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【 2040年・直径140mの〈小惑星2011 AG5〉が地球に衝突の恐れ 】〈後編〉

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所要時間 約 10分

レナード・デイヴィッド / アメリカCBSニュース 2月28日

▽ 求む!信頼性の高い見解

「私たち〈 AT14 〉対策班は〈小惑星2011 AG5〉について、時期尚早の予測を行う以外の問題について先週さらなる議論を行いました。」
首都ワシントンにあるNASAのNEO(地球接近物体)観測プログラムの責任者リンドレー・ジョンソンが述べました。

「我々NEOの観測者はずっと〈小惑星2011 AG5〉に目を付けてきました。」とジョンソンは語り、交代で小惑星を見張り続けている事を明かしました。
「現在ではNEOが観察を続ける他の惑星や彗星などと比べ、観察者は〈小惑星2011 AG5〉の軌道予測のための充実したデータを持っています。われわれは軌道を導き出すため集積した観測データにある程度自身が持てるようになりました。」
「幸いな事に、2013年9月には〈小惑星2011 AG5〉の軌道を追いかけるための好条件の機会が訪れます。現在未解明の部分について、明らかにできるものと確信しています。」
ジョンソンが[ SPACE.com ]の中でこのように述べました。

さらに絶好の機会が2015年11月から続く数ヶ月間に訪れます。
「これらを順番に解析していく事で、2023年の地球付近の近接通過軌道を明らかにできるでしょう。そして2040年の衝突のあらゆる可能性とその時間ごとのシナリオを高い精度で明らかにできるはずです。
「我々は直ちに宇宙空間での作戦を展開する必要はありません。〈小惑星2011 AG5〉にまつわる現在の状況は、潜在的に危険な物体を発見することの価値を認識させてくれました。従って秩序ある観察方法を確立し、高額の費用が必要な宇宙空間での作戦を効果的なものに仕上げるための時間は充分にあります。」
ジョンソンはこのように語りました。

▽意思決定にいたるまでの課題

長い時間NEO専 門家を務める元アポロ宇宙飛行士のラッセル・シュワイカート氏は、〈小惑星2011 AG5〉 についての討論に積極的な役割を果たしました。
彼は宇宙探検家協会(ASE) 地球近接天体観測委員会を代表し、〈小惑星2011 AG5〉専門対策チームに対し状況の分析結果を提供しました。

この宇宙の巨大な岩は、国際社会に対し「意思決定にいたるまでの課題」を突きつけることになるだろう、とシュワイカート氏は示唆した上で
「2040年に地球衝突する可能性が増していることについて、今はまだ国際社会が意思決定できる状況ではありませんが、今後〈小惑星2011 AG5〉 の軌道の研究が進めば、当然その機会が訪れることになります。」

仮にこの小惑星の地球への衝突の危険性が増してしまった場合には、将来のこの小惑星軌道を強制変更させるため宇宙探検家協会が行った一つの 分析結果について、シュワイカート氏が強調しました。
彼はまた対策チームに対し、〈小惑星2011 AG5〉 の地球衝突の潜在的危険性の回避策を立案する際に必要になる、数多くの鑑定・評価を提供しました。

▽ まずは軌道をつきとめること

シュワイカート氏は地球近くの近接通過区域の特定が今はできないにしても、意外に早く決定される可能性がある、と示唆しました。
ただし〈小惑星2011 AG5〉 の実際上の脅威はNASAのNEO(地 球接近物体)観測プログラムに対し、さらには国連の科学技術部会(COPUOS)に対しても、対策を立てる必要性を迫っている、と彼が語りました。

最新の分析に基づいてシュワイカート氏は、2023年 までずれ込んで作業完了する小惑星の軌道調査・分析の後、直ちに対策を立てることができれば、まだ希望をつなぐことができる、と語りました。

その可能性は低いものですが、〈小惑星2011 AG5〉が2013年に地球に衝突することが突然現実のものとなる、その可能性が全くないわけではありません。
「そうなってしまえば2023年 には近接通過区域の特定ができるなどと、悠長なことは言っていられなくなります。どのような理由があろうとも国際社会は、衝突の衝撃を可能な限り弱めるための多重緩衝システムを構築する(極めて高額な費用がかかります)か、核ミサイルを撃ち込んで小惑星を破壊するか、どちらかの選択を迫られることになります。
そしてNASAのNEO(地球接近物体)観測プログラムは、ただちに近接通過区域を特定しなければなりません。」
このようにシュワイカート氏は語りました。

〈小惑星2011 AG5〉の軌道と移動予測を的確に行うことは、極めて困難な作業になるだろう、シュワイカート氏はSPACE.comの中で語っています。

しかし困難であろうがなかろうが、緊急を要する課題は、とにかく〈小惑星2011 AG5〉 の軌道を突き止めることである、と調査を行っている科学者たちが強調しました。
次に小惑星の軌道を観察できるのは2013年9月、次は2015年11月になります。

▽ 米航空宇宙局(NASA)長官「我々にはまだ時間がある。」

〈小惑星2011 AG5〉に関するシュワイカート氏からの手紙への返答として、NASAのチャールズ・ボールデン長官は
「 の小惑星は確かにNEO(地 球接近物体)観測プログラムの地球に脅威を与える物体のリストの上位にある。」
ことを認めました。そして
「現在真剣な調査を行っている。」
とつけ加えました。

ボールデン長官はさらに近い将来、非常に正確に地上から観測できる機会が訪れる、と指摘しました。
「これらの観察結果に基づき、我々はさらに多くの情報を共有することになります。その結果、どのような対策をとるにしても、我々は十分な情報をもとに検討することが可能になります。」

ボールデン長官は加えて、2023年に近接通過エリア解明を行う7年前の2015年 の接近の際の観察により、2040年の地球衝突の時間推移のシュミレーションが可能になるはずである、と述べました。
「比較してみましょう。危険性は〈小惑星2011 AG5〉より低いものでしたが、NASAは今から6年前、ディープインパクト・ミッション(2005年7月にテンペル第1彗星が大気圏を通過して、地球に衝突する恐れがあった)を行いました。
この成功は今回、2015年から2023年 の間に作成される7年間の具体的プランの妥当性を高めてくれるに違いありません。

※レナード・デイヴィッドは50年以上、宇宙関連の記事を書き続けてきました。
彼は昨年、国立宇宙クラブプレス賞を受賞し、国立宇宙協会の広報誌〈アドアストラ〉とスペースワールド誌の編集長を歴任しました。
1999年以降は、SPACE.comへ の執筆をつづけています。

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【 太陽風(磁気嵐)の最新情報 】

アメリカNBCニュース 3月8日

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昨日のこの時間の放送で、3月6日にプラズマとエネルギーの塊である巨大なフレアが太陽の表面に発生したため、NOAA(アメリカ海洋大気圏局)の観測専門家が深刻な磁気嵐の発生を予測したことを お伝えしました。恐れていた被害は今日までのところ報告されていません。
しかしながらこれからも磁気嵐の発生の可能性があります。
この問題についてはNBCのトム・ コステロが余すところなく取材を続けてきました。

レポーター :ブライアン、こんばんは。
科学者たちが地球はここの所運から見放されているかもしれないと語っています。
彼らは、カテゴリ3の磁気嵐を予想 していました。
しかし実際に発生したのはカテゴリー1の嵐であり、予想を下回りました。
それは、東部時間6日午前6:00時頃から始まりましたが、地球の自転のタイミングで最悪の事態は避けることができたようです。
これまで我々は無線通信、衛星やGPSの 機能や送電網などに深刻な問題が発生したとの報告は受けていません。これらはすべて問題なく機能していたようです。
しかし、これらの設備が磁気嵐に対しては、きわめて影響を受けやすいという事実に変わりはありません。
今朝早くに我々が確認したものは、色鮮やかなオーロラだけでした。
ミシガン州で撮影された美しいオーロラをご覧ください。ミシガン州は通常オーロラを観察できる場所からはるか南に位置していますが、色鮮やかに輝くオーロラを堪能できました。

天文学者はこれから来年にかけての数か月の間、太陽の活動は何度かピークを迎え、そのたびに地球が磁気嵐に見舞われることになるだろう、と話しています。

地球への影響が、オーロラだけにとどまることを祈るしかないようです。
ワシントンD.C.からトム・コステロがお伝えしました。  

 

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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