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【 巨額の軍事予算を要求、日本の防衛省 】ECO

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所要時間 約 8分

10年間続いた防衛予算の縮小を一気に覆し、軍備拡張路線を走る安部政権
巨額の軍事支出により財政が疲弊した米国に代わり、軍事費の支出拡大を続ける日本
これ以上軍事予算を拡大させ続けても、日本一国では中国に対抗しきれなくなる可能性

エコノミスト 9月1日

安倍02
現在の安倍首相は当時の民主党政権時代、長期的に低下を続けていた日本の軍事予算を再び増額すると公約し、2012年政権の座に返り咲きました。
その誓約は確実に実行されています。 
8月29日、日本の防衛省は、2015会計年度の防衛予算について2014年度比で3.5%の増額、金額にして5兆5000億円(530億ドル)という記録な額の概算要求をしました。

国会がこの予算要求を承認すれば、防衛予算は3年連続の増額となり、安倍政権誕生以前まで10年間続いた防衛予算の縮小が完全に覆されることになります。

今回の予算の中、具体的購入品目として3機の無人機、20機の偵察機、6機のF-35ステルス戦闘機、潜水艦、そして遠隔地の無人島への軍事基地の建設が含まれています。
これらの購入品目について小野寺五典前防衛大臣は、特定の事態に対する軍事行動を想定したものではないと語っています。
この支出は飽くまで日本の防衛体制の「メンテナンス」の一環であると語っています。
この多額の支出に対し、中国はもちろん違う見解を持つことになるでしょう。

秘密保護法07
今回の防衛力増強の主目的は、中国との間で領有権を巡る抗争がこう着状態に陥っている東シナ海の無人島群『尖閣諸島』(中国名ダイユー列島)に、中国が武力攻撃を仕掛け上陸することを阻止することです。

日本の最新の防衛白書は中国の艦船と航空機による同諸島周辺海域での「危険な活動」、すなわち日本を交渉のテーブルに着かせるためのリスクの大きな挑発行為について再び言及しました。

今年始め小野寺防衛大臣は、領有権争いが続く尖閣諸島から約150キロ離れた与那国島に100人のからなるレーダー部隊を派遣していることを明らかにしました。

最新では同じ南西諸島の奄美大島に約550人の部隊を配置する計画がある事が明らかになりました。 防衛省はさらにアメリカ海兵隊を見習い、2019年までに海陸両用の戦闘能力を確立することをめざしており、離島が敵の手に落ちないよう態勢の整備を急いでいます。

こうした軍事予算の急速な増額の背景にあるものは、中国の軍事力の伸長拡大に対する懸念以上に、アメリカの軍事的存在感の急激な減退です。

日米艦船
今年始め、安全保障問題に関する安倍首相の補佐官を務める礒崎陽輔氏は、米国の威信低下を予測し、その影響が日本にどう及ぶかについてこう語っていました。
「有り体に申し上げて、アメリカには最早世界の警察官の役割を果たすだけの余裕は無くなっている。」
読売新聞が後援した保守派のセミナーで、磯崎氏はこのように語っていました。
「国土防衛に関してはすべてアメリカ任せにして、日本自身が何もしなくて良い時代ではなくなったのです。これからはアメリカと協力しながら日本が応分の負担をしていくことが大切なのです。」

石破茂自民党元幹事長は、同様の見解を長く持ち続けてきました。
「中国の軍事予算は二桁の成長を続けており、その分中国の存在感が大きくなり、それと反比例してアメリカの影響力が低下を続けているのです。」

世界中の武器の輸出入を追跡調査しているストックホルム国際平和研究所によると、世界的な軍事支出は昨年は1.9%低下し、約1兆7,500億ドルになりました。

しかしアジア・オセアニア地区の軍事費に限っては、中国が2013年に約1880億ドルを支出して7.4%増加させたため、3.6%上昇しました。
安倍首相とその政権は、この傾向に後れを取ってはならないと固く決意しています。

ASEAN2013
国際政治学者で極東アジアの安全保障の専門家である政策研究大学院大学の道下徳成(なるしげ)准教授は、今や世界で2番目の規模になった中国経済は洗練の度を増し続け、軍備についてもすべて自前で調達できるまでになっていると語りました。
そしてこれ以上軍事予算を拡大させ続けても、日本一国では対抗しきれなくなる可能性があると語りました。
「私たちはNATOのアジア版とも言うべきものを整備する必要があるかもしれません。ただし、NATO程の拘束力や細かな規定は必要無いと思います。肝心なことは中国を除外することです。」

http://www.nbcnews.com/science/space/month-space-see-supermoon-other-super-sights-n192001
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国土が島国であるせいか、日本人は広大無辺とも言うべき国土と13億を超える人口を持つ国家と戦争するという事がどれ程無謀な事か想像できないのではないか、と考えさせられる事例に度々遭遇します。

当時の中国の人口は13億などではありませんでしたが、太平洋戦争(第二次正解大戦太平洋戦線)でも部分部分の戦闘では勝利しても、戦争そのものには勝つことは出来ませんでした。

こんなことを言えば現在想定しているのは尖閣諸島という限定的な地域紛争であり、全面戦争などではないと言うかもしれませんが、『限定的紛争』が全面戦争に発展した例など枚挙にいとまがありません。
始めてしまったらこちらの思う通りになど展開しない、それが戦争です。

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【 今月の宇宙傑作写真 】《1》

アメリカNBCニュース 9月1日
(写真をクリックして、大きな画像をご覧ください)

SPC01
8月24日NASAの太陽活動観測システムが捕えた中規模の太陽面爆発(左側)。
太陽面暴発は地球の通信と送電網を破壊する程の威力がありますが、この爆発による電磁波は地球には向かってきませんでした。(写真上)

NASAの宇宙飛行士スティーヴ・スワンソンは国際宇宙ステーションから、オーロラが渦巻く様子をとらえた劇的な写真の撮影に成功しました。写真の上部の茶色の物体は国際宇宙ステーションのロボットアームです。
この写真は、8月27日にツイッターで公開されました。(写真下・以下同じ)
SPC02
8月12日スペインのシエラノルテ・デ・マドリード山脈の上空のペルセウス座流星群流星を多重露出を使って撮影した写真。
毎年8月、地球がスイフト-タットル彗星が残した破片やチリの中を通過する際、ペルセウス座流星群を見ることが出来ます。
SPC03
8月3日国際宇宙ステーションからドイツの宇宙飛行士アレキサンダー・ガーストがツイッター上に公開した写真。
南アメリカのアンデス山脈の山の上に雲が浮かんでいる様子です。
SPC04
8月10日カナリア諸島のテネリフにあるカナリア天文研究所越しに見るスーパームーン。
この日満月と地球の間の距離が最も近くなり、年間で最も大きく明るいスーパームーンが観測されました。
SPC05

 

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ほんとうの「今」を知りたくて、ニューヨークタイムズ、アメリカCNN、NBC、ガーディアン、ドイツ国際放送などのニュースを1日一本選んで翻訳・掲載しています。 趣味はゴルフ、絵を描くこと、クラシック音楽、Jazz、Rock&Pops、司馬遼太郎と山本周五郎と歴史書など。 @idonochawanという名前でツィートしてます。
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