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【 自らを致命的危機に陥れる、人類最悪の選択 】《3》

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所要時間 約 10分

フクシマの事故が繰り返されることはない…強引な論理が使われ原子力発電所の稼働が正当化されている

原子力産業界は原子炉の安全性について、根拠の乏しい主張を繰り返し行っている

(※記事中の写真は必ずしも本文と一致していません。)

 

アーニー・ガンダーセン

フェアウィンズ・エネルギー・エデュケイション 7月29日

 

それでは福島第一の問題に移りましょう。
溶け落ちた原子炉の炉心はどこにあるのでしょうか?
誰にもわかりません。
福島第一原発の事故収束・廃炉作業が始まってすでに5年以上が経ちますが、私たち人間は未だに溶けた炉心がどこにあるのか、場所と範囲の特定が出来ていません。
事故発生以降の経過をたどると、福島第一原発では当初3基の原子炉について『部分的な』メルトダウンが発生したとされていましたが、現在は『完全な』メルトダウンが発生したことが解っています。
そして事故現場においてメルトダウンした核燃料の場所の捜索が不可能な程、事故現場の放射線量が高くなっているのです。

 

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次の写真です。
これこそが原子力発電の事故の影響を端的に表すものです。
福島第一原子力発電所1号機、爆発しました。
そして2号機、3号機、4号機。
みなさんに注目していただきたいのは3号機です。

アメリカの原子力規制委員会はこう表明しています。
『アメリカ国内の原子力発電所では水素爆発などは起きませんし、爆豪による衝撃波などは発生しません。
だから心配する必要などは有りません。
あなたが実際にフクシマで目撃したこと、そんなことはアメリカでは現実にならないのです。』
現実はどうでしょうか?
こうした事態が発生すれば、ディアブロキャニオン原発は持ちこたえることはできません。
そこで米国の原子力規制委員会は、福島第一原発で起きたような事故はアメリカでは起きるはずがないという論理を用いることにしたのです。
そうすることで、ディアブロキャニオン原発が稼働し続けることを正当化しているのです。

 

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ここにある小さな写真は爆発の最初の瞬間をとらえたものですが、この際にデトネーション(爆豪)による衝撃波が発生しています。

その直後にこの写真の事態に到りました。

原子炉建屋の屋根が吹き飛ばされた瞬間の写真です。

しかし皆さん、心配しないでください。アメリカ原子力規制委員会はこう言っています、ディアブロキャニオン原発ではこの事態は発生しないと。

私はこの点を特に強調したいと思います。

 

デトネーション(爆豪)による衝撃波などはアメリカでは発生しない、米国原子力規制委員会はなぜそんなことを言うのでしょうか?

それはデトネーション(爆豪)による衝撃波に耐えられる原子炉などはこの世界に存在しないからです。

そのために米国原子力規制委員会はアメリカの原子炉ではデトネーション(爆豪)による衝撃波など発生しないという強引な、科学的にあり得ない説明をしているのです。

 

次の写真です。

米国原子力規制委員会が原子炉格納容器のリークに関わった問題です。

 

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これはディアブロ・キャニオンとサンオノフレの原子炉の遮蔽ドームです。球体をちょうど半分に切ったような形をしています。

 

私は遮蔽ドームについて検証を行っていた時、原子炉の安全を確保するシステムについて検討する諮問委員会に参加するよう誘われました。それはちょうど福島第一の事故発生の4ヵ月前、前の年の2010年で、原子力規制委員会のメンバーの中から17人が選ばれました。

私はその場で原子炉格納容器からは放射性物質が漏出しており、特に新しい原子炉については管理基準を改める必要があると主張しました。

しかし一カ月後米国原子力規制委員会は、4,000人のスタッフを抱える政府機関ですが、政策方針書を作成し、原子炉格納容器からの放射性物質の漏出は原則ゼロであると記したのです。

で結局何が起きましたか?

これは事故発生から約1か月後に撮影された福島第一原発3号機の赤外線写真です。

 

大きい部分は使用済み核燃料プールで沸騰しており、沸騰しているという事は放射性物質が空気中に放出されているという事です。

この時の温度は摂氏62度だと記録されていますが、実際には130度前後で、そのためにプール内からはガスが発生していました。

これは重大な事態であり、続いて4号機でも同様の状態に、そしてさらに別の原子炉建屋でも同じ状況に陥りました。

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使用済み核燃料プールが沸騰していたのです。

 

しかし主要な問題はその事ではありません。

ここに点が見えますが、摂氏128度であることが解ります。

みなさんも良くご存じのように水は摂氏100度で沸騰します。

 

この時の状況について私の頭に浮かんだのは、ふるいにかけたようにして放射性物質を放出している原子炉格納容器です。

福島第一原発3号機は放射性物質の封じ込めが出来なくなりました。

これはアメリカ原子力規制委員会が否定した衝撃波の発生とはまた別の問題です。

事故発生当時、東京電力の本社と原子力安全・保安院との間には電話連絡が行なわれていましたが、原子炉格納容器から1日あたり300%の放射能漏れが起きているという点で見解が一致していました。

もしこれをディアブロ・キャニオン原発の安全基準に当てはめれば、原子炉の緊急停止をしなければならないという数値です。

アメリカ原子力規制委員会が定める許容される原子炉格納容器からの放射能漏れは、1日あたり0.1%というものです。

これもまた、原子力産業界が原子炉の安全性について、根拠の乏しい主張を行っているという実例のひとつです。

 

《4》に続く

http://www.fairewinds.org/nuclear-energy-education//world-in-danger

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【 シリア、停戦が破綻、政府軍が激しい空爆】《1》

 

アメリカNBCニュース 2016年9月26日

 

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シリア政府とその同盟軍は、停戦が破綻した直後、アレッポ市内の反政府勢力の支配地域に対する激しい空爆を行いました。

9月26日タリク・アルバブ地区に対する激しい空爆の後、がれきに埋まった場所で生存者の捜索を続ける人々。(写真上)

シリアにおける人権監視団は、反政府勢力の支配地区に対する空爆が数十回に渡り行なわれたと発表しました。そして22日には、シリア政府軍が新たな攻撃目標を設定したことを表明しました。

激しい空爆により道路も寸断され、救出活動は思うように進んでいません。

ホワイト・ヘルメットなどの民間の組織が用意した救助用の設備の多くも、今回の空爆によりその多くが破壊されてしまいました。

 

9月23日タリク・アルバブ地区対する激しい空爆の後、損害を受けた施設を見上げる少年。(写真下・以下同じ)

シリア人権監視団は、19日に停戦が破綻して以降、政府軍の空爆により237人が死亡し、その中には38人の子供たちが含まれていると発表しました。

犠牲者のうち、162人が反政府勢力の支配地区であるアレッポ東部で死亡しました。

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9月24日アレッポ東部のタリク・アルバブ地区で、ホワイト・ヘルメットのメンバーがトラクターを使って救出活動を行う様子を見守る住民。

アレッポが内戦の主戦場になってから6年の歳月が経過しました。このシリア第2の都市では現在250,000人以上の一般市民が窮地に陥っていますが、アレッポ全域の奪還に成功すれば、バシャル・アル・アサド大統領の政府軍にとっては大きな勝利を手にすることになります。

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9月18日アレッポ市内の反政府勢力の支配地域カーム・ア・ジャバル地区、空爆による破壊の後。

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9月24日アレッポ市内の反政府勢力の支配地域の臨時の病院で治療を待つ男の子。

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http://www.nbcnews.com/slideshow/failed-ceasefire-leads-heavy-bombardment-aleppo-n654691

 

 

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