星の金貨 new

星の金貨 東日本大震災や音楽、語学、ゴルフについて語るブログです。

ホーム » エッセイ » 安倍首相派閥の国会議員の寄稿文を掲載した日本の雑誌、廃刊に

安倍首相派閥の国会議員の寄稿文を掲載した日本の雑誌、廃刊に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

所要時間 約 6分

同性愛者を「非生産的」と攻撃した51歳の議員を、「まだ若いんだから…」と不問に付した安倍首相

差別の先には迫害があることを、迫害の先に虐殺すら起こり得ることを歴史は証明している

 

ジャスティン・マッカリー / ガーディアン 2018年9月26日

日本の有名な雑誌は与党自民党の右翼の国会議員によって書かれた同性愛者を攻撃する記事掲載し、激しい抗議を受けたあと廃刊することになりました。
『新潮45』は杉田水脈氏の見解をめぐって論争が続く中、出版元の新潮社が発行を中止すると発表しました。

 

掲載文中、杉田氏はLGBTの人々は「非生産的である」と述べ、これらの人々に対する公的福利厚生の提供について税金の使い途として疑問を呈しました。

杉田氏は同性カップルは「子供を産まない」と書いています。
「言い換えれば、彼らには生産性がなく、したがって国家の繁栄に貢献しない」

 

『新潮45』は激しい批判を浴びた後、最新版で「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」というタイトルで一連の記事を掲載した直後から深刻な危機に陥いることになりました。

出版元の新潮社は謝罪しました。
「部数低迷に直面し、試行錯誤の過程において編集上の無理が生じ、企画の厳密な吟味や十分な原稿チェックがおろそかになっていたことはひていできません。このような事態を招いたことについてお詫び致します。」
朝日新聞が伝えました。

『新潮45』は出版社の社長である佐藤隆信社長の特別な介入によって廃刊が決まりましたが、佐藤氏は『新潮45』の最新号の原稿には「常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた」表現がもあったと認めています。

 

7月に登場した杉田議員の記事は、政治家やLGBTの権利を認めるよう運動している人々から激しい非難を浴び謝罪するよう求められました。
杉田議員が所属する政権与党の自民党は当初何らかの処分を行うことを拒否していましたが、後になってその見解が「性的マイノリティ」の権利を自民党が支持していること反するものであることを杉田氏自身がすでに理解しているとの見解を示しただけでした。

杉田議員と同じ派閥の安倍首相は、杉田氏の記事について公の場で謝罪をしていません。

 

安倍首相は9月中旬、「彼女はまだ若い」ため、辞任等を要求していないと語りました。
杉田議員は51歳です。

 

新潮45は1982年に創刊され、自らを「少し危険な」存在であると主張し、伝えられるところでは右翼的主張を展開するフォーラムを提供したり、政治的に正しいと言われることも敢えて批判するなどして新しい読者を得る試みを行ってきました。

杉田議員は過去、第二次世界大戦の戦前戦中に日本人兵士が従軍慰安婦を使役していたというのは韓国による捏造だと主張していました。
今回の論文掲載についてLGBTの権利を認めるよう運動している人々は杉田議員の謝罪を要求していますが、『新潮45』は杉田議員をかばう動きをしているとみられています。

 

新潮45の最新号に掲載された中の一つ、文学評論家の小川榮太郎による記事には、性的マイノリティの権利を保証されるのなら、男性が列車で女性に痴漢行為をする権利も社会が認めなければならないのかと疑問を持たざるを得なかったと書かれていました。

 

「この雑誌の編集チームは販売部数の増加にとらわれるあまり、記事の厳格なチェックを怠っていたようだ」
新潮社の伊藤幸人広報担当ディレクターがこう語ったと、毎日新聞が伝えました。

 

https://www.theguardian.com/world/2018/sep/26/shincho-45-japan-magazine-homophobia-mio-sugita-shinzo-abe

+ – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – + – +

 

なんだこの品性の低さは!

冒頭の写真を見て、うんざりしました。

何の因果でこんな下卑た写真を処理しなければならないのか、まったくもってうんざりしますが、元の記事のアイコンである以上仕方がありません。

 

時代が動くとき、この議員や問題になっている『文芸評論家』のような『権力迎合主義』ともいうべき人間が次々現れ、腐敗臭を放つ暗雲で時代を覆い隠してしまいます。

1930年代の大日本帝国ではこの暗雲に乗じて軍国主義が台頭し、無数の『権力迎合主義』人間が現れ、平和や自由や平等を求める人々を非国民と罵り、無数の命を無益に殺すことに手を貸しました。

この歴史だけは繰り返させない、その思いをできるだけ多くの日本人が共有したいものです。

 

近頃は諸欲が枯れてしまい、晴れた日に清々しい朝を迎えるようなことをこの上なく幸せに感じたりします。

反対に人間として腐敗臭を放っているような人間たちが権力に群がり、貪ったり差別を繰り返したりしている有様を見ると本当に腹が立ちます。

 

歴史は証明しています。

差別の先には迫害があることを。

関東大震災や第二次世界大戦では、迫害の先に虐殺すら発生しました。

差別などという行為ができるということは、人間として何ごとかが欠けている証拠でもあります。

差別は許さない。

万人の当たり前の思いではないでしょうか?

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事に関連する記事一覧

このサイトについて
ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
最近の投稿
@idonochawanツィート
アーカイブ
カテゴリー
メタ情報