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アジアの電源開発は『原子力発電が中心』?! 日本の国内報道のウソ、ウソ!

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所要時間 約 10分

「中国、インド、ベトナム、マレーシア、インドネシア - アジアの電源開発、『原子力発電が中心』、日本の大手メディア国内報道のうそ」
【アジアの発電事情 : 挑戦が続く市場と潜在成長力】

ジャード・アンダーソン / アメリカAOLエナジー 5月21日

これからの10年間で4兆1000億ドル(328兆円)の投資が行われる見込みのアジアは、世界最大の設備投資市場です。
基幹設備企業のブラック&ヴィーチ社(以下B&V)により企業の設備部門担当者と報道関係者を集めて年4回開催される会議で、専門家がこう説明しました。
「中国では相変わらず石炭による火力発電がメインです。」
B&Vのアジア太平洋地区経営コンサルティング部門常務、ジョージ・カリーが説明しました。

確認されただけで世界で3番目の規模の石炭埋蔵量を持つにもかかわらず、近年の需給関係のひっ迫により、2009年中国は史上初めて石炭の輸入が輸出を上回りました。中でも発電部門が国内最大の石炭を消費していますが、国内で急速に進む都市化により、セメント産業がこれに次ぐ消費をするようになりました。

▽ 石炭に固執する中国、しかし浄化技術も進化

中国の工業都市は息苦しくなるほどの大気汚染で知られますが、一方で環境浄化の取り組みも始まり、国は石炭を消費する際により環境への負荷が少なく、二酸化炭素の排出量も少なくするための技術開発とサプライチェーンの構築を、国内で推進するよう強力な後押しをしています。
2010年、アメリカのゼネラル・エレクトリック社が、中国は国産原料・器材のみを利用した石炭・天然ガス複合処理プラントの建設に乗り出す、と伝えました。
このIGCCプラントは国内の電力供給を行うとともに、二酸化炭素の排出量を減らすという、中国の中期開発目標を具現化したプロジェクトなのです。

B&V社の分析によれば、中国は2020年前後までは、国内の電力需要を石炭を中心として賄っていきますが、その後は天然ガス、原子力、そして水力発電の成長が見込まれています。

▽ インドの追いつけ追い越せ

同じくB&V社の分析によるとインドは設備投資部門において、中国に5年から10年の後れを取っています。インドの全世帯の40%が未だに電気の無い生活を送っており、ピーク時の電力は12%から14%不足しており、都市の大小を問わず停電が日常化しています。
インドの第11次五か年計画における78ギガワットの電源開発は、大幅に目標を下回る50ギガワットに終わりました。
しかしインドで新たに作られた電力源の22%は再生可能エネルギーによるものであり、今後5年間でさらに30ギガワットが新たに再生可能エネルギーによって供給されることになっています。

電力需要の増加に伴い、インド国内の企業は世界の企業と提携を進め、技術と経営のノウハウの移入に努めています。
安全で信頼性の高い電力供給を実現するのに、送電網を張り巡らさずに済む太陽光発電は成長が著しい分野です。

ここ数年、インド国内の新興企業は海外の経験豊かな多国籍企業と合弁事業を展開するため、BP、アルストム、東芝、日立などとの提携契約に調印しました。多くの新興企業が発電部門において、超臨界石炭火力発電に特化して開発を進めています。

▽ 一般の傾向: アジア地区の成長の原動力となるために

アジア地区に共通する特徴として、来たるべき10年間に実現するとみられる急激な都市化と経済発展を支えるため、急速なエネルギー需要の増大が起きると見られています。
ベトナムはすでに国内の発電容量を2010年の21.6ギガワットを、2020年までに現在の247%にあたる75ギガワットに拡大することを目指しています。

B&Vによれば、この7月に日本で実施される予定の再生可能エネルギー関税は、長期的に価格を安定させることにより、再生可能エネルギーの新しいプロジェクト開発を支援する目的を持っています。

マレーシアは太陽光発電の開発に注力し、さらにヤシを原料とするバイオマス発電、そしてインド同様超臨界石炭火力発電に力を注いでいます。

インドネシアの天然ガス消費量と生産量は、すでに予約受注分を超過してしまい、これまで長く続けてきた液化天然ガスの輸出事業を今後も継続できるかどうか、疑問がもたれるようになっています。

国内のエネルギー需要が増加し続けるとともに、インドネシアでは国内の第一次エネルギー消費量が200年から2010年にかけて42%増加しました。
インドネシアは、莫大な潜在能力を持ちながら未着手の水力発電の可能性に加え、これも莫大な埋蔵量を持つ石炭層とメタンガス開発の可能性を検討している、とB&Vがそのプレゼンテーションで述べています。

http://energy.aol.com/2012/05/21/asian-power-sector-review-growth-potential-matched-by-challenge
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またもや、またしても、です。
皆さんはこれまで福島第一原発の事故の報道と並行する形で、アジアで急速に高まる電力需要に対し、各国があたかも『原子力発電を中心に』対応しようとしている、という日本の大手メディアの報道を、見たり聞いたりしたことはありませんか?

そんな事実はアジアのどこにも存在しない、今回の記事はそう伝えているのではないでしょうか?
日本の政治の『劣化』を叫ぶ日本の大手メディアですが、自らの劣化についてはどう思っているのでしょうか?

多くの国民、特にここ被災地にいる多くの人間にとってはどうでも良い政治屋の「政局」を、あたかもそれが日本にとって一番大切なことであるかのように毎日伝え続ける日本の大手メディア。
一方で日本各地で開催されている反原発ムーヴメントなどに対しては、「無視」の繰り返し。
皆さんは何のために、新聞購読料その他を支払っていらっしゃるのですか?

私は現在、吉井英勝さんの著書、『原発抜き・地域再生の温暖化対策へ』を読んでいますが、その中にこんなくだりがあります。
日本には豊富な石炭資源があるにもかかわらず、当時のアメリカ政府の意向に日本政府が従い、石油メジャーへの便宜拡大を謀る意味もあり、三井三池炭鉱をはじめ、国内の石炭鉱山を強引に閉鎖していった、というものです。
この措置を行う以前は日本のエネルギー自給率は50%を超えていたのに、この『政策』の実施により石油依存社会に変貌した日本のエネルギー自給率は、一気に4%にまで低下したそうです。

今回のAOLエナジーの記事を読むと、石炭は単に二酸化炭素を発生させるだけの厄介者では無く、近年の技術開発によりクリーンエネルギー源へと変貌をとげつつあるようです。
しかし『科学』ではなく、『政策』によって石炭という自国資源を葬り去ってしまった日本には、どのようなチャンスももう無くなってしまったようです。

当時の日本国内の報道は、石炭を捨て、石油依存社会を作っていくことをどう伝えていたのでしょうか?
いちいち確かめなくとも、もう、察しがつこうというものです。
何をか言わんや!まさに何をか言わんや!です。

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【ジャグリング・トライアスロン】
アメリカCBSニュース 5月23日

そんなことが可能だなんて思いもしなかった、という動画をご紹介しましょう。
ひとりの男性がトライアスロンの競技中、ずっとジャグリングを続けながら完走したのです。
彼はジョー・ソルターさん31歳、2012年4月28日『曲芸をしながらトライアスロン競技を完走する』部門で、世界記録を更新しました。
この日達成された記録は以下の通りです。

▽所要時間:1時間57分
水泳:400メートル(21分39秒)
自転車:26km(1時間42秒)
マラソン:6.5km(31分29秒)
▽順位 : 246人中147位
▽ジャグリングの結果
自転車とマラソンの間の失敗:0回
水泳中の失敗:3回
▽ジャグリングの回数
水泳中: 4,140回
自転車: 8,640回
マラソン: 6,912回
ジャグリングの総回数: 19,692
▽慈善事業としての資金調達額:ノースウェスト・フロリダのロナルド・マクドナルド・ハウス慈善団体:2,200ドル(約176,000円)
▽会場:フロリダ州パーディド

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【すごくおかしい野生の熊のヒップホップ】
ザ・インデペンダント(英国)5月25日

 

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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