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東日本大震災3.11から3ヶ月 この世で最も美しい旋律のひとつを捧げます

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所要時間 約 4分

今朝は久しぶりに自転車での通勤となりました。
3月11日金曜日の震災以来、壊れ続けていた通勤路のサイクリングロードも、少しずつではありますが補修が進んでいるようです。
仙台の6月初旬といえば、梅雨入り前の晴天が続く一年で最も美しい季節。
仙台市東郊を流れる梅田川の堤防の上に作られたサイクリングロードを、風にのって鳥のさえずりを聞きながら走るのは、いつもなら生きている事の素晴らしさを感じる瞬間のはずでした。

でも今日は6月10日金曜日、あの日からちょうど3ヶ月です。
もう3ヶ月、まだ3ヶ月、亡くなられた方、被害を受けられた方々の数はあまりにも膨大で、未だにその全容はつかめていません。
福島第一原発の事故も含めれば、災害は尚終息の見通しは立っておらず、人々は苦しみ続けています。

私自身はこれほどの災害ともなれば、当たり前のように地形・地勢そのものを変えてしまっていることに、驚く事がしばしばあります。
たとえば、私が住んでいる近くの「与兵衛沼」という小さくはない周囲500mほどの沼は、底に亀裂が走ったのかもはや干上がろうとしています。
仙台市ホームページの「与兵衛沼」の項には、『仙台藩士鈴木与兵衛が私財を投じて造った灌漑用水用の沼です。与兵衛沼や近くの大堤公園一帯は、小高い丘となっており、戦前は豊かな樹林に覆われていました。
 戦後、周囲が市街化していく中で、与兵衛沼周辺は開発から免れ往時の面影を今に伝えています。冬はハクチョウが訪れ、羽を休めている光景にも出会うことができます。与兵衛沼の豊かな緑と水は、地域の人たちに親しまれ、休日には散策を楽しむ人や野鳥を観察する人、釣り人などで賑わいます。』とあります。
それほどに歴史があり、多くの人々と関わって来た沼がひとつ、このままでは消え去ろうとしています。
さらに宮城県沿岸南部の山元町から沿岸北部の石巻市にかけては、大規模な地盤沈下が発生し、満潮時に水没する地区や未だ『陸地』として復元できていない場所すらあります。

今回の東日本大震災、『天変地異』という言葉がありますが、まさにその言葉通りの結果をもたらしました。
圧倒的な自然の破壊力に対し、人間という存在がいかに小さく無力か、という事も思い知らせました。
今日は何よりもその事で犠牲になった方に、美しい旋律を捧げ、その魂に慰めが訪れることを祈ります。
できればこの稿をお読みいただいているみなさんにも、慰めのために祈っていただけたら、と......

イギリス在住の少年合唱団LIBELA(リベラ - ラテン語で自由・解放、救済などの意味 )の Sanctus をお聴きください。
原曲はあの『パッヘルベルのカノン』ですが、主宰者のロバート・プライズマン氏がLIBERAのため編曲したものです。
私は『パッヘルベルのカノン(とジーグ)』はこの世の中で最も美しい旋律のひとつだと思います。
いつか別の機会にオリジナルをご紹介させてください。

 

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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