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【 2013年 : 世界のエネルギー事情はどうなる? 】 〈後篇〉

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所要時間 約 7分

劇的に変わる、アメリカの『電力社会』

ブラッド・ギャモンズ / アメリカAOLエナジー 12月26日

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異常気象による災害により、私たちの社会のエネルギーの社会基盤は互いに連携したものであることを思い知らされました。ハリケーン・サンディ襲来の際、ガソリンはあっても停電でポンプが動かないため、多くのガソリンスタンドで給油ができなくなりました。
解決策は誠に簡単で、ガソリンスタンドがスマートグリッド・システムを備えてさえいれば良いのです。
具体的には非常用電源、非常用発電機、あるいはガソリンスタンドの屋根部分をソーラー発電装置で覆ってしまえば、停電時であっても給油が可能になり、地域社会に与えるストレスを大幅に軽減することが可能になります。
そしてさらに多くの住宅所有者・企業が発電の分担・分配技術の導入を検討することになり、天然ガス資源が豊富な地域では、天然ガスを使ったさらに別の技術開発を進めることになるでしょう。
こうした動きと同時に各電力会社と監督官庁は現在の送電網を、電気の販売とスマートグリッド世帯からの電気の買取の両方に利用できるように、その仕組みを変えて行くことを求められます。

ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルネットワークは、各地のエネルギーの需給状況や危機発生の監視などに、大きな役割を果たすことになります。
各電力会社もこれらのソーシャルネットワークの普及拡大を、上手に活用する方法を学びつつあります。
2012年は異常気象による自然災害が多発した年でしたが、災害発生時、各電力会社は送電網の被害の具体的な状況について、最新情報の多くを利用者のツィートから得ることが出来ました。
災害の後では、各電力会社のフェイスブックのページに仮想の広場が開設され、各地の復旧作業の進行状況が公開される一方、一般の人々がトラブル報告を行ったり、迅速な対応への感謝がシェアされたりしました。
ツイッター、フェイスブックそれぞれの長所が上手に活用されたのです。

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このようなソーシャル・メディアを介したコミュニケーションの確立のための取り組みが一層大きな実を結ぶよう、各電力会社はスマート・メーターが社会全体のセンサーとして機能し、利用者とのコミュニケーションが充実したものとなるよう、データシステムを整備する必要があります。
ソーシャル・メディアが社会に大きな影響を持っている現代、人々の意見や懸念をオンライン上でキャッチし、素早い対応を行うことは重要なことになりました。

各電力会社は送電網の新設、修理、あるいは停止期間の告知業務が面倒で細かいだけの仕事ではなく、大切な業務であることを理解する必要があります。その上で、最新のスマートグリッド・メーターと、スマートグリッド・ユーザーのためのデータシステムをうまく組み合わせることに、全社的に取り組む必要があります。

そのために、スマートグリッド・システムがもたらす情報を、専門に解析する部門が必要になるでしょう。
新時代の送電網をより信頼性の高い使いやすいものにするためには、スマートグリッド・システムによってもたらされる膨大な量の新たなデータを、確実に管理・処理する技術も必要です。
アメリカ国内の各電力会社はすでにその取り組みに着手しており、日々もたらされる送電網の状況と利用者の様々な要望に対し、限られた人数のメンテナンス・スタッフをどう効率的に展開していくかという、複雑に入り組んだ作業を効率的にまとめあげるためのシステム開発が進んでいます。

嵐の到来について考えてみましよう。
事前に準備された対応規範に基づき、電力会社はまず重点地区で発生する可能性がある暴風による被害、水没による被害に備え、災害復旧チームに出動準備態勢を取らせます。
利用者との連携がとれているシステムでは、起こり得る状況についてあらかじめ利用者に対し、メール、ツイッター、ヴォイスメールなどを使って警告を行うことが出来ます。
仮に悪天候によって停電が起きた場合には、スマートメーターが停電した場所の正確な情報を電力会社に送ると同時に、利用者に対しては予想される停電期間を知らせた後、復旧作業の進行状況を逐一知らせることになります。

このため、電力会社はマートグリッド・システムを通して最適な情報処理、情報管理を行うためのシステムが二つながら使用不能にならないよう、備えを行う必要があります。

そのための新技術が、2013年に現実になる見込みです。
一般世帯の間で盛り上がる需要、多発する災害、そして日々進む技術開発がそれを可能にしました。
IBM スマーター・エナジー社は以下の取り組みを行うことにより、電力業界の再編成のための取り組みに参加しています。
停電の危険を最小限することを含む、電力供給体制の最適化
顧客と電力会社の間の最も合理的な関係の構築
異常気象がもたらす災害による電力網の被害を最小限に食い止め、迅速で的確な復旧を行うため、災害発生のメカニズムを明らかにすること

これから新たな年を迎える度、繁栄と安全への希望が運ばれてくることになります。
中でも2013年は、実り多い年になるはずです。

※ ブラッド・ギャモンズはIBMグーバル・エナジー・アンド・ユーティリティーズ・インダストリーの総責任者です。
〈完〉

http://energy.aol.com/2012/12/26/the-smart-grid-in-2013-charged-for-growth/?icid=rfy 
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【 2013 世界のカウントダウン 】

アメリカNBCニュース 2013年1月1日
(写真をクリックして大きな画像をご覧いください)

オーストラリア・シドニー、2013年1月1日。

オーストラリア・シドニー、2013年1月1日。

◎台湾・台北
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台北101は2004年から2010年にドバイのブルジュ・ハリファが完成するまで、世界一を誇った高さ509メートルのビルディングです。

◎オーストラリア・シドニー
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◎フランス、パリ。
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◎イギリス、ロンドン
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◎ドイツ、ベルリン。ブランデンブルグ門。
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