先週はフィリピン沖で発生した地震により日本国内に津波注意報が発令され、国内が一気に緊張しました。
そして今週は北米大陸と南米大陸を結ぶ、細長い中央アメリカのコスタリカで大地震が発生しました。
コスタリカももちろん日本と同じ『リング・オブ・ファイヤ』の真上にあり、地震の原因は東北太平洋沖地震と同じ、海底の地殻プレートの崩壊でした。

それにしても広瀬さんの著作は3.11の発生前に刊行されたものであり、まだまだ電力業界をはじめ日本の原子力ムラの監視の目が厳しかったはずであり、その中でよくこれだけの資料を精査され、わかりやすくまとめられたものだと、その労苦に敬意を表さざるを得ません。

中でも秀逸なのが、大陸移動のメカニズムを非常にわかりやすく解説されておられることです。
これにより私は、日本の原発が建設されている沿岸地区の地盤が、いかに脆いものであるか、そのことが自分たち自身への脅威として切実に感じることできました。


それに対し、ここに来て一部の日本の政治家が「原発は、いざという時に核兵器を作る際の重要な足掛かり」と、原発継続を裏で強力に運動しているのには、広瀬さんでなくてもその常識を疑います。
一度自ら政権を投げ出したはずの元首相をはじめ、この手の政治家は憲法を改定し(改正じゃありませんよ、『正す』訳ではないのですから)、日本の再軍備を正当化し、徴兵制を布いて、あわよくば核兵器の保有も実現させたい、そう考えているようです。
しかし現代において、先進国が核兵器の照準を相手に向けて外交交渉しなければならない、そのような緊張はどこにあるのでしょうか?

『世界の巨大地震の20%が集中する』日本にこれだけ原発が林立してしまっている、それだけでももう日本は危険大国であることを、私たちは学習しました。
その上今度は、アメリカでさえ安全な保管に音を上げ始めている核兵器を作って、この狭い国土に抱え込もうと言うのでしょうか?

彼らは3.11と言う地球のメカニズムが発した警告を無視し、自分たちの偏った考えを押し通そうとしている。

政治とは平衡の上に成立すべきものです。
そのため近代政治の歴史が最も古いイギリスでは、保守党も労働党も政治家の資質を問うことに極めて厳しいことを、一度ご紹介しました。
常識の上に常識を積み上げていくというその平衡感覚が、地震が多発する国土の上に原発を林立させ、核兵器も装備せよ、と言う主張にはあるのでしょうか?

1945年8月 広島


彼らは「経済成長勉強会」か何か、別の看板を掲げ、利に敏い人間を呼び込もうとしています。
しかし経済がこれだけグローバル化し、日本社会がこれだけ高齢化、少子化してしまっては、『経済成長』など容易に実現できるはずがないのです。

政治家

彼らが日本人を、いったいどこに連れて行こうとしているのか、そのことは厳しい上にも厳しく、問うていかなければなりません。

 

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