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冷温停止【 山のように積み上がる課題・山のように積み上がる危険 】

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冷温停止【 今後の本当のシナリオとは?! 】
「山のように積み上がる課題、そして山のように積み上がる危険、それが福島第一原発に未だ解決されずに残っている」

アメリカCNNニュース 12月16日

日本当局は、12月16日金曜日に、福島第一原発で「冷温停止」が達成されたと発表します。
これは同原発の原子炉の温度がここしばらく、沸騰点以下にとどまっていることを意味します。

この発表は一つの区切りを象徴しています。
しかし複数の専門家は、チェルノブイリ以来最悪のこの原子力事故を完全に解決するには、これからさらに数十年以上の年月を必要とするだろう、と語っています。

3月の地震と津波によって冷却装置が破壊されたため、福島第一原発から放出された放射性廃棄物の浮遊物質は、原発から半径20kmの範囲、そして北西40kmの範囲に暮らしていた人々に避難・移住を余儀なくさせました。
これらの人々が自宅に戻れるかどうか、日本政府は未だはっきりとした見解を示していません。

山のように積み上がる課題、そして山のように積み上がる危険、それが福島第一原発に未だ解決されずに残っています。

「解決には程遠い状態です。これから長い間の作業を続けることになります。」
と、東京電力の西沢利夫社長が今週CNNに語りました。

政府筋の情報として日本の共同通信社は、破壊された原子炉を廃棄するまでに最高40年の期間が必要である、と木曜日に報告しました。

10月に福島第一原発を管理する東京電力は、メルトダウンを起こした3基の原子炉の温度が摂氏100度を下回ったことを確認した、と発表しました が、冷温停止を宣言するにはしばらく様子を見なければならないとしていました。

「日本政府や東京電力はこれを大きな一つの達成と表現したいのでしょう、大きな転換点とでも。しかし、事実はそうではありません。」
こう語るのは、アメリカの原子力発電所の管理責任者だったマイケル・フリードランダー氏です。
「問題は、現在のこれらの原子炉の状況を『冷温停止』と表現することは、正当性を欠いた行為である、という事です。原子炉の状態は6月時点と比較 し、安全になったものは何もありません。」
「来年、原子力発電所内から使用済み核燃料を取り除くことはできるでしょうが、原子炉そのものの処理に着手するまでは、少なくとも10年はかかるはずです。」
「日本がそのことをその目で確認するまで、2、3年を要することになるでしょう。」

1979年に部分的なメルトダウン事故を起こしたアメリカ・スリーマイル島の事故で、除去作業の指導助手を行ったジャック・デヴァイン氏は冷温停 止について、日本の当局がある重要な一点を見落としていると危惧します。
これまでも現場で働く作業員を悩ませてきた問題ですが、原子炉の温度を下げ続けるためにこれ以上彼らが水を使わないのであれば、汚染された冷却水がたまっていくことを心配することは無いでしょう、と彼が語りました。
「大きな前進があったと言える状況ではありません。ほんのちょっと気持ちが楽になるような、その程度の変化があったにすぎないのです。」

3月11日の地震と津波は、日本の東北地方で15,000人以上の命を奪いました。
福島第一原発では冷却装置が故障したために、数週間の間日本は危機的状況に陥っていたのです。
そして東京の北240kmの場所にある福島第一原発で、発電所と政府の職員が事故が国を滅す原子力大災害に発展しないよう、緊急態勢をとり続けました。

水素爆発が原子炉1号基と3号機の原子炉建屋を吹き飛ばしましたが、2号基でも同様の水素爆発によって建屋が破壊されたものと推測されます。
4号基では使用済み核燃利用プールの過熱によった発生した火災が、原子炉建屋に損傷を与えたものと思われます。

結局、日本の原子力安全保安院は今回の事故を、原子力事故の国際基準で最も高いレベル-7に分類しました。これは1986年に発生したチェルノブイリの事故と同じレベルです。

「我々は原子炉を一基ずつ正しく検証し、今後起こり得ることとしてどんなことがあるか結論を出すつもりです。」と、東京電力の西沢社長が水曜日に語りました。
その次の段階として核燃利用棒の除去があるが、その前に一帯の徹底的な調査を行うつもりである、とも語りました。
「我々は現在利用可能な方法の中で、良い方法としてロボットを燃料タンクの中に送り込み、状況を確認することを検討中です。」
「その結果が現在われわれがシュミレーションしたものと180度違うものであろう、とは考えていません。しかし実際に内部を見てみることは100の話を聞くことよりも有益なことであり、実際何が起きたのか、内部を詳細に検証するつもりです。」

「スリーマイル島の事故は、福島に比べ損傷は軽微であり、事故を起こした原子炉も一基だけでしたが、それでも原子炉内に入って実際に検証を始めるまで、2年半という月日を必要としました。」
前述のデヴァイン氏がこう語ります。
「当然ながら福島の場合、そこに至るまでさらに長い年月を必要とすることでしょう。」
「この先こなさなければならない課題については、これまで同様本当に気が重くなる仕事ですが、まず最初にしなければならないのは、何がどこにあるか正確に把握することです。
その仕事はすべての燃料の位置を確認すること、現在は冷えて固まった溶け落ちた放射性物質の残骸を捜索し、がれきの中から探し出すことです。」

http://edition.cnn.com/2011/12/15/world/asia/japan-nuclear/index.html?iref=allsearch

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冷温停止については、ニューヨークタイムズ、英国BBC放送、ザ・インデペンダント(英国)、アルジャジーラの順でご紹介してきました。
翻訳した甲斐があった、と思えたのはニューヨークタイムズとザ・インデペンダントでしたが、今日訳したCNNのニュースにも大切な情報が含まれて いました。
大切なのは、原子炉内の本当の状況がわかるまで最低2、3年を要する、という部分だと思います。

言い換えれば、だんだん深刻さが増してきた東日本・北日本の汚染の問題、その問題の原因について検証できるようになるまでさらに2、3年が必要 だ、ということになります。
この点に鑑み、東日本・北日本全域における汚染実態の調査の重要性は、いやがうえにも高まります。

間違っても為政者の口から「騒ぎが大きくなるだけだから、汚染調査などやらない方がいい」などという発言が飛び出さないよう、私たち国民が監視を 強め、情報を共有していくことが大切です。
そして、声を上げていくことが。

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【 NASAついに地球とよく似た星を発見 】

アメリカNBCニュース 12月20日

ここのところ新しい惑星の発見が続いていますが、ほんの2,3日前、さらに二つの新たな惑星が見つかりました。
新しく発見されたのはケプラー20-eとケプラー20-fの二つの惑星です。
二つとも地球に似通った大きさであり、地球同様太陽に似た惑星の周囲を回っています。
失望させられるのはその地表温度です。
昼間の最高気温は華氏800度(摂氏427度)から1,400度(同760度)の間。しかも乾燥している800度、そして1,400度です。
この星にたどり着くには現存の宇宙船では数百万年かかりますが、行けばそこにこれらの星がある、という事は良いことかもしれません。

http://www.msnbc.msn.com/id/3032619/ns/nightly_news/#45744187

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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