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好評!「メイド・イン・アメリカ」夏のシリーズ第2回 – たちあがるおばあちゃんたちからのメッセージ –

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所要時間 約 6分

『アメリカのスイマー諸君、この夏、はじけなさい!』
- 後編 -

彼女達の「調査」と時を同じくして、ABCの Made in America チームも自身の調査を行うべく、サウスカロライナのマートルビーチの東側に向かっていました。
そこにある[タラ・グリンナ・スイムウェア]という名の小さい水泳着制作会社は、今年25パーセントの成長を達成し、このほど2つの新しい店舗をオープンしました。
デザイナーのタラ・グリンナはおよそ25年前に会社を始めましたが、既製品の水着では体に合いにくい顧客を専門に、顧客ごとにブラサイズを合わせた水着を作りました。 そして15年前にまず卸売りから始めたのです。
しかし、タラ・グリンナだけが米国で水着を製造している唯一の会社ではありません。 ユタ州ソルトレイクシティーの、ライム・リッキー・スイムウェアは、おしゃれでセンスの良い水着を制作しています。デトロイト郊外のエクセレント・スイムスーツはキング(クイーンズ)サイズの水着を専門にしています。それぞれの会社は、個々の顧客のために水泳着をカスタムにデザインし、さまざまな色とスタイルを提供します。
男性に関しては、バードウェルビーチという男性用水着が専門の会社は、1961年にカリフォルニアで創業して以来、同じ柄を使用してサーフィン用の水着を制作しています。
経済の専門家は中国との競争では、カスタマイズこそが鍵であると言っています。
「私たちは売り場に出てこう言うんです、『OK、女性はこういうのがお望みなのよ。試着してみると、必ずどこかに合わないところがあるものなの。ここはへこみ過ぎ、ここは出っ張り過ぎ。』そして直して行く訳です。」
とタラ・グリンナのスポークスマンであるクリスタル・クアンドは語ります。
「私たちは誇りを持って言うことができますよ。『私たちの製品はアメリカ製です。お困りの事があれば、どうぞおっしゃってください。』とね。」
ンジー・リチャードソンは、2年間サバンナ美術大学に通い、仕事を得るためにはニューヨークかロサンゼルスに出るしか無いだろうと考えていました。 彼女は、まさか自分がファッション・デザインの分野で働くことになろうとは考えてもいませんでした。
「私はいつもタラ・グリンナで働きたいと思っていました。自分の得意分野と関連した仕事につくことができて、とてもラッキーです。」

さて、再びこちらはコビーナ、カリフォルニアのYMCA、水泳教室のみなさんはアメリカ製水着を見つけ出し、ご機嫌のご様子。
「とても多くの人々が、不平や文句を言うだけ。」と、マーシャルは言いました。
「でも、彼らは何もしようとはしないのよ。」
「たったこれだけの事だけど、これが私ができる事なの。」

以上が、6月20日放送のアメリカABCテレビの[ワールドニュース・ウィズ・ダイアン・ソイヤー]の翻訳です。
でも、このシリーズを見ていつも思う事なのですが、アメリカの放送は自分たちがするべき事を、よーく考えていると思うのです。
日本のニュースはNHKを筆頭に、たとえば高校生の就職難を度々伝えはしますが、それを解決するために何も提案はしません。
ABCは「私たちアメリカ人ひとり一人が、毎日3ドル33セントのアメリカ製品を購入するようにすれば、アメリカ国内に10,000人の雇用が生まれるのです。」と視聴者に訴えます。
これを見たアメリカ人の何パーセントかは、日常の買い物の中、アメリカ製品を選んで買うようになると思われます。
アメリカ3大ネットワークのひとつが、たった3ドル33セントからの行動を訴えているのです。
3ドル33セントなら、見ているほとんどの人が参加できるでしょう。
実際に、この番組に出演することになった水泳のインストラクターの高齢の女性は、行動を起こしました。
それが放映され、またアメリカ製品を買おう、と心がける人が増えて行くことでしょう。

一方、24日の朝のNHKの報道では、震災と原発事故のために仕事を失ってしまった母親のために、「どうしても県内で就職したい」という福島県の母子家庭の、高校生3年生を紹介していました。
隣県の私たち宮城県人が、東北の人々が、日本人が、自分たちの消費をどこにどう振り向ければ、彼のような高校生の就職の一助を担えるのか?
そんな事は一切放送しません。
最後は彼の高校の3年生全員が、東京のトラックメーカーの工場見学を行うシーンを放映して終わりました。
全国から受験する志望者の中、もし彼が合格できれば『はじめて』彼は職を得る事ができるのだそうです。
「彼が働ける可能性のある職場は、首都圏にしかありませんでした。」
この番組を、立ち上がったあのアメリカのおばあちゃんが見たら、きっとこう言うでしょう。
「どこに解決のヒントがあるの?! 見ている人は、最後まで傍観者のままなの?!」
「何のための、誰のための『報道』なの?!」と。

 

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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