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【 福島第一原発、溶け落ちた核燃料(?)を確認・事故収束・廃炉作業に初めての光明?】

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所要時間 約 9分

どこにどれだけの危険が潜んでいるかわからない、福島第一原発の困難な廃炉作業がようやく緒に就いた

福島第一原発の事故収束・廃炉作業費用の一部は、電気料金の値上げという形で一般消費者に転嫁される

 

ジャスティン・マッカリー / ガーディアン 2017年1月30日

 

3基の原子炉がメルトダウンした事故発生から6年が経った福島第一原子力発電所で、東京電力は原子炉2号機の真下にある溶け落ちた核燃料の一部と見られる物質を初めてカメラに収めることに成功した可能性があることを公表し、今や巨大な放射性核廃棄物と化した同発電所の事故収束・廃炉作業が進展する可能性が見えてきました。

 

1月30日東京電力は、福島第一原発の中でも特に損傷がひどく、放射線濃度がいまだに極度に高くて危険な状況にある原子炉2号機の真下で、溶け落ちた核燃料と他の物質が交じり合ったいわゆる核燃料デブリと見られる物質を遠隔操作のカメラを使って撮影したと公表しました。

福島第一原発の事故収束・廃炉作業において、溶け落ちた核燃料を取り除くことは最大の課題であり、その場所を特定することがすべての作業の第一歩となります。

 

東京電力はこの物質について、核燃料棒が溶け落ちた核燃料デブリと特定するためには、巨大地震に襲われた福島第一原発が事故を起こした2011年3月11日以前、この物体がこの場所に無かった事を確認した上で、様々な分析をする必要があると語りました。

マグニチュード9.0という巨大地震は東北地方の太平洋岸に巨大な津波を殺到させ、18,500人以上の命を奪いました。

そして福島第一原子力発電所では予備の電源設備がことごとく破壊されたことにより、世界史上最悪のチェルノブイリ原子力発電所事故のちょうど25年後、再び最悪の原子力発電所の事故が引き起こされることになったのです。

 

福島第一原発の6基のうち3基の原子炉がメルトダウンするという事態は、付近の住民約160,000人の強制避難につながり、周辺地域はもちろん福島県内をほぼ全域に渡って放射性物質で汚染することになりました。

住んでいた場所を追われた人々の多くは、故郷には戻れそうにもありません。

 

東京電力が今回その存在を確認した黒い物体が溶け落ちた核燃料によってできたものであることが確認できれば、事故収束の最中にミス・トラブルが繰り返され、膨大な量の高濃度汚染水が行くあても無いまま敷地内で増え続け、処理費用がとめどもなく上昇し続けている福島第一原発の事故収束・廃炉作業にとって、重要な進展を意味することになります。

 

「この物質には福島第一原発の事故収束・廃炉作業に必要ないくつかの重要なデータが存在しており、作業プロセスに大きな前進をもたらすことになるでしょう。」

東京電力の担当者がこう語りました。

 

長さ10.5メートルの伸縮自在のアームの先端に取りつけられた遠隔操作カメラを使い、東京電力の技術者は原子炉圧力容器の真下の格子状の鉄枠の上にある黒色の塊の撮影を行ったと地方のメディアが報じました。

さらに朝日新聞は、東京電力は2月にはカメラ、放射線量測定装置、温度計を備えたサソリのような形のロボットを原子炉格納容器内に送り込む予定であると報じました。

 

原子炉2号機ではこれまで3回、溶け落ちた燃料の場所と状態を確認するためロボットを送り込みましたが、放射線量のあまりの高さにことごとく失敗に終わりました。

 

東京電力は2013年後半、福島第一原発の事故現場から数百本の使用済み核燃料棒を回収することに成功した後、今後は溶け落ちた核燃料の状態を測定・分析できれば、これを取り除く作業にめどをつけることが可能になり、事故収束・廃炉作業全体の進めることが可能になると語っていました。

 

しかし現実には福島第一原発全体を廃棄する困難な、そしてどこにどれだけの危険が潜んでいるかわからない作業はようやく始まったばかりです。

 

福島第一原発全体の廃炉作業に必要な期間は40年とされていますが、つい先週3号機の原子炉建屋から使用済み核燃料を取り除く作業のスケジュールが遅れていることが、日本のマスコミによって明らかにされました。

 

日本政府は2016年12月、福島第一原発の完全廃炉、周辺地域の除染作業、さらには補償金の支払いと高濃度の放射性廃棄物を保管するための費用、これらすべてを合わせた見積り金額が21兆5,000億円にまで上昇したことを認めました。

これは2013年に政府が公表した金額のほぼ2倍です。

そして政府内の委員会は、この総経費の内約2兆4,000億円が、電気料金の値上げという形で一般消費者に転嫁されることになると見積もっています。

 

https://www.theguardian.com/environment/2017/jan/31/possible-nuclear-fuel-find-fukushima-plant

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化石燃料代がかさむことを理由に原子力発電の復活が謀られている日本。

しかし福島第一原発の事故は解明されればされるほど、新たな課題が次々と明らかになり解決のために必要な費用もかさみ続けています。

そして片方は金で済む話ですが、もう片方は人生を壊されたり故郷を奪われたり健康上の深刻な問題を抱えさせられたりと、とカネではとても解決できない状況が続出しています。

さらに放射性核廃棄物の処理に至っては、いくら金を積んでも解決が不可能であり、将来原子力発電の事故とは別の深刻な問題を人間社会に作りだす危険性があります。

ゲンパツに関する限り誤った選択はもう許されない、私たちはまさにそのような状況に立たされているのではないでしょうか?

 

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【 松山英樹、アメリカPGAツアー今季2勝目、FEDEXポイント、トップに 】

 

アメリカPGAツアー・オフィシャル 2017年2月5日

 

松山英樹選手がアリゾナ州スコッデールで開催された全米プロゴルフツァーのウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープンで連覇を果たしました。

今期2勝目を挙げ、5カ月間の賞金総額は438万ドル(約4億9,100万円)を突破しました。

最終日18番ホールで357ヤードのビッグドライヴを放つ松山英樹。(写真上)

 

最終日18番ホールでバーディ・パットをミスした瞬間の松山。(写真下・以下同じ)

プレーオフ最初のホールでバーディパットを外した松山。

プレーオフ最終17番ホールで、パットのラインを確かめるウェブ・シンプソン(米国)と松山。

プレーオフ最終17番ホールでバーディパットを沈めた松山。

プレーオフに勝利し、ガッツポーズに入る瞬間の松山。

松山とのプレーオフ、3ホール目の10番ホールでバーディパットを外し、肩を落とすウェブ・シンプソン。

優勝トロフィーを手に笑み崩れる松山英樹選手。

http://www.pgatour.com/news/2017/02/05/golf-best-photos-gallery-waste-management-phoenix-open-tpc-scottsdale-final-round.html

 

 

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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