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【 高濃度汚染水を浴びた福島第一原発の6人の労働者、外部被ばく・内部被ばくの程度について検査へ 】

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所要時間 約 8分

1週間の内に2度も事故を起こした東京電力、1時間のうちに10トンの汚染水が漏出

ジャスティン・マッカリー / ザ・ガーディアン(英国) 10月9日

汚染水プール
福島原子力発電所の6人の労働者は、1週間の内に2度目となる事故により、汚染水を浴び、被ばくしてしまいました。
東京電力によると、作業員の一人が誤って汚染水処理設備の配管を取り外し、約10トンの汚染水が漏れ出し、6人の作業員がこれを浴び、被ばくしました。
6人は防護服と防護マスクを着用していましたが、外部被ばく・内部被ばくの程度について、それぞれ検査を受けたと、東京電力のスポークスマンが語りました。

今回の事故は9日水曜日の朝、11人の作業員が別の設備で放射性セシウムをほとんど取り除いた数百トンの汚染水から、塩分を取り除く作業に着手する段階で発生しました。

東京電力によるとこの汚染水にはセシウム以外のほぼすべての放射性物質が含まれており、8月時点での検査では、1リットルにつき37,000,000ベクレルの放射線量が計測されていました。
ただし、放射線の種類は人体などにより深刻な影響を及ぼすガンマ線に比べれば浸透力が低い、ベータ線が主なものであるとしています。
汚染水には半減期が約29年のストロンチウム-90が含まれています。

汚染水タンク
記者会見で東京電力は、「もれ出した汚染水はすべて堰内に留まっている」と語り、約1時間の間に約10トンが漏出したとみられるが、海への流れ込みは確認されていないとしています。

東京電力は福島第一原発の事故収束・廃炉作業において、繰り返される人為的ミス、そしてずさんでお粗末な管理・運営を行っていることに対する批判が高まっています。

福島第一原発では7日月曜日に、破壊された原子炉内に冷却水を送り込む装置の電圧が突然低下するトラブルがあったばかりでした。
この時は直ちに予備の電源装置が稼働し、事なきを得ています。

前の週には430リットルの汚染水が貯蔵タンクから漏れ、太平洋に流れ込んだものと見られています。

福島第一原発においては現在、莫大な量の放射能汚染水を安全に保管し続けるために、6,000人の作業員が困難な作業を強いられています。

汚染水07
東京電力はこの夏、発電所の西側の丘陵地帯から施設内に流れ込む地下水が、原子炉建屋・タービン建屋の地下の部分で汚染され、1日あたり約300トンが太平洋にそのまま流れ込んでいることを認めました。
この可能性については事故直後から複数の専門家が繰り返し指摘を行ってきましたが、東京電力がこの事実を認めたのは、今年に入ってからでした。
汚染水を保管するために急造された約1,000基の貯蔵タンクからは、繰り返し汚染水の漏出事故が起きています。

高濃度の放射能汚染水がタンクから漏れた事故について、日本の原子力規制委員会が8月、国際原子力事象評価尺度(INES)の暫定評価を、これまでのレベル1『逸脱』からレベル3『重大な異常事象』に引き上げたばかりでした。

http://www.theguardian.com/environment/2013/oct/09/fukushima-workers-radioactive-leak-water
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【 6人の作業員が高濃度汚染水を浴びる – 福島第一原発の最新事故 】
増え続ける不祥事のリストに、また新たな1行を加えた東京電力

AP通信 / ワシントンポスト 10月9日

汚染水配管
破壊された福島第一原発を運営する東京電力は、9日朝6人の作業員が事故により高濃度汚染水を浴びてしまったことを明らかにしました。
危機が続く福島第一原発における管理能力・対処能力に対し、深刻な疑問を突きつけられている東京電力は、増え続ける不祥事のリストに、また新たな1行を書き加えることになりました。

東京電力のスポークスマンの一杉氏によれば、作業員が作業を誤って別の配管を取り外したために、汚染水が噴出し、作業員にかかりました。
この設備は処理の初期において、3段階にわたって汚染水から放射性物質の一部を取り除く装置が置かれた施設で発生し、施設の床全体に汚染水が広がりました。
現場にいたのは防護服、防護マスク、そして防水服を着用した11人の作業員でしたが、このうち6人が汚染水を浴び、5人は被害を免れました。
その後約1時間で配管を元通りにすることが出来ましたが、被ばくした6人の詳しい被ばく状況については、現在調査中であるとしています。

汚染水タンク01
福島第一原子力発電所では2011年3月に3基の原子炉がメルトダウンして以来、深刻な状況が続いているにもかかわらず、東京電力が人為的ミスを繰り返し、国内外からの批難が高まり続けています。
今回の事故は、繰り返されている人為的ミスの最新のものということになります。

メルトダウンが発生した原子炉では、溶け落ちた核燃料を低温に保つためには絶えず水をかけ続ける必要があり、このために大量の汚染水が作りだされ、福島第一原発ではその保管が重要な課題となっています。

先週、福島第一原発の作業員が水位を確認せずに注水を行って汚染水を溢れさせる事故があり、汚染水が海に流れ込んだ可能性があります。

8月には、東京電力が300トンの汚染水が、貯蔵タンクから海に流れ込んだ事故を報告しました。
この事故は、福島第一原発の敷地内に流れ込んで汚染された地下水が、1日あたり300トン、海に流れ込んでいる事実を認めた直後、発生したものです。

日本の原子力規制委員会の田中委員長は、度重なる人為的ミスによる事故が、厳しい労働環境を物語っている可能性があるとの指摘を行いました。

GRD02
「不注意によるミスは、往々にして士気の低下と関係がある場合があります。」
定例の記者会見の席上、田中委員長がこう語りました。
「ポジティブな環境で前向きな気持ちで働いている時、人間というものは不注意によるミス、明らかな間違いは行わないものです。福島第一原発で最近人為的ミスが多発する背景には、こうした環境の欠如があるものと、私は考えています。」

http://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/6-workers-splashed-with-toxic-water-at-japan-nuke-plant-as-they-remove-wrong-pipe/2013/10/09/704f5256-30aa-11e3-9ddd-bdd3022f66ee_story.html
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絶対にやってはいけないミス、それがこの事故ではないでしょうか?
いくら防護服を着ているとはいえ、生身の人間に高濃度汚染水を浴びせる…
これは日本人の問題では無く、飽くまで東京電力の問題である。
世界の目は、そのように認識してくれるでしょうか?

 

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